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ベトナムBunbu社がジョイン。ギア社長が生涯をもって叶えたい夢とは。オフショア開発体制の裏側に迫る!

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2025年8月29日、ベトナム法人Bunbu Joint Stock Company(以下、Bunbu)が、株式会社アピリッツの完全子会社になりました。代表取締役社長 レー・ヴァン・ギア(以下、ギア社長)への独占インタビューの内容をお届けいたします。
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アピリッツへのジョインを決めた背景

ーーこの度はアピリッツへのジョイン下さり、非常に嬉しく思っています。ギア社長がアピリッツと仕事をしようと決意されたきっかけってありますか?

8年間ほどオフショア開発を行っている中で、営業の強いパートナーを探そうと考えていました。色んな会社に話を聞きましたが、自分の得意なプログラミング言語との親和性もあった事、あとは一番営業力があると感じたのがアピリッツだったんです!

ーーそうだったのですね!初めてベトナムのオフィスでアピリッツの和田社長や経営陣と面談した際、どんな話があったのですか?

アピリッツの目標や夢を聞かせてもらいました。「ギアさんは会社を大きくしたいのか強くしたいのか」「それだとアピリッツはBunbuへこういう内容が提案ができる」「Bunbuへこういう事を期待したい」等、自分の夢や目標をお伝えした上で、実現するためのより具体的な協力体制のイメージまでお話頂きました。

(頷く間山)僕自身も”エンジニアとして開発する事が最終目標ではなかったです。その先に相手がいて、自分が考えるその人の幸せを実現する事が好き”で、それを叶えられるのがコーディングという方法だったから、今もこうして開発を続けています。
Bunbuのジョインは、アピリッツとしてもグローバル展開へ向けた第一歩を踏み出しているので、製造力の視野が広がることを期待しています。チャンスがあれば自律してアーキテクチャを出してくれるメンバーがいるという意味で技術力が高いと感じますね。目の前にあるタスクだけお仕事をするというのではなくて、クライアントへ目線を向けてどうやっていくとより良いのかを話せるチーム体制や関係性を築いていきたいと思っています。

間山部長は、Bee2B株式会社の代表を務め2024年5月にアピリッツへジョイン。ベトナム出身のメンバーも在籍していてブリッジを組んだ開発実績を多く持っている。

ギア社長がBunbuを設立して「叶えたい夢」

ーーBunbuの設立は2017年12月だと思いますが、どういう経緯で起業する事を決めたのですか?

ベトナムの教育背景として、高校の時から学べる数学のレベルが高い傾向にあります。大学に進むと選べる専門性の幅が広く、データベースやプログラミング等のスキル的な部分を習得する事ができるので、起業するにあたって足りないのは仕事上の経験だけだと確信がありました。13年前に慶応大学を卒業した後、企業へ就職して務めて「もっと成長したい」という想いが強くなり辞める決意をしました。
最初はフリーランスで日本の企業から仕事をもらっていましたが、2019年に現COOのハーさんとチームを作って起業しました。
日本の教育は基本的な事から勉強する仕組みがあると思います。だから設計力が強い印象を持っています!

ベトナムのエンジニア平均年齢が25歳前後、開発も設計も経験を積めば必然とさらに強くなると考えています。
(根底にある原動力として)ギア社長はじめお話をしていて感じるのは「アニマルスピリッツ」ですね。
自分の夢があるから、そのために何としても実現してやるという熱量と勢いを感じました。
主語が「自分」じゃなくて「周り」が喜んでくれるために自分は何ができるのかっていう気持ちが強いですよね。

COOであるハーさんも「事業で成功して両親が自慢できる人になりたい」という想いがあり、一緒にチームを組む時も今も良くお互いの夢の話をしますね。ゆくゆくは自分がNO1になりたいっていう意欲を常に燃やしていますよ!僕のハノイ工科大学出身の同期も28~30歳で目標をもって起業して、社長になっている人が多いですね。

ーーずばり、ギアさんの夢は何ですか?

自分の地元であるハイフォンの地域は、優秀な学生はたくさんいますし経済的に発展はしていますが、ITの大企業はあまりありません。そういう人はハノイに出て働く事が多いです。だから将来は、”ハイフォンに会社を作って地元で仕事をしてほしい。そんな環境を自分が作りたいんです。” そのためには今後、Bunbu社員は100名の体制まで大きくしたいですね。それにAI台頭という動きもあるので、出身の大学でAIに関して研究している先生と連携して開発のノウハウを活かす動きも今後取り組んでいきたいと思っています。

故郷を大事にしたいという想いが今のベトナムにはカルチャーとして残っていて、それがギアさんが仕事をする上での原動力になっているんですね。

はい。だから常に今できる簡単な仕事より難しい仕事へ挑戦したいと思っていますね。エンジニアとしてはフルスタックエンジニアを目指していて、成長実感を持って仕事がしたいですし、色んな事に挑戦して仕事を増やして報酬原資も増やしていきたいと思っています。

ギア社長の夢を聞いて、心が熱くなる児山執行役員。

Bunbuのジョインで開発体制をより強化していくアピリッツ

インタビューではご自身の夢や事業拡大への目標を語ってくださったギア社長。
その夢を実現するためには、それぞれ異なる最終目的地を持ちつつも同じ方向を向いて高め合えるハーCOOの存在や、社員メンバーとの強力なチーム体制があるんですね。

今回のジョインは、単なる協業ではなく、これまで築いてきた信頼関係を新しいステージへ進化させる一歩です。
アピリッツとBunbuは、若いメンバーが中心となって挑戦を楽しみ、前向きに成長していく文化がとても技術スタックやカルチャーの面でも非常に親和性が高いと感じています。ギア社長自身も慶応大学出身として日本の開発現場を深く理解し、クライアントと直接対話しながら上流から価値を作り出してきた経験を持つ方です。その姿勢は、まさにアピリッツが目指す「要件定義から課題解決まで伴走する開発」に重なります!
今回のジョインを通じて、「ベトナムの優秀なエンジニアの力 × アピリッツの提案・営業・上流力」を実現させ、クライアントにより寄り添った“良い仕事”を、もっと多く生み出していきましょう!

ベトナム式の乾杯音頭があるの皆さんご存知ですか??行きますよーーー「Một, hai, ba, dô! (モッハイバーヨ!)」 

(アピスピ記者のぼやき)~遊び心を忘れないアピリッツ~

調印式はBunbuの拠点であるベトナムのハノイで行いました。ベトナムとの時差は日本の2時間遅れという事もあって、ジェットラグ無く到着。
そして当日はベトナム独立記念80周年でもあり、花火やパレードで街が祝福モードに。現地の方は国旗のTシャツを着てお祝いしていたそうで、アピリッツ経営陣も郷に入っては郷に従えという事で着用しました。スポーツ観戦の時もそうですがユニフォームを着ると一体感が出て高まりますよね。遊び心を忘れないアピリッツでした。現場からは以上です!

【WBCカレッジ#3】ウメムラボ vol.01~イノベーションの考え方講座~

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9月26日に第3回目となるWBCカレッジが開講されました!今回もその講義の様子をお届けします。(2025年9月取材)

実践と体験にこだわった、HCDトレーニングセンター「ウメムラボ」始動!

今回のWBCカレッジでは、人間中心設計専門家でもあるウメムラタカシがファシリテーター!今回は、アイデア創出の楽しさを体感できるワークショップを開催し、社内外からたくさんの方々にご参加いただきました。プログラムが始まると、4~5人のグループに分かれて、手を動かしたり、話し合ったり・・!ユニークなワークを通して、自分自身のひらめきを体験したり、それを共有することで新しい気づきがあったりと、運営側も参加者も、みんなでアイデア創出のプロセスを体験する回となりました。

「隣の人の似顔絵を描こう!」皆さん真剣・・!
「かき氷をストローなしで食べる方法を考えてください」というお題に対して、それぞれのグル-プから斬新なアイデアがたくさん生まれました!

WBCカレッジに参加して

ワークショップに参加された方々と、今回ファシリテーターを担当された方々にも、WBCカレッジの感想をお聞きしました!

ーー参加者の方々より

「イノベーション」というと大掛かりなものを考えていましたが、意外と身近なところにイノベーションによって生まれたものがあるという気づきがありました。アイデアが出やすい環境づくりや進め方はぜひ業務でも活用していきたいです。

ワークを通して、ネガティブな状況をポジティブに捉え直すことで、新しい発想につながることが体験できました。また、新しいアイデアの創出の手段として、既存のモノを組み合わせて新しいモノを作る「ハイマン法」はぜひ実際の案件やAIの活用方法で実践してみたいです。

格式張った勉強会のようなものを想像していましたが、グループの皆でアイデアを出したり、話し合ったりして、気軽に楽しめるワークショップでした。今回のWBCカレッジでは外部から参加されている方とも交流ができて面白かったです!

ーーファシリテーターの皆さんより

参加者のみなさんは「イノベーション」という言葉と仲良くなれたと思います。 ウメムラボでは、人間中心設計(HCD)やユーザー体験(UX)の学びを面白がれるように工夫して行きます。プロ面白がり屋を目指して一緒に学んで行きましょう。

今回のワークショップはイノベーションについて理解できるだけでなく、普段なかなか話さない人ともたくさん話したのではないでしょうか! エンジニア、デザイナー、コンサルタント、営業の方と一緒にワークショップをすることでそこでも新たな発見があったら嬉しいと思います。様々な職種があるアピリッツならではの面白いワークショップを今後も続けていきますのでぜひとも皆様ご贔屓に!

日々の業務の中でもアイデアが必要になることはたくさんあると思います。今回のワークショップでは、その根底となる考えを楽しく学ぶことができました。 当たり前になっているあの商品にも、実はイノベーションが詰まっていることも知りました! サブファシリテーターとして参加しましたが、みなさんフォローの必要ないくらい盛り上がっていて、少し羨ましかったです(笑)

色んな立場・職種の方がチームになってお互いを知り、意見を尊重しながらもアイデア創出していくプロセスを間近で見られて、私自身もとても楽しかったです。 今後もたくさんのワークショップを開催・企画していきます。HCDのことを学び、タメになりつつも「楽しかった!」と思えるような場を目指していきたいです。

【ご案内】HCDトレーニングセンター・ウメムラボvol.02「ボードゲーム研修で学ぶ共創マインド〜TEAM CLIP体験講座〜」

10月17日(金)19:00から、WBCカレッジ「HCDトレーニングセンター『ウメムラボ』 vol.02」を開講します。こちらもご興味がある方はぜひご参加ください!その際、「WBCカレッジ」のフォローもよろしくお願いいたします。^^

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SaaSチームにおける生成AI活用による工数削減の取り組み

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デジタルマーケティング・オファリング学部 SaaS チームでは、自社製品開発の生成 AI ツールによる効率化をすすめています。今回はその取り組みの一例をご紹介します。
本記事では、実プロジェクトでの活用状況と、どの程度の工数削減につながったのか実例とあわせて共有したいと思います。

本題に入る前に、SaaS チームについて簡単に説明します。
アピリッツの SaaS チームは、デジタルマーケティング支援やデータ分析をする部署に所属するチームで、サイト内検索などの SaaS サービスを開発・運用しているチームです。お客様や運用代行をしている社内チームからのフィードバックを受け、日々多くの改善タスクを抱えています。自社サービスということもあり、対応要否についてスムーズに意思決定を行うことができますが、優先度の高いタスクへの対応に追われ、その他のタスクが後回しになる状況が続いていました。
そのため、半年ほど前から実装時の工数削減や負荷軽減を目的として生成 AI ツールの導入と開発効率化を試みています。

取り組みの方針と評価基準

今回は実装タスクで Devin を利用し開発効率化を目指しました。指標はシンプルに「見積もり工数に対する実際の工数」で測ることにしました。これまで機能開発を行ってきたサービスに対する見積もりなので、ある程度信頼できる見積もり精度となる想定です。また複数メンバー・複数タスクで実施することで、見積もり精度のバラつきがあったとしても、効率化の傾向の有無を判別できるようにします。いつも通りの作業を想定した見積もりで、1~2人日程度から10人日程度の改修や、ある程度の規模の新規機能開発を対象としました。

やってみての結果

結論から言えば、どのタスクも人手による作業を削減する効果がありました。見積もりの工数・期間に対し20%~50%ほどの効率化が見られるケースが多く見られました。以下にいくつかの事例をあげます。

事例1 (メンバーA): FAQ検索サービスの機能追加・改善

  • 小規模タスク (1~2人日)
    • 見積工数: 1~2日 (8~16h)
    • 実工数: 数十分
    • 所感: issue の詳細設計+セッション指示で完結。フロントは Devin のみで対応、バックエンドは一部 Devin に任せ人間が対応。
  • 中規模タスク (4~5人日)
    • 見積工数: 4~5日 (32~40h)
    • 実工数: 約16h (2日でマージ)
    • 所感: 実行環境や背景説明に時間を消費 → 事前情報準備で効率化余地あり。

半年間で89セッション実施、59PRをマージ。他の運用業務も抱えつつ、チーム内で最も Devin の恩恵を受けている。


事例2 (メンバーB): サイト内検索の機能追加

  • 見積工数: 7日 (56h)
  • 実工数: 41.5h(内15hが手作業)
  • 所感
    • issue の詳細設計+セッション指示で完結。
    • UI は 一部 Devin に任せ人間が対応。
    • Devin の実装をレビューする時間が多くかかった。

大きめのタスクでも効率化を確認。ただし修正・調整の負担は残る。タスク分割やコーディング規約整備でさらなる効率化が期待できる。


事例3 (メンバーC): クローラ作成

  • 見積工数: 15日 (120h)
  • 実工数: 10日(80h)
  • 所感
    • docs に設計・運用方針を文書化し、Devin に参照させた。
    • 以前は Cline を利用していたが、同じくドキュメントを参照させることでツールを移行しても対応できた。
    • ドキュメントを基にロードマップを作成 → ステップ単位で Devin に依頼。

文書化とロードマップ分割により効率的に推進可能。


全体所感

  • Devin の効果は 小~中規模タスクで顕著
  • 設計や文書化、タスク分割が効率化のカギ
  • UI や修正作業は依然として人間の負担が大きい。
  • メンバーごとの使い方に差はあるが、総じて開発効率を押し上げる結果となった。

まとめと今後の展望

今回の成果

今回の取り組みにより、大小さまざまな実装タスクで一定の効率化が得られたことが確認できました。特に、詳細設計や環境情報が整っているタスクでは、高い生産性を発揮しました。

効率化のポイント

  • 事前準備の重要性
    • 詳細設計や既存実装の情報、品質基準を整備して共有することで、AI ツールの理解を助け効率化につながる。
  • タスクの適切な分割
    • 1人日程度のサイズに落とし込むことで依頼しやすくなり、無駄なく活用できる。
  • 得手不得手の考慮
    • UI 実装や複雑仕様対応など、AI ツールが現状苦手な領域は人間がフォローする。

今後の展望

今後は、Claude Code や Codex などのツールも利用し、小中規模の機能追加や改善だけでなく、大規模機能開発や運用業務の効率化にも積極的に取り組んでいく予定です。

石井 歩(いしい あゆみ)
デジタルマーケティング・オファリング学部 SaaS グループ
プッシュ通知のサービスを中心に、アピリッツの SaaS サービスをみています。

VPoD登壇!人間中心デザイン勉強会が開講されました。

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9月10日に、人間中心デザイン勉強会「エンジニア必見!もう一度やさしく語るHCDの話」がアピリッツのカフェスペースで開講されました。今回はそのイベントの様子をお届けします!

