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ベテランメンバーに聞く。アピリッツで築く定年後のキャリアとは?

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20代30代が多いアピリッツに最近入社されたベテランメンバーへ、定年後のキャリアや仕事へのやりがいついて取材してきました!(2025年11月取材)

(記者)休みの日の過ごし方を教えてください!

「また一緒に仕事をしたい」これまで出会ったご縁を繋ぐ山口さんの定年後のキャリア

ーー本日はよろしくお願いします!まずは、山口さんからこれまでのご経歴も含めて簡単に自己紹介をお願いします。

今年8月に入社しました山口です。これまでは、インターネット系のサービスを中心に、BtoB事業やサブスクリプションビジネスで、事業企画や運営、システム構築など幅広く経験してきました。他にも、モバイルから実店舗へ誘導するO2Oサービスを提供する会社を含め3社起業も経験して今に至ります。

ーー転職も起業も色々とご経験されてこられた中で、一貫されている軸はありますか?

自分がやりたいこと、要は「これ面白いな」と思えるものに関わっているか、ずっとそのパターンですね。お金や条件面ももちろん大切ですけど、やっぱり自分の経験を活かせて「一緒になってやってみたい」と思えるかを重視してきたと思います。

ーー今回アピリッツにご入社いただいたタイミングは、一般的には定年と考えられる時期かと思ったのですが、再び働くことを選択された理由や背景について教えてください。

前職では定年後に業務が制限された雇用になる話があり、それが一番のきっかけでしたね。それで、お金ではない部分で何の為に働くかを考えた時に、今までお世話になった方々、友人、知り合いと一緒になって何年ぶりかに仕事が出来たら楽しいんじゃないかって思ったんです。なので転職先には、自分の会社のためにも、知り合いの会社のためにもなる仕事を「作れる」ところを探していました。

ーーその中でアピリッツに応募しようと思われたきっかけは何だったのでしょう。

たまたまアピリッツのお話を聞いた時に、私が在籍していた企業とも取引があって半ば運命的なものを感じました(笑)事業としてもたくさんの実績がある中で、自分の経験やネットワークを活かして会社の成長にも貢献できそうだし、何よりも既に関係性のある企業だったら、自分のやりたいこともできるんじゃないかと思って入社を決めました。

ーー当時は、アピリッツ以外にも応募されていたんですか?

数社受けていましたが、「ここだけをやってほしい」「ここだけ頑張ってほしい」という内容で、それって会社の利益を生み出すことはできるけど、給料をもらう以外に自分に何も生み出さないなと思ったんです。何年かしたらリタイアするので、その時に「山口さんと仕事して良かったな」と思ってもらえたらいいなと。それだけですね。

生涯現役で楽しいと思える仕事を。アップデートし続けるPM萩原さんのやりがいとは?

ーー続いて萩原さんからも自己紹介をお願いします!

今年10月に入社しました萩原です。前職ではエネルギー系のシステム開発にてプロジェクトマネージャーとして働いていました。それ以外にも、ECサイトの構築や金融・製造・流通・制御系などのシステム開発、新規事業の提案や予算管理なども色々と経験してきました。

ーー萩原さんも今回アピリッツへ転職されたタイミングは定年を考える時期ですよね。ぜひ、また転職しようと思われた理由を教えてください!

体が元気なうちは働こうと思っていたこと、子供たちが社会人になりちょうど手が離れたことがきっかけで、これからの自分の仕事について考えるようになりました。その中で、自分がやりたい仕事・楽しいと思えるような仕事がしたいと思い、転職して仕事を続けることにしました。年齢を重ねていくにつれ、管理職に近いポジションが多くなり、自分で手を動かせなくなるということがあったんですね。だから、PMもやりつつ、自分で手を動かすことができるようなところを探していました。

ーー萩原さんも他社の選考を受けられていたとのことですが、アピリッツの選考を受けてみていかがでしたか??

一次面接でいきなり社長が出てくるとは思わなかったですね(笑)だけど、面接の会話がかしこまった感じではなくて、すごいざっくばらんだったことが印象的でした。その中で、今私がアピリッツで担当させてもらっているプロジェクトの話を聞いて面白そうだと感じたこと、これまでの自分の経験が活かせそうだと感じたことがきっかけで、アピリッツへ入社を決めました。一次面接が終わってからの内定の連絡もそうですが、入社してからのプロジェクトアサインにもスピード感がありましたね!笑

ーー当時はどういった軸で転職活動をされていたんですか?

若い人を見ていて、なんだか自分だけ遅れていくのもな・・というのもあり、新しい分野に挑戦できるかを軸においていました。その点、最先端の技術が触れられる会社としてアピリッツはとても魅力的でしたね。今までRubyも触ったことがなかったですし、社内でAIも活用しているということを面接の中で聞いていたので、ここだったら自分のやりたいことができるんじゃないかと。

ーー社長の和田さんからも、萩原さんは面接のときにとても目をキラキラさせてお話してくださったことが印象的だったと聞いてます!笑 ちなみに、萩原さんがやりがいや楽しさを感じられる瞬間はどういうときでしょうか?

仕事をしていれば、実際苦しいことの方が多いんですよね。その中で、なんとか完成させてお客様に喜んでもらえたときが一番やりがいに感じます。あとは、このメンバーでやってきて良かったなとメンバー自身に感じてもらうこともPMとしてのやりがいだと思います。

営業も開発も境界線はない。チーム全員でお客様にサービスを届ける。

ーーここからはアピリッツに入ってからのことについてお話をお伺いしたいと思います。実際にアピリッツに入社してみて、他社との違いを感じられたことはありましたか?

ゼネラリストに近しい能力が求められるなと感じます。私は営業ですが、案件を取ってくるというだけではなくて、その案件をどこまで追いかけるかという点でカバー範囲が広いなと思いますね。

私も、PMOが営業も兼ねているという点が驚きでした。今までは、営業は営業、開発は開発だけとかなり分業化されていたのですが、アピリッツはエンジニアがお客様と折衝することもあるので、そこは特徴的だなと思います。その点、自分はこれまでアピリッツで言う「クライアント」として製品を発注する立場だったので、その時の経験や知識が活かされているなと感じますね。お客様の気持ちが分かるというか。

一人一人が利益などを考えた行動をとれるようにしようという考えがベースになっているんじゃないかなと思いますね。営業として案件を取ってくるのであれば、それをしっかり製品としてお客様に納品するまでを考えて「どういうメンバーをアサインすべきか」マネジメントまで広げて考えていくことが求められるんじゃないかなと思います。

自分たちが経験してきたことを若い世代へ。

ーー平均年齢が20代~30代と若いメンバーが多いですが、メンバーとコミュニケーションを取るときに意識されていることはありますか?

必ずメンバーと目線を合わせて話すことを意識しています。皆座って仕事しているのに、自分だけ立って話をすると相手はすごい緊張してしまうんですよね。だから、話を聞きに行くときは、必ず自分も座って話をするように心がけています。入社して2~3か月は分からないことだらけだったので、メンバーに聞きに走りまわっていました。笑 

同じプロジェクトのメンバーの席が少し離れていたり、リモートしているメンバーがいたりするので、毎日メンバーの席まで声をかけに行っています。オフィスが広いこともあって、メンバーの席までの往復でちょっと体重減ったんじゃないかってぐらいいい運動にもなっています。笑

ーーお二人がまだ入社されて半年も経ってないのに馴染まれている所以は、積極的にメンバーと会話しながら関係性を築いていってるからかもしれないですね。これまで色々なご経験をされてきて、大変だったことも多かったと思うのですが、どうやって壁を乗り越えてこられましたか?

別の会社で役員をしていた時に、締め切りの厳しいタスクを渡されて徹夜したり大変だったんですが、「もうこれでいこう!」と提出したものが採用されたんです。その時に、「自分でハードルを上げてしまっていたんだな」と気づきました。相手からすれば100%のものを、自分で言うと120%で考えてしまって、そんなのできないって自分で自分の首を絞めていたんですよね。そう気づいてからはとても楽になりました。まずは自分が今できるものを出す、それで十分だと思います。

エンジニア的に言うと、お客様が困っていたらそこを直さないといけないので、中々難しいところはありますが、「できないものはできない」と全部包み隠さず伝えることは大事だと思います。だから報告、コミュニケーションですよね、そこが重要だと思います。

最近は、社内でもテキストでコミュニケーション取ることが多いですが、文字で書くときは丁寧すぎるぐらいに書いて、やっと相手に普通に聞こえるんですよね。だから、まだあまり人間性が分かっていない関係でいつも通りにテキストで連絡してしまうと、相手からすればきつく聞こえてしまうんです。文字ベースってやっぱり感情が伝わりにくい部分もあるので、そこの感情をどうやって相手に伝えるかがテクニックですね。相手の受け取り方で伝わり方が全然違うので、マナーとして覚えておいた方がいいかなと思います。

ーー最後にアピリッツのメンバーへ一言お願いします!

皆さんスキルがとても高くて、毎日刺激を受けています。私もPMとして、このメンバーでやってきて良かったとメンバー自身に思ってもらえるような環境を作っていくので、皆さんもコミュニケーションを大事にしながら、色々なことにチャレンジしていって欲しいです。

仕事が大変でも、一緒に働く仲間が30年後に世界を背負う仕事をしてるかも?と思って、人との繋がりを大切にしてください。きっと役に立ちます。

ーーお二人とも素敵なお話をありがとうございました!

【潜入】人間中心設計専門家プレゼンツ~「デザイン思考を体感する」社内勉強会~

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営業体験をUXリサーチの視点で見つめ直す。

10月にHCD基礎検定が開催されましたね。実は最近、HCD基礎検定がアピリッツの資格支援制度の対象資格として追加されました!資格を持っていれば毎月5,000円の手当が支給されるなんて、資格勉強にも力が入りそうですよね!そんなHCDムーブメントが沸き起こっている中、人間中心設計専門家のウメムラタカシによる社内勉強会が先月11月に開催されました。今回のアピスピでは、その社内勉強会の様子をレポートしたいと思います!

勉強会の様子。先輩後輩関係なく、どのグループもたくさんの意見が出て盛り上がっていました!

今回の勉強会では、「営業におけるお客様をユーザー(利用者)と捉えてUXリサーチを体験してみる」「メンバーがデザイン思考を体感して、アピリッツの提供サービスとして理解を深めてもらう」ことをゴールとして開催しました。4~5名のグループに分かれてワークがスタート!「今まで自分が体感した最幸の営業体験」や「これまで経験した失敗に対しての改善点」についてディスカッションを行いながら手元の付箋にアイデアをどんどん書いて、イーゼルパットにペタペタ貼って、共有し合っていきます。勉強会終盤には、どのグループのイーゼルパットもたくさんの付箋でいっぱいになっていました!

実際に参加したメンバーより

ユーザー、ニーズ、インサイトと、今までと違った視点が可視化されていて、逆転の発想がやはり大事だと気付きました。明日からの業務で早速活用していきたいと思います!

アイデアを出すときは質より量が大事だということ、失敗を恐れず何度もトライしていくことの重要性、「書く」「高速」「回す」ことによるアイデア出しのハードルの下げ方を学びました。アナログで考えるって意外と楽しいということにも気づけました!

真っ白なイーゼルパットが、勉強会終了後には色んなアイデアでカラフルになっていました✨

アピリッツメンバーと一緒に考える勉強会!人間中心設計の専門家によるワークショップを開催。

今回は社内勉強会の様子をご紹介しましたが、社外の方にもご参加いただけるワークショップのご案内です!12月16日(木)人間中心設計専門家ウメムラタカシによる「自分のスキルを人間中心設計のレンズで棚卸してみる会」を開催します。どなたも無料でご参加いただけるイベントになっているので、ぜひお気軽にお申し込みください。お申し込みは、connpassもしくはpeatixにて!

過去のイベントの様子はこちら

デザインチームの思考を覗き見・・!アピリッツメンバーの知見を公開中!

皆さん、アピリッツでは知識の標準化を目的に、勉強会やセミナー以外にも技術系の記事を発信していることはご存じでしたか?最近では、アピスピ以外に、デザイナーチーム独自でnoteにて公開しておりますので、ぜひこちらもチェックしてみてください!(アカウントフォローや「いいね」の通知が来るとメンバーが大喜びします。よろしくお願いします!)

内定者顔合わせ会に潜入。アピリッツを選んだ決め手とは・・?!

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アピリッツでは、毎年新卒内定者同士の交流を目的に、内定者顔合わせ会を開催しています。今回は、11月10日(月)に行われた26新卒の内定者顔合わせ会の様子をご紹介します!(2025年11月取材)

集まれ!26新卒内定者!

26新卒の内定者は全員で5名!全員が集まるのは今回が初めてで、最初は皆さんやや緊張の様子・・。午前は、事前に用意したスライドを使って自己紹介を行い、その後オフィスツアーを行いました。初めてオフィスに来る内定者もおり、景色の良さやオフィスに集まるアピリッツメンバーの座席の多さに驚いていました!

午後からはメインイベントとなるレクリエーションタイム!今回は、ビンゴ形式で各テーマの質問に答えてもらう「ビンゴ座談会」を開催。最初の緊張していた空気が嘘のように、座談会では皆さんかなり盛り上がっていました!今回のアピスピでは、そんな盛り上がりを見せたビンゴ座談会の様子を一部ご紹介します!

①職種 ②趣味、好きなもの ③使ってみたいドラえもんの秘密道具

社員との交流で実感した風通しの良さ。アピリッツ入社の決め手に迫る!

ーーずばりアピリッツ入社の決め手を教えてください!

「アピリッツが作っていたサービスを使っていたこと」と「風通しの良さ」が決め手になりました。アピリッツ以外にもWeb系の会社を受けていたのですが、アピリッツが開発に携わっているチケット販売サービスの「e+」アプリを使っていたこともあり、どうせなら自分が使っているものを作っている会社に行きたいなと思っていました。また、面接の雰囲気から風通しの良さや自由な社風を感じて、ここに入社しようと決めました。

私も面接の後オフィスを見学させてもらったときに、社内を歩き回りながら部署関係なく近くの社員さんに話を聞けたことから、風通しのいい会社だな~と感じて入社を決めました。私服で出社できるところも良かったです。

私も「フラットな社風」が入社の決め手になりました。一次面接で現場の社員さんと話したときに、いい意味でズバズバ色んなお話をしてくれて、それがとても心地いいというか、話しやすかったところが印象に残っています。「もうそれは古いんじゃないか?」と思ったら、「新しくしていこう」という考えを持っている人が多いのが良いなと感じました。

私の大学の先輩がアピリッツのWebデザイナーとして働いていて、その方の紹介でアピリッツの選考に進んだのですが、その先輩から「面接前にこの記事を読んどいたほうがいいよ!」とか、すごく丁寧に連絡をくださったことが印象的で、そういう一人一人に真摯に向き合ってくれる優しい人が多い会社なんだろうなと思って、入社を決めました。ちなみに面接前に読んだのは、DO学部のさとかえさんの記事で、「責任者としてどうやって振舞えばいいか」ということが書かれていて、とても共感したことを覚えています。

アプリの開発ができる会社で会社を探していたのですが、その中でアピリッツを見つけて「なんかここ楽しそう」と感じたことと、自分が好きなアプリ開発ができそうと感じたことがきっかけで、入手を決めました。

出た数字に紐づいた質問に答えるビンゴ座談会スタート!一風変わった質問もあり、皆さんの回答が楽しみです♪

今までの学びを「自分のモノ」に。フラットに挑戦できる場所。

ーー当時の就職活動の軸を教えてください。

今まで自分が勉強してきたことを、実際に自分のものにして社会にアウトプットできるかを軸に会社を見ていました。もう1つ人間関係という点も軸に活動していて、今までのアルバイトでの経験を振り返って、一人一人にに発言権があるオープンな雰囲気かという点も重視していました。

Webコンサルタントという職種と、よりお客様と密にコミュニケーションが取れる一気通貫で事業を行っているところを軸に企業を探していました。自分はカナダでマーケティングを勉強していたのですが、その時はあくまで知識としてしか勉強していなかったので、実際に自分の引き出しとして使えるように、Webコンサルタントの仕事ができる会社を中心に見ていました。

自分は「チャレンジできるか」と「ゲーミフィケーション」を軸に就職活動をしていました。どうせ使うならもっと面白いものが良いなと思って、ゲーミフィケーションを行っている企業を探していて、その中でもアピリッツは遊び心を持った開発が出来そうだなと感じて応募しました!他社も色々と受けていましたが、アピリッツの面接は「面接」というよりも「座談会」みたいなフランクな感じだったことが印象的でした。

やりたいことができるかを重視していました。大学でプログラミングに触れたことがきっかけで、スマホアプリやゲームを自分で作った経験から、アプリが作れる企業を軸に会社を探していました。アピリッツの最終面接を終えた翌日にアピリッツの採用担当の方から合格通知の連絡が来たのはびっくりしましたね。笑

自発的に勉強会のようなイベントを開催しているかどうかもチェックしていました。その点アピリッツは、他社と比べてアピスピでそういうイベントの内容を発信されていて、社内の様子が分かりやすかったという点も志望度が高まりました。

ーー皆さん、ありがとうございました!また来年の4月にお会いできることを社員一同楽しみにしております♪

CCO室から内定者の皆さんへ少し早いクリスマスプレゼント!改めて皆さんご内定おめでとうございます。これからどうぞよろしくお願いします!

