ホーム エンジニア AWS アピリッツのAWS認定フル取得社員に聞く「もっててよかったAWS認定」その1 :串田匠彌
アピリッツのAWS認定フル取得社員に聞く「もっててよかったAWS認定」その1 :串田匠彌
 

アピリッツのAWS認定フル取得社員に聞く「もっててよかったAWS認定」その1 :串田匠彌

アピリッツではサービス品質の向上と社員の成長を促すことを目的に、2021年6月に「APN表彰手当」を定めました。平たく言うと、「認定資格の全制覇とAWSの技術を広めることをより一層推進したい!」という気持ちで作った制度です。こちらが功を奏したのか、今年はAWS認定をすべて取得したエンジニアが続々と登場しました(過去2年間は1名のみでしたが、今年は3名!)。コンプリートしたエンジニアがアピには3名もいるので、「AWS認定のどこが役に立った?」「純粋に面白いなと感じたのはどんなところ?」「後輩におすすめする?」といったAWSにまつわるあれこれを、思い思いに、ざっくばらんに語ってもらいます。
第1回は、21新卒のエンジニア・串田匠彌の「もっててよかったAWS認定ばなし」です。(2022年3月取材)

関連:アピリッツが報奨金総額120万円以上の「APN表彰手当」を始めた理由

関連するプレスリリース:アピリッツ、DX時代におけるAWS活用の推進とデジタル人材育成、ならびに福利厚生の拡充を目的に、社内制度『APN表彰手当』を制定。AWSエンジニアに報奨金を年間最大121万5千円支給

「認定資格とっててよかった!」と思う局面は沢山あった

AWS Certified Cloud Practitioner

AWS認定のうち、これは「最初の一歩」でした。実務で……というわけではないのですが、採用面接でアピリッツの執行役員の西脇さんとの会話のネタとして活躍してくれました。

AWS Certified Solutions Architect – Associate

CloudFormationでリソースを作成する際に、ymlファイル内の各セクションに何を記載すべきかを事前に理解することができました。

AWS Certified Solutions Architect – Professional

CWAlarmやCWLogsを用いての監視設定で、概要についてはすでに試験対策で勉強していたので、スムーズに開発に取り組めました。

また、「サービス自体の機能はわかるけど、どうやってやりたいことを実現したいかわからない」というお客様に対し、実用的なサービスの組み合わせをご提案できるようになりました。

AWS Certified Machine Learning – Specialty

機械学習は、そろそろ市場に馴染んできた技術だと思います。なので、そのうち「教養として機械学習の知識はあるよね? 機械学習を用いての実装できるよね?」という状況がスタンダードになっていくのではと考えます。そんな日に備えて、勉強しておいて損はないです。

そして、実際に勉強して「おもしろいなあ」と感じた点もありました。Rekognition・Forecast等は、機械学習にあまり馴染みのない人でも恩恵を受けられるようなサービスです。ユーザが「使えそう!」と思ったサービスならなんでも出してくれそうと思いました。これからが楽しみですね。

AWS Certified Security – Specialty

暗号化されていないS3、EBSの暗号化の仕組みは理解できたので、今後使えそうです(まだ実際にやっていないのでなんとも……ではありますが)。

Envelop暗号化について仕組みを詳しく知ることができたこともよかったです。特に、マスターキーを削除したらどれぐらいマズいのか、そして間違って即時削除されないようにAWSがどういった対策を取っているのかが印象的でした。

こういったユーザが意図せずやってしまうであろうインシデントに対して、AWSが予見的に対策を取っているところに「このフォロー考えた人、頭いいなぁ」と思いました(CloudTrailのログ取得とかKMSの削除保護期間とか)。

全部の資格に当てはまる「よかったこと」「おもしろいこと」

とにかくドキュメントを理解するのが早くなります。言うまでもなく、これは仕事をする上でとても助かります。

勉強を続けて「おもしろいなあ」と感じることもたくさんありました。たとえば、RDSのフェイルオーバーやConfigでの構成管理といった「開発に必要だけど面倒なステップ」をAWS側が担ってくれているところに、AWSの技術の凄さや利便性を感じます。

そして、開発の現場以外でもメリットは大きかったです。たとえば、以前ならばお客さまとの会話で上司や他のメンバーに確認してからご回答していたことを、持ち帰らずにその場でお話できるようになりました。そうすると、私個人がお客さまからも頼られるようになるんですよね。

みんな取ろうよAWS認定!

前提として、自分はエンジニアという業界を「頑張れば頑張った分だけ差が顕著に表れる」と考えています。ですから、新卒でエンジニアとなる方々には、日々勉強する習慣をつけてもらって、より強いエンジニアになってほしいと考えています。

ただ「頑張ってすごいエンジニアになる!」みたいな長期的な目標だと、自分がそれに近づいている実感が湧いてこない気がします。自分も社会人1年目の頃にそういった経験がありました。「自分は今エンジニアとしてどのレベル層にいて、これから何を学習すべきで、それにはどの学習リソースが必要か」ということを把握できておらず「実は迷走しているんじゃないか」と考えていた時期は、なかなかに辛かったです……。

そうならないよう、まずは短期的な目標を設定し、それを達成し続けることで楽しく学習を進めてもらいたいです。そして自分自身がレベルアップしていく手応えを楽しんでほしいです。実務に役立つし、報奨金も出るのでみんな受けましょう(笑)

明日の「もっててよかったAWS認定」は、オンライゲームセグメントのクライアントエンジニア・中村さんが語ります!

記事を共有

最近人気な記事