人間中心設計専門家のウメさんが今年8月に入社されたことをきっかけに、アピリッツ社内でも今話題になっているHCD。HCDについて興味はあるものの、「どこから手を付けたらいいか分からない」「基礎検定、スペシャリスト、専門家、どれを目指せばいいのか分からない」「そもそもHCDってエンジニアでも学ぶべき領域なの?」というモヤモヤを解消するべく、HCD基礎検定×YUMEMI.grow presents 人間中心デザイン勉強会『エンジニア必見!もう一度やさしく語るHCDの話』がアピリッツのカフェスペースで開講されました。今回はアピリッツのVPoDであるウメさんが司会進行役としても登壇!「HCDは、エンジニアにとって最高のデバッグツール」として、HCDの考え方を開発工程におけるテスト作業と関連させながらHCDの重要性を話しました。

皆さんウメさんのお話に興味津々。。

HCDは全ての職種の人に有用な領域。当日は、デザイナーやエンジニアだけでなく、コンサルタントや人事、部長陣も参加!講義が終わった後は、各講師の方々に直接質問ができる座談会へ。それぞれのテーブルで、講師の皆さんに質問したり、各メンバーのHCDに関する意見を交流したりと、社内外で活発な交流もみられ、会場はとても盛り上がりをみせていました。

講義終了後の座談会の様子。新卒も中途も経営陣も、社内も社外も関係なく、この距離でフラットに会話ができるっていいですよね!

今後アピリッツでは社内外に向けた知識共有の場を増やしてまいります。このような活動にご興味がおありの方がいらっしゃいましたら、ぜひcompasspeatixをご確認ください。その際は、「WBCカレッジ」のフォローもぜひよろしくお願いいたします!改めて、「HCD基礎検定」の皆様、「YUMEMI.grow」の皆様、貴重な機会と素敵なご講演をありがとうございました。そしてアピリッツ運営メンバーの皆様、準備から当日の運営までお疲れ様でした!

主催団体について

2020年にNPO法人人間中心設計推進機構(HCD-Net)のHCD専門資格認定センター内WGグループが、HCDに関する基礎知識体系をまとめるとともに、制定した検定試験。「DXの実現、デジタル製品・サービスの構築に必須の基礎知識・マインドセットとして、「人間中心デザイン(HCD)基礎知識体系」をベースとした検定試験制度で、これからの時代の組織や社会の変革のために、幅広い領域(メーカー/サービス業/医療/教育/行政)、幅広い職種(企画/開発/設計/品質保証/調達/営業/サービス)の方々に、共通言語としてHCDの基礎知識とマインドを学ぶ機会を提供し、活用していただくことを目標に活動。

株式会社ゆめみが開催する勉強会・イベントの総称。技術の情報交換、エンジニア同士の交流、情報発信など、すべてのエンジニアの成長につながる活動を目指し様々なイベントやセミナーを企画運営する。

【ご案内】HCDトレーニングセンター・ウメムラボvol.02「ボードゲーム研修で学ぶ共創マインド〜TEAM CLIP体験講座〜」

10月17日(金)19:00から、WBCカレッジ「HCDトレーニングセンター『ウメムラボ』 vol.02」を開講します。こちらもご興味がある方はぜひご参加ください!

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Difyで手軽に生成AI活用 – ナレッジ検索から応用例まで

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1. はじめに

2025年9月にアピリッツに入社した茶屋道(ちゃやみち)です。入社して2週間が経ちました!
AI領域に特化した部署である「AIソリューション学部」に配属され、AIを活用したアプリや仕組みづくりのお手伝いをしています。

「AIをもっと活用してしてみたいけど、どこから手をつければいいの?」
そう思ったことはありませんか? 実は Dify(ディフィ)というサービスを使えば、専門知識が無くても簡単にAIアプリを作ることができるんです!

この記事では、Difyの基本を紹介するだけでなく、実際に活用できる例として ナレッジ検索AI の作り方も解説していきます!

2. Difyとは

Build Production-ready Agentic AI Solutions

📌 概要

AIをもっと身近に、手軽に活用できるようにするサービスです。
最大の特徴は、コードを書かずにAIアプリを作れること。例えばこんなAIアプリが作れます!

  • ナレッジ検索AI
    社内マニュアルや公開資料(PDF等)をアップロードして、自然な言葉で質問するだけで必要な情報を検索。
  • 文章生成AI
    メールの下書き、議事録の要約、提案文などを自動で作成。
  • 問合対応AI
    部署専用/顧客対応を担うチャットボットをノーコードで構築し、問い合わせ対応を自動化。
  • 開発補助AI
    テストコードの雛形作成やAPI設計やドキュメント整備の補助を行い、開発効率を向上。

Difyなら、簡単に業務に役立つAIアプリを作れます。
さらに応用すれば、外部サービスとの連携を通じて、日々のツールやシステムとAIを繋ぎ、もっと便利に活用できます

☁️ 利用形態

Difyには大きく分けて「クラウド版」「セルフホスト版」の2種類があります。

クラウド版

  • アカウントを作成すればすぐに利用可能
  • 無料プラン : 利用制限はあるが基本機能を体験できる
  • 有料プラン : 利用制限が緩和され、さらなる機能にアクセス可能
  • 小さなトライアルから本格導入までスムーズにステップアップできる

セルフホスト版

  • 機能はクラウド版とほぼ同等
  • Dockerを利用して、自社サーバーやクラウド環境に構築可能
  • データを自社環境内で保持できるため、セキュリティやコンプライアンスなどの要件にも対応
  • Dockerでの構築やインフラの運用などの知識が必要になる

⚠️ 利用上の注意

  • 業務データなどを利用し、本格的に運用したい場合は「セルフホスト版」を利用するようにしてください。
  • 「3. ナレッジ検索AIを利用してみよう」では、説明の簡略化/オープンデータ利用 の為「クラウド版」を採用しています。

3. ナレッジ検索AIを作成してみよう

ナレッジ検索AIとは、アップロードした資料やデータを元に質問に答えてくれるAIのことです。
社内マニュアルや公開レポートを検索対象にできるので、業務効率化や情報共有に役立ちます。

技術的には「RAG(Retrieval-Augmented Generation)」と呼ばれる仕組みですが、
ここでは分かりやすく ナレッジ検索AI と呼んで進めていきます。

今回は例として、観光庁が公開している「旅行・観光消費動向調査」に関する質問へ回答する ナレッジ検索AI を一緒に作成してみましょう。
以下のリンクより資料をダウンロードしてくださいね!

📄 旅行・観光消費動向調査(PDF)

🔑 セットアップ(1/4)

ログイン

Dify Login

まずは Dify にアクセスして、アカウントを作成/ログインします。
メールアドレスはもちろん、Google や GitHub アカウントでも簡単にログインできます。

モデルプロバイダーの設定

Model Provider

ログイン後は、AIに回答させるための「モデルプロバイダー」を設定します。
これは、AIの頭脳となる大規模言語モデル(LLM)や、ナレッジ検索に欠かせない 埋め込みモデル を利用できるようにする仕組みです。

Difyの画面右上にある自分のアイコンをクリックし、設定 をクリックします。
サイドメニューから モデルプロバイダー をクリックしてください。

OpenAI Install

今回は例として、クラウド版でも利用できる OpenAI インストール します。
無料枠が用意されているため、お試しレベルなら十分に活用できます。

📚 ナレッジ(2/4)

ナレッジとは

「ナレッジ」とは、AIが参照するために登録する資料やデータのことです。

例えば、社内マニュアルやFAQといった資料をアップロードしておくと、AIはそれをもとに質問に回答できるようになります。
ナレッジを登録することで、ただの会話AIではなく「自社専用の情報を回答してくれるAI」に進化させることができます。

データソースの設定

Data Source

ヘッダーから ナレッジ を開き、ナレッジベースを作成 をクリックします。

ここではナレッジの材料となる テキストファイル や ウェブサイト などを指定します。
今回は先ほどダウンロードした 📄 旅行・観光消費動向調査(PDF)をテキストファイルとしてアップロードしましょう。

ナレッジの詳細設定

Detailed Setting

次の画面では、チャンク設定/インデックス方法/埋め込みモデル/検索設定 をカスタマイズすることができます。

簡単に言えば、「AIが資料を理解しやすく、検索に活用しやすいようにするための細かい設定」です。適切に設定することで、回答の精度を向上させられる場合があります。興味のある方は調べてみてくださいね!

今回は以下の設定を採用します。

  • チャンク設定 : 汎用
  • インデックス方法 : 高品質
  • 埋め込みモデル : text-embedding-3-large
  • 検索設定 : ハイブリッド検索

保存して処理 をクリックすることでナレッジの作成が完了します!

🪚 スタジオ(3/4)

アプリタイプの選択

App Type

ナレッジを登録したら、次はアプリを作ります。
ヘッダーの スタジオ から 最初から作成 をクリックすると、アプリタイプを選択する画面が表示されます。

今回はシンプルなAIアプリを作成するので、初心者向けの基本的なアプリタイプ を展開し、チャットボット を選択してください。
その後は、アプリの名前や説明を自由に入力し 作成する をクリックしてください。

📦 ワークフロー
会話の継続機能 無し 自動化やバッチ処理向け。
高品質な翻訳、データ分析、コンテンツ生成、電子メールの自動化などに利用。
📦 チャットフロー
会話の継続機能 有り 対話型シナリオ向け。
カスタマーサポート、社内ヘルプデスク、営業接客シュミレーションなどに利用。
📦 初心者向けの基本的なアプリタイプ
プロンプトやコンテキストを追加してお手軽にAIアプリが作成できる。

プロンプトとコンテキストの設定

Orchestration

アプリを作成し オーケストレーション の画面が表示されたら、まずは プロンプトコンテキスト を設定します。

💬 プロンプト
AIに「どう答えてほしいか」を伝えるルールブックです。
例えば「ナレッジに関係ない質問には答えない」「最後に出典を表示する」といった指示を書きます。
プロンプト次第でAIの性格や立ち振る舞いが大きく変わります。
📘 コンテキスト
AIに「どの知識を参照するか」を指定します。
事前に作成したナレッジを指定することで、AIはその内容を元に回答してくれるようになります。

今回は僕が用意した プロンプト を設定してみましょう。

あなたは「旅行・観光消費動向調査AI」です。
与えられたナレッジ(観光庁「旅行・観光消費動向調査」PDF)に基づいて質問に答えてください。

ルール:
1. 回答は必ずナレッジに基づいてください。
2. ナレッジに関連しない質問(例:雑談、他の統計、旅行以外の内容など)が来た場合は、
   「この質問は本ナレッジ(旅行・観光消費動向調査)には関係がありません。」と答えてください。
3. 回答の最後には、必ず以下の出典を固定で表示してください。

---
出典:「旅行・観光消費動向調査」(国土交通省観光庁)
https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001905783.pdf
---

コンテキスト には事前に作成した 📄 旅行・観光消費動向調査(PDF)のナレッジを指定します。

設定が完了したら画面右上の デバッグとプレビュー「国内旅行消費額はいくらでしたか?」とメッセージを送ってみましょう。
資料に沿って「6兆7,988億円」という旨のレスポンスが帰ってきたら成功です!

🚀 アプリの公開 (4/4)

初めてのアプリ作成、お疲れ様でした!
オーケストレーション 画面の右上から 公開する をクリックするとメニューが開き、更新を公開 をクリックすることで最新の状態がアプリに反映されます。

🌏 URL共有
公開URLを共有することで、他の人のブラウザからもアプリを利用できるようになります。
また、他のサイトに埋め込んで利用することも可能です。
🧩 API活用
バックエンドサービスの URL/APIキー/APIリファレンス が自動的に作成され、他のアプリからAPIを経由して利用することも可能です。

便利なAIアプリが作成できたら、周りの人に共有してたくさん使ってもらいましょう!

4. 応用例

アプリタイプの中でも、ワークフローやチャットフローなどを活用することで、複雑なタスクをこなすAIアプリを短時間で作成することができます。
ここからは、僕が作成したAIアプリをいくつか紹介します。

🎨 Webページをプレゼンテーション化するAI

作成時間 : 10分

Example 1

WebページのURLを送信すると、そのWebページを参考にAIがプレゼンテーション用のスライドを作成してくれます。
また、ユーザーの要望も同時に送信できるようにしたので「このWebページの内容を僕にプレゼンして!」や「このWebページの内容をみんなにプレゼンをしたい!」のようなタスクにも対応できます。
Webページの要約や、プレゼンテーションのモックなどに活用できそうです!

✍️ 領収書から経費申請書をアップロードするAI

作成時間 : 20分

Example 2

領収書の画像やデータ(PDF等)を送信するだけで、必要な情報を抽出してGoogleDriveへ経費申請書のスプレッドシートをアップロードしてくれます。
今回は経費申請書を自作しましたが、会社の経費申請書の形式に準拠した物を用意すれば実用的かもしれません!

5. さいごに

今回は Dify について、概要からナレッジ検索AIの作り方、そして応用例まで紹介しました。

Difyの魅力は、専門知識がなくてもすぐに実用的なAIアプリを作れること
まずはシンプルなアプリから始め、慣れてきたら複雑な設定やワークフロー作成にも挑戦してみてください。

「さらに踏み込んで活用したい」「自社独自のワークフローに組み込みたい」という方は、セルフホスト版の利用を検討してみてください。
その際はぜひ「AIソリューション学部」までご相談ください。

茶屋道 大輝(ちゃやみち ひろき)
AIソリューション学部
推しはアメリカビーバー。毎日『ラヴィット!』を見て元気をもらってます!

異色のキャリアを歩むVPoDが語る、HCDの可能性

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今年8月にVPoDとしてアピリッツに入社された「ウメムラ タカシ」さんへインタビュー!小劇場の演出助手から講師、サービスデザイナー等、様々なキャリアを歩まれてきたウメムラさんから、今後のビジョンやHCDの可能性についてお話をお伺いしました!(2025年9月取材)

小劇場の演出助手からWebデザイナーへ。グラフィックやビジュアルの道を通っていないデザイナー

ーーウメさん今日はよろしくお願いします!最初のキャリアが、小劇場(商業演劇や新劇ではないインディペンデントな演劇)の演出助手からスタートしているというのがびっくりでした!

