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「興味を発信することで知識が集まる」小さな活動から意識を変えるミニカンファレンスの仕組み
 

「興味を発信することで知識が集まる」小さな活動から意識を変えるミニカンファレンスの仕組み

山田アイコ、社内のイベントを発信します!

今回は、自社ゲーム開発をしているアピゲー部のグループマネージャー『吉田 啓紀』さんから、4月より開催しているミニカンファレンスについてお話を伺ってみました。

吉田さん、今日は宜しくお願いします!

インタビューを通してミニカンファレンスの活動を周知していただけると伺いました。是非、宜しくお願いします!

仕事中の吉田氏

吉田 啓紀
2012年にWebのエンジニアとして入社
現在は、アピゲー部のグループマネージャーとして新作ゲームのディレクションと、
いくつかの既存ゲーム運営メンバーのマネージメント業務を行っている。
業務の傍ら、2019年4月より『ミニカンファレンス』を発足。

『定期的』にアウトプットする場を作りたい

まず、ミニカンファレンスを始めたきっかけや目的を教えてください。

社員の中でもっとアウトプットする場がほしいという話がもともとあったんですよ。

後は、部署が結構増えてきて部署間での情報共有が難しくなってきたなと、僕自身も感じていました。

アウトプットする場が、社内に少なかったということでしょうか?

少ないというよりは「あったけれど定常化はされていない」状態でした。
今までは突発的なもので『LT会』とか皆で技術書読もうみたいな『読書会』はありましたが、なかなか続けてやる題材がなかったんです。

開催者も「思いついた時にやる」みたいな感じだったのでほんとにまばらでした。

良い会なのにもったいないですね、そこで定期的な会を作りたいと……。

はい、いつ開催されるか分からない会に向けて目標を建てるのって難しいと思うんです。

前に開催したもので『LT』って名前を使っちゃったし、それなら名前を新しくして定期的にやる会を作ろうと思って始めたのが”ミニカンファレス”です。

ハニカミながらインタビューに答える吉田氏

なるほど!
定期的に発表があった方が、みんなが目標建てしやすくなっていいですね。

そうですね。
「今期あったことをミニカンファレンスまでに整理して発表ができれば」という話も最近ぽつぽつと耳にしていて、良い目標作りのきっかけになっているんじゃないかと思っています。

新技術を導入し、他のタイトルにも取り入れる

ミニカンファレンスでの印象深いエピソードはありますか?

直近だと、「発表した内容がもう明日から使えるね」と話がまとまって、プロジェクトにそのまま入れることになりました。

すごく早いですね!その新作ゲームにはどのように取り入れましたか?

発表した人自身がもうゲームに実装しているものだったんですが、「じゃあそれを他のプロジェクトにも入れよう」とすぐに決まりました。

どんなゲームなのでしょうか。良ければ宣伝していきませんか?

実装元は『ゴエティアクロス』というタイトルで、それとは別に新しく開発しているタイトルに取り入れようということになりました。
開発中のゲームについてはまだ詳しくお知らせできませんが、来年にはユーザーの皆様にお届けできるかと思います。

私もゲスト出演している『悪魔少女✕マルチプレイRPG ゴエティアクロス』。
是非、プレイしてみてくださいね!

アウトプットする事で得られる変化

ミニカンファレンスが会社に与えた変化はありましたか?

社員側が『定期的にアウトプットの場がある』ことを認識するようになったことで、目標設定として「次のキーワードを何か自分で研究してみて、それをミニカンファレンスで発表します。」と声が聞こえてきた事に関しては、すごくいい変化に感じました。

以前からあるブログ(DoRubyなど)ではアウトプットを目標として設定できなかったのでしょうか?

設定してる部署もあればしてないところもありました。ブログっていうのは結局「見る人は見るけど、見ない人は見ない」ものなので難しいと思います。

あと実際に人が前に立って発表することと、システムに書いて打ち込んで媒体として出すっていうのは、結構”行為”として違うなっていう風に思っていて、どちらも学んだことをまとめるっていう意味では同じなのかもしれないですけど、やっぱり個人的には前に出て発表するっていうのをもうちょっとやってもらいたいなと。

真剣な表情で語る吉田氏

吉田さんが考える最終的なゴールはどこですか?

社内のカンファレンスにも出てもらって発表して「俺たちすげえじゃん」みたいなとこまでいけるとゴールかなっという風に思っています。

明確で解りやすいゴール設定ですね!
ちなみに初回のミニカンファレンスでの反応はいかがでしたか?

まあ、「良かったね」という感じでした。マイナスな印象はなく、発表することに対して前向きな人が結構多かったです。

何か課題など出てきましたか?

発表する人が固定化されてきちゃうかなってところですね。
もうちょっといろんな人に発表してもらえればいいんですけど……。

特にどんな人に発表してほしいと思っていますか?

社内ではいろんな技術使っていて、実は業界的に見るとすごいことをやってるんだけど、その場に技術を持ったまま留まっちゃってる「もったいない」状態の人がいるんじゃないかと気づきました。

その人達にいきなり社外に向けて発表してくださいっていうのは、ハードルも高いですし、そんな恥ずかしいことできないってなると思うんです。
なので、その人達にはこのミニカンファレンスを最初の踏み台としてやってもらえたらと思ってます。

吉田さん自身は最初のミニカンファレンスでどんな発表をなさいましたか?

自分はエンジニアの発表をしようと思っていたんですけどせっかくなので、誰もあんまり触れていない広告の話をしました。
そこそこ興味持って見てもらえたと思います。

広告回りをやってる人があまりいないっていうところで布教活動にも使いたくて発表しました。

同じものに興味ある人が集まるきっかけにも使えるんですね

そうですね、広告回りでいうと興味はあるけど具体的に何やってるか知らないっていう状態の人が結構多いので、その辺の共有にも使えます。

ミニカンファレンスを実際に行って吉田さんにとって良かったことはなんですか?

皆色々やってくれてるんですけど、なかなかそれを引っ張り出すことができないなと思っていました。

ミニカンファレンスを開催したことで「あ、そういうこと考えてるんだ!とか、そういうことやってたんだ!」っていう普段見ててもわからない所を引き出せたいいきっかけになってくれました。

一つの手段としてそういう場を設けられたのは良かったと思っています。

メンバーの体験を満面の笑みで喜ぶ吉田氏

発信してもらってより理解しあえたんですね

発信することで逆に周りからも興味や知識が集まって仕事に活かせたり、見る側としてもメリットが大きいと思います。

ありがとうございます。
最後に、今後はミニカンファレンスをどの様にしていきたいとお考えでしょうか?

最初にも言いましたが、いろんな人に自分の興味あるものや取り組んでいることをもっと発信して共有してもらいたい。

他の部署と連携してミニカンファレンスの様子をYouTube配信などもしましたけど、そんな風に一緒に協力してやっていけたらよりよくなっていくんじゃないかと思っています。

発表したスライドを前にいい笑顔を見せる吉田氏

社内で定期的な情報共有の場を作り、社員全体の知識レベルを上げる取り組みはとても重要ですね。
もちろん私達CTO室も共に盛り上げますよ!

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