この記事はアピリッツの技術ブログ「DoRuby」から移行した記事です。情報が古い可能性がありますのでご注意ください。
たまごです。 今日は、プロジェクト管理するうえで簡単で効果のある小技をいくつかご紹介したいと思います。
新規参画者には、まずレビュータスクを振る
新規参画者がプロジェクトに入ってまずやる作業といえは、環境構築とドキュメント読みです。
自分も経験があるのですが、このドキュメント読みはなかなか苦行です。よくわからない状態で延々と文字を読まなければいけないのは、辛いことです。えてして「とにかく読み切ること」に目的がすり替わったり、場合によっては睡眠導入剤と化してしまうこともあるでしょう。
そこで、自分の場合は、新規参画者に早い段階でレビュータスクを振るよう心がけています。
ドキュメント読みはつまらないけれど、人の粗を探すのは楽しいものです。「レビュー」という実作業を振ることで目的も明確になります。最終的に得られる効果は、新規参画者の案件理解という点で同じなのですが、こちらの方がはるかに理解度が高まります。
プロジェクトとしても、新しい目線で仕様の抜け漏れを指摘してもらるので、WinWinです。
うろうろする
朝会はもちろん効果的ですが、15時とか17時とか、午後のどこかのタイミングで人員の島をうろうろするのがオススメです。
島をうろうろすると、意外と困っていたり、外から見れば自明のことで考え込んでいる場合があります。そういう場合、声をかけて数分話すだけで二時間とか半日の時間を買い戻すことができます。
これが積み重なると、大きいです。
進捗報告表を作る
朝会では、大体昨日の実績と今日の目標を喋ると思います。
なので、昨日の実績と今日の目標を記録する進捗報告表をexcelやスプレッドシートで作って、皆に書き込んでもらうとよいです。
今自分が使っているのは、左が日付で上が人員名になっている進捗報告表です(画像参照)。探せばもっとナイスなツールがあるかもしれませんが、今のところこれです。毎日朝会前までにこれを書いてもらい、朝会では書いた内容を報告してもらうようにしています。
メリットは色々あるのですが、ひとつは口頭だと見逃しがちな点に気付けることです。
何もなしに朝会をしていると、どうしてもその一日にフォーカスして聞いてしまいますが、報告内容を蓄積&一覧化していると、一週間の推移としてどうかという視点でチェックできます。
未来日のタスク計画を書いておくこともできます。「三日かかります」というなら、あらかじめ三日先まで目標欄を埋めてもらえばよいですし、マネージャからの指示があれば、それもあらかじめ書いておけばよいです。
よしんば何かの事情で朝会がスキップになった時も、報告表を一覧化しておけば安心です。ざっとチェックすれば、皆の進捗具合がわかるし、翌日にまとめて朝会する際も追うのが楽です。