12月のイベントのご案内

内定者顔合わせ会は、終始和やかな雰囲気の中、内定者5名の個性や思いが伝わる貴重な時間になりました。今後の活躍に期待大ですね!さて今回は社内イベントの様子をご紹介しましたが、社外の方にもご参加いただけるイベントのご案内です!12月16日(木)人間中心設計専門家ウメムラタカシによる「自分のスキルを人間中心設計のレンズで棚卸してみる会」を開催します。どなたも無料でご参加いただけるイベントになっているので、ぜひお気軽にお申し込みください。お申し込みは、connpassもしくはpeatixにて!

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Webデザイナーの学びの現場に潜入!アピリッツの「デザイン勉強会」とは?

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アピリッツでは社内外向けのWBCカレッジだけでなく、学部独自で勉強会も実施しています。今回は、Webデザイナーが所属するDO学部(コミュニケーションデザイン・オファリング学部)で毎週開催されている「デザイン勉強会」に潜入してきました!(2025年11月取材)

暗黙知を形式知へ!自律的な学びとアウトプットで組織力を高める。

DO学部では毎週1回オンラインで、「実際に参加したプロジェクトでの気づきや振り返り」「最近使ってみたツールの紹介」「Web制作における基礎知識」など、各メンバーの知見を共有しあう機会を設けています。今回、勉強会の運営を担当されているDO学部の丹羽さんにお話をお伺いしてきました!

ーーこの勉強会の目的やゴールを教えてください。

このデザイン勉強会は、SECIモデルに則り社員個⼈がもっている仕事のノウハウや個人で得た知識を暗黙知とせず、⽂章や図などの形で表現された知識(形式知)に落とし込むことを目的として、2021年にDO学部内で始めた施策です。それまで部内での知識・ノウハウの共有がされておらず、やれることの属人化が問題となっていたため、それを解決するために始めたことがきっかけです。

ーーWBCカレッジが始まる前から、DO学部独自でそのような場を作られていたのですね!そういえば、DO学部でnoteも始められたとか・・?

そうなんです!隔週でDO学部のメンバーが、noteで記事を投稿しています。「アピリッツ=開発会社」という印象が強いので、認知度の高いプラットフォームであるnoteで、デザインに関するノウハウや考え方を発信して、デザインチームの認知度向上・ブランディング強化を図ることを目的に始めました。開発と連携する時に意識しているポイントやデザイン力向上のための実施施策などを発信しているので、ぜひチェックしてみてください!

デザイン勉強会以外にも、全員で実際に手を動かしてデザイン力向上を目指すワークショップ「デザインの森」も実施中。詳細は、DO学部のnoteをチェック!

人間中心設計スペシャリストによる勉強会へ潜入取材!

アピスピ取材班では、人間中心設計スペシャリストの資格を取得された五十嵐有理さんによる「人間中心設計スペシャリスト合格体験記」の回に参加!勉強会では五十嵐さんから資格にまつわる発表があり、参加されていたメンバーの方からはリアクションやコメントが送られるなど、オンラインならではの盛り上がりを見せていました!「資格を取得したことで仕事の幅も広がって、より他部署との関わりが増えた」というお話が印象的で、資格取得によってキャリアアップだけでなく、組織の全体の繋がりも強化されていくのは素敵だなと感じました。^^

【当日のアジェンダ】
・自己紹介
・『人間中心設計スペシャリスト/専門家』とは
・資格取得できて良かったこと
・「こんな人は資格を取れるチャンスです」資格取得のススメ
・資格勉強で意識していたこと
・2025年度認定試験受験の流れ

勉強会終了後、プレゼンターの五十嵐さんにもインタビューしてきました!

ーー勉強会お疲れ様でした。そして、人間中心設計スペシャリスト合格おめでとうございます!五十嵐さんが人間中心設計に興味を持たれたきっかけを教えてください。

デザインの中でも上流工程をを伸ばしていきたいと考えた時に、人間中心設計スペシャリストの資格を教えてもらったことがきっかけです。「人間中心設計(HCD)」という言葉は、資格のことを調べていくうちに理解していきました。

ーー資格を取得された上で、今後どのようなキャリアを考えられているか教えてください。

次は専門家を取りたいと思っています!そのためには、プロジェクト管理・HCD導入推進をしないといけませんが、それが自分のやりたいことである「PM」「組織戦略」にも繋がるので、分かりやすい目標として目指しています。

参加したメンバーの感想(気づきシートより一部抜粋)

「自分の言葉」で「相手に伝わるように」表現することの重要性を再認識することができました!最近AIを利用する場面も増えてきたので、HCD関連の資格勉強だけでなく、日々の業務の進め方においても気づきが多かったです。

資格という『定量的な評価』を得ることはもちろん、自分のスキルや業務実績を体系的に整理できる機会としての価値も非常に大きいと感じました。これを機に、案件ごとに得た知見を整理して、日々の業務にどう活かされているかを言語化する習慣をつけたいです。

来たる12月、HCD専門家によるワークショップを開催します!

今回は社内向けの勉強会をご紹介しましたが、社外の方にもご参加いただけるイベントのご案内です!12月16日(木)人間中心設計専門家ウメムラタカシによる「自分のスキルを人間中心設計のレンズで棚卸してみる会」を開催します。どなたも無料でご参加いただけるイベントになっているので、ぜひお気軽にお申し込みください。お申し込みは、connpassもしくはpeatixにて!

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【WBCカレッジ】PMナビゲーターDay02~話せる構造がチームを救う~

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10月29日にWebソリューション事業の執行役員で大規模開発のプロジェクトマネージャ経験も多い、アピリッツ長谷による「PMナビゲーターDay02」が開催されました!今回も講義の様子をお届けします。(2025年10月取材)

今回のテーマは、「話せる構造がチームを救う~QCD・スコープ・WBS・変更管理をつなげて、健全なプロジェクトを保つ~」でした。冒頭ではDay01の振り返りを行い、どうすればプロジェクトで起こっているズレに気づくことができるのか、その具体的な仕組みや構造についてお話しいただきました。具体的には、プロジェクトのQCD(Quality,Cost,Delivery)を守るために、「スコープ:何を、いつ作るのか」「コミュニケーション:どう共有するのか」「リスク:何が起きうるのか」「ステークホルダー:関係者への影響」に焦点を絞ってプロジェクトを管理することが紹介され、参加者からは「案件のズレをチーム全員で可視化することの必要性を学んだ」「QCDを把握して主体的に関わることが重要だと再確認できた」等、今回も大好評でした!

WBCカレッジを終えて

実際に参加したメンバーから感想を聞きました!

最終的なゴールとスコープを常に意識し、そこから逆算して動く重要性を痛感しました。今までは目の前のタスク達成で満足していましたが、前提条件の明確化と『ドキュメント4点セット』によるズレの可視化が、プロジェクトの健全な進行に不可欠だと再認識できました。

案件規模にかかわらず、ズレを放置せず潰す仕組み化の意識が必須だと気付きました。今後は、ドキュメント整備を通じてチームメンバー全員が視野を広く保つことを意識して取り組んでいきたいです。

WBSなど既存のドキュメントが形骸化し、振り返りに活用できていなかった現状を見直すきっかけとなりました。リーダーやPMだけでなく、メンバーも同じ意識でQCDを把握し、積極的にドキュメントを確認することで、ゴールが明確になりプロジェクトを先読みして進行できるようになると感じました。

今回講師を担当された長谷さんにもお話を聞きました!

ーーWBCカレッジお疲れ様でした。

Day02、お疲れ様でした。理論や実務の話が多く、複雑に感じた方もいたかもしれませんね。
改めて今回は、3層(契約層・要件層・計画層)を理解してつなぐこと
そして健康4点セット(計画・体制・進捗・課題)をそろえてズレに気づける状態をつくることをお伝えしました。
加えて発展編として、WBSの正しい運用でスコープを制御し、変更管理を通じて相談しやすくする、
そんなチーム運営の仕組みについても触れました。

ーー今回このテーマにされた理由や背景を教えてください。

社内の対策会議の中で「どうしてここまでズレたのか?」という場面を何度も見てきたからですかね…。
それと、開発は得意だけど、顧客折衝やプロジェクトを管理することは学んでないぞっ!て声は普段から聞こえてまして…。
そこで、目の前の回復や事前の予防は進めつつも、どうすれば社内全体で再発を防げるか?という思いがありました。

実は、プロジェクト上の問題といっても、背景やレベル感はさまざまで。
アーキテクチャが複雑だったり、納品基準が高い案件など、組織としても技術的にもレベルアップが求められるケースもあります。
一方で、契約や要求を十分に把握しないまま、要件スコープを決めずに走ってしまう。そういったすぐに防止できる問題も多くある。
前者は時間をかけて成長していく話ですが、後者は今日からでもチームで改善できること。
そして、それを一人のPMに任せきりにしないで、チームで話せる仕組みに注目しました。

ーーたしかに、すぐに改善できる問題を放置しない姿勢が重要ですね。チーム全体でズレに気づける仕組みを導入することで、どのようなポジティブな変化が生まれるのでしょうか?

変更管理での整理が活きてくると、次フェーズの話も自然としやすくなるので、お客様との関係も継続的になり、社内の予算や体制も守りやすくなる。「守る」という行為が防御ではなく、プラスの行為に転じる。良い状態です。
そういった関係を築けている取引先が実際にたくさんあります。
今回のWBCカレッジの内容は、PMだけでなく、皆さん全員で支え合える環境をつくるためにまとめました。
ズレに気づける、相談できる、そして一緒に考えられる。そんなチームが増えたら、もっと仕事がやりやすくなるはずだよねと。

ーー次回day03ではどのような内容を予定されていますか?

Day03は、PMBOKの項目をさらに増やすというよりも、
実際の社内プロジェクトを紹介し、ケーススタディとして腹落ちできる時間にしたいと考えています。
今回学んだ3層(契約・要件・計画)や健康4点セットを“考える杖”にして、
「こうしておけばよかった」「こうしたら改善できた」といった、リアルな現場の事例を一緒に紐解く内容にしていく予定です。
自分の案件に取り込めるヒントを見つけたり、すでに実践できている“良い習慣”を再確認してもらったり、
そしてそれを周囲にも広げてもらう。
そんな意図で準備を進めています。
Day03は、ここからの参加でも十分に持ち帰れる内容にしていきます。ぜひ気軽に覗いてみてください!

長谷さん、ご参加いただいた皆さんありがとうございました!PMナビゲーターDay03も楽しみですね。アピリッツでは、社内外に向けた知識共有の場を増やしてまいります。社外の方もご参加いただけるイベントもございますので、このような活動にご興味がおありの方がいらっしゃいましたら、ぜひconnpasspeatixにて、「WBCカレッジ」のフォローをよろしくお願いいたします!

イベント情報

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アピリッツで働く人

HCD/UXデザインでプロジェクトを成功に導く。サービスデザイン談話室スタート!

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アピリッツでは、新たに「プロジェクトを成功に導くサービス談話室」をスタート!一方向のセミナー形式ではなく、参加者一人一人のリアルな悩みに寄り添うことを目的としています。「一人でプロジェクトを進める」というミッションを背負う方や、大企業の組織の中で「何から変えていいかわからない」方、皆さんの悩みや課題をアピリッツのHCDやUXデザインの専門家が、デザインや組織づくりの「転ばぬ先の杖」となる学びやつながりを提供します。

10月22日に第1回目を開催。業界や職種を問わず様々なバックグラウンドをお持ちの方々にご参加いただきました。参加者の方々からは、「デザインの解像度が上がった」「デザインについてもっと深く知りたい」「HCD(人間中心設計)を学んでみたい」という感想をいただき、大好評でした。サービスデザイン談話室は、このようなデザイナーによる共創を通じて、アピリッツが考えるオープンイノベーションを体現する学びの場です。参加費は無料で、定期的に開催していますので、ご興味がおありの方はぜひpeatixからお申し込みください。(WBCカレッジのフォローもよろしくお願いします!)

談話室の様子。雑談ベースで会話をしながら、参加者一人一人のお話をお聞きします。
談話室では付箋を使って、参加者の方のお悩みや課題を解決するきっかけを提案していきます。

11月のイベント情報

11月は、サービス談話室を計2回開催!11月12日、11月26日、お仕事帰りにぜひ寄っていってください。また、11月のWBCカレッジはウメムラボ第3弾、既存のヒット商品を素材に「インサイトとは?」を体感して持ち帰られる講座となっています。こちらもぜひお申し込みください!

➤11月12日(水)「サービスデザイン談話室」お申込みはこちら

➤11月26日(水)「サービスデザイン談話室」お申込みはこちら

➤11月14日(金)「HCDトレーニングセンター『ウメムラボ vol.03』」お申込みはこちら

過去のイベントの様子

アピリッツで働く人

【WBCカレッジ】ボードゲーム研修で学ぶ共創マインド「TEAM CLIP体験講座」に潜入してみた!

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10月17日に第2回目となるWBCカレッジ「ウメムラボ」を開催しました。今回もイベントの様子についてレポートします!

今回のWBCカレッジは、自律型人材研修ボードゲーム「TEAM CLIP」開発者の徳一輝さんをお招きして、「共創」「チームメンバー視点」「制約下の意思決定」「振り返り(リフレクション)」を、楽しみながら体験する時間となりました。講義の前半は、徳さんから「上司からの指示を待ってからではなく、自分の意思で能動的に行動する”自律型”人材が、変化の激しい現代で重要である」こと、「心理的安全性の重要性」「正しい業務改善理論の理解」「キャリア観の明確化」が自律型人材の育成において必要な3つの要素であることを解説いただき、後半で実際に4人グループになって「TEAM CLIP」を体験。どのグループも、最初はルールの理解にやや困惑しつつも、初対面とは思えないほどの盛り上がりぶりを見せていました!

