アピリッツでは若手幹部候補の育成を続けています。8月から新たに部長代行に就任したゲームデザイン部(GD部)の白井は、受託開発と運営のチームを率いています。抱負について語ってもらいました。(取材 2022年10月
―― 2020年にアピリッツに中途採用で参加されましたが、アピリッツを選んだ理由は?
自社開発のゲームタイトルがあるのでいいなと思いました! 社内だけでゲーム開発を完結できるのは大きな強みですし、実際に運用しているゲームが何本もあるのは魅力的でした。また、前職でスマートフォン向けゲームを開発していた時に、『ゴエティアクロス』のSDキャラを参考にモーションの発注をしたことがあって、知っているタイトルがあったのも決め手のひとつになりました!
また、アピリッツはゲーム開発だけではなくWeb開発も事業の柱になっている点で、会社が安定しているのも素敵だと感じました。会社の規模も小さすぎず大きすぎず、ちょうど上場前だったのもあって今後大きくなっていくだろうなという期待感もありました。
あとは面接で話をしたGD部の長谷部とアピゲー部の江中の雰囲気がとてもよかったからです! ゲーム開発の話をしたときに、コミュニケーションが大事であることや、各メンバーがある程度の裁量を持っているほうがやりやすいなど、自分が考えるよい仕事のやり方で話が通じたので、理想の働き方ができそうだと感じました。
ちなみに、オフィスの椅子が全部よい椅子で、社員を大事にしているんだろうなと思えたのもポイントが高かったです!
―― 実際に入社して働いてみてどうでしたか、白井さんの予想は当たっていましたか
はい、面接で話をした通りでした! それぞれのセクションと距離が近く、コミュニケーションを取りやすい環境で仕事がしやすいです。率先してやりたいことを言うと「やってみよう、考えてみよう」という雰囲気がすぐ生まれ、やることが決まれば「任せた!」と、ある程度の裁量を持ってやらせてもらえるのも素敵です(もちろん投げっぱなしではなく、サポートもしてくれますよ!)。
―― GD部はゲームの受託開発のチームで、白井さんはプロジェクトをまるごとひとつ見ています。「ユーザー」「クライアント」「社内のチーム」といくつか要素がありますが、どのように考えて働いていますか
ユーザーの反応は常に気にしています。受託開発なので、「クライアントの要望に答えられたら良い」、「クライアントが満足してくれたら良い」という考え方もあるかもしれませんが、それでもユーザーが一番大切だと感じます。
もちろん、クライアントもユーザーを一番に考えているので、同じ目線でゲーム開発するためにも、必要なことです。その方がよい提案ができますからね!
そしてクライアントに対しては、クライアントのやりたいこと・目指したいことを、どのように実現するか、いかによりよくしていくかを検討するだけでなく、こちらからもやれること・やった方がよいことをご提案できるように、常に意識しています。
あとは「どうしますか?」ではなく「こうするのがよいと考えている」と伝えるようにしています。考える部分や土台を作る部分をしっかり担って、クライアントには考える時間や労力を少しでも減らしてもらいたいと思っています。連絡を密に取ったり、担当者や責任者を明確にしたり、そういったことも大切です。
相手にできるだけ楽をしてもらいたいです(笑)
社内のチームに対しては裁量を重視しています。「あなたの作業については、ここまでは自分で考えてやっていいからね」と伝えて、自分で考えて仕事ができる環境を作る努力をしています。また、「誰に何を聞いてOKが出たら進めてよいのか」を明確にしています。そうすることで開発がスムーズに進みます。
―― 部長代行になって仕事の質や量はどんなふうに変わりましたか
劇的になにか変わったということは今のところありません。
ただ、今まではプロジェクトに対してフルコミットでしたが、今のプロジェクトを継続することで部全体・会社全体に対してどんなメリットがあるんだろうかと考えるようになりました。心持ち的には、ちょっとだけ高い目線で物事を見るようになったのかもしれません。
また、今まではプロジェクトのメンバーの働きやすさを常に考えてきましたが、部長代行になってからはGD部全体の働きやすさを考えるようになりました。長谷部(GD部の部長)との1on1や打ち合わせでもそういった話はしています。
――アピリッツでは1on1の文化が育ちつつありますが、1on1の効果はどんなところに感じますか
まだ始めたばかりで実感を強く感じるわけではありません。ただ、目標や今後の進路を意識しようねと伝えているので、それらを意識して働けるようになるといいなと思っています。こんな偉そうなことを言っていますが、メンバーのみんなは私と比べると若いのにしっかりしていますよ! 私が20歳前半の時は何も考えず遊び惚けていたので……(笑)
あとは、「自分がやりたかったこと」や「なんでプランナーになったんだっけ」といった原点を振り返るよい機会になります。
―― GD部をどんなふうに引っ張っていきたいですか?
「アピリッツに任せれば大丈夫!」とクライアントに思ってもらえるようになりたいです。
そのためには、今携わっているプロジェクトに対して「自分たちのプロジェクトで、自分たちが運用している」という当事者意識をより強く持つことが大切だと考えています。
まずはこれを私自身がしっかり体現することで、メンバーにも伝播してくれたらと思います。
そして、自分の成長はもちろん、メンバーの成長もしっかり促せたらいいななんてことをやんわり考えています。