最初は、舞台演出家を目指しながら、生活のためにフリーランスでWeb制作をしていました。元々プロレスが好きで、プロレスの仕事に就きたいと思い、プロレス解説のアナウンサーやプロレス雑誌の出版社に応募したのですが全滅・・。そこから2回目の4年生の時に、小演劇に出会い、就活(?)として当時好きだった演出家のもとにエントリーシートを出したというのがきっかけです。

ーーWebにも当時から興味はあったのですか?

そうですね、大学の一般教養でHTMLを学んだことがきっかけで、フリーランスでWebサイトの制作を行っていました。自分の中では、ブラウザの中でも、舞台の上でも、テレビ画面でも、フォーマットは違えどお客様が喜ぶ体験を増やすという点では、全部一緒だと思っていて、そこは一貫しているなと感じています。

ーー視聴率を上げることやPV数を上げることの根本は一緒かもしれないですね!ちなみにアピリッツには今年8月にご入社されたと思いますが、どうしてアピリッツに入社を決めたのですか?

イベントに登壇する機会が多かったということもあって、色々な企業からスカウトいただいたのですが、アピリッツはそのうちの一つで、選考のスピードが何よりも速かったことが印象的でした。結局、選考の中でお互いがどれだけヒアリングをしても、実際のところ一緒に働いてみないと分からないじゃないですか。だから、アピリッツのこの選考の速さはもっと売りにしてもいいと思っていて、スピードジャッジメントというか、「待たせない採用」というのは、色々な企業を受けている中でとても印象に残っています。

ーーぶっちゃけ、入社してみてどうですか??

立地や内装などの物理的なオフィス環境もそうだし、働くメンバーの活気も含めてテンションが上がりますよね。その勢いが外部に出ていないことがもったいないなぁ~と感じています。経営方針に学園化を掲げていることや、部署の名称を「学部」としていることとか面白いのに・・。あと、オフィスに行けばメンバー皆が出社しているというところも滾りますね。

ーー今まで、いち企業のデザイナーとして業務に携われた中で一番印象に残っていることは何ですか?

自分が実施したワークショップの知見や経験がクライアントに残ることを心掛けています。具体的には、クライアントだけでも再現できるようにしたいと思っています。自分はよくホワイトボードを使って、アイデアを描いたりまとめたりしているのですが、ある時自分が担当していたクライアントの方から「うちの若手がウメさんみたいに、率先してホワイトボードを使うようになったんですよ~」と言ってもらえたことがあり、とても印象的でした。デザイナーはプロだから、カスタマージャーニーマップにしろ、バリュープロポジションキャンパスにしろ、道具として日々活用していますが、普段そういった方法を使わない方が「ホワイトボードを使って書こう」と思えるようになったこと、そしてそういったことを受け入れる「場」になってもらえたことが良かったです。

ーーちなみに、ウメさんは、頭の中を整理したいときどうやっているんですか?

寝転がったりしています。笑
別に寝転がったからといってクオリティが上がるわけじゃないけど、少なくともクオリティが下がることは絶対にないので。

「え?例えばこんな風に…寝転んじゃうよね」  ←((・・・・私、座ってて良いのか、もしかして寝転んだ方がいい?汗(;^ω^)アピスピ記者 栢森の内心))
「柱に付箋とか貼っちゃうよね笑」  

「HCDー人間中心設計ーといえばアピリッツ」

ーーウメさんが考えている今後の野望やビジョンについて教えてください。

アピリッツには、HCD(人間中心設計)を必要だと感じている経営陣が多いので、アピリッツの中でHCDの有資格者を増やしていきたいです。HCDやUXのことを考えるようになると、デザインであれ、開発であれ、最終的な納品までスムーズに進められるようになると思っています。だから、自分が持っているものは全て複製・浸透させて、「HCDといえばアピリッツ」って言われるようにしたいですね。

ーーHCDはエンジニアさんやデザイナーさんにとって有効なものという印象があるのですが、その他の職種にも役に立ちますか?

はい、ほとんどのビジネスマンに役に立つと思います。ちなみに、以前の職場では最初にHCDの資格を取ったのが営業職の人でしたよ。
どんなビジネスにおいても使う人がいないものを作るってことはあまりないと思っていて、エンジニアやデザイナーに限らず、全ての職種の人にHCDは有効だと思います

ーー今月は、ウメさんが講師のWBCカレッジが開催されるんですよね。

そうなんです!9月26日に、名付けて「HCDトレーニングセンター ウメムラボ」を開講します!
「そもそもイノベーションってナニ?」というモヤモヤがあると思うので、「イノベーションを体験できる」ワークショップ形式の内容を考えています。
今回のWBCカレッジでは、社外の方にも参加を募って、広く色んな人に体感してもらいたいですね!

ーーワークショップで参加者に熱狂してもらうために何か工夫していることはありますか?

最近は、ワークショップの魅力に取り憑かれすぎた大人が増えているという難しさがありますね。
ファシリテーション病というか、ファシリテーターになりたいって思っている人に多いのかもしれないんですが、教科書通りに理論に則った態度で進めようとしてるかも、ファシリテーターも参加者も。なので、自然体で向き合ってもらえるように場作りはしてますね。

ーー具体的に言うと?

例えば、皆が緊張しているからアイスブレイクしたいわけじゃないですか。
でも普通に仲が良かったらアイスブレイクをしなくていいし、もっと言えば何かに適合されたゲームになってることで冷める人ってのもいるはずなんですよね。
“アイスブレイクが好きなファシリテーター”や、”アイスブレイクのためのアイスブレイクをする人”が増えていて、
それって、溶かすための氷を凍らして持って来て、そして改めて溶かしているだけのような。これって溶けたとしてもプラマイゼロだから、本当はまた別途アイスブレイクをしないといけないんじゃないか?ってなったりしちゃいます。

ーー確かに、既にプログラムの中にアイスブレイクが組み込まれていることもありますよね。

厄介なのは、アイスブレイクにノリノリの人達が作りだした熱狂によって、本来アイスブレイクが必要な人のアイスが余計に固まってるんじゃないのかなぁってことですね。
「今からアイスブレイクします」ってのは、「今からボケます」って言ってからボケているようなものじゃないですか。
自戒を込めてですが、ワークショップデザインを学んだ人間の口から、「アイスブレイクします」って言葉が出てくるのは気になりますよね。

ーー余談ですが、ウメさんはお休みの日どうやって過ごされているんですか?

大体ももクロ(ももいろクローバーZ)のコンサートに行っています!最近は、やんわり気になっていた私立恵比寿中学の野外ライブにも行きました。実はずっとアイドルを追いかけていたわけじゃなくて、2012年に知り合いから誘われて初めて行ったももクロのコンサートをきっかけにハマって行きました。元々プロレスが好きだったので、もしかしたらアイドルに対してもレスラーを応援している感覚と似ているのかもしれないですね。

ーーウメさん改めてこれからよろしくお願いします。最後にウメさんから一言お願いします!

勉強会を今後どんどん企画して行くので、ぜひこれを読んだ社外の方もご参加いただければ嬉しいです!
そしてこれを読んでるアピリッツの皆さん、ぜひランチに誘ってください!!これからよろしくお願いします!

運動室で寝転ぶの気持ちよさそう、、、

ーーウメさんありがとうございました。そしてアピリッツへようこそ!今後、ウメさんのワークショップの様子もアピスピでどんどん取り上げていこうと思いますので、お楽しみに!

【ご案内】 HCDトレーニングセンター・ウメムラボvol.01 「目指せヒット商品! イノベーションの考え方講座」

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「次の挑戦へつなぐ力」毎年変化18年の歩み――執行役員 長谷亘インタビュー

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新規開拓営業を行うAO学部の統括をしている長谷さんに、アピリッツで働き続ける理由、アピリッツで歩めるキャリア、そして今後のWebセグメントについて、お話をお伺いしてきました!(2025年8月取材)/Directed by 長谷

次の挑戦へ繋げる。進化するニュースを増やしていくことが自分の役目。

ーー前回取材させていただいたのが5年前。当時はロードバイクやエンタメ料理が趣味とのことでしたが、趣味もしくはお休みの日の過ごし方に変化はありましたか??

あれから5年たちまして、その間で子供が大きくなったのでその影響はありますね。スポーツ系の幼稚園なこともあり、運動会はまさかの1人300mリレー(笑)、田植え体験で泥だらけ、GoProでの撮影係だったのですが、泥団子の集中砲火でした。体力がいる環境なので、カラダは資本ということで子供に負けないように最近は朝からジムでコソ練してます。体づくりは、案外効果もありまして、安定心拍数(平常時のストレス値みたいなもの)が下がったり、睡眠の質が良くなったりと良いことづくめですね!

ーー長谷さんらしいです!笑 ほっこりするエピソードもありがとうございます^^ 長谷さんは2008年入社の新卒とのことですが、今もアピリッツで働き続ける理由は何でしょうか?

そうですね、いつのまに入社してから18年も経ちましたね…。なぜいるか、ですよね、うまく言えないですが、この会社自体が成長していると実感しているからですかね。入社時はまだ100人未満で、いまはグループ含め800名強と、会社として目指すこと、守らなければならないことが大きく変わってきましたし、楽しい事だけではなく苦しい時期も沢山ありました。だからこそですかね、自分たちで作り上げていくやりがいや、一緒に乗り越えた喜びがあることが刺激となり、長くいるのだと思います。

前例を“回す”より“更新する”会社といった側面が強いと言うんですかね。やらされ仕事ではなく、自分で統制が効く環境で「やってる実感・貢献実感・影響実感」を毎週積めるのが良いですよね。なので、失敗するときは自分で決めた分、しっかり反省できるのもセットです。

近年では、会社の成長も一段階引きあがったと自覚していて、それゆえに課題は多いのですが、ひとつずつ進んでいる実感はあります。 
もちろん、上場企業としての責任、投資家の皆様への期待に応えることは大前提ですが、その上で成果と再現性にこだわり、“更新や進化する会社であり続けること”が、私にとっても会社にとっても継続していける共通ミッションなのだと考えてます。

ーー長谷さんが、業務内で「面白い」と思う瞬間はどのような時ですか?

会社としてtoC事業に強い、エンタメ系の仕事の実績が多いといった会社の色を前線で作り上げていくことですかね。
でも今は、ちょっと違うかも。それはそれで楽しいのですが、自分の行動で、後に続くメンバーの学びや成果につながっていくのを見ると、一瞬の成果よりも長めに嬉しいことが続きますよね。色々とリスクを負ったうえで得た「成功が後に続く道として、次のヒトの挑戦につながる」というのが、面白いのだと思います。

この5年で、2つの部署を一緒にやってきたメンバーに引き継ぐことができました。最初は自分がやってきたことの延長かもしれませんが、彼らの強みが反映されてくることを嬉しく思います。相変わらず、現場仕事は多いのですが、組織開発にも意見を出せる立場でもありますので、だからこそ経営と現場をつなぐ役割に面白さは感じています。ここ数年は、新規開拓営業の統括から、実際に営業からプロジェクトマネジメントまで携わることが増えました。その知見や経験を経営側に還元するといったボトムアップでの流れを作ることにやりがいを感じます。現在の活動領域を通じて、もう少し会社や従業員に還元できるような取り組みをセットで満たすことに、今は楽しさを感じています。

ーー「次のヒトの挑戦につながる」ということにも関連しますが、8/20に第2回WBCCで講師を務められましたよね!改めて今回のテーマ「PMナビゲーター~動いてこそ意味があるー社内全員がミニPM~」を選ばれた背景を教えてください。

背景として、自分たちの会社のステージが上がることで、取り組む案件の性質も変わりつつあるのが、現場リーダーとして見えてきました。今までのやり方だけでは足りないと。もともとの強みは活かしながらもアップデートは必要だなと思ったからですね。そんな中、会社のノウハウを全社的に共有していこうといった全社活動のWBCカレッジの話が合ったのに乗っかりました。PMナビゲーター、つまり当社のメンバー向けの案件が大型・高難度化する中で、もう少し体系的に現状を把握して、対応していける処方箋を出したかったんですよね。
それと、お互いに知らないからこその課題も多く、「PMを一人で全部やる苦しさや、メンバーが自分は何を手伝えるんだろうという関係性」を卒業させたかった。個人技に依存せず、全員で霧を晴らす組織にアップグレードしていきたかったというのが想いです。

ーー長谷さん自身、アピリッツで様々なキャリアを歩まれてきたと思いますが、アピリッツのWebコンサルタントはどのようなキャリアを歩めますか?

いまのIT市場は、運用のプロダクト化・ツール化や各社の内製化が一気に進み、AIで単純作業が置き換わる流れが強まっています。こうした前提で求められるのは、①複雑な業務をほどいて本質をつかむ、②それを業務要件・デザイン・マーケ・開発へと翻訳する、③ツールやAIを使いこなす、この3つを兼ね備えた人材だと強く感じています。

その中で、弊社のWebコンサルタントは少しユニークです。マーケや運用に留まらず、デザイン制作、開発の上流工程、各種プロダクトの活用設計、さらには大企業のアカウントマネジメントまで担います。億円規模の開発で、事業要件 → 開発ブロック化 → 進行管理まで主導するチャンスもあります。

もう一つの特徴は、隣接職種から学べる機会の多さ。HCD・AI・UX・デジタルマーケ・オフショア開発・オンラインゲーム・ファンコミュニティまで部署が揃い、コンサル×開発×運用を横断する“実戦の場”がある。だから「机上の空論」で終わりません。

自分の体感としても、職種を越えて意見を出し合える空気が根付いています。専門性を持ちながら、より良いプロダクト/サービスのために壁を越えて議論する。結果として、コンサル・エンジニア・デザイナー・営業が自然に補完し合うマインドが育つ。AIの進化で上流工程の重要性が増すこれからも、腰を据えて良いキャリアを積める土台がある——そんな環境です。

失敗の打席に立った先に成長がある。学びの遭遇率が多い会社へ。

ーー今から直近5年を振り返って、AIとの共存やお客様への提案の仕方など、長谷さんが思う今後も変化が必要なことは何でしょうか?

市場の変化や会社のステージを考えると、やっぱり成長し続けることが大事だなと思います。今ではグループ全体で800人規模になっていて、案件も大きくなってきました。システム開発やデザイン、マーケティングにしても、お客様の業務をしっかり理解しながら進めないといけない案件が増えていて、難易度は確実に上がっています。

それに最近はAIを使った要望も多くなってきて、これまで人がやっていた仕事がシステムに置き換わっていく流れも強まっていますよね。そういう変化に合わせて、自分自身もそうですし、チームの仕事の仕方もブラッシュアップしていかないと、プロとして通用しなくなっていくんだなと実感しています。

この5年間を振り返ると、成長につながったのは、これまで携わったことのない規模の案件に営業やプロジェクトマネージャーとして挑戦してきた経験だと感じます。その過程で、失敗を次につなげられるように仕組み化する姿勢や柔軟さが、これまで以上に求められてきました。だからこそ、失敗を恐れて挑戦の場に立たなければ、先の変化に対応できなくなるのではないかと考えてます。

ーー長谷さんは、新卒や中途の面接にも参加されていますが、今まで見ているポイントは変わりましたか?

