野球界における指導環境の格差に挑む『Baselink AI』を手掛ける株式会社SportsTech Japan。前回の記事では、サービス立ち上げの背景やアピリッツとの共同開発で生まれた変化についてお話を伺いました。後編となる今回は、お一人お一人のキャリアにフォーカスし、お三方の仕事への姿勢や今後のビジョンについてお話を聞いてきました!(2026年5月取材)➤前回の記事はこちら
AIでスポーツ業界に変革を。元同期の二人が語るSportsTech Japanのビジョンとは
──前回の記事でも少し触れさせていただきましたが、金澤さんがSportsTech Japanを起業しようと思った背景について教えてください。
最初はSIer系の会社に入社して、その後に前職であるITコンサル会社に転職してAI関連のプロジェクトに関わっていました。スマホのカメラ1台で人間の骨の動きをAIで可視化できるサービスに携わった際に、こういったAIのサービスをスポーツ業界にももっと広げていきたいと思い、25歳の時に株式会社SportsTech Japanを起業しました。起業した当初は大変なことも多かったですが、ITコンサルの会社で培ってきた経験と、周りの方々からの支えのおかげで、今に至っています。
──CTOの飯島さんは、金澤さんが新卒で入社されたSIer系の会社で同期だったと伺いました。そこからSportsTech Japanに入社されたのはどういう背景だったのでしょうか?
新卒で入社したSIer系の会社を辞めてコンサルタント系の仕事をしていたのですが、当時から金澤に声をかけてもらっていて、最初はボランティアでゴルフ系AIアプリのプロトタイプ開発に関わっていました。
その携わっていたアイデアで大阪・関西万博への出展が決まったこと、そして資金調達の兆しが見えてきたことが、正社員としてジョインしようと決めた大きなきっかけになりました。
──万博の出展!かなり貴重な機会ですね。当時メンバーも少なかった中で大変なことも多かったのではないでしょうか・・・?


アプリを作るという話が出てから万博出展に向けたスタートアップ向けのコンペまでたった3か月しかなかったので、当時は本当に苦労しました。笑 ただ、金澤と切磋琢磨しながら形にしていった甲斐もあって、無事にコンペで入賞することができ、万博では自分たちが作ったアプリを展示していただくという大変光栄な機会もいただいて、本当に嬉しかったですね。
──今ではメンバーの方々も増え事業もどんどん大きくなっているSportsTech Japanさんですが、CEO、CTOそれぞれの役割を担われているお二人の今後のビジョンについて教えてください。
会社として、スポーツテック企業で日本で一番になることを目指して事業を行っています。今は野球を軸に事業を行っていますが、今後はゴルフやダンスにもマーケットを広げて新規事業を開発していきたいと考えています。
AIが登場してから開発の組織がかなり変わったという実感があるので、CTOとしてAIを上手く使えるような組織を作れたらいいなと考えています。これにはまだ明確な方法が確立されていないと思うので、スタートアップの強みを生かして、メンバー1人1人が色々な手法を検証していきながらSportsTech JapanらしいAI活用を確立していきたいです。


ワイヤーフレームの作成から要件整理へ。新卒2年目デザイナーの挑戦。
──今回SportsTech Japanさんの『Baselink AI』のデザイン分野を担当されている山口さんは、アピリッツに2025年に入社された新卒社員。1年目と今とでかなり業務の内容も変化があったのではないかと思います。改めてこれまで携わられてきた業務について教えてください。
WebサイトやスマホアプリのUI/UXの提案や、ワイヤーフレームの作成、デザインの作成を担当させていただいております。また、アピリッツ社内のサービスサイトの作成や広報周りも一部担当させていただいております。
──今まで経験したプロジェクトを振り返って、成長したと感じたことを教えてください。
役割の変化が大きかったです。今まではワイヤーフレームやデザイン周りを担当することが多かったのですが、SportsTech Japanさんのプロジェクトにジョインしてからは、さらにその上の要件整理というところから入らせていただいています。そこで、「どういう流れでユーザーに使ってもらうか」というユーザー体験の観点も含めたアプリ全体の導線設計を行っていて、ユーザーの立場に立ちながら、いかにユーザー体験を良くしていくかというところを思考するようになったのは、自分でも成長を実感した部分ですね。


──かなり上流のところにも挑戦されているんだと感じました。要件整理を行う上で意識していたことはありましたか?
自分の中にペルソナを宿して、実際のユーザーのことをイメージして思考することを意識していました。「どういう機能が必要か」「どういうシーンであればユーザーがこの機能を使ってくれるのか」悩んだ時は、人間中心設計専門家のウメムラさんやHCDスペシャリストを取得されている先輩方に相談しながら進めることができたので、初めての要件整理も上手く乗り越えることができたと思います。
──山口さんの今後のキャリアビジョンを教えてください!
今回のSportsTech Japanさんとのプロジェクトでデザイン周りをメインで担当させていただいて、今後はデザインの表層の部分だけでなく、もっと上流に近い工程やデザインシステムの構築にも関わっていきたいと思います。そのためにも、今は何事にも全力で取り組みながら経験値を積んでいきたいです。日々の会話や業務を通して各分野で目標にしている先輩方からたくさん学びつつ、自分の強みにしていきたいです。
──金澤さん、飯島さん、山口さん、ありがとうございました。AIを活用しながら、スポーツ業界に新しい価値を生み出し続ける株式会社SportsTech Japan。今回の取材を通して、SportsTech Japanさんの思いの実現に向けて、デザインの観点から伴走するアピリッツの若手メンバーの挑戦や成長も見えてきました。アピリッツでは、年齢や年次に関わらず一人一人が、クライアントのビジネスに深く関わりながら要件整理や体験設計などの上流工程からモノづくりに携わっています。クライアントの事業成長に伴走しながら、自分自身も成長していきたい方は、ぜひ一度弊社へご応募ください。ご応募お待ちしております!
会社紹介
株式会社SportsTech Japan
2022年に設立したAIスポーツテックベンチャー企業。「SportsとTechnologyでスポーツ業界の未来を創る」をミッションに、誰もが平等に質の高い指導を受けられる環境を実現し、スポーツ指導の機会格差の解決を目指す。選手の体格やコンディションに合わせて最適化されたAIコーチによる、スポーツ科学に基づく練習と効率的な上達を支援。能力向上によるスポーツへの好感や健康的な生活につなげ、スポーツが苦手・無関心な方にも身近に楽しめる体験を届ける。



