映像制作会社「CLIP」の社員となって、日々のタスクやチームプロジェクトを遂行するというボードゲーム。サイコロや砂時計を駆使して、どのテーブルも忙しそう!

WBCカレッジを終えて

今回講師としてご登壇いただいた徳さんへ、WBCカレッジの感想をお伺いしてきました!

ーーWBCカレッジお疲れ様でした!冒頭徳さんからの説明もあって、参加者の方がスムーズにゲームに参加できていたのかと思うのですが、導入の部分で何か工夫されていることはありますか?

「難しいと思わせないこと」が、とても重要だと思っています。
何事もいきなり全体を把握するのは難しいし、それでハードルが上がって途中で投げ出しちゃう人も出てくると思うんですよね。
だけど、誰だって「ここまでは簡単、できる」っていうラインがあると思うので、
簡単だと思っていることを少しずつ積み重ねていって、気が付いたら全部できているなっていう状態になるのがやっぱり理想かなと思っています。今回の研修でもそこを意識して進めていました。

ーー「TEAM CLIP」を作ろうと思われたきっかけは何だったのでしょうか?

元々ゲーム研修自体に興味があって事業化したいなと思っていました。
自分が中間管理職やプレイングマネージャーの時に、思うように結果が出なかったり、メンバーとどういう風に接していいか分からなかったりで、とてもつらい時期があったんです。
振り返れば、何の経験も何の学習もしてない人が急にマネージャーになっていくから、成功できる人とできない人が出てくるのは当たり前だよねって思って、じゃあそれに対して何かしら救いになるようなアウトプットを出したいと思ったことが、「TEAM CLIP」を作ろうと思ったきっかけです。

ーー今回の研修を通して徳さんが一番伝えたいことは何でしょうか。

ただ「楽しかった」「仲良くなれた」で着地するのではなく、本人に何かを気づかせることが研修だと思っています。
今回のような体験型の学習で得られるような、自分に足りないものやこういう傾向があるっていう気づきって、明日以降もきっと覚えていると思うんですよね。なので、今回のこの研修が参加者の方にとっていい時間になっていればいいなと思います。

徳さん、ありがとうございました!実際に参加された方にも、体験してみての感想を伺いました。

ゲームを始める前にリーダーを決めてスタートしたのですが、リーダーしかできない業務があったりして全体を俯瞰しながらも、プレイングマネージャーとして作業にも入る場面があり、「実際の業務と同じだ」と疑似体験をする事ができました!
その中で一番思ったのは、役割分担と声かけの重要性ですね。リーダーからメンバーへの指示、メンバーからリーダーへの報告と言った一方通行の会話ではなくて、それぞれ担当している役割が見えやすい仕組みとコミュニケーションの工夫が重要だと思いました。

手が空くと研修室のマスに入って資格を取りがちな自分がいると気が付きました。笑
確かに自分も実際に資格を勉強する事が多いので、「ゲームで実際の性格が出てるな」と感じました。
初めての方同士で参加しましたが、ゲームを通じて活発に会話ができたので楽しかったです!!!

今後もアピリッツでは、社内外に向けた知識共有の場を増やしてまいります。このような活動にご興味がおありの方がいらっしゃいましたら、ぜひconnpasspeatixをご確認ください。その際は、「WBCカレッジ」のフォローもぜひよろしくお願いいたします!

<講師のご紹介>

  • 徳 一輝(Toku Kazuki)

合同会社Smart Ape COO(Chief Operating Officer)。 1990年大阪府生まれ。これまで飲食、フィットネス、専門商社など複数の企業に参画し、MVV設計および浸透を主とした組織開発およびスキル開発の研修プランニングや講師を担当した。現在はゲーミフィケーション研修事業の責任者として活動しながら、ベンチャー企業から東証プライム上場企業まで幅広い採用、研修課題解決に向けたアプローチに従事する。

11月のイベント情報

11月のWBCカレッジのご案内です。今回のような勉強会だけではなく、アピリッツのHCDやUXデザインの専門家が参加者一人一人のお悩みに寄り添う「サービスデザイン談話室」も開催しています。こちらもぜひご参加ください!

➤「サービスデザイン談話室」お申込みはこちら

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「好き」を追求する。中途入社メンバーが考える、アピリッツで働くとは?

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中途座談会第2弾!それぞれの職種の面白さや入ってから感じるアピリッツの印象について取材してきました!(2025年9月取材)

「PMが好き。」元経営者が語るプロジェクトマネジメントの面白さ

ーー皆さん本日はよろしくお願いします!まずは栗山さんから簡単に自己紹介をお願いします

今年の5月に入社しましたDO学部の栗山です。前職ではスタートアップ企業を数社経験しており、アピリッツでは主にPMや営業を担当しています。1歳の息子がいるので、休みの日はよく子供と一緒に外へ出かけています。

ーー栗山さんは今PMを担当されているとのことですが、どんな所に面白さを感じますか?

品質は落とさず予算の中でいかに原価率を高くするのかを考えることが好きです。人の動きに合わせて原価率が変わることは大変ですが、伝えにくいことも「柔らかく、でもしっかり伝える」ことが得意なので、そこはPMの業務で強みになっていると感じます。

ーー普段PMとして働かれている中で、どのようなことを意識されていますか?

4,5歩先まで読むこと、ですかね。1歩先ぐらいだと、結構皆読めると思うんですけど、「その先にいったらこうなるじゃん!」みたいなことっていっぱいあって。そういうことも見据えて動こうという意識は常に持っています。ただ自分も最初は、当たって気づいて反省してっていう感じで進めていたので、その時の経験が今に活きているんだろうなと感じています。

ーー今回転職しようと思われた背景や当時の軸を教えてください。

元々スタートアップで会社を経営していたのですが、子育てに入るタイミングで改めて自分自身の働き方を見つめ直したことがきっかけで転職活動を始めました。「自分のやりたいPMワークができるか」「やりがいがありそうか」「仕事と育児の両立ができるか」を軸に動いていましたね。アピリッツはこの3つの軸を満たしていたので入社を決めました。

ーー入社してから特にギャップは感じなかったですか??

就業時間を前倒しにしてもらったり、部長のサトカエさん(DO学部部長佐藤香絵さんの通称)がとても親身になって仕事と育児をどうやったら両立できるか、私の気持ちも汲み取りながら一緒に考えてくださっていて、想像していた倍以上に社員に寄り添っている会社だなと感じています。

「PMが好きなんです」と語る栗山さん。素敵な笑顔!

「既にあるものをより良く。」Webテスターとセキュリティエンジニアの共通点

ーー続いて、井川さん自己紹介をお願いします!

ST学部でセキュリティエンジニアをしている井川です。アピリッツには今年の4月にWebテスターとして入社して、その後セキュリティエンジニアの部署へ異動して今に至ります。前職ではソフトウェアテストのテスターや、採用業務などの現場とバックオフィスの橋渡し役等、幅広く担当していました。

ーー元々Webテスターとしてアピリッツへ入社されたんですね。井川さんはテスト業務のどういうところが面白いと感じますか?

私は作りこまれたバグを拾うことが好きなんですが、「aとbを組み合わせると、cというバグが生まれるんじゃないか」と想像してバグを探しに行くことが面白いですね。仕様書通りにチェックするのも大切ですが、テスト業務はそこにプラスアルファ「自分の経験値」で挑戦できる分野だと思います。

ーー今はセキュリティエンジニアとして働かれていますが、セキュリティエンジニアとWebテスターと共通する部分はどこだと思いますか?

自分は0→1を生み出すことよりも、既にあるものをより良くしていく方が得意だと感じています。そういった意識は、セキュリティエンジニアとして犯人が入り込めそうなところを指摘するという点で、大枠共通しているんじゃないのかなと思います。

ーー入社してみて、改めてアピリッツはどんな会社だと感じますか?

社員の「成長したい」を応援してくれる会社だなと感じました。資格手当勉強会はもちろんですが、各職種でしっかりとテーブルが設定されている評価制度は、目標設定もしやすいですし、モチベーションにも繋がっています。また、定期的に上長と1on1があるので、今困っていることやこれから目指していることをフラットに話せる機会があることも、会社として社員の成長を後押ししてくれる姿勢を感じます。

まずは技術的なスキルを磨きつつ、ゆくゆくはマネジメントに携わりたいというお二人。そのときはまたぜひ取材させてください✨

「対等に自分の話を聞いてくれた。」異業種から転身したWebエンジニアの入社の決め手

ーー続いて、高木さん自己紹介をお願いします!

PL学部でWebエンジニアをしている髙木です。前職ではアパレル企業に勤めていて、アピリッツには今年の4月に入社しました。お昼休みは、オフィスの近くにあるお気に入りの公園へ散歩したりしてリフレッシュしています!

ーーお散歩いいですね!ちなみに髙木さんは、当時はどういう軸で転職活動をされていたのですか?

「ものづくりに携われる仕事に就きたい」と常々感じていて、興味があったIT業界で転職をしようと思っていました。当時は「受託企業であること」「Web/モバイルのアプリ開発に携われること」を軸に活動していました。アピリッツの面接は、いい意味で堅苦しい雰囲気がなく、面接官の方が対等に自分と目線を合わせて話を聞いてくださったことがとても印象に残っています。

ーー実際にアピリッツに入社するる前と後でイメージや印象に変化はありましたか?

雰囲気が意外と明るいという点がいい意味でギャップでした!入社前は「IT」という言葉の印象から「社員全員PCに向かって朝から晩まで黙々と作業しているんだろうな・・」と暗いイメージがあったのですが、実際に入社してみると、エンジニアだけでなく、デザイナーや営業、コンサルなど、多種多様な職種の方がいて、日々色々な会話が聞こえてきて楽しいです。

最後に、アピリッツ公式(?)キャラクターのアピ子と一緒に。皆さんご協力いただきありがとうございました!

【各種イベントのご案内】

中途座談会第2弾、最後までお読みいただきありがとうございました。今回の記事ではお伝えしきれなかった、アピリッツの雰囲気をぜひ肌で感じていただきたい・・ということで、11月もWBCカレッジ開講します!今回は、参加者一人一人のリアルな悩みに、アピリッツの人間中心設計やUXデザインの専門家が寄り添う「サービスデザイン談話室」を新たにスタート!11月12日(水)と11月14日(金)、アピリッツのカフェスペースでお待ちしています。

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ジムに、カフェ・・!?いざ、パワーアップしたアピリッツのオフィスへ!

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運動の秋!食欲の秋!ということで、アピリッツのオフィスでも秋の気配を感じる出来事が・・!

まずは、運動室。卓球台が2台セッティングされているのですが、今月からジム用具が追加!外の景色を見ながらランニングしたり筋トレしたり、運動不足の方にも、ちょっと息抜きしたい方にもおすすめです。^^

まるでジム!な運動室✨いつもは卓球をしている代表の和田も筋トレ中!

運動室の次は、カフェスペース。なんとコーヒーや紅茶などが飲めるフリードリンクがスタート!コーヒーや紅茶を飲みながらMTGしたり雑談したりと、こちらも社員さんに大人気です。

温かいドリンクを片手にリフレッシュ!

ちなみに今回ご紹介した運動室やカフェスペースは、WBCカレッジや懇親会の会場としても使われています。昨年9月に移転したアピリッツのオフィスの全貌が気になる・・という方は、ぜひオフィスツアーの様子もご覧ください!

アピリッツのオフィスに行ってみよう!各種イベントのご案内

アピリッツのオフィスはいかがでしたか?実際に足を運んでいただくと、記事だけではお伝えしきれない社員同士のフラットな雰囲気も感じていただけるはず・・!そんなアピリッツでは、定期的に勉強会やセミナー等、各種イベントを企画・運営しています。各イベントの詳細と参加申し込みは以下リンクからご確認ください。皆様にお会いできることを楽しみにしております。

各種イベントのお申込みはこちら

過去のイベントの様子はこちら

アピリッツについて

ベトナムBunbu社がジョイン。ギア社長が生涯をもって叶えたい夢とは。オフショア開発体制の裏側に迫る!

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2025年8月29日、ベトナム法人Bunbu Joint Stock Company(以下、Bunbu)が、株式会社アピリッツの完全子会社になりました。代表取締役社長 レー・ヴァン・ギア(以下、ギア社長)への独占インタビューの内容を、児山 亮執行役員と間山 譲部長に同席いただき共にお届けいたします。
・PRTIMESはこちら
・BUNBU JOINT STOCK COMPANYの公式ホームページはこちら

アピリッツへのジョインを決めた背景

ーーこの度はアピリッツへのジョイン下さり、非常に嬉しく思っています。ギア社長がアピリッツと仕事をしようと決意されたきっかけってありますか?

8年間ほどオフショア開発を行っている中で、営業の強いパートナーを探そうと考えていました。色んな会社に話を聞きましたが、自分の得意なプログラミング言語との親和性もあった事、あとは一番営業力があると感じたのがアピリッツだったんです!

ーーそうだったのですね!初めてベトナムのオフィスでアピリッツの和田社長や経営陣と面談した際、どんな話があったのですか?

アピリッツの目標や夢を聞かせてもらいました。「ギアさんは会社を大きくしたいのか強くしたいのか」「それだとアピリッツはBunbuへこういう内容が提案ができる」「Bunbuへこういう事を期待したい」等、自分の夢や目標をお伝えした上で、実現するためのより具体的な協力体制のイメージまでお話頂きました。

(頷く間山)僕自身も”エンジニアとして開発する事が最終目標ではなかったです。その先に相手がいて、自分が考えるその人の幸せを実現する事が好き”で、それを叶えられるのがコーディングという方法だったから、今もこうして開発を続けています。
Bunbuのジョインは、アピリッツとしてもグローバル展開へ向けた第一歩を踏み出しているので、製造力の視野が広がることを期待しています。チャンスがあれば自律してアーキテクチャを出してくれるメンバーがいるという意味で技術力が高いと感じますね。目の前にあるタスクだけお仕事をするというのではなくて、クライアントへ目線を向けてどうやっていくとより良いのかを話せるチーム体制や関係性を築いていきたいと思っています。

間山 譲部長は、Bee2B株式会社の代表を務め2024年5月にアピリッツへジョイン。ベトナム出身のメンバーも在籍していてブリッジを組んだ開発実績を多く持っている。

ギア社長がBunbuを設立して「叶えたい夢」

ーーBunbuの設立は2017年12月だと思いますが、どういう経緯で起業する事を決めたのですか?

ベトナムの教育背景として、高校の時から学べる数学のレベルが高い傾向にあります。大学に進むと選べる専門性の幅が広く、データベースやプログラミング等のスキル的な部分を習得する事ができるので、起業するにあたって足りないのは仕事上の経験だけだと確信がありました。13年前に慶応大学を卒業した後、企業へ就職して務めて「もっと成長したい」という想いが強くなり辞める決意をしました。
最初はフリーランスで日本の企業から仕事をもらっていましたが、2019年に現COOのハーさんとチームを作って起業しました。
日本の教育は基本的な事から勉強する仕組みがあると思います。だから設計力が強い印象を持っています!

