この記事はアピリッツの技術ブログ「DoRuby」から移行した記事です。情報が古い可能性がありますのでご注意ください。
アクセス解析チームの中林です。
本日はGoogleAnalyticsのイベントトラッキング機能について簡単にお話ししたいと思います。
■イベントトラッキングとは?
PVが「表示されたページの閲覧数」であることに対してイベントトラッキングは該当するボタンやリンクの「クリック数」となります。
■イベントトラッキングで可能になったこと
クリック数の計測が可能に! ※過去も仮想URLを付与することで、クリックを計測は可能でしたが 外部リンクやPDFに仮想URLを付与した場合、仮想のPV数が 増えてしまうといったことがあり、分析用のプロファイル作成が必要でした。
仮想URLの設定方法は過去記事から→Google analyticsでPDFファイルをカウントする方法
イベントの詳細な分析が可能イベントトラッキング内で、「カテゴリー」、「アクション」、「ラベル」、「値」と設定できるので、より詳細な分析が可能となります。
■イベントトラッキングの記述方法・書式
イベント ※GoogleAnalyticsのトラッキングコードは、イベントよりも上位に記述する必要があります。
◇用語説明
● カテゴリー(必須項目)⇒ イベントごとのグループ名
● アクション(必須項目)⇒ ユーザーの行動、任意の文字列、
● ラベル ⇒ URL、メモ等、任意の文字列、
● 値 ⇒ クリック時の値(数値)を設定できます。
※「値」はコンバージョンにおけるコンバージョンバリューのようなものです。
例えば下記のようなグローバルナビゲーションとローカルナビゲーションが同一URLのサイトがあったとします。
(例)KBMJ(http;//www.kbmj.com)
グローバルナビゲーションとローカルナビゲーションのクリック数を計測したいけれどリンクのURLにパラメータをあまりつけたくないサイト管理者も多いと思いますので、
グローバルナビゲーションとローカルナビゲーションのクリック数を計測する場合にイベントトラッキングを使用する例を記述してみます。
●グローバルナビゲーション(例)
onClick=”pageTracker._trackEvent(‘Top-page’, ‘inner-link’, ‘G_navi_solution’);” />
●ローカルナビゲーション(例)
onClick=”pageTracker._trackEvent(‘Top-page’, ‘inner-link’, ‘L_navi_solution’);” />
上記の例では
カテゴリーに、「どこのページ」か。アクションに、「内部リンク、外部リンクの区分け」ラベルに、「クリックした個所」を記述しています。
こうすることで、GoogleAnalyticsの「コンテンツ」>「イベントのトラッキング」でデータを取得することが可能となります。
これで、余計なパラメータをつけたり、仮想URLによるPV数の増加なく、どこが一番利用されているかということをGoogleAnalytics上で取得が可能となります。 あくまで、一例なのでもっと良いカテゴリーやアクションのラベルの設定があると思います。非常に便利な機能なので、ぜひぜひ使ってみてください。
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