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AWS主催イベント“ANGEL Dojo Season2” 最終成果発表会 レポート
 

AWS主催イベント“ANGEL Dojo Season2” 最終成果発表会 レポート

AWS主催のエンジニア向けイベント”ANGEL Dojo Season2″の最終成果発表会が先日おこなわれました。アピリッツからは新卒を含む若手エンジニア5人が参加し、3ヶ月間、疑似プロジェクトの立ち上げから開発までを体験しました。最終発表の様子と、3ヶ月の振り返りをお伝えします。(2020年9月 取材)

あらためて”ANGEL Dojo Season2″とは?

AWSが主催する若手エンジニアを対象とした開発イベントです。クラウドを活用したモダンなシステム開発手法やAmazonの文化を実体験できます。企画の立案から開発、そしてプレゼンまでを参加者のみで行います。

アピリッツが今回”ANGEL Dojo Season2″へ参加した経緯やメンバーの選出基準については、西脇執行役員の記事を御覧ください。

関連:出てこい!AWSネイティブ世代 ~若手エンジニアがAmazon Web Services 主催 ANGEL Dojoに参戦!~

参加者は、通常の業務を進めつつ、AWSによる週2回の講義を受け、毎週金曜の10時から18時をワークDayとし、疑似プロジェクトに取り組みました。

関連:新卒も参加中! AWS主催 “ANGEL Dojo Season2” 若手エンジニアインタビュー

こちらの最終成果発表会が9月4日に実施されました。今回の発表会はオンライン開催。カメラに向かってメンバー全員が「どんなものを作ったのか?」「なぜ作ったのか?」「どう作ったのか?」を、スライドとデモを交えつつ伝えました。

発表当日のアピリッツはこんな感じでした

アピリッツのチームは参加メンバーの5人全員でパートをわけて、それぞれが発表しました。

最初に「ばばーん」と盛り上げたほうがよくない? もう一回練習する? デモ画面の大きさはこれで伝わる? わかりやすいプレゼンにむけて、本番までにブラッシュアップを重ねました。

AWSのメンターの方からもアドバイスをいただきつつ、プレゼンに臨みました。

アピリッツの5人が作ったサービスは “こまっち”

アピリッツはトップバッターとして発表しました。

5人が企画・開発したのは“こまっち”というマッチング質問サービスです。サーバレスで動作するシステムで、「誰に質問したらいいんだろう?」と困っているシャイな人を助け、業務とコミュニケーションをより良くします。

開発の経緯については、彼らの実体験も込められています。参加メンバーで新卒入社の小林さんが「入社後すぐにリモートワークになり、先輩や仲間の顔もまだ知らない状況だった。だから、こんな質問していいんだろうか? と、どこか遠慮してしまっていた」と説明していたのが印象的でした。誰かの遠慮する気持ちを後押ししたい! というメンバーの思いが伝わるプレゼンでした。

開発者ではない人にもわかりやすい、とてもフレンドリーで、優しい内容でした

AWSの方からは「こまっち良い! 名前も良い! プレゼンもGoodでしたね!」という感想をいただきました。

質疑応答タイムでも「質問のデータ蓄積」や「相談相手が見つかるまで探し続ける機能」について質問をいただきました

こまっちの開発にまつわるトピックスは、今後アピスピで “ANGEL Dojo Season2” の開発者自らがご紹介する予定です。お楽しみに!

開発者の渡邊さんのレポートはこちら!
関連:ANGEL Dojo Season2 アピリッツチーム 成果発表

「自分たちがやりたいことは、課題を解決すること」

今回、惜しくも受賞は逃しましたが、この3ヶ月で得られたものはたくさんありました。ずっとプロジェクトを見守ってきた西脇執行役員と、アドバイザーとして参加したAI Laboのエンジニア 浅田さん、そして参加メンバーの五人に話をききました。

―― アピリッツにとっての “ANGEL Dojo ” 、いかがでしたか?

西脇:まず、限られたスケジュールとリソースの中で、きちんと着地しきっているので良かったなと思います。

浅田:そうですね。限られた時間の中でうまく折り合いをつけて「ユーザが持つ課題を解決する」という実現すべき価値に取り組めたのではないかと思います。

最初はWebアプリケーション想定だったのを、途中からSlackのBotに切り替えたというのも、ユーザが使いやすいインターフェースで、課題を解決するために最適な手段は何かを考えた結果だったと思います。

つまり、みなさん「自分たちがやりたいことはアプリケーションを作ることではなくて、課題を解決することなんだ」という思いを持って取り組めたんですよね。

そういう意味では、AWS(Amazon) が大事にしているWorking Backwordsという考え方をうまく吸収できているんじゃないかな、と思いました。

DI部 吉岡:今回、Amazonが提唱する価値観のうち、 ”Ownership”、”Learn and Be Curious”、”Deliver Results”を大切にしてほしいと教わりました。この3つは、開発の経験を積むうちに重要性がわかります。まだ経験の浅い若手が、ごく早いタイミングでプロジェクトを通して実感できるのはよかったと思います。

―― アドバイザーから見て、ANGELsのみなさんは開発中どのような印象でしたか?

浅田:一人ずつ言っていきますね。まず柴田さんは技術センスが素晴らしいと思いました。本人は謙遜してますが、StepFunctionsをさくっと組めたのは素晴らしいと思います。

渡邊さんはリーダーシップが素晴らしかったです。ふだん持っている業務がバラバラのチームメンバーをうまくまとめあげていたと思います。

そして吉岡さん。プレゼンの資料作成や、プレゼンの仕方が素晴らしかったです。

小林さんは、(大久保さんもそうですが)新卒でほとんど開発経験もない中で、うまく開発に協力できていたと思います。本番発表で「ばばーん!」と一発かませる胆力がすごいです。

そして大久保さん。「EC2で構築する」という流れができつつあったなか、「本当にそれが最適な構成なのか?」と疑問をもって、切り込んでいった姿勢が素晴らしかったです。あれがなければ、いまの”こまっち”は別の姿になっていたと思います。

「次もあるならアドバイザーなど何かしらの形で関わりたい」

発表後すぐに「このあと、どうしたい?」という話になりました

西脇:このプロジェクトが終わって、みなさんがこれから先の仕事でどう関わっていくかが聞きたいですね。個人的には、社内外のエンジニアとつながれる人となってほしいです。

DB部 渡邊:5人全員が「実際に使える、売れるプロダクトを完成させたい」と思っています。

MS部 大久保:自分たちでゼロから作った企画なので親心のような気持ちが芽生えました。私ももっと開発に携わりたいですし、今後もしSeason3があるなら、アドバイザーや何かしらの形で参加したいです。

DI部 小林:AIの力を借りてマッチングを最適化できれば、“こまっち“はもっと魅力的なアプリケーションになると思いますし、そこを考えるのが面白い。そして、先輩3人がやってくれていたところを、大久保さんとキャッチアップしたい。

西脇:みんなをまとめる仕事とかもね、はやいうちに経験するといいですよ。

DI部 吉岡:このサービスをいつか使ってもらいたい、とにかく、その気持ちが本当に強いです。

DI部 柴田:もし続けられるなら、ゆくゆくはいろんな人に参加してもらって社内の技術向上にもつながるプロジェクトにしていきたいです。

西脇:実現できるといいですよね。全力で応援しますよ!

……ということで、”ANGEL Dojo Season2″は無事閉幕しましたが、いつか続報をお伝えします! 参加者のみなさん、本当におつかれさまでした。

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