ベトナムのエンジニア平均年齢が25歳前後、開発も設計も経験を積めば必然とさらに強くなると考えています。
(根底にある原動力として)ギア社長はじめお話をしていて感じるのは「アニマルスピリッツ」ですね。
自分の夢があるから、そのために何としても実現してやるという熱量と勢いを感じました。
主語が「自分」じゃなくて「周り」が喜んでくれるために自分は何ができるのかっていう気持ちが強いですよね。

COOであるハーさんも「事業で成功して両親が自慢できる人になりたい」という想いがあり、一緒にチームを組む時も今も良くお互いの夢の話をしますね。ゆくゆくは自分がNO1になりたいっていう意欲を常に燃やしていますよ!僕のハノイ工科大学出身の同期も28~30歳で目標をもって起業して、社長になっている人が多いですね。

ーーずばり、ギアさんの夢は何ですか?

自分の地元であるハイフォンの地域は、優秀な学生はたくさんいますし経済的に発展はしていますが、ITの大企業はあまりありません。そういう人はハノイに出て働く事が多いです。だから将来は、”ハイフォンに会社を作って地元で仕事をしてほしい。そんな環境を自分が作りたいんです。” そのためには今後、Bunbu社員は100名の体制まで大きくしたいですね。それにAI台頭という動きもあるので、出身の大学でAIに関して研究している先生と連携して開発のノウハウを活かす動きも今後取り組んでいきたいと思っています。

故郷を大事にしたいという想いが今のベトナムにはカルチャーとして残っていて、それがギアさんが仕事をする上での原動力になっているんですね。

はい。だから常に今できる簡単な仕事より難しい仕事へ挑戦したいと思っていますね。エンジニアとしてはフルスタックエンジニアを目指していて、成長実感を持って仕事がしたいですし、色んな事に挑戦して仕事を増やして報酬原資も増やしていきたいと思っています。

ギア社長の夢を聞いて、心が熱くなる児山 亮執行役員。

Bunbuのジョインで開発体制をより強化していくアピリッツ

インタビューではご自身の夢や事業拡大への目標を語ってくださったギア社長。
その夢を実現するためには、それぞれ異なる最終目的地を持ちつつも同じ方向を向いて高め合えるハーCOOの存在や、社員メンバーとの強力なチーム体制があるんですね。

今回のジョインは、単なる協業ではなく、これまで築いてきた信頼関係を新しいステージへ進化させる一歩です。
アピリッツとBunbuは、若いメンバーが中心となって挑戦を楽しみ、前向きに成長していく文化がとても技術スタックやカルチャーの面でも非常に親和性が高いと感じています。ギア社長自身も慶応大学出身として日本の開発現場を深く理解し、クライアントと直接対話しながら上流から価値を作り出してきた経験を持つ方です。その姿勢は、まさにアピリッツが目指す「要件定義から課題解決まで伴走する開発」に重なります!
今回のジョインを通じて、「ベトナムの優秀なエンジニアの力 × アピリッツの提案・営業・上流力」を実現させ、クライアントにより寄り添った“良い仕事”を、もっと多く生み出していきましょう!

ベトナム式の乾杯音頭があるの皆さんご存知ですか??行きますよーーー「Một, hai, ba, dô! (モッハイバーヨ!)」 

(アピスピ記者のぼやき)~遊び心を忘れないアピリッツ~

調印式はBunbuの拠点であるベトナムのハノイで行いました。ベトナムとの時差は日本の2時間遅れという事もあって、ジェットラグ無く到着。
そして当日はベトナム独立記念80周年でもあり、花火やパレードで街が祝福モードに。現地の方は国旗のTシャツを着てお祝いしていたそうで、アピリッツ経営陣も郷に入っては郷に従えという事で着用しました。スポーツ観戦の時もそうですがユニフォームを着ると一体感が出て高まりますよね。遊び心を忘れないアピリッツでした。現場からは以上です!

【WBCカレッジ】ウメムラボ vol.01~イノベーションの考え方講座~

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9月26日に第3回目となるWBCカレッジが開講されました!今回もその講義の様子をお届けします。(2025年9月取材)

実践と体験にこだわった、HCDトレーニングセンター「ウメムラボ」始動!

今回のWBCカレッジでは、人間中心設計専門家でもあるウメムラタカシがファシリテーター!今回は、アイデア創出の楽しさを体感できるワークショップを開催し、社内外からたくさんの方々にご参加いただきました。プログラムが始まると、4~5人のグループに分かれて、手を動かしたり、話し合ったり・・!ユニークなワークを通して、自分自身のひらめきを体験したり、それを共有することで新しい気づきがあったりと、運営側も参加者も、みんなでアイデア創出のプロセスを体験する回となりました。

「隣の人の似顔絵を描こう!」皆さん真剣・・!
「かき氷をストローなしで食べる方法を考えてください」というお題に対して、それぞれのグル-プから斬新なアイデアがたくさん生まれました!

WBCカレッジに参加して

ワークショップに参加された方々と、今回ファシリテーターを担当された方々にも、WBCカレッジの感想をお聞きしました!

ーー参加者の方々より

「イノベーション」というと大掛かりなものを考えていましたが、意外と身近なところにイノベーションによって生まれたものがあるという気づきがありました。アイデアが出やすい環境づくりや進め方はぜひ業務でも活用していきたいです。

ワークを通して、ネガティブな状況をポジティブに捉え直すことで、新しい発想につながることが体験できました。また、新しいアイデアの創出の手段として、既存のモノを組み合わせて新しいモノを作る「ハイマン法」はぜひ実際の案件やAIの活用方法で実践してみたいです。

格式張った勉強会のようなものを想像していましたが、グループの皆でアイデアを出したり、話し合ったりして、気軽に楽しめるワークショップでした。今回のWBCカレッジでは外部から参加されている方とも交流ができて面白かったです!

ーーファシリテーターの皆さんより

参加者のみなさんは「イノベーション」という言葉と仲良くなれたと思います。 ウメムラボでは、人間中心設計(HCD)やユーザー体験(UX)の学びを面白がれるように工夫して行きます。プロ面白がり屋を目指して一緒に学んで行きましょう。

今回のワークショップはイノベーションについて理解できるだけでなく、普段なかなか話さない人ともたくさん話したのではないでしょうか! エンジニア、デザイナー、コンサルタント、営業の方と一緒にワークショップをすることでそこでも新たな発見があったら嬉しいと思います。様々な職種があるアピリッツならではの面白いワークショップを今後も続けていきますのでぜひとも皆様ご贔屓に!

日々の業務の中でもアイデアが必要になることはたくさんあると思います。今回のワークショップでは、その根底となる考えを楽しく学ぶことができました。 当たり前になっているあの商品にも、実はイノベーションが詰まっていることも知りました! サブファシリテーターとして参加しましたが、みなさんフォローの必要ないくらい盛り上がっていて、少し羨ましかったです(笑)

色んな立場・職種の方がチームになってお互いを知り、意見を尊重しながらもアイデア創出していくプロセスを間近で見られて、私自身もとても楽しかったです。 今後もたくさんのワークショップを開催・企画していきます。HCDのことを学び、タメになりつつも「楽しかった!」と思えるような場を目指していきたいです。

【ご案内】HCDトレーニングセンター・ウメムラボvol.02「ボードゲーム研修で学ぶ共創マインド〜TEAM CLIP体験講座〜」

10月17日(金)19:00から、WBCカレッジ「HCDトレーニングセンター『ウメムラボ』 vol.02」を開講します。こちらもご興味がある方はぜひご参加ください!その際、「WBCカレッジ」のフォローもよろしくお願いいたします。^^

お申し込みはこちら

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SaaSチームにおける生成AI活用による工数削減の取り組み

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デジタルマーケティング・オファリング学部 SaaS チームでは、自社製品開発の生成 AI ツールによる効率化をすすめています。今回はその取り組みの一例をご紹介します。
本記事では、実プロジェクトでの活用状況と、どの程度の工数削減につながったのか実例とあわせて共有したいと思います。

本題に入る前に、SaaS チームについて簡単に説明します。
アピリッツの SaaS チームは、デジタルマーケティング支援やデータ分析をする部署に所属するチームで、サイト内検索などの SaaS サービスを開発・運用しているチームです。お客様や運用代行をしている社内チームからのフィードバックを受け、日々多くの改善タスクを抱えています。自社サービスということもあり、対応要否についてスムーズに意思決定を行うことができますが、優先度の高いタスクへの対応に追われ、その他のタスクが後回しになる状況が続いていました。
そのため、半年ほど前から実装時の工数削減や負荷軽減を目的として生成 AI ツールの導入と開発効率化を試みています。

取り組みの方針と評価基準

今回は実装タスクで Devin を利用し開発効率化を目指しました。指標はシンプルに「見積もり工数に対する実際の工数」で測ることにしました。これまで機能開発を行ってきたサービスに対する見積もりなので、ある程度信頼できる見積もり精度となる想定です。また複数メンバー・複数タスクで実施することで、見積もり精度のバラつきがあったとしても、効率化の傾向の有無を判別できるようにします。いつも通りの作業を想定した見積もりで、1~2人日程度から10人日程度の改修や、ある程度の規模の新規機能開発を対象としました。

やってみての結果

結論から言えば、どのタスクも人手による作業を削減する効果がありました。見積もりの工数・期間に対し20%~50%ほどの効率化が見られるケースが多く見られました。以下にいくつかの事例をあげます。

事例1 (メンバーA): FAQ検索サービスの機能追加・改善

  • 小規模タスク (1~2人日)
    • 見積工数: 1~2日 (8~16h)
    • 実工数: 数十分
    • 所感: issue の詳細設計+セッション指示で完結。フロントは Devin のみで対応、バックエンドは一部 Devin に任せ人間が対応。
  • 中規模タスク (4~5人日)
    • 見積工数: 4~5日 (32~40h)
    • 実工数: 約16h (2日でマージ)
    • 所感: 実行環境や背景説明に時間を消費 → 事前情報準備で効率化余地あり。

半年間で89セッション実施、59PRをマージ。他の運用業務も抱えつつ、チーム内で最も Devin の恩恵を受けている。


事例2 (メンバーB): サイト内検索の機能追加

  • 見積工数: 7日 (56h)
  • 実工数: 41.5h(内15hが手作業)
  • 所感
    • issue の詳細設計+セッション指示で完結。
    • UI は 一部 Devin に任せ人間が対応。
    • Devin の実装をレビューする時間が多くかかった。

大きめのタスクでも効率化を確認。ただし修正・調整の負担は残る。タスク分割やコーディング規約整備でさらなる効率化が期待できる。


事例3 (メンバーC): クローラ作成

  • 見積工数: 15日 (120h)
  • 実工数: 10日(80h)
  • 所感
    • docs に設計・運用方針を文書化し、Devin に参照させた。
    • 以前は Cline を利用していたが、同じくドキュメントを参照させることでツールを移行しても対応できた。
    • ドキュメントを基にロードマップを作成 → ステップ単位で Devin に依頼。

文書化とロードマップ分割により効率的に推進可能。


全体所感

  • Devin の効果は 小~中規模タスクで顕著
  • 設計や文書化、タスク分割が効率化のカギ
  • UI や修正作業は依然として人間の負担が大きい。
  • メンバーごとの使い方に差はあるが、総じて開発効率を押し上げる結果となった。

まとめと今後の展望

今回の成果

今回の取り組みにより、大小さまざまな実装タスクで一定の効率化が得られたことが確認できました。特に、詳細設計や環境情報が整っているタスクでは、高い生産性を発揮しました。

効率化のポイント

  • 事前準備の重要性
    • 詳細設計や既存実装の情報、品質基準を整備して共有することで、AI ツールの理解を助け効率化につながる。
  • タスクの適切な分割
    • 1人日程度のサイズに落とし込むことで依頼しやすくなり、無駄なく活用できる。
  • 得手不得手の考慮
    • UI 実装や複雑仕様対応など、AI ツールが現状苦手な領域は人間がフォローする。

今後の展望

今後は、Claude Code や Codex などのツールも利用し、小中規模の機能追加や改善だけでなく、大規模機能開発や運用業務の効率化にも積極的に取り組んでいく予定です。

石井 歩(いしい あゆみ)
デジタルマーケティング・オファリング学部 SaaS グループ
プッシュ通知のサービスを中心に、アピリッツの SaaS サービスをみています。

VPoD登壇!人間中心デザイン勉強会が開講されました。

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9月10日に、人間中心デザイン勉強会「エンジニア必見!もう一度やさしく語るHCDの話」がアピリッツのカフェスペースで開講されました。今回はそのイベントの様子をお届けします!

人間中心設計専門家のウメさんが今年8月に入社されたことをきっかけに、アピリッツ社内でも今話題になっているHCD。HCDについて興味はあるものの、「どこから手を付けたらいいか分からない」「基礎検定、スペシャリスト、専門家、どれを目指せばいいのか分からない」「そもそもHCDってエンジニアでも学ぶべき領域なの?」というモヤモヤを解消するべく、HCD基礎検定×YUMEMI.grow presents 人間中心デザイン勉強会『エンジニア必見!もう一度やさしく語るHCDの話』がアピリッツのカフェスペースで開講されました。今回はアピリッツのVPoDであるウメさんが司会進行役としても登壇!「HCDは、エンジニアにとって最高のデバッグツール」として、HCDの考え方を開発工程におけるテスト作業と関連させながらHCDの重要性を話しました。

皆さんウメさんのお話に興味津々。。

HCDは全ての職種の人に有用な領域。当日は、デザイナーやエンジニアだけでなく、コンサルタントや人事、部長陣も参加!講義が終わった後は、各講師の方々に直接質問ができる座談会へ。それぞれのテーブルで、講師の皆さんに質問したり、各メンバーのHCDに関する意見を交流したりと、社内外で活発な交流もみられ、会場はとても盛り上がりをみせていました。

講義終了後の座談会の様子。新卒も中途も経営陣も、社内も社外も関係なく、この距離でフラットに会話ができるっていいですよね!

今後アピリッツでは社内外に向けた知識共有の場を増やしてまいります。このような活動にご興味がおありの方がいらっしゃいましたら、ぜひcompasspeatixをご確認ください。その際は、「WBCカレッジ」のフォローもぜひよろしくお願いいたします!改めて、「HCD基礎検定」の皆様、「YUMEMI.grow」の皆様、貴重な機会と素敵なご講演をありがとうございました。そしてアピリッツ運営メンバーの皆様、準備から当日の運営までお疲れ様でした!

主催団体について

2020年にNPO法人人間中心設計推進機構(HCD-Net)のHCD専門資格認定センター内WGグループが、HCDに関する基礎知識体系をまとめるとともに、制定した検定試験。「DXの実現、デジタル製品・サービスの構築に必須の基礎知識・マインドセットとして、「人間中心デザイン(HCD)基礎知識体系」をベースとした検定試験制度で、これからの時代の組織や社会の変革のために、幅広い領域(メーカー/サービス業/医療/教育/行政)、幅広い職種(企画/開発/設計/品質保証/調達/営業/サービス)の方々に、共通言語としてHCDの基礎知識とマインドを学ぶ機会を提供し、活用していただくことを目標に活動。

株式会社ゆめみが開催する勉強会・イベントの総称。技術の情報交換、エンジニア同士の交流、情報発信など、すべてのエンジニアの成長につながる活動を目指し様々なイベントやセミナーを企画運営する。

【ご案内】HCDトレーニングセンター・ウメムラボvol.02「ボードゲーム研修で学ぶ共創マインド〜TEAM CLIP体験講座〜」

10月17日(金)19:00から、WBCカレッジ「HCDトレーニングセンター『ウメムラボ』 vol.02」を開講します。こちらもご興味がある方はぜひご参加ください!

