ホーム エンジニア AWS 新卒社員の活動のご紹介。「図書委員が社内の技術書貸し出しの電子化を始めます!」
新卒社員の活動のご紹介。「図書委員が社内の技術書貸し出しの電子化を始めます!」
 

新卒社員の活動のご紹介。「図書委員が社内の技術書貸し出しの電子化を始めます!」

アピリッツに入社する新卒社員は、入社から1年間、業務と並行して「委員」として社内で活動します。今回ご紹介する「図書委員」もそのひとつです。図書委員は、社内にある数百冊の技術書の管理を担います。
「委員」のみなさんは、ただ作業をするだけではなく、自分たちで「ゴール」を決めて取り組みます。今年の図書委員のゴールのひとつに「DXへの取り組み(Slack等を通じての貸出管理システムの構築)による利便性の向上」というものを発見しました。このゴールを知ったアピリッツの執行役員でCDXO(チーフ・デジタル・トランスフォーメーション・オフィサー)の西脇が「素晴らしい!」と感動していたので、図書委員のメンバー5人に話を聞きました。(2021年7月取材)

AWSを使用して開発します

ーー 図書委員のメンバーはアナリスト、Webエンジニア、ゲームエンジニアとバラエティに富んでいますよね。アピリッツらしいチーム編成だと思います。

串田:それぞれの業務に近いところを図書委員プロジェクトでも各自が担うといいなと考えています。具体的な役割は、アナリストの舛中さんにはUXの提案と完成後の動作確認とレビュー、エンジニアの竹内さんと田中さんと霜島さんにはデータ作成やデータのインポートとテスト。全体を通しての開発は自分(エンジニア)が担当します。

AWSを使用してのアーキテクチャはなんとなく想像がついていますが、今後もし行き詰まったらAWSに詳しい先輩の浅田さんや竹藤さんに相談するつもりです。

霜島:自分が図書委員になったのは「DXってなんか面白そうだな」と思ったのがきっかけです。サーバ周りにすごく自信があったわけではないのですが、面白そうだしチャレンジすることにしました。あと、技術書や資料集が大量に積まれていたり、本棚にびっしり詰まっていたりすると壮観ですし、図書委員って楽しそうだなと考えたのも参加の理由のひとつです。

田中:わかります! 私も本が好きですし、自分にぴったりな委員です。

「読みたい気持ち」はあるけれど

ーー どういうきっかけで「貸し出しシステムを電子化しようぜ!」となったのでしょう?

舛中:自分の場合、「本を読むのを挫折しかけた」からです。田中さんや霜島さんと違って、自分はもともと本がすごく好きなわけでもなく……。でもだからこそ読みやすい環境の大切さを痛感しています

たとえば、アピリッツに入社して、さあマーケティングや開発に関わる技術書を読んでみるかと本棚の前に立ったものの、そこで目当ての本が見つけられなかったのです。並び順の規則性がサッパリわからなかった。

串田:わからないと目的の本を探すのに時間がかかります。探す時間がもったいないなと思いました。あと、貸し出し票が現在は紙なので「ボールペンどこ?」とか「この本の貸し出し票はどの台帳?」とか、借りるたびに探すのももどかしくて。

霜島:そうなんですよね。紙だと貸し出しの管理も大変です。貸出の台帳に返却期日を記入しています。ここで記入漏れが発生する恐れがあります。現に整理を始めてみると、返却されているのに返却確認欄にチェックがついていない本などがありました。

竹内:自分はもともと本の整理整頓が好きです。整理整頓好きの視点から見ても課題がありました。実際どれくらい本棚が乱れているかは、図書委員になるまでは把握していなかったのですが、本の分類作業を行っていくうちに「これは大変だな」と状況を理解しました。早急に対処したいです。

舛中:そんなこんなで、会社の本を読みたい気持ちはあるけれど遠ざかっている社員は少なからずいるんじゃないかなと考えました。彼らの背中を押すような委員になりたかった。

読みやすい環境を作っていきます

「自分で会社をよくしていけそう」

ーー 課題が多いですね。そして、問題があるなら自分たちで解決してしまおう、と。

田中:はい。どの委員をやるか考えていたときに、ちょうど「会社の書籍貸し出しのDXができたら……」という話が出て「会社のシステムに変革を起こし、自分たちで新しいものを作り上げていく絶好の機会だ!」と思いました。それで「やります!」って挙手しました。

もともとアピリッツに入社した理由も「ベンチャー企業の雰囲気があるし、自分で会社を良くしていけそう!」と思ったからです。これまでの「会社の本を借りて学習する」という体験をガラッと変え、会社の成長につなげたいです。

串田:アピリッツは年々大きく成長していますし、それに合わせた環境に変わっていくと思っています。変化の真っ最中のなかで、こういった小さな改善だったら入社から間もない自分たちでも出来るかも? と考えました。

舛中:これから入社する人たちのためにも、勉強しやすい環境を作りたいです。

霜島:返却日が近づいたらメールやSlackでリマインドする機能がほしいなあ……と想像しています。

舛中:貸し借りがスムーズになるといいですよね!

竹内:環境づくりで言うと、DXに加えてUXを意識した本の整理と分類にも着手しています。私はシステムからグラフィックデザインまで幅広い知識を持っているため、その知識が分類作業に生かせていると思います。

ーー 楽しみです。ちなみに、このインタビューは当初「貸し出しシステムが完成してから記事化しましょう」という話でしたよね。

串田:はい、次の新卒が入社する頃までに完成させて、それからお話ししようかなと思っていました。でもCDXOの西脇さんが「それじゃ遅いよ! こういうものは作ると決めたら宣言するといいよ!」って(笑)

仕事も増えてきましたし、ちゃんと自分たちで風呂敷を畳めるか不安になりつつありますが、委員会活動を終えた時には「根拠のある自信を持って、一人称で動くことができる人間」になれたらいいなと思います。

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