何を求めて転職・就職活動をしているのかという観点もそうですが、今までやってきた自分の力や自分の仕事の失敗を糧に、次にどう繋げていくかということを話せる人の方が、一緒に仕事ができるなと感じます。不確実なことが多い世の中で、「一緒に失敗しながら成果を出して楽しめるような」、そういう前向きなことを考えられる人を、面接の中で求めています。

ーーだからこそ面接では深掘りの質問が多いのでしょうか。
そうですね。お互いに入社してから違ったねっていうのは、求職者の方からしても良くないですし、我々も仕事のチャンスを渡すというのは有限なので、もともとそこが合わなかった者同士にコストが発生してしまうのは、お互いの人生にとってもマイナスですよね。面接の中でそこをしっかり見極めていきたいです。少しでもお話の時間を頂けたのであれば、その方が我々の会社でどのように活躍できるのかを面接時間中、一生懸命考えてます。お互いマッチングしないことも多いのですが、「短時間でここまで深堀して頂き、自分の方向性がよくわかりました。」など前向きな話も頂くこともあります。

ーー長谷さんが今注目しているテーマはありますか?

面白いなと思っているのは、スクラム開発×AI開発です。世の中では、レガシーコードを持つ古いシステムのアップグレードやドキュメント化をAIが担うといった話はよく耳にしますし、弊社でもテストコードや提案書・計画書や一部見積にAIが担うことが、当たり前になってきていると、日々実感しています。

その中で、社内のSaaSプロダクト開発チームでは、「人間からの要件」の質がボトルネックになり、AIへの指示が滞ることでスピードが出し切れない!というシーンもありました。これが今後当たり前になってくるのであれば、今度は開発体制も大きく変わることが想像できてまして、AIありきで、スクラムマスターのような、プロダクトオーナーと話して重要な機能を決めたり、ブリッジエンジニアのように要件を整理して、オフショア開発&AIのハイブリッド開発したりするケースに注目してます。要件を詰めて、伝達する力が求められるなと。

ーー今後、Webセグメント/会社全体をどう成長させますか?

まず、大前提としては、売上や利益、人的資本の観点でデジタル人材を豊富にしていくことです。一方で、沢山の職種が同じ会社・同じプロジェクトで働く環境ですので、その「コミュニティの質」や、「成功と失敗の打席に立てるような学びの遭遇確率」を上げていけるような会社にしていきたいですね。
冒頭で話した、案件の複雑化の読み解きやその伝達は、今後のスクラム開発×AI開発にも活きてくると思いますし、今までの失敗や学び、それを乗り越えていくマインドは、今のステージに来たからこそ発現しているもので、この成長環境は大事にしていきたい。そして、AIといった新しい潮流がある今だからこそ、失敗を恐れずに、行動をしていきたいですね。

ーー長谷さんありがとうございました!長谷さんの過去のインタビュー記事もぜひご覧ください!

【24新卒×25新卒】先輩後輩が語る、就職活動のリアルと本音。

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新卒でアピリッツに入社したWebエンジニアの5名にインタビュー!それぞれの就職活動についてのお話や入社する前にやっておいた方が良かったことについて聞いてきました!(2025年8月取材)

「君の話を、ぜんぶ聴きたい」面接から感じたアットホームな雰囲気

ーー当時の就職活動について教えてください。

自分は大学3年の1月から大学4年の5月まで就職活動を行っていました。組み込み系やWeb以外の業界も広く受けていて、本当に自分がやりたいことが分からなくなって悩んだ時期もあったんですが、昔からインターネットが好きだったということと、身近にWebサイトに触れる機会が増えていったことからWebエンジニアが一番やりがいがありそうだと思い活動していました。その中でも、自分は「大学で学んだIT知識とチーム経験を活かせるか」「上流工程から下流工程まで経験できるか」という2点を軸に活動していました。

自分は大学でメディア系の研究を行っていたので、最初は3DCGを扱うゲーム業界を志望して活動していました。就職活動を進めていく中で、Web系にも興味があったため途中でWeb業界に変更して大学4年の冬まで活動していました。自分も衣川君と同じく「上流工程から下流工程まで幅広く開発を行っているところ」を軸に応募する企業を調べていました。

自分は大学で生命科学系を研究していたので、最初は医薬品や化粧品系業界に応募していました。元々ゲームが好きで、ゲームのWebサイトなんかを見たときに、ゲームの世界観に忠実な見た目のサイトや演出が凝ったサイトを見て、こんなすごいWebサイトを自分でも作ってみたいと思って、Web業界を志望しました。

自分は大学3年の冬から大学4年の春までWeb業界一本で活動していました。自分は「Webサイトを作るエンジニア、格好いいな!」という直感で、Webエンジニアを志望していました。自分は「若手でも挑戦できる環境か」という点を軸に就職活動を行っていました。

大学3年の春から徐々に動き始めて大学4年の春まで活動をしていました。自分は大学でゲーム関連の研究を行っていたので、最初はゲーム業界を志望していました。大学3年の秋にハッカソンという短期間でチームでアプリを開発するというイベントに参加したことをきっかけに、Web系にも興味が湧いて、「幅広く経験ができる環境」がある会社を軸に活動をしていました。

ーー数あるWeb系の企業の中でアピリッツに入社を決めた決め手を教えてください!

ワンストップで受託開発を行っているということが魅力的でした。0から1まで全部作ってみたいと思っていたので、企画から運用保守まで全て一貫して行っているアピリッツだったら、自分のやりたいことができるのではないかと思い入社を決めました。

上流から下流までワンストップで開発を行っていたため、製造が内部で完結している点は魅力的ですよね。社内の雰囲気も明るかったことも決め手になりました。

自分は、若い社員が多くて、新卒でも色々なことに挑戦ができるんじゃないかと思い入社を決めました。他にも色々な企業を受けていましたが、他の企業とは違って自由な雰囲気も決め手になりましたね。

軸に挙げた2点を満たしていたという点と、中でも面接のアットホームな雰囲気に一番惹かれました!一次面接では面接官の方々がフレンドリーにとても優しく話してくれたことで緊張もほぐれましたし、よりアピリッツの雰囲気を知れたという点が大きかったです。最終面接では他の会社では言ってくれなかったようなことを言って深掘りしてくれて、ちゃんと自分の話を聞いて自分のことを見てくれているような感じがあってとても心に残っています。

ーー当時のアピリッツの面接について、覚えていますか??

とにかく緊張していたと思います。笑 ただ緊張していてあまり覚えていないのですが、面接が終わった後に社内案内をしてもらって、その時の社員さんの和気あいあいとした雰囲気が印象的で、この会社だったら楽しく働けそうだなと感じたことがアピリッツに入社を決めたきっかけになりました。

ーー衣川さんは逆に今は自分が新卒の面接官を担当されていますが、何か意識している点はありますか?

そうですね、やっぱり堅苦しくない雰囲気作りですかね。自分自身、アットホームな雰囲気で面接を受けたからこそ、一番自分を出せたと感じているので、そういった雰囲気作りを一番意識しています。

社会人になっても勉強は続く?やりがいを感じたプロジェクトとは。

ーー現在どのような業務を行っているか教えてください。

今は製油工場のマルチテナント向け業務システムの運用・保守を担当しています。ベトナムのエンジニアさんも参画していて、難しい内容はブリッジエンジニアさんに通訳してもらっていますが、簡単なものであればChatGPTを使いつつ自分で英語を使って伝えています。

自分は3人のチームでオンラインくじサイトの運用・保守を担当しています。具体的にはフロント周りの改修であったり、管理画面の追加機能の開発を行っています。

ーーご自身が携わったプロジェクトの中で、特に印象に残っていることを教えて下さい。

先方から文章ベースで機能追加の依頼があり、画面設計や詳細仕様が未確定だったため、実装前にこちらから提案したりして要件を具体化していく必要があった時は一番大変でした。ただ、設計から実装、テストまで一貫して担当し、1つの機能を完成させリリースまで行えた時は何よりも嬉しかったです。

実装イメージがあまり思いつかないことが多々あり、案件の設計書や仕様書の作成からテストまでを1人でこなすことが大変でした。ただ自分も衣川さんと同じく、設計からテストまで先輩のレビューはありつつも1人でこなしてリリースできたことは嬉しかったですし、純粋にコードの書き方を先輩から褒められたことも嬉しかったですね。

改修作業を任された時に膨大なプログラムから一個一個どんな機能があって、何を求められているのか理解することが大変でしたが、自分が担当した改修作業が本番反映された時は役に立った気がして嬉しかったです。

ーー入社前にやっておいた方が良かったな~と感じることはありますか?

何よりも勉強ですね。社会人になっても毎日勉強で、終わりがないので。笑 プログラミングに触れたり、資格勉強でも良いので自由時間を有効活用できたら良かったなと思います。ただ、目標を細かく決めすぎると切羽詰まってしまうので、アピリッツの場合だったら、まずはRubyに触るだけでも効果的かなと思います。

情報系の学部に所属していたので、コンピュータの知識やプログラム、データベースなど汎用的に活かすことができる分野を勉強しておけば良かったと思います。Web業界に絞るのであれば、Webアプリケーションってどうやって動いているのか等、フレームワークやWebアプリ、ブラウザの体系的な勉強をしておくと入ってからあまり苦労しないかなと思います。

自分は情報系出身ではないので、もっと早い段階でプログラミングに触れたり、リファクタリング込みでプログラミングの基礎を学んでおけば良かったなと思います。コードの書き方を把握しておくだけでもだいぶ違うんじゃないかなと思います。

プログラミングに加えてデータベースの勉強も行った方がいいと思います。実際の業務で膨大な量のデータを扱うこともあるので、データベースの知識もあれば配属された時に役に立つと思います。

基本情報技術者の資格勉強です。自分は入社後に取得しましたが、入社前に取っておけば、もっと他の勉強に時間を使えたのかなと思います。Gitの知識も浅く、入社後に行った研修で苦戦した思い出があるので、その辺りの基礎知識も事前に持っていれば入社後もスムーズに研修内容を修了できるかなと思います。

就活生の皆さんへ

ーー最後に就活生の皆さんへメッセージをお願いいたします!

新卒は一度きりなので、無理だと決めつけずに、何にでも挑戦してみてください。
後悔が少なくなるよう、自分の将来や可能性を狭めずに頑張ってください!

どんな選択をしても後悔はするものです。後悔が極力少なくなる選択を心がけてみてください。
これくらいのマインドで気負いすぎず頑張ってくださいね。

大学の専攻に縛られなくても大丈夫です、興味のあるものを選んでください!ギャップは経験と現場で伸ばせるので頑張ってください。

就活お疲れ様です。このメッセージが届いている人は頑張っている人だと思います。
肩の力を抜いて最後まで走り抜けてください。応援しています。

自分の能力に自信がなかった僕でも何とか社会人やれているので、あまり肩肘張らず頑張ってください!

ーー皆さん本日はありがとうございました!

最後に

アピリッツでは、26新卒のWeb職種の秋採用を開始いたしました。それに伴い、9月17日にオンラインで説明会を開催いたします!当日は現場で働くWebエンジニアのメンバーも参加してリアルタイムで質問にお答えする時間も設けておりますので、今回の記事を読んでアピリッツに興味を持ってくださった方がいらっしゃいましたら、ぜひご参加ください!説明会の参加申し込みは、マイナビ・リクナビで受付中です。今回の座談会メンバーも参加するかも・・!?皆さんのご応募お待ちしております!

~説明会情報~

【Webエンジニア対象オンライン説明会】

日時:2025年9月17日(水)14:00~15:00
場所:オンライン開催(Zoom ウェビナー)
申し込み方法:マイナビ2026もしくはリクナビ2026からご応募ください。
申込期日:2025年9月15日(月・祝)23:55まで

   

27新卒の皆さんの参加も大歓迎!皆さんのご応募お待ちしております!

【WBCカレッジ#2】PMナビゲーターDay1 ~動いてこそ意味があるー社内全員がミニPM~

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8月20日に第2回目WBCカレッジが開講されました!今回も講義の様子をお届けします!(2025年8月取材)

自らの行動でプロジェクトの霧を晴らす。PMだけでなく、みんなが動く組織へ

第2回目となるWBCカレッジでは、CMO兼アカウントサービス・オファリング(新規開拓営業)学部の学部長 長谷亘さんによる『PMナビゲーターDay1 ~動いてこそ意味があるー社内全員がミニPM~』が開講されました。(前回のWBCカレッジの様子はこちら!)

長谷さんのWBCカレッジ、スタートです!

講義では、上場後5年間で従来のアジャイル的開発だけでなく、複雑性・業務の不確実性の高いプロジェクトや規模の大きい案件が増加し、顧客からの多様なニーズやそのプロジェクトの性質に応じた対応が求められているWebセグメントの状況を共有しながら、2008年に新卒で入社された長谷さんのこれまでの体験談や、プロジェクトマネジメントを「カレー作り」に置き換えて考えるユニークなアジェンダで、メンバー全員がプロジェクトを紐解く考えや動きを持つことの必要性が提唱されました。

後半からは、具体的に何ができるのか、自分のプロジェクトの健康状態をチェックする4点セットを挙げて、メンバー一人一人がミニPMとして、プロジェクト内のズレや違和感に気づいてトラブルを未然に防ぎ、プロジェクトの健康状態をよりよくしていこうと締めくくりました。最後の質疑応答のコーナーでは、今回の講義に関するものだけでなく、長谷さんのこれまでの失敗談についても質問があり、皆さん興味津々。途中から、なんと代表の和田も参加し「アジャイル開発の進め方」を共有。ただ開発するのではなく、業務も部署も横串を指して一人一人がビジネスの観点も持ってモノづくりをしていくというお話に、アピリッツらしさを感じました。

代表の和田も参加!

今回も講義終わりに懇親会を開催!部署の垣根を越えて皆さん盛り上がっていました!

今回の懇親会のメインはマクドナルドでした!
24新卒同期メンバーをパシャリ!お互いのプロジェクトの話をしている姿に成長を感じました・・!

WBCカレッジを終えて

今回は約130名のメンバーが対面、オンラインから参加!今回も参加者の方とプレゼンターの長谷さんからコメントをいただきました!

ーー講義に参加したメンバーより!

顧客、関係者全体の認識のズレを合わせるというこが大事であると改めて意識付けられました。案件を進めていく中でのポイントをきちんと認識し、案件の状況を正しく理解すること・顧客にきちんと伝わるように説明することを心がけようと思います。また社内でも、PMだけでなく、全員がプロマネの考えを持ち、ズレに気づいた段階で共有しあってリスクを潰していくことが大切だと感じました。

同じWeb開発でも、規模やBiz要件の大きさによって性質や適した開発手法が異なるという点が分かりやすかったです。自分が担当している開発案件がどれに該当するのか意識し、どのような火種が起きやすいかに気をつけながら進めていくのが大事だと感じました。

5年くらい前は200人くらいの会社でなんとかやっていた気がしており、短い間で環境がずいぶん変わったなという実感があります。それについてはお話の中でもあったように、案件やキャリアの機会が増えるという前向きな意味で捉えて良いのかなと思えました。今後、案件規模ごとの開発手法を資産として体系的に管理し、各案件では規模に適した手法を確認・適用しながら進めていく必要があると感じました。

ーー講義を終えた長谷さんから!