お申し込みはこちら

アピリッツの過去のイベントの様子はこちら

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Difyで手軽に生成AI活用 – ナレッジ検索から応用例まで

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1. はじめに

2025年9月にアピリッツに入社した茶屋道(ちゃやみち)です。入社して2週間が経ちました!
AI領域に特化した部署である「AIソリューション学部」に配属され、AIを活用したアプリや仕組みづくりのお手伝いをしています。

「AIをもっと活用してしてみたいけど、どこから手をつければいいの?」
そう思ったことはありませんか? 実は Dify(ディフィ)というサービスを使えば、専門知識が無くても簡単にAIアプリを作ることができるんです!

この記事では、Difyの基本を紹介するだけでなく、実際に活用できる例として ナレッジ検索AI の作り方も解説していきます!

2. Difyとは

Build Production-ready Agentic AI Solutions

📌 概要

AIをもっと身近に、手軽に活用できるようにするサービスです。
最大の特徴は、コードを書かずにAIアプリを作れること。例えばこんなAIアプリが作れます!

  • ナレッジ検索AI
    社内マニュアルや公開資料(PDF等)をアップロードして、自然な言葉で質問するだけで必要な情報を検索。
  • 文章生成AI
    メールの下書き、議事録の要約、提案文などを自動で作成。
  • 問合対応AI
    部署専用/顧客対応を担うチャットボットをノーコードで構築し、問い合わせ対応を自動化。
  • 開発補助AI
    テストコードの雛形作成やAPI設計やドキュメント整備の補助を行い、開発効率を向上。

Difyなら、簡単に業務に役立つAIアプリを作れます。
さらに応用すれば、外部サービスとの連携を通じて、日々のツールやシステムとAIを繋ぎ、もっと便利に活用できます

☁️ 利用形態

Difyには大きく分けて「クラウド版」「セルフホスト版」の2種類があります。

クラウド版

  • アカウントを作成すればすぐに利用可能
  • 無料プラン : 利用制限はあるが基本機能を体験できる
  • 有料プラン : 利用制限が緩和され、さらなる機能にアクセス可能
  • 小さなトライアルから本格導入までスムーズにステップアップできる

セルフホスト版

  • 機能はクラウド版とほぼ同等
  • Dockerを利用して、自社サーバーやクラウド環境に構築可能
  • データを自社環境内で保持できるため、セキュリティやコンプライアンスなどの要件にも対応
  • Dockerでの構築やインフラの運用などの知識が必要になる

⚠️ 利用上の注意

  • 業務データなどを利用し、本格的に運用したい場合は「セルフホスト版」を利用するようにしてください。
  • 「3. ナレッジ検索AIを利用してみよう」では、説明の簡略化/オープンデータ利用 の為「クラウド版」を採用しています。

3. ナレッジ検索AIを作成してみよう

ナレッジ検索AIとは、アップロードした資料やデータを元に質問に答えてくれるAIのことです。
社内マニュアルや公開レポートを検索対象にできるので、業務効率化や情報共有に役立ちます。

技術的には「RAG(Retrieval-Augmented Generation)」と呼ばれる仕組みですが、
ここでは分かりやすく ナレッジ検索AI と呼んで進めていきます。

今回は例として、観光庁が公開している「旅行・観光消費動向調査」に関する質問へ回答する ナレッジ検索AI を一緒に作成してみましょう。
以下のリンクより資料をダウンロードしてくださいね!

📄 旅行・観光消費動向調査(PDF)

🔑 セットアップ(1/4)

ログイン

Dify Login

まずは Dify にアクセスして、アカウントを作成/ログインします。
メールアドレスはもちろん、Google や GitHub アカウントでも簡単にログインできます。

モデルプロバイダーの設定

Model Provider

ログイン後は、AIに回答させるための「モデルプロバイダー」を設定します。
これは、AIの頭脳となる大規模言語モデル(LLM)や、ナレッジ検索に欠かせない 埋め込みモデル を利用できるようにする仕組みです。

Difyの画面右上にある自分のアイコンをクリックし、設定 をクリックします。
サイドメニューから モデルプロバイダー をクリックしてください。

OpenAI Install

今回は例として、クラウド版でも利用できる OpenAI インストール します。
無料枠が用意されているため、お試しレベルなら十分に活用できます。

📚 ナレッジ(2/4)

ナレッジとは

「ナレッジ」とは、AIが参照するために登録する資料やデータのことです。

例えば、社内マニュアルやFAQといった資料をアップロードしておくと、AIはそれをもとに質問に回答できるようになります。
ナレッジを登録することで、ただの会話AIではなく「自社専用の情報を回答してくれるAI」に進化させることができます。

データソースの設定

Data Source

ヘッダーから ナレッジ を開き、ナレッジベースを作成 をクリックします。

ここではナレッジの材料となる テキストファイル や ウェブサイト などを指定します。
今回は先ほどダウンロードした 📄 旅行・観光消費動向調査(PDF)をテキストファイルとしてアップロードしましょう。

ナレッジの詳細設定

Detailed Setting

次の画面では、チャンク設定/インデックス方法/埋め込みモデル/検索設定 をカスタマイズすることができます。

簡単に言えば、「AIが資料を理解しやすく、検索に活用しやすいようにするための細かい設定」です。適切に設定することで、回答の精度を向上させられる場合があります。興味のある方は調べてみてくださいね!

今回は以下の設定を採用します。

  • チャンク設定 : 汎用
  • インデックス方法 : 高品質
  • 埋め込みモデル : text-embedding-3-large
  • 検索設定 : ハイブリッド検索

保存して処理 をクリックすることでナレッジの作成が完了します!

🪚 スタジオ(3/4)

アプリタイプの選択

App Type

ナレッジを登録したら、次はアプリを作ります。
ヘッダーの スタジオ から 最初から作成 をクリックすると、アプリタイプを選択する画面が表示されます。

今回はシンプルなAIアプリを作成するので、初心者向けの基本的なアプリタイプ を展開し、チャットボット を選択してください。
その後は、アプリの名前や説明を自由に入力し 作成する をクリックしてください。

📦 ワークフロー
会話の継続機能 無し 自動化やバッチ処理向け。
高品質な翻訳、データ分析、コンテンツ生成、電子メールの自動化などに利用。
📦 チャットフロー
会話の継続機能 有り 対話型シナリオ向け。
カスタマーサポート、社内ヘルプデスク、営業接客シュミレーションなどに利用。
📦 初心者向けの基本的なアプリタイプ
プロンプトやコンテキストを追加してお手軽にAIアプリが作成できる。

プロンプトとコンテキストの設定

Orchestration

アプリを作成し オーケストレーション の画面が表示されたら、まずは プロンプトコンテキスト を設定します。

💬 プロンプト
AIに「どう答えてほしいか」を伝えるルールブックです。
例えば「ナレッジに関係ない質問には答えない」「最後に出典を表示する」といった指示を書きます。
プロンプト次第でAIの性格や立ち振る舞いが大きく変わります。
📘 コンテキスト
AIに「どの知識を参照するか」を指定します。
事前に作成したナレッジを指定することで、AIはその内容を元に回答してくれるようになります。

今回は僕が用意した プロンプト を設定してみましょう。

あなたは「旅行・観光消費動向調査AI」です。
与えられたナレッジ(観光庁「旅行・観光消費動向調査」PDF)に基づいて質問に答えてください。

ルール:
1. 回答は必ずナレッジに基づいてください。
2. ナレッジに関連しない質問(例:雑談、他の統計、旅行以外の内容など)が来た場合は、
   「この質問は本ナレッジ(旅行・観光消費動向調査)には関係がありません。」と答えてください。
3. 回答の最後には、必ず以下の出典を固定で表示してください。

---
出典:「旅行・観光消費動向調査」(国土交通省観光庁)
https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001905783.pdf
---

コンテキスト には事前に作成した 📄 旅行・観光消費動向調査(PDF)のナレッジを指定します。

設定が完了したら画面右上の デバッグとプレビュー「国内旅行消費額はいくらでしたか?」とメッセージを送ってみましょう。
資料に沿って「6兆7,988億円」という旨のレスポンスが帰ってきたら成功です!

🚀 アプリの公開 (4/4)

初めてのアプリ作成、お疲れ様でした!
オーケストレーション 画面の右上から 公開する をクリックするとメニューが開き、更新を公開 をクリックすることで最新の状態がアプリに反映されます。

🌏 URL共有
公開URLを共有することで、他の人のブラウザからもアプリを利用できるようになります。
また、他のサイトに埋め込んで利用することも可能です。
🧩 API活用
バックエンドサービスの URL/APIキー/APIリファレンス が自動的に作成され、他のアプリからAPIを経由して利用することも可能です。

便利なAIアプリが作成できたら、周りの人に共有してたくさん使ってもらいましょう!

4. 応用例

アプリタイプの中でも、ワークフローやチャットフローなどを活用することで、複雑なタスクをこなすAIアプリを短時間で作成することができます。
ここからは、僕が作成したAIアプリをいくつか紹介します。

🎨 Webページをプレゼンテーション化するAI

作成時間 : 10分

Example 1

WebページのURLを送信すると、そのWebページを参考にAIがプレゼンテーション用のスライドを作成してくれます。
また、ユーザーの要望も同時に送信できるようにしたので「このWebページの内容を僕にプレゼンして!」や「このWebページの内容をみんなにプレゼンをしたい!」のようなタスクにも対応できます。
Webページの要約や、プレゼンテーションのモックなどに活用できそうです!

✍️ 領収書から経費申請書をアップロードするAI

作成時間 : 20分

Example 2

領収書の画像やデータ(PDF等)を送信するだけで、必要な情報を抽出してGoogleDriveへ経費申請書のスプレッドシートをアップロードしてくれます。
今回は経費申請書を自作しましたが、会社の経費申請書の形式に準拠した物を用意すれば実用的かもしれません!

5. さいごに

今回は Dify について、概要からナレッジ検索AIの作り方、そして応用例まで紹介しました。

Difyの魅力は、専門知識がなくてもすぐに実用的なAIアプリを作れること
まずはシンプルなアプリから始め、慣れてきたら複雑な設定やワークフロー作成にも挑戦してみてください。

「さらに踏み込んで活用したい」「自社独自のワークフローに組み込みたい」という方は、セルフホスト版の利用を検討してみてください。
その際はぜひ「AIソリューション学部」までご相談ください。

茶屋道 大輝(ちゃやみち ひろき)
AIソリューション学部
推しはアメリカビーバー。毎日『ラヴィット!』を見て元気をもらってます!

異色のキャリアを歩むVPoDが語る、HCDの可能性

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今年8月にVPoDとしてアピリッツに入社された「ウメムラ タカシ」さんへインタビュー!小劇場の演出助手から講師、サービスデザイナー等、様々なキャリアを歩まれてきたウメムラさんから、今後のビジョンやHCDの可能性についてお話をお伺いしました!(2025年9月取材)

小劇場の演出助手からWebデザイナーへ。グラフィックやビジュアルの道を通っていないデザイナー

ーーウメさん今日はよろしくお願いします!最初のキャリアが、小劇場(商業演劇や新劇ではないインディペンデントな演劇)の演出助手からスタートしているというのがびっくりでした!

最初は、舞台演出家を目指しながら、生活のためにフリーランスでWeb制作をしていました。元々プロレスが好きで、プロレスの仕事に就きたいと思い、プロレス解説のアナウンサーやプロレス雑誌の出版社に応募したのですが全滅・・。そこから2回目の4年生の時に、小演劇に出会い、就活(?)として当時好きだった演出家のもとにエントリーシートを出したというのがきっかけです。

ーーWebにも当時から興味はあったのですか?

そうですね、大学の一般教養でHTMLを学んだことがきっかけで、フリーランスでWebサイトの制作を行っていました。自分の中では、ブラウザの中でも、舞台の上でも、テレビ画面でも、フォーマットは違えどお客様が喜ぶ体験を増やすという点では、全部一緒だと思っていて、そこは一貫しているなと感じています。

ーー視聴率を上げることやPV数を上げることの根本は一緒かもしれないですね!ちなみにアピリッツには今年8月にご入社されたと思いますが、どうしてアピリッツに入社を決めたのですか?

イベントに登壇する機会が多かったということもあって、色々な企業からスカウトいただいたのですが、アピリッツはそのうちの一つで、選考のスピードが何よりも速かったことが印象的でした。結局、選考の中でお互いがどれだけヒアリングをしても、実際のところ一緒に働いてみないと分からないじゃないですか。だから、アピリッツのこの選考の速さはもっと売りにしてもいいと思っていて、スピードジャッジメントというか、「待たせない採用」というのは、色々な企業を受けている中でとても印象に残っています。

ーーぶっちゃけ、入社してみてどうですか??

立地や内装などの物理的なオフィス環境もそうだし、働くメンバーの活気も含めてテンションが上がりますよね。その勢いが外部に出ていないことがもったいないなぁ~と感じています。経営方針に学園化を掲げていることや、部署の名称を「学部」としていることとか面白いのに・・。あと、オフィスに行けばメンバー皆が出社しているというところも滾りますね。

ーー今まで、いち企業のデザイナーとして業務に携われた中で一番印象に残っていることは何ですか?

自分が実施したワークショップの知見や経験がクライアントに残ることを心掛けています。具体的には、クライアントだけでも再現できるようにしたいと思っています。自分はよくホワイトボードを使って、アイデアを描いたりまとめたりしているのですが、ある時自分が担当していたクライアントの方から「うちの若手がウメさんみたいに、率先してホワイトボードを使うようになったんですよ~」と言ってもらえたことがあり、とても印象的でした。デザイナーはプロだから、カスタマージャーニーマップにしろ、バリュープロポジションキャンパスにしろ、道具として日々活用していますが、普段そういった方法を使わない方が「ホワイトボードを使って書こう」と思えるようになったこと、そしてそういったことを受け入れる「場」になってもらえたことが良かったです。

ーーちなみに、ウメさんは、頭の中を整理したいときどうやっているんですか?

寝転がったりしています。笑
別に寝転がったからといってクオリティが上がるわけじゃないけど、少なくともクオリティが下がることは絶対にないので。

「え?例えばこんな風に…寝転んじゃうよね」  ←((・・・・私、座ってて良いのか、もしかして寝転んだ方がいい?汗(;^ω^)アピスピ記者 栢森の内心))
「柱に付箋とか貼っちゃうよね笑」  

「HCDー人間中心設計ーといえばアピリッツ」

ーーウメさんが考えている今後の野望やビジョンについて教えてください。

アピリッツには、HCD(人間中心設計)を必要だと感じている経営陣が多いので、アピリッツの中でHCDの有資格者を増やしていきたいです。HCDやUXのことを考えるようになると、デザインであれ、開発であれ、最終的な納品までスムーズに進められるようになると思っています。だから、自分が持っているものは全て複製・浸透させて、「HCDといえばアピリッツ」って言われるようにしたいですね。

ーーHCDはエンジニアさんやデザイナーさんにとって有効なものという印象があるのですが、その他の職種にも役に立ちますか?

はい、ほとんどのビジネスマンに役に立つと思います。ちなみに、以前の職場では最初にHCDの資格を取ったのが営業職の人でしたよ。
どんなビジネスにおいても使う人がいないものを作るってことはあまりないと思っていて、エンジニアやデザイナーに限らず、全ての職種の人にHCDは有効だと思います

ーー今月は、ウメさんが講師のWBCカレッジが開催されるんですよね。

そうなんです!9月26日に、名付けて「HCDトレーニングセンター ウメムラボ」を開講します!
「そもそもイノベーションってナニ?」というモヤモヤがあると思うので、「イノベーションを体験できる」ワークショップ形式の内容を考えています。
今回のWBCカレッジでは、社外の方にも参加を募って、広く色んな人に体感してもらいたいですね!

