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bashをカスタマイズして快適なgit生活

この記事はアピリッツの技術ブログ「DoRuby」から移行した記事です。情報が古い可能性がありますのでご注意ください。

gitを利用して開発する際に、branch名を入力するのが煩わしいというのが悩みでした。
何か良い方法は無いかと調べた結果、簡単に補完出来るようになることがわかりました。
また、合わせてプロンプト上にgitの情報を表示できるようになったので、そちらも紹介したいと思います。

参考にした記事:
MacのターミナルでGitのブランチ名を表示する
MacのGitで補完を効かせたりブランチ名を表示する設定

環境

CentOS release 6.5 (Final)

git-completion.bashの利用

git-completion.bashは、gitコマンドの補完スクリプトです。
こちらを利用することで、tab補完を利用することが出来るようになります。
gitのインストール時に既に準備されているので、そのまま利用することが出来ます。

$ find / -name "git-completion"
/usr/share/doc/git-1.7.1/contrib/completion/git-completion.bash

環境やgitの導入方法によって、パスは異なるようです。(自分はyumで導入しました)
また、個別に直接入手することも可能です。

git/contrib/completion

git-prompt.shの利用

git-prompt.shを利用することで、プロンプトでgitの情報を表示出来るようになります。
こちらも同様に、インストール時に準備されているものか、直接入手したものを利用します。

git/contrib/completion

利用方法はgit-prompt.shに記載されているので、今回は一部を紹介したいと思います。

$ find / -name "git-prompt"
/usr/local/git/contrib/completion/git-prompt.sh

bashrcへの記述

git-completion,git-promptを読み込むことで、補完やプロンプトへの情報表示を実現します。
それぞれを読み込んだ後に、__git_ps1を環境変数に加えれば、情報の表示が可能です。

今回は、色の変更も合わせて行いました。
また、__git_ps1には様々なオプションがあるので、用途に合わせてカスタマイズすることも可能です。こちらもgit-prompt.sh内に説明があります。

~/.bashrc

# git-completion,git-promptの読込
source /usr/share/doc/git-1.7.1/contrib/completion/git-completion.bash
source /usr/local/git/contrib/completion/git-prompt.sh

# __git_ps1のオプション指定

## unstaged fileがある時は*, staged fileがあるときは+を表示
GIT_PS1_SHOWDIRTYSTATE = 1
## stash fileがあるときは、$を表示
GIT_PS1_SHOWSTASHSTATE = 1
## untracked fileがある時は、%を表示
GIT_PS1_SHOWUNTRACKEDFILES = 1

# 環境変数PS1の変更
export PS1='\[\033[1;32m\]\u\[\033[00m\]:\[\033[1;34m\]\w\[\033[1;31m\]$(__git_ps1)\[\033[00m\] \$ '

実際の画面は以下のようになります。
デフォルトのまま使っていたので、だいぶわかりやすくなりました。
また、gitコマンドやbranch名もtab補完出来るようになっています。

利用例

おわりに

tab補完のおかげで、branch名の入力ミス等が減りだいぶ捗るようになりました。
色々調べていると、まだまだ作業に役立ちそうなカスタマイズ等を見かけるので、暇をみて試してみたいと思います。

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