この記事はアピリッツの技術ブログ「DoRuby」から移行した記事です。情報が古い可能性がありますのでご注意ください。
今回は、モバイルアクセス解析から検索エンジンのシェアを見ていきます。
PCサイトに比べ、解析もSEOも難しいモバイルサイトの実情を探ります。
どうもです。アクセス解析チーム アソウリュウタロウです。
最近はモバイル解析の担当案件が増えていて、仕事中ずっとケータイをいじくり回していることもしばしば。滅多に使わなかった自分のケータイは、いまや過酷な使用環境ゆえに充電器と繋がりっぱなしです。
モバイルアクセス解析の現状
いまのところ、モバイルアクセス解析は難題です。
現状では無料アクセス解析ツールではまともな解析は難しいでしょう。
Google Analyticsは、2010年2月に公式ブログでモバイル対応をアナウンスされましたが、実際のところ未だにまともな数字は取れそうにありません。
無料ツールでは「うごくひと2」「myRTmobile」など、いくつか数値が見られるツールも出てきてますが、PCサイトに比べればまだまだ発展途上な分野かと思います。
さて、そんなモバイル解析環境ですが、解析だけでなくSEOなども対策がしづらいことでも有名です。PCサイトほど評価項目が多くなく、各施策に対する効果や危険性があまり明確化されていないのです。
そもそも大前提として、ユーザーがキャリア公式を使っているのか、YahooやGoogleといったモバイル版検索エンジンを使っているのかすら定かではないので、対策が取りづらいといったことも言えます。
というわけでちょっと調べてみました。
任意の期間における検索エンジンユーザーのエンジン別比率
強いのはキャリア公式
弊社のお客様のいくつかのモバイルサイトから数値を抽出し、平均値にまとめています。
i-mode(docomo)はリファラー情報が取れない機種が多いため、あくまでも参考値にしかなりませんが、EZweb、SoftBankでは公式メニュー検索エンジンが非常に強くなっているのが分かります。
特にSoftBankのYahoo率は非常に高く、通常の検索だけでなく画像検索なども含めて、98%の使用率となっています。
ある機関によるアンケート結果では、公式メニューの検索の使用率は約40%といった結果が出ていましたが、その数値ともだいぶ乖離があります。
コンテンツやターゲット層など、サイトによっても大きく結果が変わってくる可能性はありますが、この数値を見る限り、キャリア公式メニューの使用率は高く、それだけ公式サイト優勢の現状は揺るがないと言えそうです。
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