この記事はアピリッツの技術ブログ「DoRuby」から移行した記事です。情報が古い可能性がありますのでご注意ください。
前回の記事 キャラクターでストーリーを動かす①の続きです。
登場人物を決めた後は、実際にキャラクターを動かしてみましょう。
前回のおさらい
前回の記事では、ゲーム内に登場するキャラクターから、イベントに登場させるキャラクターを決めました。
前回もお話しましたが、今回のイベントの主役はあくまで①の明るい女の子。
ストーリーを動かす役割は③のスピリチュアルさんにやってもらいますが、主役が潰れてしまわないように気を付ける必要があります。
個性を活かしてストーリーに組み込む
キャラクターの個性を活かすために、それぞれの役割りを明確にしましょう。
過去のかけあいなどで出している設定とにらめっこです。
(キャラクター名やキャラクターイラストを出しても良いとのお達しをいただいたので、今回は分かりやすいように実際のキャラクター名とイラストを使用して解説していきます。)
①明るい女の子「アミー」…女子大生系お姉さん。自分が別物になる・姿が変わってしまうことを恐れており、自分は自分であるという確信を得るために、特別な呼び名が欲しいと思っている。
②中二病の子「ウァラク」…かっこいい響きのものに惹かれる、中二病全開の女の子。愛されいじられ系。割とノリが良い。
③スピリチュアルさん「ベレト」…引っ込み思案で少し口下手。占いが得意。
④生真面目さん「キメイエス」…基本的に真面目だが、少し子供っぽいところがある。大人っぽく振る舞おうと奮闘中。
話を動かす役割というと「狂言回し」や、「トリックスター」といったものがありますが、今回は動かす役割の「ベレト」が引っ込み思案な性格で、なかなか自分からアクションを起こそうとはしません。
ですので、「ベレト」を、「ウァラク」と 「キメイエス」にサポートしてもらいます。
プロットを立てる
ようやくプロットを立てます。
以前に記事を書いた頭の中のアイデアをアウトプットするでも使用した「Xmind」を用いて、簡単なプロットを作成しました。
今回のイベントでは十五夜がテーマですので、月を連想させるワードなどを使っていきます。ちょうど、ベレトが得意とするカード(タロット)の占いには月のカードが存在するので、有効活用させてもらいました。
季節イベントの場合はキャラクター達を魅力的に見せることが重要なので、プロット通りに進行させることは絶対ではありません。
なので、ざっくりと書いて先に進んでしまいます。
(本編の重要な設定が出てくる場合などは適当に書くと後で大変なことになってしまうので、しっかりとメモを残しつつプロットを立てて概ねプロット通りに書きましょう)
実際に書く
あとはプロットを見つつ本文を書いていき、出来上がったものの1シーンがこちらです。
ということで、前回・今回の記事は、株式会社アピリッツが提供する「ゴエティア -千の魔神と無限の塔-」において2017年9月20日(水) ~ 2017年9月26日(火)の期間に開催されていたイベント「想いは月夜に揺れる」を例にとって執筆させていただきました。
ダンジョン内の夜空に浮かぶ満月の背景イラストがとても素敵なイベントでした。
実際にこちらのイベントをプレイしていた方は、ゲーム内機能の「ストーリー」からイベントのかけあいを見返すことが出来ます!
おわりに
現在「ゴエティア -千の魔神と無限の塔-」では、ハロウィンをテーマにしたイベント「スウィートトリック・ナイト」が開催されています。
こちらのイベントは2017年10月24日(火) ~ 2017年11月7日(火)までとなっております。
比較的静かで穏やかに進行していた「想いは月夜に揺れる」とはまた違い、ハロウィンらしい賑やかで楽しげなイベントに仕上がったかと…。
お時間がありましたら是非プレイして、ゴエティアの世界に触れていただければと思います。