普段から色々な案件に入り込んでいることが多く、こういうカタチで改めて会社のステージがどうなっているのか、最新のプロジェクト課題はどうなっているかを、伝えたり一緒に考える機会を作れたのは、すごいでかいなと思っています。周りが何をしているか分からないって不安ですし、会社というコミュニティに所属していることを活かせないのはもったいないですよね。だから、プロジェクトが複雑になる中で、メンバー間で共通言語をもったり、知ることで次は課題にできる、そして学んでいき、成果になるというのは会社にとってすごく良いことです。いわゆる暗黙知を形式化していく・共同化していくというところをお互いにできる感触が得られたので、WBCカレッジから、どんどん色々な人に伝わり、会社全体でアップデートを素早くかけていく、そんな強い会社を作っていきたいなと思いました。カレッジ終わりの懇親会でも色々な話ができたので、今後も、雑談ベースでもいいので様々な方同士が話せる場が作れるといいなと!

長谷さん、ご参加いただいた皆さんありがとうございました!長谷さんのWBCカレッジDay2の開催も楽しみです!

次回のWBCカレッジは9月26日(金)。次はどんなテーマが取り上げられるのでしょうか・・!?

そして次回のアピスピは、今回WBCカレッジのプレゼンターを務めた長谷さんのインタビューの様子をお届けします。次回のアピスピもお楽しみに!

YOUはどうしてアピリッツへ?中途座談会へ潜入!

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中途で入社したメンバーに、アピリッツ入社の決め手や今どんなことを行っているのかインタビューしてきました!(2025年8月取材)

お客様の課題に企画から保守まで一貫して寄り添える会社

ーーアピリッツ入社の決め手も含めて、自己紹介をお願いします!

システムサービス・ソリューション(通称SS)学部の永留です。アピリッツには昨年の10月に中途で入社しました。前職ではSESで電力事業者向けシステムの開発を主に担当していましたが、「よりスキルを磨きたい!」「自社内開発をしたい!」という軸で転職を決めました。その中で、アピスピの記事を見つけ、若手社員が上流工程を含めた幅広い業務に携わることができるという事例を読んでアピリッツに応募しました。アピリッツの面接は本質的な質問が多くて、成長に繋がる環境だと期待ができたことが入社の決め手になりました。

デジタルサービス・オファリング(通称SO)学部の小宮です。アピリッツには永留さんと同じく昨年の10月に入社しました。前職では、大規模業務アプリケーション開発案件にSE的なポジションで5年程働いていて、スキルアップ・キャリアアップを目的に転職活動を行っていました。前職がSESで案件の全体像が見えずに終わることが悲しく、最後まで案件を見届けたいと思い、一気通貫で開発を行っているアピリッツへ応募をしました。アピリッツはプライムベンダーであり、かつ色々なことに挑戦ができそうと思ったので入社を決めました。

セキュリティテクノロジー・ソリューション(通称ST)学部でセキュリティエンジニアをしている関です。アピリッツには昨年3月に入社しました。前職では、SOC(Security Operation Center)にてIR(Incident Response)対応を2,3年程行っていました。転職活動を行っていた当時は、診断業務に取り組みたいと思い企業を探していて、Web事業とWebの脆弱性診断を行っていたアピリッツを見つけて応募し今に至ります。

オフショアサービス・ソリューション(通称OS)学部の北島です。アピリッツに入るまでは異業種で働いていたのですが、プログラミングがやりたくて昨年の9月にアピリッツに入社しました。入社の決め手は、規模が大きく渋谷のど真ん中にオフィスを構えているところですかね。笑 あとは、社員寮制度もあることを知り、移住しやすかったことも決め手になりました。

ーー北島さんはどうしてエンジニアになろうと思われたのですか?

「プログラミング、格好いいな!」と思ったことと、手に職をつけたかったことがきっかけです。今はかなり普及していますが、コンビニで働いていた時にレジの自動化のちょうど転換期で、文明の発達を目の当たりにして衝撃を受けました。そこからエンジニアになりたいと思い、独学でITパスポートや基本情報等の資格を取得したり、プログラミングスクールに通ってRuby on Railsを勉強していました。やはり、自分が書いたコードが画面に出て思い通りに反映されたり、エラーが解消された時に、プログラミングの面白さを感じますね。

ーー素敵です!!他の皆さんはどういうときに面白さを感じますか?

前職では割とコーディングだけを黙々と行うだけで物足りなさを感じていました。今は、お客様と直接関わって課題解決に貢献ができることに面白さを感じます。「自分たちが作ったサービスをユーザーに提供すれば、お客様の悩みに直接寄り添える。」それをイメージしながら実装しているときに、一番やりがいを感じます。

自分も元々SESで働いていたので、「ありがとう」の言葉の重みの違いを痛感しますね。お客様からいただいた抽象度の高いリクエストに対して、それを実現するために、どのようにアプローチすればいいのかを考えて提案して実際に形にしていくと、自分が少しでも社会に貢献できたという達成感だったり、サービスに対する思い入れみたいなものも強くなります。

セキュリティの面白いところは、システムの中で脆弱性を持っているところを見つけて、ここをこう改善すればもっと良くなるんじゃないかと考えて色々と工夫できるところですかね。“宝探し”みたいな感覚で面白いなと感じます。

お客様もメンバーもOneチーム。

ーーアピリッツに入社されてからどのような業務を経験されてきましたか?またお客様と関わる中で大切にされていることもあれば教えてください。

短期間の開発案件にリーダーとして参画して、主にお客様と要件を詰める工程からリリース、保守までを担当してきました。現在は、エンタメ系の事業会社の情報システム部門の業務支援に携わっています。お客様とのコミュニケーションは、状況によって、電話や対面で行うように意識しています。対面だと、雑談しながらお客様の小さなリクエストも拾うことができるので、お客様としっかり目線を合わせることができているなと感じています。逆にお客様との会話の中で決まったことは、しっかり文字に残せるチャットでコミュニケーションを取っています。

今まで、学習支援システムの大規模アップデートや保守案件で、実装からリリースまでを担当してきました。現在は、その学習支援システムの保守や、他のメンバーのヘルプで様々な案件に携わっています。お客様には、何事も自分から主体的に動くことを意識していています。「お客様側でチェックしているからいいだろう」とそのままにしておくと、後々トラブルが起きてしまうので、小さなことでも気になることがあればお客様にお伝えするようにしています。

実装担当から案件の担当まで様々なことを経験してきました。今は、WordPress系のWebアプリケーションの改修・保守を行っています。意識していることは、お客様にはできるだけ分かりやすい言葉でお伝えすることと、適宜案件の進捗を報告することですかね。文章ばかりになってしまう場合は、必ず口頭でご説明しています。案件がひと段落した後にお客様からお電話でお礼の言葉をいただいた時は、何よりもやりがいを感じます。

大小さまざまな規模のサービスに対して脆弱性診断のメンバーとして働いています。現在は、Webアプリケーションとプラットフォームに対する脆弱性診断を行っています。自分たちの場合は、案件が短期間で完了するものも多く、かつ基本的にメールでお客様とコミュニケーションを取っているということもあり、今起きていることをお客様にできるだけ分かりやすく迅速に伝えるように意識しています。

ーーチームメンバーとのコミュニケーションで意識されていることはありますか?

自分自身が人と話すことが好きなので、できるだけ毎日メンバーと雑談したり声をかけに行くようにしています。今はチームメンバーの数が少ないので、雰囲気作りが大事だと思いますし、それが自分の仕事だと思っています。

定例MTGの場をどのような雰囲気で行うかにかなり気を使っています。ただの業務報告だけの場になってしまうとチャットで済んでしまうので、「最近調子どう?」等雑談をすることを意識しています。そうすることで、困ったときに聞いてもらいやすかったり、何か起きたときに早い段階で報告してもらいやすかったりするので、メンバーに心理的安全性を持ってもらう雰囲気作りは大切だなと感じます。そうやって、チームメンバーとの関係性を築いたうえで、サービスを無事リリースできた時はお客様含めメンバーと喜びを分かち合えることに何よりもやりがいを感じます。全社的にも懇親会イベント等が多く、社員同士のコミュニケーションを大切にしている会社だなと改めて感じますね。

リーダーの方に「何か手伝えることはないですか?」と自分から積極的に仕事をもらいに行っています。ただ仕事をもらいに行くだけだと、忙しいリーダーの方も仕事を振る余裕がなかったりするので、「この辺のこの作業なら自分でもできそうなんですけどどうですか?」というような聞き方をして、リーダーの方の手間を増やさないように意識しています。

リソースを食わないように、できるだけ相手が答えやすいような質問をすることを意識しています。そうすることでメンバー同士の認識の齟齬も減らせるなと感じています。

フルスタックからチーム作りまで。自分のスキルを還元できる人材へ。

ーー最後に皆さんの今後の目標を教えてください!

この先、もっと規模の大きい案件にシフトしていって、自分のマネージャーとしてのスキルを磨きつつ、10年後は人材育成にも関わっていきたいです。チームメンバーがどんどんスキルアップして成長できるチームを作っていきたいですね。そのために、この5年10年でインプットをして、その先のアウトプットというところで自分の経験や知見をチームメンバーに還元できるような人間になりたいです。

コーディングも設計も、全フェーズ一人でできる・分かるという姿になっていたいですね。今は詳細設計をメインで行っているので、コーディングの知識がもっとあれば、知見が広がってお客様への提案の幅も広がると思うので、オールラウンダーなエンジニアになりたいです。

まずは、ツールで行えない手動の脆弱性診断の案件を一人前にこなせるようになることです。その次は、難易度の高い診断を一つずつ乗り越えていくことです。将来的には、より難易度の高い新しい仕事を任せられるようなチームを自分が主導して作っていきたいですね。

ここ数年でAIが発達してきていて、5年後の常識がどうなるのか予想できないので、まずはその時その時で求められるスキルを身に付けられる人間になりたいと思います。直近では、AWS等のインフラ回りの知識と、お客様とのコミュニケーションスキルを磨いて、上流工程にどんどんチャレンジしていきたいですね。

「スクラム組んでいきましょう!」ということで、皆さんに強力なスクラムを組んでいただきました!!

ーー皆さん、素敵なお話をありがとうございました!今後のご活躍に期待大です!!

エンジニア文化の道筋を作る。VPoE鈴木利夫インタビュー

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社内では「利夫さん」の愛称で親しまれている鈴木学部長兼VPoEに、エンジニアの育成に対する思いや知られざる利夫さんの素顔に迫ります・・!(2025年7月取材)

チーム一体で作り出す面白さを。これまでの経験を若いエンジニアへ。

ーーまずはVPoEご就任おめでとうございます!多岐にわたってご活躍されている利夫さんですが、業務内外で”面白い”と感じる瞬間はどんなときですか??

「この技術を使ったら将来どんなことが実現できるのか」を企画して実験を行っているときですかね。研究機関にいた頃は、当時研究されたいたことが近年でサービス化されているのを見ると感慨深いものがあります。あとは、チーム一丸となってプロジェクトをリリースしたときですね。アピリッツに入ってからは、限られた時間とリソースの中で、チームメンバーと切磋琢磨しながらサービスを完成させることには、やはり達成感があります。

ーーチームでプロジェクトを成功に導くために、チームをまとめるリーダーの役割も重要になってきていると思いますが、利夫さんはどのようにお考えでしょうか?

お客様の前に立ったり役割を持つと、これまでと違う責任感を感じる事も事実です。そこに立ち向かうためには、本人の頑張りに加えて、周りのバックアップの体制も必要だと自分は思います。プロジェクトを成功させるためには、この両方のバランスが大事だと思いますね。だから、プロジェクトのリーダー達が困ってると言っていたら、それに対して少なからず経験がある自分達みたいな人間が、しっかり状況を把握して、その解決方法を導き出してあげる。ただヒアリングするだけで終わらせない。そこを意識しています。

ーーそういう考えを持っている方がマネージャーにいるということはメンバーも心強いですね。「人を動かす」という観点で、プロジェクトマネージャー、部長、それぞれのポジションで考え方の違いはありますか?

難しい質問ですね。笑 部長もプロジェクトマネージャーも、チームメンバーが動きやすい環境を作る・問題になっているところを手当てする、という点では基本一緒だと思います。ただ、部長になると自分の部が良ければ終わりじゃなく、Webセグメント全体の影響範囲を考えて、そこも責任を負う必要があるんじゃないかなと思いますね。

ーーこれまで様々な経験をされてきた利夫さんから見て、人の成長の過程を感じる瞬間はどのようなときでしょうか。

主語が「私」から「チーム」や「組織」に発言が変わるときだと思います。周りを見ながら自主的に動こうと思う人が出てくると、それは成長に繋がっているんじゃないかなと。

「自分で、自分たちで掴みにいく」そんなエンジニア文化の道筋を作る。

ーー利夫さんが考えられているVPoEの役割について教えてください。

「こういう方向でやっていこうね」という標準化、エンジニアとしてのカルチャーを担うことが本来の役割だと認識しています。その中で、直接自分が手取り足取り教えるのではなく、年齢の近い人達同士で教え合うことができるように、その道筋を自分が作っていければいいなと思っています。

ーー今年から若手エンジニアの育成カリキュラムを大幅に変えたとお伺いしましたが、具体的にどのように変えられたのでしょうか。

今までは「教える」というカリキュラムだったのですが、「自分で答えを出して解決を見つけ出す」というカリキュラムに変更しました。答えを探すヒントを提示するところまでにして、自分で調べて自分で解決することで、仕組みや周辺の理解を知るきっかけにもなり、自走力がより得られるのではないかと考え変更に至りました。人に聞いて答えを求める前に、自分で少し深く考えてみるのも一考だなと思います。

ーー利夫さんは、今後どういう人が「デジタル人材」になると思いますか?

「ビジネスの成功が何なのか?」をイメージできて、アプリケーション+ハードウェア+マネージメント+業界知識+コミュニケーション能力+主体性を持っている人材やチーム編成だと考えています。これら全部の要素を1人の人間が持ち合わせるには、かなり広い範囲の知識や経験が必要になるので、時間と労力がかかると思います。チームで、という話であれば、これらの要素のうち何かに秀でていればいいということになります。最近はAIの精度が上がり、ドキュメントやプログラムの生成精度も上がってきているので、この領域のみの知識や経験値に特化していると、AIに置き換わる可能性が高いと思います。AIのミスを補えるぐらいの精度の能力を持つか、別の領域のスキルが必要になってくるのではないでしょうか。

ーー最後に、VPoEとしての抱負を教えてください

まずは業界全体としてAIを使っていく動きがあるので、特に経験数が若い人たちにとっては、AIを使って個人のパフォーマンスを高められる時代が来たなと感じています。その中で近い将来に来る社会の変化に台頭できる組織でありたいです。待っていても始まるわけじゃない、何事も自分で掴みに行く必要があると思っているので、AIを駆使した形で物事を進めていけるような部隊ができればいいなと思います。

ーー利夫さんありがとうございました!利夫さんの5年前のインタビュー記事他のメンバーの記事もぜひご覧ください!

