IT業界未経験からプログラミングスクールを経てアピリッツに転職したみなさんにお話を聞くと、みなさん覚悟を持って異業種から挑戦しているのだなと感じます。今回はDMM WEBCAMP 出身の3人のエンジニアに、学習や転職活動のこと、新型コロナウイルス感染症の影響がどんなものであったか、そしてアピリッツに入ってからの様子を教えてもらいました。
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―― IT業界を志したキッカケを教えてください
ただ、日本を長期間はなれて働くことが徐々に自分の人生と合わなくなって退職しました。少し空白期間を置いたのち、「技術を高めていく仕事がしたい」と思ってIT業界を志しました。もともと興味がありましたし、年齢も20代後半だったので、キャリアチェンジのラストチャンスを逃して後悔をしたくないという思いもありました。
新奥:私はもともと海運会社で航海士を5年やっていました。「人が経験していないことを経験したい!」と思ったからです。実際、言語も文化もちがうクルー達と大海原を航海した5年間は今の私をかたちづくる人生の糧となっています。
柴田:私は「ものづくり」により深く関わりたかったからです。前職は広告代理店に勤めていました。そこでWebサイトの文章作成に関わったときに達成感があって楽しかったので、エンジニアを志しました。多くの人に使ってもらえるサービスをイチから作りたいです。
角:学生時代からパソコンを触るのが好きでしたが、深く学ぶチャンスがなくてIT業界とは縁遠いなあと思っていました。でも、プログラミングスクールの存在を知って、一度挑戦してみることにしたんです。愛知から引っ越してスクールに通いました。……そうこうしているうちに、コロナの波がやってきて。
―― ちょうどみなさんがスクールに通っていた頃に、新型コロナウイルス感染症拡大の問題が大きく取り上げられるようになりました。やはり影響は大きかったのですね
角:とにかく就職活動がどうなるのか本当に不安でした。愛知からはるばる引っ越してきたのに、タイミングを間違えたかも? って。ただ、仲間がいたので励みになりました。今でも一緒に勉強したり、飲みに行きます。
新奥:私も仲間の存在は大きかったですね。本当ならDMM WEBCAMPのおしゃれな教室で勉強するはずだったのに、コロナ禍の影響で完全在宅で学習することになったんです。幸い、オンライン授業の体制がすぐに整いましたし、仲間ともオンラインでめちゃくちゃ密にコミュニケーションをとりました。
柴田:チーム開発はやっぱり楽しかったですよね。達成感がありました。不安はみんな抱えていましたよ。求人数も減っていくなかで、未経験エンジニアが本当に転職できるのか? って。でも周りのみんなも真剣に頑張っていましたし、お互い励まし合いました。
―― 未経験からエンジニアになるための勉強は、だいたいみなさん「毎日8時間くらい」とおっしゃいます
柴田:そうですね。一週間のうち一日は休息・自由日にして、それ以外の日は平均して一日に8時間は勉強していました。期間は、スクールに入って、アピリッツに入社するまでの8ヶ月です。
角:僕も8時間。ただ、スクールに入るまではどんな勉強をしたらいいのか謎で「やる気が出たら一時間やる」……といった感じでした。スクールに入ってからはコツや目処がついたので、勉強が楽しくなりました。期間は4ヶ月くらいです。
新奥:勉強だけに打ち込む環境を作ったあとは、毎日8時間、ほぼ休みなく続けていました。そんな生活を半年ほど続けていたので、アピリッツに入社を決めてから3日間はYou Tubeとか見ながらひたすらダラダラしました。
―― 就職活動はいかがでしたか?
柴田:とある企業さまから「あなたを採用したら企業にどんな利益がありますか?」とズバッと尋ねられて、その場できちんと答えられず悔しかったです。ただ、あらためて自問自答する良いキッカケをいただいたと思います。
新奥:最初に面接を受けた会社で内定をいただけたんです。採用の連絡をもらったときは家で一人で叫びました。ああ自分の頑張りが認められたんだ、って。アピリッツの面接では将来のビジョンを深堀りされて、5年、10年後のキャリア像をきかれるのはもちろん、「20年・30年後はどうなっていたい?」なんて部長から訊かれたり。びっくりしましたね。
角:面接では「嘘はやめよう」と真摯にのぞみました。
――アピリッツに決めた理由を教えて下さい
角:今まで習ってきたRuby on Rails、AWSといった内容を手広くやっている印象だったのと、会社と一緒に自分も成長できると感じたからです。
柴田:あと、技術力や情報発信力の高さも魅力でしたね。面接での話しやすさも大きかったです。私の色んな面を掘り下げてもらえましたし、キャリア展望のこともふくめ、腹を割って本音で話せました。
新奥:専門性の高いエンジニアがいるのは魅力的でした。自社のエンジニアの成長を重視している会社だとも感じました。ここなら、キャリアの幅が広がりそうだなと考えました。
―― 実際に働き始めていかがですか? 今までとのギャップはありましたか?
角:デスクワークってこんなに体が疲れないんだなと驚きました。仕事は、先輩のフォローがあるのでなんとかやっていけているなと思います。エンジニアって優しい人が多いなと……。
新奥:そうですね、実際に入ると、いろいろ安心しました。エンジニアYouTuberの動画を見ていると「モダンな技術を扱えないと未経験からのエンジニア就職は無理、入社してもすぐ落ちこぼれてクビになります!」ってめっちゃくちゃ煽られるんですけど、そんなことなかったなって思いました。もちろん勉強は必要ですし、年下や同い年のエンジニアが私の先輩です。日々食らいつくように働いています。
あと、業務指示への返答は「Yes, Sir!」が基本だった元船乗りの立場からすると、Slackのやりとりにびっくりしますね。上司にスタンプ一個で返事したり。ラフで良いなあと思いますね。
柴田:未経験でもすぐに開発現場に入れる環境があったので良かったです。あと定時退社の方も少なくないですし、ホワイトだなと思います。経験を積んで、将来はプロジェクトマネージャーやリーダー的存在になりたいです。そして多くのひとに使ってもらえるサービスを作りたいですね。
―― 最後に、スクール生のみなさんにメッセージをお願いします
柴田:勉強でも、転職でも、すぐに結果が出ないこともあるはずです。でも自暴自棄になったりせず、気持ちを整理しながら根気強く頑張ってほしいです。リフレッシュも大切ですよ!
新奥:未経験からエンジニアを目指すと、いろんな情報に出合って混乱するかもしれません。「コロナで未経験からのエンジニア就職は無理!25歳以上は諦めろ」とか、反対に「未経験からのエンジニア就職はこれさえ抑えれば楽勝」という有料NOTEが売ってたり。そんなカオスに惑わされず、一歩一歩確実に進んでほしいです。
私も、日々の業務に全力で取り組んで「スタートが遅くともそこからの努力次第で十分に活躍できる」ということを自身のエンジニア人生をかけて証明していきたいです。
角:やめないかぎりは誰でもできるようになるはずです。ですから、周りばかり気にせず、カオスな情報にまどわされず、自分のペースでがんばってください。僕もいつかはできるようになると自分を信じてがんばります。