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「各自が考えながら開発を進める環境を作りたい」工藤 嵩大インタビュー
 

「各自が考えながら開発を進める環境を作りたい」工藤 嵩大インタビュー

アピリッツでは若手幹部候補の育成を続けています。8月から新たに部長代行に就任したアピゲー部の工藤は、入社後いくつかの部署やES部での社外の開発を経験したのち、いまのポストに就きました。経歴や抱負について語ってもらいました。(取材 2022年8月)

実は、ES部への異動は乗り気じゃなかった

―― 工藤さんは中途採用で2014年にアピリッツに入りましたよね

前職では主にコンシューマーゲーム開発をしていました。新卒で入社して、クライアントエンジニアとして7タイトルほど作りました。

―― アピリッツ入社のきっかけは?

知人の紹介です。アピリッツに入社してからは、当時運営中のゲームタイトルの保守や改修、コンテンツ追加実装を担当していました。

―― アピリッツの第一印象ってどうでした?

ホワイトだなあ、と思いました(笑)。きちんと開発をしつつ、家にも帰れるのでよかったです。そのあとES部に異動して他社のゲーム開発に関わるようになりました。

―― ES部で他のゲーム会社に派遣されることに抵抗はありましたか?

最初はあまり乗り気ではなかったですね。他の会社に派遣されて働くのであれば、それって転職と変わらないと思いましたし、だったら転職でもいいかなあとすら考えていました。ちょうど「いっそ新しい環境に身を置くのもいいかな」と迷っていた時期でもあったので……

新しい設計思想や開発体制を知った

―― そこで転職を選ばなかった理由ってなんなのでしょう

ES部から派遣された大手ゲーム会社でよい経験が積めたからです。

ES部に異動する前はエンジニアのタスク管理を主にやっていて、自分で実装することが少なくなっていました。でも常駐先ではクライアントエンジニアとしてガリガリとコードを書けて実装に携われた。

要求されている内容を実現するためにはどうしたら良いか、より良いものにするためにはどうしたら良いのか、試行錯誤を重ねながら仕事ができるというのが、とてもやり甲斐があって楽しかったです。

―― ES部で経験を積めてよかった、という人は多いですよね

はい。環境が異なれば開発ルールやフレームワークといったものも違います。すると今まで自分が経験したことがない、新しい思想や開発体制を体感できます。

そこから、その開発の良い点やそうではない点も見えてきますし、自分自身での開発スタイルに取り入れることで、よりよい開発の進め方を模索できました。

常駐先で新しいつながりも生まれましたし。つまり、新しい環境が楽しかったんです。

だから、新しい環境で身につけた経験を社内にフィードバックして、より良い開発環境を目指せたらなと考えるようになりました。

各自が考えながら開発を進める環境を作りたい

―― 2021年の11月からはアピゲー部に異動していますね、どんなことを担当していますか?

リードエンジニアとしてエンジニア全体のまとめや、スケジュール管理です。各作業者の作業進行を円滑に進行させるために、各職種のメンバーと会話しながら状況整理とスケジュール確認をおこないます。また、ゲーム全体のパフォーマンスチューニングや基盤機能の改修や修正等も担当しています。

―― そして「部長代行やらない?」って執行役員の八木さんから声がかかったのですね

ビックリしました。まずはそういったお話を頂けたこと自体がとても嬉しかったですね。今後のことを考えると、そういった役割も必要だろうと思っていたので、部長代行に挑戦してみようという気持ちになりました。

ただ、やはり今までの様に100%開発に全力を注ぐことはできなくなってしまうという点については、少し寂しさを感じる所もありましたね。現場目線と管理目線、それぞれを交えて、試行錯誤しながらやっているところです。

―― 周りの反応は?

「部長代行じゃん!(笑)」とかですね(笑)。「おめでとう」と言ってくれる人もいて、すごくうれしかったです。

―― 最後に抱負を聞かせてください

アピゲー部の技術力向上と開発環境の最適化に取り組みたいと考えています。より効率良く作業を進められる環境を整え、より面白いゲームにするためにはどうしたら良いかということを、各自が考えながら作業を進める環境を目指し、自社ゲーム全体のクオリティ向上のために努力を重ねて行きたいと思っています。

―― ありがとうございました!

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