ーーワークショップで参加者に熱狂してもらうために何か工夫していることはありますか?

最近は、ワークショップの魅力に取り憑かれすぎた大人が増えているという難しさがありますね。
ファシリテーション病というか、ファシリテーターになりたいって思っている人に多いのかもしれないんですが、教科書通りに理論に則った態度で進めようとしてるかも、ファシリテーターも参加者も。なので、自然体で向き合ってもらえるように場作りはしてますね。

ーー具体的に言うと?

例えば、皆が緊張しているからアイスブレイクしたいわけじゃないですか。
でも普通に仲が良かったらアイスブレイクをしなくていいし、もっと言えば何かに適合されたゲームになってることで冷める人ってのもいるはずなんですよね。
“アイスブレイクが好きなファシリテーター”や、”アイスブレイクのためのアイスブレイクをする人”が増えていて、
それって、溶かすための氷を凍らして持って来て、そして改めて溶かしているだけのような。これって溶けたとしてもプラマイゼロだから、本当はまた別途アイスブレイクをしないといけないんじゃないか?ってなったりしちゃいます。

ーー確かに、既にプログラムの中にアイスブレイクが組み込まれていることもありますよね。

厄介なのは、アイスブレイクにノリノリの人達が作りだした熱狂によって、本来アイスブレイクが必要な人のアイスが余計に固まってるんじゃないのかなぁってことですね。
「今からアイスブレイクします」ってのは、「今からボケます」って言ってからボケているようなものじゃないですか。
自戒を込めてですが、ワークショップデザインを学んだ人間の口から、「アイスブレイクします」って言葉が出てくるのは気になりますよね。

ーー余談ですが、ウメさんはお休みの日どうやって過ごされているんですか?

大体ももクロ(ももいろクローバーZ)のコンサートに行っています!最近は、やんわり気になっていた私立恵比寿中学の野外ライブにも行きました。実はずっとアイドルを追いかけていたわけじゃなくて、2012年に知り合いから誘われて初めて行ったももクロのコンサートをきっかけにハマって行きました。元々プロレスが好きだったので、もしかしたらアイドルに対してもレスラーを応援している感覚と似ているのかもしれないですね。

ーーウメさん改めてこれからよろしくお願いします。最後にウメさんから一言お願いします!

勉強会を今後どんどん企画して行くので、ぜひこれを読んだ社外の方もご参加いただければ嬉しいです!
そしてこれを読んでるアピリッツの皆さん、ぜひランチに誘ってください!!これからよろしくお願いします!

運動室で寝転ぶの気持ちよさそう、、、

ーーウメさんありがとうございました。そしてアピリッツへようこそ!今後、ウメさんのワークショップの様子もアピスピでどんどん取り上げていこうと思いますので、お楽しみに!

【ご案内】 HCDトレーニングセンター・ウメムラボvol.01 「目指せヒット商品! イノベーションの考え方講座」

詳細確認/お申し込みはこちら

アピリッツ採用HPはこちら

「次の挑戦へつなぐ力」毎年変化18年の歩み――執行役員 長谷亘インタビュー

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新規開拓営業を行うAO学部の統括をしている長谷さんに、アピリッツで働き続ける理由、アピリッツで歩めるキャリア、そして今後のWebセグメントについて、お話をお伺いしてきました!(2025年8月取材)/Directed by 長谷

次の挑戦へ繋げる。進化するニュースを増やしていくことが自分の役目。

ーー前回取材させていただいたのが5年前。当時はロードバイクやエンタメ料理が趣味とのことでしたが、趣味もしくはお休みの日の過ごし方に変化はありましたか??

あれから5年たちまして、その間で子供が大きくなったのでその影響はありますね。スポーツ系の幼稚園なこともあり、運動会はまさかの1人300mリレー(笑)、田植え体験で泥だらけ、GoProでの撮影係だったのですが、泥団子の集中砲火でした。体力がいる環境なので、カラダは資本ということで子供に負けないように最近は朝からジムでコソ練してます。体づくりは、案外効果もありまして、安定心拍数(平常時のストレス値みたいなもの)が下がったり、睡眠の質が良くなったりと良いことづくめですね!

ーー長谷さんらしいです!笑 ほっこりするエピソードもありがとうございます^^ 長谷さんは2008年入社の新卒とのことですが、今もアピリッツで働き続ける理由は何でしょうか?

そうですね、いつのまに入社してから18年も経ちましたね…。なぜいるか、ですよね、うまく言えないですが、この会社自体が成長していると実感しているからですかね。入社時はまだ100人未満で、いまはグループ含め800名強と、会社として目指すこと、守らなければならないことが大きく変わってきましたし、楽しい事だけではなく苦しい時期も沢山ありました。だからこそですかね、自分たちで作り上げていくやりがいや、一緒に乗り越えた喜びがあることが刺激となり、長くいるのだと思います。

前例を“回す”より“更新する”会社といった側面が強いと言うんですかね。やらされ仕事ではなく、自分で統制が効く環境で「やってる実感・貢献実感・影響実感」を毎週積めるのが良いですよね。なので、失敗するときは自分で決めた分、しっかり反省できるのもセットです。

近年では、会社の成長も一段階引きあがったと自覚していて、それゆえに課題は多いのですが、ひとつずつ進んでいる実感はあります。 
もちろん、上場企業としての責任、投資家の皆様への期待に応えることは大前提ですが、その上で成果と再現性にこだわり、“更新や進化する会社であり続けること”が、私にとっても会社にとっても継続していける共通ミッションなのだと考えてます。

ーー長谷さんが、業務内で「面白い」と思う瞬間はどのような時ですか?

会社としてtoC事業に強い、エンタメ系の仕事の実績が多いといった会社の色を前線で作り上げていくことですかね。
でも今は、ちょっと違うかも。それはそれで楽しいのですが、自分の行動で、後に続くメンバーの学びや成果につながっていくのを見ると、一瞬の成果よりも長めに嬉しいことが続きますよね。色々とリスクを負ったうえで得た「成功が後に続く道として、次のヒトの挑戦につながる」というのが、面白いのだと思います。

この5年で、2つの部署を一緒にやってきたメンバーに引き継ぐことができました。最初は自分がやってきたことの延長かもしれませんが、彼らの強みが反映されてくることを嬉しく思います。相変わらず、現場仕事は多いのですが、組織開発にも意見を出せる立場でもありますので、だからこそ経営と現場をつなぐ役割に面白さは感じています。ここ数年は、新規開拓営業の統括から、実際に営業からプロジェクトマネジメントまで携わることが増えました。その知見や経験を経営側に還元するといったボトムアップでの流れを作ることにやりがいを感じます。現在の活動領域を通じて、もう少し会社や従業員に還元できるような取り組みをセットで満たすことに、今は楽しさを感じています。

ーー「次のヒトの挑戦につながる」ということにも関連しますが、8/20に第2回WBCCで講師を務められましたよね!改めて今回のテーマ「PMナビゲーター~動いてこそ意味があるー社内全員がミニPM~」を選ばれた背景を教えてください。

背景として、自分たちの会社のステージが上がることで、取り組む案件の性質も変わりつつあるのが、現場リーダーとして見えてきました。今までのやり方だけでは足りないと。もともとの強みは活かしながらもアップデートは必要だなと思ったからですね。そんな中、会社のノウハウを全社的に共有していこうといった全社活動のWBCカレッジの話が合ったのに乗っかりました。PMナビゲーター、つまり当社のメンバー向けの案件が大型・高難度化する中で、もう少し体系的に現状を把握して、対応していける処方箋を出したかったんですよね。
それと、お互いに知らないからこその課題も多く、「PMを一人で全部やる苦しさや、メンバーが自分は何を手伝えるんだろうという関係性」を卒業させたかった。個人技に依存せず、全員で霧を晴らす組織にアップグレードしていきたかったというのが想いです。

ーー長谷さん自身、アピリッツで様々なキャリアを歩まれてきたと思いますが、アピリッツのWebコンサルタントはどのようなキャリアを歩めますか?

いまのIT市場は、運用のプロダクト化・ツール化や各社の内製化が一気に進み、AIで単純作業が置き換わる流れが強まっています。こうした前提で求められるのは、①複雑な業務をほどいて本質をつかむ、②それを業務要件・デザイン・マーケ・開発へと翻訳する、③ツールやAIを使いこなす、この3つを兼ね備えた人材だと強く感じています。

その中で、弊社のWebコンサルタントは少しユニークです。マーケや運用に留まらず、デザイン制作、開発の上流工程、各種プロダクトの活用設計、さらには大企業のアカウントマネジメントまで担います。億円規模の開発で、事業要件 → 開発ブロック化 → 進行管理まで主導するチャンスもあります。

もう一つの特徴は、隣接職種から学べる機会の多さ。HCD・AI・UX・デジタルマーケ・オフショア開発・オンラインゲーム・ファンコミュニティまで部署が揃い、コンサル×開発×運用を横断する“実戦の場”がある。だから「机上の空論」で終わりません。

自分の体感としても、職種を越えて意見を出し合える空気が根付いています。専門性を持ちながら、より良いプロダクト/サービスのために壁を越えて議論する。結果として、コンサル・エンジニア・デザイナー・営業が自然に補完し合うマインドが育つ。AIの進化で上流工程の重要性が増すこれからも、腰を据えて良いキャリアを積める土台がある——そんな環境です。

失敗の打席に立った先に成長がある。学びの遭遇率が多い会社へ。

ーー今から直近5年を振り返って、AIとの共存やお客様への提案の仕方など、長谷さんが思う今後も変化が必要なことは何でしょうか?

市場の変化や会社のステージを考えると、やっぱり成長し続けることが大事だなと思います。今ではグループ全体で800人規模になっていて、案件も大きくなってきました。システム開発やデザイン、マーケティングにしても、お客様の業務をしっかり理解しながら進めないといけない案件が増えていて、難易度は確実に上がっています。

それに最近はAIを使った要望も多くなってきて、これまで人がやっていた仕事がシステムに置き換わっていく流れも強まっていますよね。そういう変化に合わせて、自分自身もそうですし、チームの仕事の仕方もブラッシュアップしていかないと、プロとして通用しなくなっていくんだなと実感しています。

この5年間を振り返ると、成長につながったのは、これまで携わったことのない規模の案件に営業やプロジェクトマネージャーとして挑戦してきた経験だと感じます。その過程で、失敗を次につなげられるように仕組み化する姿勢や柔軟さが、これまで以上に求められてきました。だからこそ、失敗を恐れて挑戦の場に立たなければ、先の変化に対応できなくなるのではないかと考えてます。

ーー長谷さんは、新卒や中途の面接にも参加されていますが、今まで見ているポイントは変わりましたか?

何を求めて転職・就職活動をしているのかという観点もそうですが、今までやってきた自分の力や自分の仕事の失敗を糧に、次にどう繋げていくかということを話せる人の方が、一緒に仕事ができるなと感じます。不確実なことが多い世の中で、「一緒に失敗しながら成果を出して楽しめるような」、そういう前向きなことを考えられる人を、面接の中で求めています。

ーーだからこそ面接では深掘りの質問が多いのでしょうか。
そうですね。お互いに入社してから違ったねっていうのは、求職者の方からしても良くないですし、我々も仕事のチャンスを渡すというのは有限なので、もともとそこが合わなかった者同士にコストが発生してしまうのは、お互いの人生にとってもマイナスですよね。面接の中でそこをしっかり見極めていきたいです。少しでもお話の時間を頂けたのであれば、その方が我々の会社でどのように活躍できるのかを面接時間中、一生懸命考えてます。お互いマッチングしないことも多いのですが、「短時間でここまで深堀して頂き、自分の方向性がよくわかりました。」など前向きな話も頂くこともあります。

ーー長谷さんが今注目しているテーマはありますか?

面白いなと思っているのは、スクラム開発×AI開発です。世の中では、レガシーコードを持つ古いシステムのアップグレードやドキュメント化をAIが担うといった話はよく耳にしますし、弊社でもテストコードや提案書・計画書や一部見積にAIが担うことが、当たり前になってきていると、日々実感しています。

その中で、社内のSaaSプロダクト開発チームでは、「人間からの要件」の質がボトルネックになり、AIへの指示が滞ることでスピードが出し切れない!というシーンもありました。これが今後当たり前になってくるのであれば、今度は開発体制も大きく変わることが想像できてまして、AIありきで、スクラムマスターのような、プロダクトオーナーと話して重要な機能を決めたり、ブリッジエンジニアのように要件を整理して、オフショア開発&AIのハイブリッド開発したりするケースに注目してます。要件を詰めて、伝達する力が求められるなと。

ーー今後、Webセグメント/会社全体をどう成長させますか?

まず、大前提としては、売上や利益、人的資本の観点でデジタル人材を豊富にしていくことです。一方で、沢山の職種が同じ会社・同じプロジェクトで働く環境ですので、その「コミュニティの質」や、「成功と失敗の打席に立てるような学びの遭遇確率」を上げていけるような会社にしていきたいですね。
冒頭で話した、案件の複雑化の読み解きやその伝達は、今後のスクラム開発×AI開発にも活きてくると思いますし、今までの失敗や学び、それを乗り越えていくマインドは、今のステージに来たからこそ発現しているもので、この成長環境は大事にしていきたい。そして、AIといった新しい潮流がある今だからこそ、失敗を恐れずに、行動をしていきたいですね。

ーー長谷さんありがとうございました!長谷さんの過去のインタビュー記事もぜひご覧ください!

【24新卒×25新卒】先輩後輩が語る、就職活動のリアルと本音。

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新卒でアピリッツに入社したWebエンジニアの5名にインタビュー!それぞれの就職活動についてのお話や入社する前にやっておいた方が良かったことについて聞いてきました!(2025年8月取材)

「君の話を、ぜんぶ聴きたい」面接から感じたアットホームな雰囲気

ーー当時の就職活動について教えてください。

自分は大学3年の1月から大学4年の5月まで就職活動を行っていました。組み込み系やWeb以外の業界も広く受けていて、本当に自分がやりたいことが分からなくなって悩んだ時期もあったんですが、昔からインターネットが好きだったということと、身近にWebサイトに触れる機会が増えていったことからWebエンジニアが一番やりがいがありそうだと思い活動していました。その中でも、自分は「大学で学んだIT知識とチーム経験を活かせるか」「上流工程から下流工程まで経験できるか」という2点を軸に活動していました。

自分は大学でメディア系の研究を行っていたので、最初は3DCGを扱うゲーム業界を志望して活動していました。就職活動を進めていく中で、Web系にも興味があったため途中でWeb業界に変更して大学4年の冬まで活動していました。自分も衣川君と同じく「上流工程から下流工程まで幅広く開発を行っているところ」を軸に応募する企業を調べていました。

自分は大学で生命科学系を研究していたので、最初は医薬品や化粧品系業界に応募していました。元々ゲームが好きで、ゲームのWebサイトなんかを見たときに、ゲームの世界観に忠実な見た目のサイトや演出が凝ったサイトを見て、こんなすごいWebサイトを自分でも作ってみたいと思って、Web業界を志望しました。

自分は大学3年の冬から大学4年の春までWeb業界一本で活動していました。自分は「Webサイトを作るエンジニア、格好いいな!」という直感で、Webエンジニアを志望していました。自分は「若手でも挑戦できる環境か」という点を軸に就職活動を行っていました。

大学3年の春から徐々に動き始めて大学4年の春まで活動をしていました。自分は大学でゲーム関連の研究を行っていたので、最初はゲーム業界を志望していました。大学3年の秋にハッカソンという短期間でチームでアプリを開発するというイベントに参加したことをきっかけに、Web系にも興味が湧いて、「幅広く経験ができる環境」がある会社を軸に活動をしていました。

ーー数あるWeb系の企業の中でアピリッツに入社を決めた決め手を教えてください!