【WBCカレッジ#1】AIレボリューション~①生成AIと向き合うための第一歩~

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この度、アピリッツで社員同士の知識知見を共有し合うワーキンググループ「WBCカレッジ」が7月より発足されました!今回は、WBCカレッジ発足の背景と、第1回目となる講義の様子をお届けします!(2025年7月取材)

WBCカレッジって??

WBCカレッジとは、各個人のノウハウを「言語化して他者へ共有・実践する」というサイクルを作ることで、技術の標準化や浸透を図ることを狙いとしたワーキンググループです。参考:SECIモデル

WBCカレッジでは、毎月1回~2回、社内メンバーがプレゼンターとなって、テーマに沿った講義を実施。参加メンバーは講義の後に、今回の講義で気づいたことや振り返りを提出して、知識のアウトプットを行います。

ちなみに、WBCは「ウェブ・ブート・キャンプ」の略称で、ビリーズブートキャンプの様に「組織も筋肉質にする」という意味で命名されました!💪

記念すべき第1回目のテーマは、生成AI!

第1回目となるWBCカレッジは、AIソリューション学部学部長の浅田大輔さんによる、『AIレボリューション~①生成AIと向き合うための第一歩』!

講義では、「そもそも生成AIって?」といった基本的な内容から生成AIの歴史やトレンド、各個人のパフォーマンスを向上させるためのAI活用術や注意点等が紹介されました。講義の後半では参加者からの質疑応答の時間もあり、実際の案件における生成AIの活用についてや、浅田さんおすすめのプロンプトについて等、たくさんの質問が上がっていました!

どの質問にも丁寧に回答している浅田さんの姿が印象的でした!

参加者は200名!エンジニアから、コンサル、バックオフィスまで

第1回目となる浅田さんの『AIレボリューション』では、Zoom・対面含めて、なんと約200名のメンバーが参加しました!参加者は、エンジニアだけでなく、WebコンサルタントからWebデザイナー、バックオフィスのメンバーなど様々!業務内容に関わらず、アピリッツメンバー、一人一人の生成AIへの興味関心の高さを感じます。

講義が終わったら、参加メンバーで懇親会を開催!軽い食事を取りながら、講義の内容について浅田さんに質問をしに行ったり、職種の垣根を超えて普段関わらないメンバーと話していたりと、懇親会も大盛況に終えました!

参加したメンバー同士で懇親会!

講義が終わった後もキャッチアップは続く!

今回、講義に参加したメンバーの感想を、振り返りシートから一部抜粋してご紹介します!

AIが最新になるに従い(浅田さんの体感ベースで)プロンプトエンジニアリングの比重が減っているというお話は、とても意外で勉強になりました。また、懇親会時に伺った生成AIに対するプロンプト(コンテキスト)における英語の優位性についても、コストを下げるために有用であるとの観点は目から鱗のものでした。

モデルによってMarkdownやXMLなど得意なフォーマットがあることに、学習データの特徴や設計方針の違いが感じられ興味深いと感じました。またチャットAIのサービスによってもプロンプトや会話の履歴の扱い方が変わるのでそれぞれのサービスに応じたプロンプト構成の使い分けなども考える必要があると思いました!

モデルの進化に連れて、プロンプトのベストプラクティスの重要性が薄まっているのは体感としてもあり、序盤に浅田さんがおっしゃっていた「人間に指示するように」、これに尽きると考えています。エンジニアさん側のように、営業やコンサル職種についても、例えば資料生成の部分までAIを活用するなど、もう少しAIを活用する業務範囲を広げていきたいのが本音です。

結局AIを使いこなすために(AIに合わせたテクニックの習得は必要だが)本質的に求められるのは結構「自分のタスクを分解してAIに任せる部分を見つける能力」や「タスクの目的を大局的な観点で理解する能力」のような、社会人スキルの延長だな、と思いました。「これ、AI使えるかも?」と気づくためにどんどん生活にAIを馴染ませて使っていくことが重要だろうなと感じました。

最後に、今回プレゼンターを担当していただいた浅田さんからもコメントをいただきました!

ーー第1回目のWBCカレッジを終えて、いかがでしたか?

第一に感じたのは、社員みなさんの熱量でした。それだけ、生成AIの活用ということに対し各自向き合おうとしているのだと感じました。フィードバックを受ける中で、私自身も含め各自の課題感をより認識できたことは大きな収穫でした。今後における社内の生成AI活用促進にむけての方針に活かしつつ、今後もみなさんに「学びがあった」と思われるような活動ができるように、自分自身も精進していこうと思います。

参加者もプレゼンターも含め、皆さん、今回の講義で色々な気づきや新しい学びがあったようです。^^

次回はPM編!

第2回目となるWBCカレッジは8月20日(水)に開催!

次回は、執行役員CMO兼AO学部学部長の長谷さんによる『PMナビゲーター~動いてこそ意味があるー社内全員がミニPM①~』です!

1人のPMがすべてを担うのではなく、皆が動くことでより強い組織を作ることに繋がればと思い開講します。
大規模案件に限らず、案件の透明性を上げ、顧客との関係、プロジェクトメンバー間での認識齟齬を減らし、自律的に問題を紐解いていけるヒントを一緒に学んでいきましょう!

次回のWBCカレッジもアピスピで取材予定ですので、ぜひお楽しみに!

AWS全冠取得!2025 Japan All AWS Certifications Engineers受賞者インタビュー

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今年もAWS JAPAN APN ブログにて、「2025 Japan All AWS Certifications Engineers」が発表されました。
アピリッツからは今年度10名のメンバーが選出!今回は、その中から中尾さんと渡邊さんに、気になる勉強方法や今後のキャリアについてインタビューしてきました!(2025年7月取材)

AWS全冠取得!気になるその勉強方法は・・?!

ーーまずは、AWS認定資格全制覇おめでとうございます!AWSの資格を取得しようと思ったきっかけをお聞きしようと思うのですが、中尾さんは飲み会がきっかけだったんですよね・・??

そうです。笑 月1回ぐらいで、AWSの資格を全て取得したメンバーとSS学部の鈴木学部長とよく飲みに行くのですが、AWSが話題になることが多く、会話の中で「そういえば、まだ取得してないの中尾君だけだよね。全制覇しようよ!」という話になり、資格勉強を始めました!

ーー中尾さんらしいきっかけですね!渡邊さんは、昨年初めてAWS JAPAN APN ブログで表彰されたとのことですが、資格取得のきっかけは何だったのですか?

1つ目の資格であるSAA(Solutions Architect – Associate)の認定を取得した2018年は、まだ社内でAWSの資格取得者が数人しかおらず、これは周りにアピールできる強みになると思い受験しようと思いました。AWSの他にもGCPの資格も並行して勉強していましたが、勉強のモチベーションはやはり社内のAPN表彰手当でしたね。私は昨年表彰されましたが、たくさん手当がもらえて嬉しかったです。

ーーAPN表彰手当は大きいですよね・・!実際、資格勉強は大変でしたか?

リフレッシュする時間があまりなかったことが大変でしたね。2024年8月から2025年3月末までに8つの資格を取得する必要があったので、休日はほとんど毎日勉強していました。ただ、休日の午前に早く起きて、問題集を使って5時間以上勉強して、分からない部分があったら社内のChatGPTツールを利用して調べる等して、知識を定着させるように工夫していました。

AWS認定は3年ごとに再認定が必要なので、過去に合格した資格も再受験しなければならなかった点が大変でしたね。サービスも増えて出題内容も変わっていくので、一度合格したからと言って安心はできなかったです。ちなみに私は中尾さんと違って、通勤時間や空き時間を活用して問題集の問題を解いていました。

ーーお二人とも資格取得のきっかけも違えば、勉強方法もバラバラなのですね!

自分は平日仕事から帰って勉強しようと思ってもやる気が起きなかったので、割り切って休日に全振りして勉強をしていました。個人的に短い期間に詰め込んで一気に取得したほうが楽かなと思います。午前に集中して勉強した分、午後は友達と遊んだり、夜飲みに行ったりしてリフレッシュしていました!

自分の場合は、まとまった長時間の勉強が得意ではないので、電車の中で問題集を解いたり、少しずつでも継続して学習することを意識していました。私は2018年から2024年まで約6年かけてAWSの資格を全制覇しましたが、自分の知識がどんどん増えていくことが楽しくて資格勉強も楽しみながらできていたと思います。

資格取得で終わらない。この経験を活かしてさらにその先へ。

ーーAWSの資格勉強が、実際の業務にどのように生かされていると感じますか?

資格を勉強する過程で、システム全体を頭の中でイメージしながら作業できるようになったことが1番の成果だと感じています。アプリケーションの一連の処理がどのように流れるかを俯瞰して理解できるようになったので、資格を取って良かったです。

インフラ関係の案件を任せてもらえる機会が増え、技術の幅が広がりました。エンジニアとしての経験が少ないうちから、AWSに関しては自信を持って取り組むことができたと思います。

ーーAWSの資格を全て取得された経験を、今後ご自身のキャリアにどう繋げていきたいですか?

AWSに特化するだけでなく幅広い技術を身につけて、技術面から開発を成功に導ける、「この人がいれば安心」と思ってもらえる存在を目指しています。AWSについては自分の中で一定の自信と実績がついたと感じているので、今後は他の技術の学習に手を広げていき、AWSの経験を活かしつつ、より広い視野でキャリアを築きたいです。

私も渡邊さんと同じく、幅広い技術を身につけ、将来的にはフルスタックエンジニアとして大型案件に携わりたいと考えています。そのためにもまずは、AWS 認定資格で得た基礎知識を土台に、現場での設計業務に関わり、可用性・セキュリティ・コスト効率の高いインフラを構築できるエンジニアを目指します。

ーーお二人ともありがとうございました!今年度AWS JAPAN APN ブログにて表彰された10名の皆さん、改めておめでとうございます!今後もAWS全冠取得者の活躍にご期待ください!

祝!AIソリューション学部設立!AIのスペシャリストである学部長の思いに迫る。

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この度、アピリッツでAI領域に特化した部署「AIソリューション学部」が新設されることになりました。
その記念に、学部長に就任された浅田さんへ、これまでのご経歴や新設される学部への思いについてインタビューしてきました!(2025年7月取材)

文系からAIエバンジェリスト。好奇心の強い性分

ーー簡単にご経歴を教えてください!

アピリッツに入社する前は大手通信キャリアのシステム内のDWHチームで、集計処理の開発や結合試験以降のシステムの正常性を検査するツールの開発を行っていました。2014年にアピリッツに入社してからは、Rubyエンジニアとして1年ほど保守開発を行い、その後AWS向けのクラウドエンジニアに。2019年にAIチャットボットの開発やAIを利用したシステム開発チームにも参加し、2023年にAIエバンジェリストとして社内の生成AI利用環境の整備・普及活動を行ってきました。

ーーアピリッツは2社目なのですね!どうしてアピリッツに転職しようと思われたのですか?

Ruby開発がメインの会社であること、Web開発だけでなくスマホアプリやSaaS、セキュリティ等色々な事業を行っていたことが、入社の決め手です。当時、1社目がバックオフィス向けのサービスだったので、表に出るようなサービスの開発をしてみたかったのと、当時Rubyの自由さに惹かれて独学で勉強していたのでRubyでの開発をしたいと思っていました。そこでちょうど、toC向けの開発を行っているアピリッツの求人が目に入ったんです。また、Web開発にとどまらず幅広い事業を行っていることを知り、好奇心の強い自分の性分でも、進みたい方向が変わった時に、何か道がありそうだと思い入社を決めました。

ーー「好奇心の強い性分」。確かに、アピリッツに入社されてからも、Rubyの開発からクラウド、AIまで幅広く担当されていらっしゃいますもんね!当時アピリッツの選考を受けていて印象に残っていることはありますか?

当時、Webとゲームどちらにも興味があったのですが、面接に参加されていた和田社長の「課金した者勝ちみたいな札束で殴り合うようなゲームは作りたくないよね」というお話が印象的で、自分自身とても共感したことを覚えています。

ーー当時はゲームにも興味があったようですが、エンジニア自体は元々興味があったのですか?

実は大学時代、文学部で歴史を学ぶゴリゴリの文系でして・・・。就活生時代は、ゲーム会社のプランナーや映像制作会社、出版社等を受けていました。

ーー浅田さん文系なんですか!びっくりです。そこからどうしてエンジニアの道に?

大学卒業後、映像のコンテ等を工学的に制作する研究をしている大学院の研究室に在籍していたのですが、そこでシステムを作ること自体に興味を持ったことがきっかけです。エンジニアになってからは、想定外の動きが起こると、「どうしてこうなっているんだろう?」と考えることが面白くて、どんどんプログラミングに没頭していきました。おそらく、試行錯誤しながら攻略法を見つける、そのプロセスが楽しいんだろうなと思います。

ーー未経験でプログラミングを習得することは、かなり大変だったのではないですか?

そうですね。ただ1社目も長めの研修があり、そこまで苦労はなかったです。またIT関係の本を読むことが好きなので、積極的に本を読んで学習をしていました。本は体系的な勉強ができるので初心者には向いていたと思います。最近は、Udemy等の動画学習サイトを使っています。大変だったこととしては、アピリッツに入社して少し経ってから携わったスマホアプリの開発です。スマホアプリはWebの開発と全く方法が違うので、最初は右も左も分からず苦労しました。ですが、自分で調べたり、周りのスマホエンジニアの方々に聞いて親切に教えていただいたおかげで、なんとか乗り越えていった覚えがあります。毎回毎回何かしら学ばないといけないことがありますが、その都度自分から積極的に情報を集めにいくことを意識して行動しています。

ーー最近はネットやSNSでも情報収集をされているとのことですが、何か意識していることはありますか?

書いてあることを鵜呑みにするのではなく、「まずは自分で一度実験してみる」ことを意識しています。実際に自分で試してみて、その情報が正しいと自分自身が腹落ちできるように。これはAIとの関わり方でも言えますが、常にネットやAIの情報が正しいわけじゃないという意識を念頭に持つということが重要だと考えています。

さすがAIエバンジェリスト!PCの持ち方も一味違う!

AIのポテンシャルを価値に変えるギアに

ーーそもそも浅田さんがAIに興味を持ったきっかけは何だったのですか?

