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ポートフォリオの作り方・考え方
 

ポートフォリオの作り方・考え方

こんにちは。デジタルビジネス部webデザイナーのIです。最近アピリッツへ中途入社させていただきました。
突然ですが、皆さんはポートフォリオ作りは得意でしょうか?周りの方に聞いてもあんまり…といった反応が多いように感じます。
私自身も学生時代に作ったポートフォリオは「作品を並べただけ」と言われてしまい、どう改善をしたら良いのか苦戦しました…

つい苦手に感じて後回ししてしまいがちなポートフォリオですが、新卒の方ですともう半年もしない内に就活が始まるので余裕を持って後悔のないように準備を進められるよう、今回はポートフォリオの作り方・考え方についてご紹介させていただきます。

そもそもポートフォリオって何?

・ポートフォリオ(英語:Portfolio)とは、書類を運ぶ平らなケースの意。
・紙入れ、札入れを意味するイタリア語: portafoglio が語源。

就活においては「作品集」、デザイナー自身を知ってもらうために重要なものです。

作品掲載について 

■作品写真:見せ方は適切か
サイトであればPCやスマホの画面に、ポスターであれば街頭広告に画像を合わせて実際その制作物が使用されている様子が想像できるように加工して載せていました。

■概要:どういった課題があってどのように解決したのか
どういうプロセスで制作を行ったかを書く事で、デザイン的思考ができているかなど自身の考え方について知ってもらう事ができます。

■使用ツール:持っているスキルと会社の業務内容はマッチしているのか
一口にデザイナーと言っても使用ツールは様々です。何を使えるのかを示す事で相手に理解を深めてもらいます。

■制作時間:仕事として制作が出来るのか
どんなにクオリティの高い作品でも、完成するまでに何年何十年とかかってしまうと仕事としては成り立ちません。
そのためどれくらいの期間かかるのか、何時間で完成できるのかなど書いておくと親切です。

■担当領域:何をする人・できる人なのか
複数人で動くプロジェクトに参加した時は自分の担当領域を載せましょう。
ディレクターなのかデザイナーなのかエンジニアなのか、何も書いていないと見る側も判断できかねますし、能力理解にズレが生じる可能性もあります。

全体について

■自己紹介
どんなものが好きなのかや今後どうなりたいのかなど、少しでも自身を知ってもらうポイントを作ります。
面接の時に触れられなくても、読んでもらえる可能性はあるのでチャンスは盛り込みましょう。

■目次
相手は面接に関する書類に目を通す他に通常の業務も抱えている事がほとんどです。
どこに何があるのか、見て欲しいものはどれなのか、案内ができると良いです。

■掲載順
どの業種・会社を受けるのかによって変わります。
私はwebデザイナーとしての応募だったので、制作したサイトの割合を一番多く、手前にしました。
また、こういう事もできますよというアピールをするためにポスターや冊子、果てはデッサンまで後ろの方に入れていました。※バランスには気をつけましょう。

■配慮は足りているか
列は揃っているか、使用フォントや文字の大きさ、色はページ毎にバラバラになっていないかなど。気を付ける点はたくさんあります。
ポートフォリオは全部で一つの制作物という意識を持って、一貫性のある制作をする事が大切です。

■色々な人に確認してもらう
ポートフォリオを見るのはデザイナーだけではないので、色々な人にも見てもらいましょう。
これは就活だけでなくずっと続く課題ですが、多くの人にわかりやすい見せ方を考える事が大切です。

レイアウトはどうしたら良いのか

悩んでいる方はまずポートフォリオが作れるサービスやテンプレートなどを参考にしたり、お気に入りの雑誌などからどう見せると魅力的に見えるのかを考えたりすると良いです。
私は作品が縦でも横でも入れられるような汎用性の高いレイアウトを作ってから、画像や情報を流し込んでいました。

紙とデータはどっちが良いのか

受ける会社によって変わりますが、どちらもあると安心です。
データだと、クラッシュした。ネット環境が悪かった。
紙だと、持ってきたポートフォリオを電車に置き忘れた。不慮の事故で折れた。など…
どのようなトラブルに見舞われるかわかりませんので、どちらも用意して出せるようにするのをおすすめします。

まとめ

改めてポートフォリオを制作した際、下記の2点を意識しました。

1.見る方への分かりやすさと思いやり
2.業種・会社に合わせて何ができるのかを示す

ポートフォリオ作りの考え方はその時だけでなく、日々の業務にも繋がる所が多くあります。
気負いすぎず、まずは1つの作品作りだと思って気軽に取り組んでみてくださいね。

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