ワンストップで受託開発を行っているということが魅力的でした。0から1まで全部作ってみたいと思っていたので、企画から運用保守まで全て一貫して行っているアピリッツだったら、自分のやりたいことができるのではないかと思い入社を決めました。

上流から下流までワンストップで開発を行っていたため、製造が内部で完結している点は魅力的ですよね。社内の雰囲気も明るかったことも決め手になりました。

自分は、若い社員が多くて、新卒でも色々なことに挑戦ができるんじゃないかと思い入社を決めました。他にも色々な企業を受けていましたが、他の企業とは違って自由な雰囲気も決め手になりましたね。

軸に挙げた2点を満たしていたという点と、中でも面接のアットホームな雰囲気に一番惹かれました!一次面接では面接官の方々がフレンドリーにとても優しく話してくれたことで緊張もほぐれましたし、よりアピリッツの雰囲気を知れたという点が大きかったです。最終面接では他の会社では言ってくれなかったようなことを言って深掘りしてくれて、ちゃんと自分の話を聞いて自分のことを見てくれているような感じがあってとても心に残っています。

ーー当時のアピリッツの面接について、覚えていますか??

とにかく緊張していたと思います。笑 ただ緊張していてあまり覚えていないのですが、面接が終わった後に社内案内をしてもらって、その時の社員さんの和気あいあいとした雰囲気が印象的で、この会社だったら楽しく働けそうだなと感じたことがアピリッツに入社を決めたきっかけになりました。

ーー衣川さんは逆に今は自分が新卒の面接官を担当されていますが、何か意識している点はありますか?

そうですね、やっぱり堅苦しくない雰囲気作りですかね。自分自身、アットホームな雰囲気で面接を受けたからこそ、一番自分を出せたと感じているので、そういった雰囲気作りを一番意識しています。

社会人になっても勉強は続く?やりがいを感じたプロジェクトとは。

ーー現在どのような業務を行っているか教えてください。

今は製油工場のマルチテナント向け業務システムの運用・保守を担当しています。ベトナムのエンジニアさんも参画していて、難しい内容はブリッジエンジニアさんに通訳してもらっていますが、簡単なものであればChatGPTを使いつつ自分で英語を使って伝えています。

自分は3人のチームでオンラインくじサイトの運用・保守を担当しています。具体的にはフロント周りの改修であったり、管理画面の追加機能の開発を行っています。

ーーご自身が携わったプロジェクトの中で、特に印象に残っていることを教えて下さい。

先方から文章ベースで機能追加の依頼があり、画面設計や詳細仕様が未確定だったため、実装前にこちらから提案したりして要件を具体化していく必要があった時は一番大変でした。ただ、設計から実装、テストまで一貫して担当し、1つの機能を完成させリリースまで行えた時は何よりも嬉しかったです。

実装イメージがあまり思いつかないことが多々あり、案件の設計書や仕様書の作成からテストまでを1人でこなすことが大変でした。ただ自分も衣川さんと同じく、設計からテストまで先輩のレビューはありつつも1人でこなしてリリースできたことは嬉しかったですし、純粋にコードの書き方を先輩から褒められたことも嬉しかったですね。

改修作業を任された時に膨大なプログラムから一個一個どんな機能があって、何を求められているのか理解することが大変でしたが、自分が担当した改修作業が本番反映された時は役に立った気がして嬉しかったです。

ーー入社前にやっておいた方が良かったな~と感じることはありますか?

何よりも勉強ですね。社会人になっても毎日勉強で、終わりがないので。笑 プログラミングに触れたり、資格勉強でも良いので自由時間を有効活用できたら良かったなと思います。ただ、目標を細かく決めすぎると切羽詰まってしまうので、アピリッツの場合だったら、まずはRubyに触るだけでも効果的かなと思います。

情報系の学部に所属していたので、コンピュータの知識やプログラム、データベースなど汎用的に活かすことができる分野を勉強しておけば良かったと思います。Web業界に絞るのであれば、Webアプリケーションってどうやって動いているのか等、フレームワークやWebアプリ、ブラウザの体系的な勉強をしておくと入ってからあまり苦労しないかなと思います。

自分は情報系出身ではないので、もっと早い段階でプログラミングに触れたり、リファクタリング込みでプログラミングの基礎を学んでおけば良かったなと思います。コードの書き方を把握しておくだけでもだいぶ違うんじゃないかなと思います。

プログラミングに加えてデータベースの勉強も行った方がいいと思います。実際の業務で膨大な量のデータを扱うこともあるので、データベースの知識もあれば配属された時に役に立つと思います。

基本情報技術者の資格勉強です。自分は入社後に取得しましたが、入社前に取っておけば、もっと他の勉強に時間を使えたのかなと思います。Gitの知識も浅く、入社後に行った研修で苦戦した思い出があるので、その辺りの基礎知識も事前に持っていれば入社後もスムーズに研修内容を修了できるかなと思います。

就活生の皆さんへ

ーー最後に就活生の皆さんへメッセージをお願いいたします!

新卒は一度きりなので、無理だと決めつけずに、何にでも挑戦してみてください。
後悔が少なくなるよう、自分の将来や可能性を狭めずに頑張ってください!

どんな選択をしても後悔はするものです。後悔が極力少なくなる選択を心がけてみてください。
これくらいのマインドで気負いすぎず頑張ってくださいね。

大学の専攻に縛られなくても大丈夫です、興味のあるものを選んでください!ギャップは経験と現場で伸ばせるので頑張ってください。

就活お疲れ様です。このメッセージが届いている人は頑張っている人だと思います。
肩の力を抜いて最後まで走り抜けてください。応援しています。

自分の能力に自信がなかった僕でも何とか社会人やれているので、あまり肩肘張らず頑張ってください!

ーー皆さん本日はありがとうございました!

最後に

アピリッツでは、26新卒のWeb職種の秋採用を開始いたしました。それに伴い、9月17日にオンラインで説明会を開催いたします!当日は現場で働くWebエンジニアのメンバーも参加してリアルタイムで質問にお答えする時間も設けておりますので、今回の記事を読んでアピリッツに興味を持ってくださった方がいらっしゃいましたら、ぜひご参加ください!説明会の参加申し込みは、マイナビ・リクナビで受付中です。今回の座談会メンバーも参加するかも・・!?皆さんのご応募お待ちしております!

~説明会情報~

【Webエンジニア対象オンライン説明会】

日時:2025年9月17日(水)14:00~15:00
場所:オンライン開催(Zoom ウェビナー)
申し込み方法:マイナビ2026もしくはリクナビ2026からご応募ください。
申込期日:2025年9月15日(月・祝)23:55まで

   

27新卒の皆さんの参加も大歓迎!皆さんのご応募お待ちしております!

【WBCカレッジ】PMナビゲーターDay1 ~動いてこそ意味があるー社内全員がミニPM~

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8月20日に第2回目WBCカレッジが開講されました!今回も講義の様子をお届けします!(2025年8月取材)

自らの行動でプロジェクトの霧を晴らす。PMだけでなく、みんなが動く組織へ

第2回目となるWBCカレッジでは、CMO兼アカウントサービス・オファリング(新規開拓営業)学部の学部長 長谷亘さんによる『PMナビゲーターDay1 ~動いてこそ意味があるー社内全員がミニPM~』が開講されました。(前回のWBCカレッジの様子はこちら!)

長谷さんのWBCカレッジ、スタートです!

講義では、上場後5年間で従来のアジャイル的開発だけでなく、複雑性・業務の不確実性の高いプロジェクトや規模の大きい案件が増加し、顧客からの多様なニーズやそのプロジェクトの性質に応じた対応が求められているWebセグメントの状況を共有しながら、2008年に新卒で入社された長谷さんのこれまでの体験談や、プロジェクトマネジメントを「カレー作り」に置き換えて考えるユニークなアジェンダで、メンバー全員がプロジェクトを紐解く考えや動きを持つことの必要性が提唱されました。

後半からは、具体的に何ができるのか、自分のプロジェクトの健康状態をチェックする4点セットを挙げて、メンバー一人一人がミニPMとして、プロジェクト内のズレや違和感に気づいてトラブルを未然に防ぎ、プロジェクトの健康状態をよりよくしていこうと締めくくりました。最後の質疑応答のコーナーでは、今回の講義に関するものだけでなく、長谷さんのこれまでの失敗談についても質問があり、皆さん興味津々。途中から、なんと代表の和田も参加し「アジャイル開発の進め方」を共有。ただ開発するのではなく、業務も部署も横串を指して一人一人がビジネスの観点も持ってモノづくりをしていくというお話に、アピリッツらしさを感じました。

代表の和田も参加!

今回も講義終わりに懇親会を開催!部署の垣根を越えて皆さん盛り上がっていました!

今回の懇親会のメインはマクドナルドでした!
24新卒同期メンバーをパシャリ!お互いのプロジェクトの話をしている姿に成長を感じました・・!

WBCカレッジを終えて

今回は約130名のメンバーが対面、オンラインから参加!今回も参加者の方とプレゼンターの長谷さんからコメントをいただきました!

ーー講義に参加したメンバーより!

顧客、関係者全体の認識のズレを合わせるというこが大事であると改めて意識付けられました。案件を進めていく中でのポイントをきちんと認識し、案件の状況を正しく理解すること・顧客にきちんと伝わるように説明することを心がけようと思います。また社内でも、PMだけでなく、全員がプロマネの考えを持ち、ズレに気づいた段階で共有しあってリスクを潰していくことが大切だと感じました。

同じWeb開発でも、規模やBiz要件の大きさによって性質や適した開発手法が異なるという点が分かりやすかったです。自分が担当している開発案件がどれに該当するのか意識し、どのような火種が起きやすいかに気をつけながら進めていくのが大事だと感じました。

5年くらい前は200人くらいの会社でなんとかやっていた気がしており、短い間で環境がずいぶん変わったなという実感があります。それについてはお話の中でもあったように、案件やキャリアの機会が増えるという前向きな意味で捉えて良いのかなと思えました。今後、案件規模ごとの開発手法を資産として体系的に管理し、各案件では規模に適した手法を確認・適用しながら進めていく必要があると感じました。

ーー講義を終えた長谷さんから!

普段から色々な案件に入り込んでいることが多く、こういうカタチで改めて会社のステージがどうなっているのか、最新のプロジェクト課題はどうなっているかを、伝えたり一緒に考える機会を作れたのは、すごいでかいなと思っています。周りが何をしているか分からないって不安ですし、会社というコミュニティに所属していることを活かせないのはもったいないですよね。だから、プロジェクトが複雑になる中で、メンバー間で共通言語をもったり、知ることで次は課題にできる、そして学んでいき、成果になるというのは会社にとってすごく良いことです。いわゆる暗黙知を形式化していく・共同化していくというところをお互いにできる感触が得られたので、WBCカレッジから、どんどん色々な人に伝わり、会社全体でアップデートを素早くかけていく、そんな強い会社を作っていきたいなと思いました。カレッジ終わりの懇親会でも色々な話ができたので、今後も、雑談ベースでもいいので様々な方同士が話せる場が作れるといいなと!

長谷さん、ご参加いただいた皆さんありがとうございました!長谷さんのWBCカレッジDay2の開催も楽しみです!

次回のWBCカレッジは9月26日(金)。次はどんなテーマが取り上げられるのでしょうか・・!?

そして次回のアピスピは、今回WBCカレッジのプレゼンターを務めた長谷さんのインタビューの様子をお届けします。次回のアピスピもお楽しみに!

YOUはどうしてアピリッツへ?中途座談会へ潜入!

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中途で入社したメンバーに、アピリッツ入社の決め手や今どんなことを行っているのかインタビューしてきました!(2025年8月取材)

お客様の課題に企画から保守まで一貫して寄り添える会社

ーーアピリッツ入社の決め手も含めて、自己紹介をお願いします!

システムサービス・ソリューション(通称SS)学部の永留です。アピリッツには昨年の10月に中途で入社しました。前職ではSESで電力事業者向けシステムの開発を主に担当していましたが、「よりスキルを磨きたい!」「自社内開発をしたい!」という軸で転職を決めました。その中で、アピスピの記事を見つけ、若手社員が上流工程を含めた幅広い業務に携わることができるという事例を読んでアピリッツに応募しました。アピリッツの面接は本質的な質問が多くて、成長に繋がる環境だと期待ができたことが入社の決め手になりました。

デジタルサービス・オファリング(通称SO)学部の小宮です。アピリッツには永留さんと同じく昨年の10月に入社しました。前職では、大規模業務アプリケーション開発案件にSE的なポジションで5年程働いていて、スキルアップ・キャリアアップを目的に転職活動を行っていました。前職がSESで案件の全体像が見えずに終わることが悲しく、最後まで案件を見届けたいと思い、一気通貫で開発を行っているアピリッツへ応募をしました。アピリッツはプライムベンダーであり、かつ色々なことに挑戦ができそうと思ったので入社を決めました。

セキュリティテクノロジー・ソリューション(通称ST)学部でセキュリティエンジニアをしている関です。アピリッツには昨年3月に入社しました。前職では、SOC(Security Operation Center)にてIR(Incident Response)対応を2,3年程行っていました。転職活動を行っていた当時は、診断業務に取り組みたいと思い企業を探していて、Web事業とWebの脆弱性診断を行っていたアピリッツを見つけて応募し今に至ります。

オフショアサービス・ソリューション(通称OS)学部の北島です。アピリッツに入るまでは異業種で働いていたのですが、プログラミングがやりたくて昨年の9月にアピリッツに入社しました。入社の決め手は、規模が大きく渋谷のど真ん中にオフィスを構えているところですかね。笑 あとは、社員寮制度もあることを知り、移住しやすかったことも決め手になりました。

ーー北島さんはどうしてエンジニアになろうと思われたのですか?

「プログラミング、格好いいな!」と思ったことと、手に職をつけたかったことがきっかけです。今はかなり普及していますが、コンビニで働いていた時にレジの自動化のちょうど転換期で、文明の発達を目の当たりにして衝撃を受けました。そこからエンジニアになりたいと思い、独学でITパスポートや基本情報等の資格を取得したり、プログラミングスクールに通ってRuby on Railsを勉強していました。やはり、自分が書いたコードが画面に出て思い通りに反映されたり、エラーが解消された時に、プログラミングの面白さを感じますね。

ーー素敵です!!他の皆さんはどういうときに面白さを感じますか?