友人から教えてもらったあるアプリがきっかけです。アピリッツに入社して1年ほど経ったとき、友人と代官山にある氷室京介のコラボカフェに行ったのですが(浅田さんは氷室京介のファン)、そこで「アキネーター」という自分の頭の中にイメージしたものを当てていくアプリを友人に教えてもらい、AIを使ってそのようなことができるんだと衝撃を受けました。そこからAIを勉強し始めて、徐々にAI関連の案件や業務に携わらせていただいたという流れになります。

ーー7月からAI領域に特化したAIソリューション学部が新設されるとのことですが、どのような背景で設立されることになったのでしょうか。

生成AI関連のニュースを目にしない日がないことからも分かるように、AIは業界や社会を変えていくポテンシャルを持っている技術として認識されていると思いますし、実際に利用していく中で、その可能性をひしひしと感じています。そのポテンシャルをより引き出し、顧客へ価値提供するため、そして社内の業務に対して活用していくために、それを専門的に担う部署が必要とされた結果だと認識しています。

ーー学部のミッションを教えてください。

車に例えると、AIはすごく馬力がでるエンジンだと思います。ただ、すごいエンジンがあるだけではダメで、実際に生活に役立つ車として走るためには、その力をタイヤに伝えるための“ギア“が必要になります。AIも同じで、AIが持っているポテンシャルを実際に活用していくため、クライアントや社内等の業務における価値に変えるための“ギア“が必要だと思います。それはシステム化であったり、利用方法の標準化だったりすると思いますが、そのような活動をクライアントや社内に向けて行なっていくことがミッションだと思っています。

ーー浅田さんはAIソリューション学部をどのような学部にしていきたいですか?

クライアントや社内の課題があったときに、それをAIで解決するためのアイデアを考え、実行できる組織にしていきたいと考えています。そのために、「AIに対して興味があり、AIのポテンシャルを信じている人」「自ら情報収集を行える人」「試行錯誤を行うことが面白いと感じられる人」と一緒に、新しい学部を作り上げていきたいです。

ーー最後に、アピリッツ入社11年目の浅田さんが思うアピリッツの魅力やカラーを教えてください!

色々な方面へのチャレンジができる、ということが魅力の一つだと思っています。私自身、Webエンジニアという立場ではありながら、入社当時からスマホ開発やゲーム開発などに興味があり、この11年の間にスマホアプリ開発に関わる経験ができたり、間接的ながらゲーム開発の部署との連携を経験することができました。また、入社後AWSに興味をもち、そちらの方面の仕事でスキルを深めることができたことも、アピリッツのチャレンジできる風土ゆえなのかと思っています。

ーー浅田さん、素敵なお話をありがとうございました!アピリッツでは、これからの時代を担うAI開発に携わりたいという方、そして浅田さんと一緒にAIソリューション学部を作り上げていきたいという方を募集しています。少しでも興味をお持ちいただけたら、ぜひ弊社採用HPもしくはWantedlyよりご応募ください。

NotebookLMで5分完成!音声で伝える「データエンジニアアサインサービス」の魅力

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生成AIの力ってすごいですよね。普段私はアピリッツでWebコンサルタントをしているのですが、ここ数ヶ月で社内の生成AIチャットボットを使った業務効率化やアイデアの壁打ちをする頻度が劇的に上がってきています。データ分析基盤の構築やデータ活用のご相談をいただくにはどうすればいいか、など・・・。

今回は、2025年4月にリリースしたデータエンジニアアサインサービスを記念して、以前から気になっていたNotebookLMをいじって紹介してもらうことにしました。まずは、さっそく以下の音声をお聞きください。

2025年4月にリリースした新サービス『データエンジニアアサインサービス』をNotebookLMに読み込ませた音声

1. NotebookLMとは ─ 資料特化型AIアシスタント

音声を聞いていただきながら、まずは簡単にNotebookLMについて説明しておきます。

Google が提供する NotebookLM は、ユーザーがアップロードした資料や URL を “ノート” として取り込み、要約・質疑応答・アイデア出しを一気通貫で支援する AI アシスタントです。生成系 AI(Gemini など)と同様に自由対話が可能でありながら、ソースを自分でコントロールできる ため、専門資料に即した高精度なアウトプットが得られるのが特長です。

今回は 2025 年 4 月にリリースした新サービス データエンジニアアサインサービス の LP を NotebookLM に読み込ませ、ポッドキャスト形式の紹介音声を生成しました。本記事では、その手順と活用ポイントを解説します。


2. STEP 1:LPのURLを取り込み、AIに学習させる

  1. NotebookLM のダッシュボードで New Notebook を作成。
  2. “Add sources” ボタンから、データエンジニアアサインサービスの LP URL を追加します。
  3. 追加後、NotebookLM が LP 全体を自動でインデックス化し、チャット画面右側に「Studio」ペインが出現します。

これで準備完了。NotebookLM は、アピリッツのLPを熟読済みのスーパー営業マンに早変わりしました。

NotebookLMは、Geminiなどの生成AIとは異なり、ソースを追加することで自分に合った回答を得られるという特徴があります。そのため、まずは要約したい情報をアップロードして、NotebookLMを自分色に染め上げていきましょう。

NotebookLMにデータエンジニアアサインサービスのURLをソース追加

Information

PDF やスライド、FAQ ページなど複数の資料を一括投入すれば、より深掘りした Q&A も可能になります。


3. STEP 2:6分のポッドキャスト風音声を自動生成

  1. 「Studio」ペインで “Generate(生成)” をクリック。
  2. 表示される カスタマイズフォーム に、以下のようなプロンプトを記入すると精度が向上するのでおすすめです。
  3. 最後に“Create audio” ボタンを押すと、NotebookLM が自動ナレーション付きの mp3 を生成してくれます。
データエンジニアアサインサービスを 2 人のパーソナリティが会話形式で紹介する 6 分程度の台本を作成してください。
ターゲット:社内営業メンバー
トーン:フォーマル 70% + 親しみやすさ 30%
盛り込みたいキーワード:BigQuery、データ分析基盤、データエンジニアアサイン
生成を押すだけで音声が自動的に作成開始

Information

台本生成〜音声出力まで約 5 分。コーヒーを取りに行く間に出来上がります。


4. ビジネス活用アイデア3選

今回の音声は、主に社内の営業さんに向けてサービス理解を促進してもらうために作成いたしました。また、自分自身もこの音声を聞くことでアピリッツのデータエンジニアアサインサービスについて改めて特徴を再認識することができ、LPやサービス資料の改善につなげることができそうです。

ちなみに普段のWebコンサルタントの仕事に置き換えると、新しいクライアント様のビジネス理解を深め、競合他社との比較・ポジショニングを考えることにも使えそうだと感じています。今後もNotebookLMを活用した業務改善を検討しようと思います!


  • 社内営業教育:各営業が 6 分の音声を聴くだけでサービス要点を把握。勉強会前の予習にも最適。
  • 自己リマインド:自分自身がサービスの「推しポイント」を再確認できるため、提案書や LP のブラッシュアップに直結。
  • マーケ応用:クライアント企業のサイトや競合 LP を読み込ませれば、ポジショニング分析やカスタマージャーニー整理もスピーディー。

5. まとめ&無料相談のご案内

NotebookLMを使えば、5分で音声LPを自動生成し、社内外への情報共有を一気に効率化できます。株式会社アピリッツでは、生成AIを活用したデジタルマーケティングコンサルはもちろん、UIUXデザイナー、データエンジニアを連携可能なチームとしてサービス提供しており情報共有の効率化は得意分野。マーケティング・デザイン・データ分析基盤をそれぞれ別会社に依頼しているケースは多いのではないでしょうか。

そうした事例によくある、連携ミスによる責任の所在が分からないスケジュール遅延やコミュニケーションコストの増大を、弊社アピリッツでは未然に防ぐことが可能です。60分の無料相談オンラインMTGを受け付けておりますので、ぜひ一度課題についてご相談ください。

【2025上半期】アピスピ注目記事まとめ!

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早いもので、2025年ももう半分を過ぎましたね!
というわけで、アピスピ2025上半期注目された記事をご紹介します!

~生成AI、ChatGPT編~

ここ最近で、ChatGPTの勢いが急速に発達しましたね。

実はアピスピでも、以前からAIに関する社員記事を多数投稿しているんです!

興味深い記事もたくさん掲載されているのでぜひチェックしてみてください!

「ChatGPTをAPIサーバー化しつつ恋愛したかった件」。気になるタイトルですね・・!

ChatGPTをAPIサーバー化しつつ恋愛したかった件

GitHub Copilot 活用法【とあるエンジニアの実装例】

ソーシャルゲームのデータ分析にGeminiは使えるのか?実験で効果を検証

~コミュニケーション編~

AIが急速に発展していく中で今後ますます求められるのが、クライアントとの関係構築や折衝等のコミュニケーション能力。

アピスピでは、「伝える」というキーワードで、下記のような社員記事も投稿しています。

『伝わる技術』の紹介

デザインの言語化を振り返る

~資格、勉強法編~

今年もAWS Certifications Engineerの表彰者が発表されましたね!

アピリッツからは、なんと10名のメンバーが表彰されました!受賞された皆さん、おめでとうございます^^

AWS以外にアピリッツでは様々な資格に挑戦したメンバーの合格体験記や勉強方法についても紹介していますので、これから勉強を始める方はぜひ参考にしてみてください!

AWSの資格全制覇って、いったいどんな勉強をしていたんだろう・・
勉強のモチベーションは、やっぱり総額100万円の報奨金が支給されるAPN表彰手当かな・・??

新卒1年目のエンジニア必見!AWS資格取得のコツはズバリ!:2024 Japan AWS All Certifications Engineers 受賞者インタビュー

【IPA資格】エンジニアじゃなくても情報処理技術者試験って役立つの?

【合格体験記】Tableau Desktop Specialistで「データ思考」を習得する方法

新卒1年目におけるGoogleアナリティクスの学び方

Webアクセシビリティ勉強会①:輪読会編

~キャリア編~

アピスピでは、技術面だけでなく、社内で活躍するメンバーにフォーカスを当てたインタビュー記事も掲載してきました。

一つの色で表現することができない多様なアピリッツメンバーのインタビュー記事もぜひご覧ください。

【女性テックリードにインタビュー】~昨日の自分より一歩前へ!テックリードが語る成長とチームを導く秘訣~

入社4年目にして3つの職種を経験!?アピリッツでのキャリアチェンジとは?

「主体的に動いて、お互いを補完しあうチームにしたい」 佐藤香絵インタビュー

「5年後、10年後のキャリアだけじゃなく、30年後も考えよう」メディアサービス部 部長 鈴木利夫 インタビュー

終わりに

改めまして、いつもアピスピをご覧いただきありがとうございます。^^

そして何よりも、業務で忙しい中、インタビューや記事の執筆にご協力いただいているアピリッツメンバーの皆様に、この場を借りてお礼申し上げます!いつもありがとうございます!!

下半期も、アピリッツメンバー全員でアピリッツの魅力を多方面から発信してまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします!

AI時代に生き残るデジタル人材を!新卒入社3か月後レポート

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サクラステージのカフェスペースで初めて開催された入社式から早3か月。入社式を終えて、早速人事からのオリエンテーションやビジネスマナー研修、各セグメントに分かれた研修もしながら、実際に業務にも入っている新卒メンバー、総勢67名のその後についてレポートしたいと思います!

「自ら考え、伝える。」AI時代の人材育成

ーー入社から3か月経ってみてどうですか??

自分が所属するSO学部(Webセグメント/デジタルサービス・オファリング学部)では、毎週水曜日に新卒先輩後輩会、金曜日に部会があって、自分が最近学んだことを発表する機会があるので、そのプレゼンの準備が大変でした!AIに興味があるのでAI関連の話や、趣味のプラネタリウムについて発表しました!

今は研修も終えて、実際に案件に入っています。規模の大きい案件のテストを担当しているのですが、1個上の先輩がメンターとしてついてくれているので安心感があります。

私が所属するゲームセグメントの研修では、毎年1個上の先輩方が企画してくださった内容を行っています。今年は、企画書の書き方やGitの使い方や、コンセンサスゲームを通したレクリエーション形式のプログラム等を行いました。他プロジェクトのゲームについて各グループがレポートを作って発表するというプログラムもあったのですが、部長陣の前で発表するのでとても緊張しました。笑

ーーWebもGameも、どちらも受け身ではなく、学んだことをアウトプットする機会が多いことが印象的でした。キャッチアップの機会が多いからこそ、知識の定着が早く、より実践的なスキルが身に着けるわけですね!AIがどんどん普及していく世の中で、自分で考えて行動することが、今後ますます重要になっていきますね。

ーー先日アピスピでも取り上げた懇親会の準備や当日の運営にも参加されて、盛りだくさんな3か月だったのではないでしょうか。全社員向けの懇親会以外で社員同士の交流はありますか??

・同期同士でイベントを企画して、業務後に集まったりしています!この前はランチ会や飲み会を行いました!
・同期同士で業務後にサクラステージにある運動室で卓球をしました!
・自分が所属するプロジェクト内で懇親会があって、部署のことや業務のことなど、色々なお話を聞くことができて盛り上がりました!
・休みの日に先輩たちとディズニーランドに行きました!笑

ーー休みの日に先輩とディズニーランド・・!? 先輩同期関係なく、皆さん自分から積極的にメンバーと交流されているようで、これからのアピリッツの文化形成を担うメンバーとして心強いなと感じます。^^

ご応募お待ちしております!

4月の入社式は緊張した表情だった新卒の皆さん。3か月経った今では、徐々に会社にも慣れて頼もしい表情に変わっていました!

