アピリッツのWebソリューションセグメントに今年新卒入社したエンジニア14人が、開発研修の一環として、ミニプロ(「ミニプロジェクト」の略称)に取り組みました。3つのチームにわかれて約6週間かけて自分たちだけで開発を行い、それぞれがデモンストレーションを交えた成果発表と質疑応答を行います。今回のテーマは「社員検索システム」の設計・開発です。成果発表会の様子をお伝えします(2021年6月 取材)
どうして「ミニプロ」をやるのか
新卒同士が練習プロジェクトを通して自分たちの手でプロダクトを作ってみる「ミニプロ」。発表の前日ぎりぎりまで開発をしていました。スケジュールに関してはほとんどの参加者が「間に合うかどうかギリギリ」と緊張しながら取り組んだそうです。
なお、それぞれの班には”PMO”が一人ずつ配属され、プロジェクトの進行管理やサポートを行います。このPMOは入社2~3年目の若手社員たちが担当しました。つまり、彼らにとってもこのミニプロは「初めてPMOを経験するチャンス」なんですよね。実際にやってみての感想は「大変だった」とのことです。PMOの及川さん、肘井さん、持田さん、おつかれさまでした。
今回のミニプロでは、入社間もない若手同士だけで、実際の業務に入る前に練習プロジェクトをおこなうことで、開発をする上で基本となる「考えて」「調べて」「作る」過程と、「伝える」ためのプレゼン、開発メンバー同士のコミュニケーションの大切さ、そして、ものづくりにおけるアピリッツのこだわりを学んでもらうことを目指しました。
「どちらがユーザー体験としてよいものでしょう?」
成果発表会の当日。この発表会のオーディエンスはWebソリューションセグメントのGMと部長たちです。各チームはそれぞれの持ち時間の20分の間に、機能説明とデモンストレーションを行いました。
「社員検索システムの企画・開発」という同じテーマではありますが、チームごとにこだわりや特徴がありました。たとえば「Googleアカウントとの連携」であったり、「社内の内線番号の登録方法」であったり、「管理画面と管理者権限の設定」であったり。
発表では部長やPMとの質疑応答タイムもあります。セキュリティや仕様に関する鋭い質問に開発チームが答えていきます。また、「内線番号の更新は社員の誰でもができたほうがいい? それとも本人のみができるほうがいい? 今回の場合、ユーザー体験としてどちらが良いでしょう?」といった、サービスの質と根幹に関わる議論も生まれました。
成果発表会が終わった後も「ああしたら」「こうしたら」とメンバー同士で集まって話をしていたのがとても印象的でした。また、PMOが「発表会は限られたメンバーしか参加できなかったので、部内のエンジニア全員に取り組みを知ってもらおう」と自発的に別途プレゼンの場を設けていたのもうれしかったです。
本当なら打ち上げ……といきたいところですが、新型コロナウイルス感染症の問題がまだ収束していないため、ひとまずはこれにて終了です。参加者のみなさん、おつかれさまでした!