前職では割とコーディングだけを黙々と行うだけで物足りなさを感じていました。今は、お客様と直接関わって課題解決に貢献ができることに面白さを感じます。「自分たちが作ったサービスをユーザーに提供すれば、お客様の悩みに直接寄り添える。」それをイメージしながら実装しているときに、一番やりがいを感じます。

自分も元々SESで働いていたので、「ありがとう」の言葉の重みの違いを痛感しますね。お客様からいただいた抽象度の高いリクエストに対して、それを実現するために、どのようにアプローチすればいいのかを考えて提案して実際に形にしていくと、自分が少しでも社会に貢献できたという達成感だったり、サービスに対する思い入れみたいなものも強くなります。

セキュリティの面白いところは、システムの中で脆弱性を持っているところを見つけて、ここをこう改善すればもっと良くなるんじゃないかと考えて色々と工夫できるところですかね。“宝探し”みたいな感覚で面白いなと感じます。

お客様もメンバーもOneチーム。

ーーアピリッツに入社されてからどのような業務を経験されてきましたか?またお客様と関わる中で大切にされていることもあれば教えてください。

短期間の開発案件にリーダーとして参画して、主にお客様と要件を詰める工程からリリース、保守までを担当してきました。現在は、エンタメ系の事業会社の情報システム部門の業務支援に携わっています。お客様とのコミュニケーションは、状況によって、電話や対面で行うように意識しています。対面だと、雑談しながらお客様の小さなリクエストも拾うことができるので、お客様としっかり目線を合わせることができているなと感じています。逆にお客様との会話の中で決まったことは、しっかり文字に残せるチャットでコミュニケーションを取っています。

今まで、学習支援システムの大規模アップデートや保守案件で、実装からリリースまでを担当してきました。現在は、その学習支援システムの保守や、他のメンバーのヘルプで様々な案件に携わっています。お客様には、何事も自分から主体的に動くことを意識していています。「お客様側でチェックしているからいいだろう」とそのままにしておくと、後々トラブルが起きてしまうので、小さなことでも気になることがあればお客様にお伝えするようにしています。

実装担当から案件の担当まで様々なことを経験してきました。今は、WordPress系のWebアプリケーションの改修・保守を行っています。意識していることは、お客様にはできるだけ分かりやすい言葉でお伝えすることと、適宜案件の進捗を報告することですかね。文章ばかりになってしまう場合は、必ず口頭でご説明しています。案件がひと段落した後にお客様からお電話でお礼の言葉をいただいた時は、何よりもやりがいを感じます。

大小さまざまな規模のサービスに対して脆弱性診断のメンバーとして働いています。現在は、Webアプリケーションとプラットフォームに対する脆弱性診断を行っています。自分たちの場合は、案件が短期間で完了するものも多く、かつ基本的にメールでお客様とコミュニケーションを取っているということもあり、今起きていることをお客様にできるだけ分かりやすく迅速に伝えるように意識しています。

ーーチームメンバーとのコミュニケーションで意識されていることはありますか?

自分自身が人と話すことが好きなので、できるだけ毎日メンバーと雑談したり声をかけに行くようにしています。今はチームメンバーの数が少ないので、雰囲気作りが大事だと思いますし、それが自分の仕事だと思っています。

定例MTGの場をどのような雰囲気で行うかにかなり気を使っています。ただの業務報告だけの場になってしまうとチャットで済んでしまうので、「最近調子どう?」等雑談をすることを意識しています。そうすることで、困ったときに聞いてもらいやすかったり、何か起きたときに早い段階で報告してもらいやすかったりするので、メンバーに心理的安全性を持ってもらう雰囲気作りは大切だなと感じます。そうやって、チームメンバーとの関係性を築いたうえで、サービスを無事リリースできた時はお客様含めメンバーと喜びを分かち合えることに何よりもやりがいを感じます。全社的にも懇親会イベント等が多く、社員同士のコミュニケーションを大切にしている会社だなと改めて感じますね。

リーダーの方に「何か手伝えることはないですか?」と自分から積極的に仕事をもらいに行っています。ただ仕事をもらいに行くだけだと、忙しいリーダーの方も仕事を振る余裕がなかったりするので、「この辺のこの作業なら自分でもできそうなんですけどどうですか?」というような聞き方をして、リーダーの方の手間を増やさないように意識しています。

リソースを食わないように、できるだけ相手が答えやすいような質問をすることを意識しています。そうすることでメンバー同士の認識の齟齬も減らせるなと感じています。

フルスタックからチーム作りまで。自分のスキルを還元できる人材へ。

ーー最後に皆さんの今後の目標を教えてください!

この先、もっと規模の大きい案件にシフトしていって、自分のマネージャーとしてのスキルを磨きつつ、10年後は人材育成にも関わっていきたいです。チームメンバーがどんどんスキルアップして成長できるチームを作っていきたいですね。そのために、この5年10年でインプットをして、その先のアウトプットというところで自分の経験や知見をチームメンバーに還元できるような人間になりたいです。

コーディングも設計も、全フェーズ一人でできる・分かるという姿になっていたいですね。今は詳細設計をメインで行っているので、コーディングの知識がもっとあれば、知見が広がってお客様への提案の幅も広がると思うので、オールラウンダーなエンジニアになりたいです。

まずは、ツールで行えない手動の脆弱性診断の案件を一人前にこなせるようになることです。その次は、難易度の高い診断を一つずつ乗り越えていくことです。将来的には、より難易度の高い新しい仕事を任せられるようなチームを自分が主導して作っていきたいですね。

ここ数年でAIが発達してきていて、5年後の常識がどうなるのか予想できないので、まずはその時その時で求められるスキルを身に付けられる人間になりたいと思います。直近では、AWS等のインフラ回りの知識と、お客様とのコミュニケーションスキルを磨いて、上流工程にどんどんチャレンジしていきたいですね。

「スクラム組んでいきましょう!」ということで、皆さんに強力なスクラムを組んでいただきました!!

ーー皆さん、素敵なお話をありがとうございました!今後のご活躍に期待大です!!

エンジニア文化の道筋を作る。VPoE鈴木利夫インタビュー

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社内では「利夫さん」の愛称で親しまれている鈴木学部長兼VPoEに、エンジニアの育成に対する思いや知られざる利夫さんの素顔に迫ります・・!(2025年7月取材)

チーム一体で作り出す面白さを。これまでの経験を若いエンジニアへ。

ーーまずはVPoEご就任おめでとうございます!多岐にわたってご活躍されている利夫さんですが、業務内外で”面白い”と感じる瞬間はどんなときですか??

「この技術を使ったら将来どんなことが実現できるのか」を企画して実験を行っているときですかね。研究機関にいた頃は、当時研究されたいたことが近年でサービス化されているのを見ると感慨深いものがあります。あとは、チーム一丸となってプロジェクトをリリースしたときですね。アピリッツに入ってからは、限られた時間とリソースの中で、チームメンバーと切磋琢磨しながらサービスを完成させることには、やはり達成感があります。

ーーチームでプロジェクトを成功に導くために、チームをまとめるリーダーの役割も重要になってきていると思いますが、利夫さんはどのようにお考えでしょうか?

お客様の前に立ったり役割を持つと、これまでと違う責任感を感じる事も事実です。そこに立ち向かうためには、本人の頑張りに加えて、周りのバックアップの体制も必要だと自分は思います。プロジェクトを成功させるためには、この両方のバランスが大事だと思いますね。だから、プロジェクトのリーダー達が困ってると言っていたら、それに対して少なからず経験がある自分達みたいな人間が、しっかり状況を把握して、その解決方法を導き出してあげる。ただヒアリングするだけで終わらせない。そこを意識しています。

ーーそういう考えを持っている方がマネージャーにいるということはメンバーも心強いですね。「人を動かす」という観点で、プロジェクトマネージャー、部長、それぞれのポジションで考え方の違いはありますか?

難しい質問ですね。笑 部長もプロジェクトマネージャーも、チームメンバーが動きやすい環境を作る・問題になっているところを手当てする、という点では基本一緒だと思います。ただ、部長になると自分の部が良ければ終わりじゃなく、Webセグメント全体の影響範囲を考えて、そこも責任を負う必要があるんじゃないかなと思いますね。

ーーこれまで様々な経験をされてきた利夫さんから見て、人の成長の過程を感じる瞬間はどのようなときでしょうか。

主語が「私」から「チーム」や「組織」に発言が変わるときだと思います。周りを見ながら自主的に動こうと思う人が出てくると、それは成長に繋がっているんじゃないかなと。

「自分で、自分たちで掴みにいく」そんなエンジニア文化の道筋を作る。

ーー利夫さんが考えられているVPoEの役割について教えてください。

「こういう方向でやっていこうね」という標準化、エンジニアとしてのカルチャーを担うことが本来の役割だと認識しています。その中で、直接自分が手取り足取り教えるのではなく、年齢の近い人達同士で教え合うことができるように、その道筋を自分が作っていければいいなと思っています。

ーー今年から若手エンジニアの育成カリキュラムを大幅に変えたとお伺いしましたが、具体的にどのように変えられたのでしょうか。

今までは「教える」というカリキュラムだったのですが、「自分で答えを出して解決を見つけ出す」というカリキュラムに変更しました。答えを探すヒントを提示するところまでにして、自分で調べて自分で解決することで、仕組みや周辺の理解を知るきっかけにもなり、自走力がより得られるのではないかと考え変更に至りました。人に聞いて答えを求める前に、自分で少し深く考えてみるのも一考だなと思います。

ーー利夫さんは、今後どういう人が「デジタル人材」になると思いますか?

「ビジネスの成功が何なのか?」をイメージできて、アプリケーション+ハードウェア+マネージメント+業界知識+コミュニケーション能力+主体性を持っている人材やチーム編成だと考えています。これら全部の要素を1人の人間が持ち合わせるには、かなり広い範囲の知識や経験が必要になるので、時間と労力がかかると思います。チームで、という話であれば、これらの要素のうち何かに秀でていればいいということになります。最近はAIの精度が上がり、ドキュメントやプログラムの生成精度も上がってきているので、この領域のみの知識や経験値に特化していると、AIに置き換わる可能性が高いと思います。AIのミスを補えるぐらいの精度の能力を持つか、別の領域のスキルが必要になってくるのではないでしょうか。

ーー最後に、VPoEとしての抱負を教えてください

まずは業界全体としてAIを使っていく動きがあるので、特に経験数が若い人たちにとっては、AIを使って個人のパフォーマンスを高められる時代が来たなと感じています。その中で近い将来に来る社会の変化に台頭できる組織でありたいです。待っていても始まるわけじゃない、何事も自分で掴みに行く必要があると思っているので、AIを駆使した形で物事を進めていけるような部隊ができればいいなと思います。

ーー利夫さんありがとうございました!利夫さんの5年前のインタビュー記事他のメンバーの記事もぜひご覧ください!

【WBCカレッジ】AIレボリューション~①生成AIと向き合うための第一歩~

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この度、アピリッツで社員同士の知識知見を共有し合うワーキンググループ「WBCカレッジ」が7月より発足されました!今回は、WBCカレッジ発足の背景と、第1回目となる講義の様子をお届けします!(2025年7月取材)

WBCカレッジって??

WBCカレッジとは、各個人のノウハウを「言語化して他者へ共有・実践する」というサイクルを作ることで、技術の標準化や浸透を図ることを狙いとしたワーキンググループです。参考:SECIモデル

WBCカレッジでは、毎月1回~2回、社内メンバーがプレゼンターとなって、テーマに沿った講義を実施。参加メンバーは講義の後に、今回の講義で気づいたことや振り返りを提出して、知識のアウトプットを行います。

ちなみに、WBCは「ウェブ・ブート・キャンプ」の略称で、ビリーズブートキャンプの様に「組織も筋肉質にする」という意味で命名されました!💪

記念すべき第1回目のテーマは、生成AI!

第1回目となるWBCカレッジは、AIソリューション学部学部長の浅田大輔さんによる、『AIレボリューション~①生成AIと向き合うための第一歩』!

講義では、「そもそも生成AIって?」といった基本的な内容から生成AIの歴史やトレンド、各個人のパフォーマンスを向上させるためのAI活用術や注意点等が紹介されました。講義の後半では参加者からの質疑応答の時間もあり、実際の案件における生成AIの活用についてや、浅田さんおすすめのプロンプトについて等、たくさんの質問が上がっていました!

どの質問にも丁寧に回答している浅田さんの姿が印象的でした!

参加者は200名!エンジニアから、コンサル、バックオフィスまで

第1回目となる浅田さんの『AIレボリューション』では、Zoom・対面含めて、なんと約200名のメンバーが参加しました!参加者は、エンジニアだけでなく、WebコンサルタントからWebデザイナー、バックオフィスのメンバーなど様々!業務内容に関わらず、アピリッツメンバー、一人一人の生成AIへの興味関心の高さを感じます。

講義が終わったら、参加メンバーで懇親会を開催!軽い食事を取りながら、講義の内容について浅田さんに質問をしに行ったり、職種の垣根を超えて普段関わらないメンバーと話していたりと、懇親会も大盛況に終えました!

参加したメンバー同士で懇親会!

講義が終わった後もキャッチアップは続く!

今回、講義に参加したメンバーの感想を、振り返りシートから一部抜粋してご紹介します!

AIが最新になるに従い(浅田さんの体感ベースで)プロンプトエンジニアリングの比重が減っているというお話は、とても意外で勉強になりました。また、懇親会時に伺った生成AIに対するプロンプト(コンテキスト)における英語の優位性についても、コストを下げるために有用であるとの観点は目から鱗のものでした。

モデルによってMarkdownやXMLなど得意なフォーマットがあることに、学習データの特徴や設計方針の違いが感じられ興味深いと感じました。またチャットAIのサービスによってもプロンプトや会話の履歴の扱い方が変わるのでそれぞれのサービスに応じたプロンプト構成の使い分けなども考える必要があると思いました!

モデルの進化に連れて、プロンプトのベストプラクティスの重要性が薄まっているのは体感としてもあり、序盤に浅田さんがおっしゃっていた「人間に指示するように」、これに尽きると考えています。エンジニアさん側のように、営業やコンサル職種についても、例えば資料生成の部分までAIを活用するなど、もう少しAIを活用する業務範囲を広げていきたいのが本音です。

結局AIを使いこなすために(AIに合わせたテクニックの習得は必要だが)本質的に求められるのは結構「自分のタスクを分解してAIに任せる部分を見つける能力」や「タスクの目的を大局的な観点で理解する能力」のような、社会人スキルの延長だな、と思いました。「これ、AI使えるかも?」と気づくためにどんどん生活にAIを馴染ませて使っていくことが重要だろうなと感じました。

最後に、今回プレゼンターを担当していただいた浅田さんからもコメントをいただきました!

ーー第1回目のWBCカレッジを終えて、いかがでしたか?

第一に感じたのは、社員みなさんの熱量でした。それだけ、生成AIの活用ということに対し各自向き合おうとしているのだと感じました。フィードバックを受ける中で、私自身も含め各自の課題感をより認識できたことは大きな収穫でした。今後における社内の生成AI活用促進にむけての方針に活かしつつ、今後もみなさんに「学びがあった」と思われるような活動ができるように、自分自身も精進していこうと思います。

参加者もプレゼンターも含め、皆さん、今回の講義で色々な気づきや新しい学びがあったようです。^^

次回はPM編!

第2回目となるWBCカレッジは8月20日(水)に開催!

次回は、執行役員CMO兼AO学部学部長の長谷さんによる『PMナビゲーター~動いてこそ意味があるー社内全員がミニPM①~』です!

1人のPMがすべてを担うのではなく、皆が動くことでより強い組織を作ることに繋がればと思い開講します。
大規模案件に限らず、案件の透明性を上げ、顧客との関係、プロジェクトメンバー間での認識齟齬を減らし、自律的に問題を紐解いていけるヒントを一緒に学んでいきましょう!

次回のWBCカレッジもアピスピで取材予定ですので、ぜひお楽しみに!

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