アピリッツでは、「自ら考え、行動する」デジタル人材の育成を目指しています。

少しでもご興味をお持ちいただけたら、ぜひ弊社採用HPもしくはWantedlyをご覧ください。

【合格体験記】Tableau Desktop Specialistで「データ思考」を習得する方法

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Webコンサルタントの田畑です。

先日、Tableau Desktop Specialist という資格を取得しました。
データ活用を推進する上で重要な資格ですので、その価値や合格ポイントをご紹介します。

Tableau Desktop Specialist とは

Tableauの基本的なスキルと知識を証明できる公式認定資格です。

Tableauは、BIツール(ビジネスインテリジェンスツール)の一種であり、データの可視化と分析に特化したソフトウェアです。
Tableauを使用すると、企業が持つ膨大なデータを直感的なグラフやチャート、ダッシュボードとして視覚的に表現できます。
データのパターン、トレンド、異常などを素早く発見し、ビジネス上の意思決定に役立てることが可能です。

Tableau Desktop Specialist では、単にTableauの操作方法を知っているだけでなく、データを正しく理解し、効果的に可視化する能力、そしてその結果を適切に解釈するためのデータ分析の基礎的な思考力が問われます。

なぜTableau Desktop Specialist が重要か

日頃からデータに基づいた意思決定を組織に浸透させるべく活動していますが、Tableau Desktop Specialist は単なる操作スキルの証明ではないと考えています。

ツールを使いこなす以前に、データを「どう見るか」「どう解釈するか」というデータ思考を身につけること。
まさにこのデータ思考の基礎を体系的に習得できるのが、Tableau Desktop Specialist です。

データを見る力

どのようなデータがどのように整理されているか、データの粒度や構造を正確に理解する力と、分析に必要なデータを見抜く力を養えます。

データを整理する力

複雑なデータを分析しやすい形に加工・変換する、データの「準備」段階の重要性を深く理解できます。
具体的にはデータソースの接続から、結合、ユニオン、ピボットといった前処理、そして計算フィールドでの加工を理解できます。

データ思考

なぜこのグラフを選ぶのか、なぜこのフィルターが必要なのか。
単なるツールの使い方ではなく、データから本質的なインサイトを引き出すために、どのような手順で、どのような思考を持って分析を進めるべきかという、データ分析の「型」が身につきます。
「問い」を立て、データで検証するプロセスに直結します。

Tableau Desktop Specialist の試験概要

対象者

公式試験ガイドによると、Tableau Desktop の基礎的な知識をもとにして、使用経験が3ヶ月以上あることが推奨されています。
ただ私の場合は2ヶ月ほどの使用経験で合格しましたので、あくまで目安と捉えてよいでしょう。

出題形式

  • 択一・複数回答のみで実技問題なし
  • 試験時間:60分
  • 問題数:45問
  • 合格点数は750/1000点で、スケールドスコアで採点される

受験方法

オンライン受験も可能ですが、試験前の環境チェックや試験中の監督体制が大変厳しいため、試験センターでの受験をおすすめします。

▼ ちなみに今回は、アピリッツからすぐのこちらの試験センターで受験しました。
渋谷テストセンター

受験費用

100ドル

対応言語

英語・日本語・中国語

合格までの学習ロードマップ

① 基礎学習から始める

模擬試験を解く

▼ まずは以下の模擬試験を解いて、満点を取れるまで何度も繰り返し解き、完璧にしました。
【Tableau Desktop Specialist】最短で合格するための模擬試験問題集【2024年最新版】

ただし問題を解くだけではなく、「なぜこの答えなのか?」「不正解の問題はどこが誤りなのか?」「この問題では何の理解を求められているのか」を調べ、実際にTableauを操作しながら血肉化することがポイントです。

▼ 他にも以下の問題を解きました。

各模試・問題集の正答率をまとめたクロス集計表

見つけた過去問や問題集は全て解く気概で、試験ギリギリまで粘りました。
Kindleでも問題集を見つけましたが、時間切れで解き切ることができませんでした。

② 試験ガイドの各項目をTableauで操作する

公式試験ガイドの「試験内容」に記載されている各項目を理解度チェックリストに見立てて、理解が曖昧な項目がないか一つずつ潰しました。
曖昧な項目はTableau Desktop を操作して理解します。

キャプチャを撮ってFigJamにまとめながら総なめにしましたが、そのまま試験前に見直すことでムラなく全体網羅できました。
Tableau Desktop Specialist に限らず、おすすめの学習方法です。

Tableau Desktop Specialistの学習内容をまとめたFigJamのキャプチャ

③ Udemyの動画を観て実際に操作する

上記2つ学習と並行して、食事の合間などにUdemyでの動画学習も行いました。
試験対策をしながら基礎スキルを身につける! ゼロからのTableau Desktop Specialist試験対策講座

ただ最初から最後まで全てしっかり観たわけではなく、流し見しつつ、理解の浅い操作や機能はじっくりTableau Desktop を操作する、というやり方をしました。

学習時間

試験1ヶ月前から学習開始しました。
平日は1-2時間、休日は1-6時間の間でまちまち。試験直前の土日は1日10時間ほど学習しました。

試験結果

986/1000点で合格しました。
試験を終了するとすぐに合否が分かるため、小躍りしたい気持ちを抑えて静かに退室しました。
残り14点、何が不正解だったのか気になります。

まとめ

Tableau Desktop Specialistは、Tableauスキルを証明する最初のステップです。
今後は、さらに専門的な知識が問われる “Tableau Certified Data Analyst” や、Data Saberプログラムを目指し、データ分析のプロフェッショナルとしての継続的な学習と成長を続けてまいります。

個人がTableau Desktop Specialist の資格を取得し、データ活用の力を高めることは、決して自分だけのメリットに留まりません。
その力が組織全体のデータリテラシー向上や、データに基づいた意思決定文化の醸成につながり、ひいてはデータ駆動型社会の実現に貢献できると信じています。
皆様のデータ活用・資格取得への挑戦を、心から応援しています。

アピリッツの「データエンジニアアサインサービス」のご紹介

アピリッツでは、データ基盤設計やデータ分析、BI開発に関して壁打ちできる、60分の無料相談/壁打ち会を実施しております。
データエンジニアアサインサービス

「データドリブン組織を目指したいものの、何から始めればいいのか分からない」
「現場がうまく回っていない」
「対応できる人材が社内にいない」
などのお悩みがございましたら、データ活用の実績・ノウハウが豊富なアピリッツにお気軽にご相談ください。

アピリッツのデータエンジニアアサインサービス
https://appirits.com/service/dataengineer_assign/

データエンジニアアサインサービス

田畑有佳子(タバタ ユカコ)
デジタルマーケティング・オファリング学部、デジマケ支援を得意としたWebコンサルタントです。
どこに行っても姐さんと呼ばれます。
座右の銘は「たくさん食べてたくさん飲んでどこでも行くわよ~」

【女性テックリードにインタビュー】~昨日の自分より一歩前へ!テックリードが語る成長とチームを導く秘訣~

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今回はテックリードとしてご活躍されている保坂さんにインタビュー!

入社してからテックリードになるまでの道のりや、チームをリードする上で大切にしていることなどを聞いてきました!(2025年5月取材)

社員紹介

モチベーションは「成長したい」という気持ち!

–保坂さんは中途でアピリッツに入社されたんですよね。前職ではどんなことをされていましたか?

前職ではWebデザインやコーディング、Webディレクターなど浅く広くやっていました。

入社して3年目ぐらいのタイミングで転職を考えはじめ、Webの仕事の中でコーディングが一番楽しく、もっとコードを書く仕事に特化したいと思いエンジニアを目指し始めました。

現在は、Webエンジニアとして子供のための観光情報サイトや、医療系の人材紹介サービスなどにも携わっています。

–テックリードになるまでに、意識したことや大事にしてきたことはありますか?

周りの人が優秀な方ばかりなので、少しでも追いつくために「昨日の自分より成長する」ことを常に意識していました。

目の前の業務をしっかりとこなすことはもちろんですが、通勤時間やプライベートの決まった時間を日々勉強に充てていました。

また、ミーティング中には、勉強になると感じた先輩方の動きをメモして、自分が同じ立場になったときに活かせるよう心掛けていました。

最初はテックリードを目指していたわけではないのですが、

「頑張ろう!」という意識を持ち続けていたらテックリードのお話をいただくことができました。

–テックリードに決まったときの感想や不安、またその不安を乗り越えるために行ったことはありますか?

最初は自分に務まるのか不安でした。テックリードに決まったのが今年の4月なので、正直なところ不安が尽きることはなく、まだ克服できたわけではないです。。

特に、前任の方が非常に優秀な方だったので、その役割を自分がきちんと果たせるのかというプレッシャーはとても感じています。

ただ、困ったときには周囲の方々が支えてくださる環境のため、自分だけで全てを抱え込まず、手が回らない部分は他のメンバーに助けをお願いしながら進めています。

その上で、自分の立場として果たすべき役割にしっかりと向き合い、できる限り最善を尽くすことを心掛けています!

テックリードって何してるの?

–実際、テックリードって何をしているんですか?保坂さんが思うテックリードの役割と、必要な能力を教えてください!

案件の代表としてお客さんと調整をしていく役割を担っています。
お客さんの要望を踏まえた上でのシステムの提案や、チームのメンバーに仕事を振ったり、コードレビューなどをしています。
また、エンジニアの領域では分からないことは、部署を超えてお力添えのご依頼をしています。
自分としても勉強になることが多く、いつも大変助かっています!

必要な能力としては、今がどういう状況かを正しく判断して、それを踏まえてまわりにどうアプローチしていくか考える力が重要だと感じています。

–仕事をする上で意識していることや、成長を感じたエピソードを教えてください!

何事に対してもさらにもう一歩踏み込んで考えることを意識し、細かいことでもメモを取るようにしています。

うまくいかなかった時は、なぜ失敗したか・今後どうしていくべきかを考えて、文章に書き起こし、PDCAを回すようにしています。

このことで、前までは上手くいかなかったことが改善したときは、テックリードとして頑張ってきて良かったなと思います。

入社した時は自分が戦力になれるか不安でしたが、テックリードを引き継ぐことになった時は、尊敬する先輩方に一歩近づけたのではないかなと、自分の成長を感じました。

チームを導く秘訣とは??

–チームをリードする上で大切にしていることはありますか?

チームのメンバーがどんなタイプなのかを見極め、その人にとって最適なやり方を判断することを大切にしています。

例えば、メンバーとのコミュニケーションにおいて、テキストベースでやり取りするのが良いのか、直接会話するのが良いのか、その人とその時の状況に合わせてコミュニケーションの方法を変えています。

また、その人の得意分野を、チーム全体の業務効率や成果にどのように活かすか、さらに個々人の成長にもつながる形で総合的な良い影響をもたらす方法を考えています。

ーメンバーそれぞれに合わせた対応を心がけているのですね!

ちなみに、テックリードに就任したらポストインセンティブ(就任報酬)をもらえますが、もらったら何に使いますか?

ペンギンが大好きなので、和歌山の動物園にいるエンペラーペンギンを見に行きたいです。

実はもう見に行ったことがあるのですが、何回見ても良いので、是非みなさんにも見に行ってほしいです!!

–最後に今後の目標と、これからテックリードを目指す人に伝えたいことや

アドバイスをお願いします!

目標というほどのものではないですが、今自分が苦手としていることが得意になっていたらいいなと思っています。

個人的にはとにかく実践が一番学べると思っているので、テックリードを目指すならそういった経験ができる場に自分の身を置くと良いと思います。

入社したばかりの場合は、実務でリーダー的な役割を担うのは立場上難しいかもしれませんが、例えば自分で同年代限定の勉強会を企画してみると、自分が実質その勉強会チームのリーダーとしての役割を担うことができます。

こうした形で「何か自分にできることはないか?」と常に模索する意識を持つと良いと思います。

もし積極的に動く自信がまだ持てないのであれば、まずは継続的に勉強を続けてみるのも良いと思います。

学びを深めるうちに自信がつき、少しずつ積極的に行動できるようになると思います。

–保坂さん本日はありがとうございました!今後のご活躍を心から応援しています!

テックリードは自分自身の成長にもつながる貴重な経験です。

もちろん、責任も大きく大変な場面もありますが、その分成果を上げたときの達成感や、喜びは何にも代えがたいものになります。

自分自身のスキルや視野も大きく広がっていくので、挑戦する価値は十分にあります。皆さんもぜひ、テックリードを目指してみませんか?

懇親会も企画から運営まで一気通貫!?アピリッツの懇親会に潜入してみた!

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ボードゲームで社内交流・・!?

アピリッツでは、社員同士の交流を深めるため、毎月1回社内イベントを企画しています。

今回のアピスピでは、5月に開催された懇親会の様子についてレポートしたいと思います!

当日は、お酒やジュース、軽食を取りながら、部署や年齢・年次を超えた多様な交流が見られました。^^

そして今回の懇親会では、懇親会委員のメンバーがボードゲームイベントを企画!

最初は、普段関わらない人との交流にやや緊張気味の様子でしたが、ゲームが始まるとそれまでのぎこちない雰囲気が噓のよう・・!

<参加者の声>

先輩方が席をまわってくださり、ボードゲームを交えて親睦を深めることができました!楽しかったです!

他部署の方々や普段話さない方と、業務のお話やそれぞれの状況などをお話しすることができました!
意外と共通の趣味が多くて、楽しく会話させていただきました。

部署や年次を問わず、ランダムなメンバーが集まってゲームをしていたので、色々なお話ができました!

ゲームをきっかけに、業務の話や趣味の話などへと広がり、参加者同士の距離もぐっと縮まったようですね。^^

文化の担い手は若手メンバー!

毎月実施しているこの懇親会は、なんと4月に入社した新卒社員が企画・運営してくれているんです!(改めて新卒社員の皆さんいつもありがとうございます!)

今回の懇親会は、今年入社した25新卒のメンバーが初めて企画・運営を行ったイベントとなりました。

そんな25新卒の懇親会メンバーに今回の企画の思いや感想について聞いてきました!

ーー今回の懇親会で、意識したことを教えてください。

初めて話すメンバーとも打ち解けやすい雰囲気作りを意識しました!
そのためにも、参加してくれたメンバーが楽しめるような企画を、運営メンバー、一人ひとりが意見を出しあって、皆で今回の懇親会を作り上げるということも意識していました。

ーー今回、懇親会の運営を担当してみていかがでしたか?

いつの間にか、別のテーブルでポーカーをしているメンバーや、共通の趣味で盛り上がっているメンバーがいて、
社員同士の交流を深めるきっかけづくりができたんじゃないかと思います!

初めての懇親会運営で準備から当日の運営まで大変でしたが、運営を通して自分自身もメンバーとの親睦を深めることができたと感じました!

ーー懇親会大成功でしたね!改めて、懇親会委員の皆さん、素敵な企画をありがとうございました!次回も楽しみにしています♪

共につくり、共に生きるスクラム型の組織づくり

アピリッツでは、人と事業が”継続して成長し助け合える”スクラム型を目指したコミュニケーションを大切にしています。

そしてその文化形成にメンバー自信が主体となって様々な取り組みを行っています!

また、アピスピ編集部が所属する我々CCO室でも、毎月開催している懇親会で生まれた輪が、仕事へも繋がるような工夫を考えてまいりますので、

このような我々のカルチャーに共感を持っていただける方は、ぜひ一度選考にお進みください。

ご応募お待ちしております!

  

Wantedlyで採用活動を行っています!

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皆さん!アピリッツがWantedlyで採用活動を行っていることはご存じですか??

採用HPだけではお伝えしきれなかった、私たちが大切にしていること、文化、社員の仕事に対する思いなどを、Wantedlyを通してよりリアルにお届けしています。

例えばーー

アピリッツが大切にしている価値観って?

アピリッツの社名の由来は?

ーーその疑問、Wantedlyを読めば解決します!ぜひチェックしてみてください!

・アピリッツが、どのような思いをもって事業を行っているのか

・アピリッツでは、具体的にどのようなポジションにチャレンジできるのか

“カジュアル面談”で会社の理解を深められる!まずはフランクにお話しませんか?

私たちアピリッツは、候補者様のこれまでのご経験や今後やってみたいことをお聞かせいただくことを、採用活動の中で重要視しています。

その中で、Wantedlyでは、皆さんにいきなり選考へ「応募」することを求めるのではなく、まずは弊社について「知っていただく」相互理解の場として、選考とは関係のないカジュアル面談を実施しています。

例えばーー

・アピリッツの事業や仕事内容に興味はあるが、選考に進むか迷われている方

・転職活動はまだ具体的に考えていないが、今後のために情報収集をされたい方

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上記に当てはまる方は、ぜひ一度Wantedlyで「まずは話を聞いてみたい」とご連絡ください!

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