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走る時のシルエット
 

走る時のシルエット

アピリッツの知識共有サイト「ナレッジベース」で公開されている内容をアピスピでも紹介します。こちらはES部の3Dデザイナー・石井 開さんによる記事です。

すばやく走るアニメーションを作る時や見る時、足を前に出す時のポージングが難しいなと思ったので
考えていることをまとめます。

通常走る時に足を前に踏み込む時、膝をまっすぐ伸ばしてカカトから着地するかと思います。
走り 作画 で検索したり、youtubeで走り方の講座動画などを見ると姿勢をまっすぐ伸ばし、脚もまっすぐ伸ばしたポーズが伺えるかと思います。

しかしこれがゲームなどでよくある姿勢を低くして素早く走る様な動きを付けたい時、
(個人的に)踏み込むポーズとして適してないと感じます。
(脚を伸ばして踏み込むポーズがキャラ的に一瞬だけブレて見えたり前傾姿勢の勢いが崩れるなど)

なのでそういった場合、足が着地するまで膝がまっすぐならない様にしたり、場合によっては着地する瞬間でも
若干膝が曲がった状態で着地するなどすると印象や勢いを崩さずに済むかもしれないなあというお話です。

ちなみにANTHEMという神ゲーがあるんですが、そのゲームはジャベリンエグゾスーツという特殊なパワードスーツに身を包んで戦うんですが、このジャベリンエグゾスーツは脚の関節がチーターなどの様に人間より関節が一つ多い(厳密には人間の足にあたる部分が長く、つま先にあたる部分で着地する構造になっている)ので、足を前に十分踏み込んでも膝を曲げた状態が維持され、前傾姿勢の勢いが崩れない様になってるんですよね。

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