この記事はアピリッツの技術ブログ「DoRuby」から移行した記事です。情報が古い可能性がありますのでご注意ください。
こんにちは。タジです。
今回は、サーバ周りの技術でNICを冗長化するbondingについてです。
LANケーブルを2本挿し、bondingを行えば、仮に片方が使えなくなってもネットワークを止めることなく動き続けます。
では早速やってみましょう。
まずbondingモジュールを読み込むための設定ファイルを作成します。
CentOS 5.1の場合は/etc/modprobe.dディレクトリの下にbondingという名のファイルを作成します。
OSによって、/etc/modprobe.confに書き込んだり、modprobeの代わりにmodule.confに書き込んだりする必要があります。
# vim /etc/modprobe.d/bonding
alias bond0 bonding
option bond0 miimon=100 mode=1 primary=eth0
OSの種類やバージョンにより、/etc/modules.conf内や/etc/modprobe.conf内に設定する場合もあります。
ネットワーク設定
次にネットワーク設定を行います。
ネットワーク設定は/etc/sysconfig/network-scriptsディレクトリ配下のifcfg-××××ファイルを編集します。
××××内には以下の名前を入れてください。
bond0
bond0は従来使用していたデバイスの設定ファイル(通常はifcfg-eth0)のデバイス名をbond0にするだけです。
DEVICE=bond0
BOOTPROTO=static
IPADDR=xxx.xxx.xxx.xxx
NETMASK=255.255.255.xxx
ONBOOT=yes
eth0,eth1
eth0はbond0の配下という形になるのでMASTERを指定する必要があります。
eth1はデバイス名をeth1にするだけなので割愛します。
DEVICE=eth0 (eth1)
BOOTPROTO=static
ONBOOT=yes
MASTER=bond0
SLAVE=yes
ここまで設定したら、ネットワークを再起動してみましょう。
どこか問題ない場所にPINGを送りながら、2本挿したケーブルの片方を抜いてみてください。
そのまま止まることなくPINGを送り続けていたら成功です。
それではまた次回。