ホーム DoRuby 「プログラミングは書いて覚えろ」は本当か?ー「とりあえず」で受ける資格試験のススメー
「プログラミングは書いて覚えろ」は本当か?ー「とりあえず」で受ける資格試験のススメー
 

「プログラミングは書いて覚えろ」は本当か?ー「とりあえず」で受ける資格試験のススメー

この記事はアピリッツの技術ブログ「DoRuby」から移行した記事です。情報が古い可能性がありますのでご注意ください。

プログラミング初心者が、いきなり参考書を手にしてもなかなか理解できず、諦めてしまうことも多々あると思います。 そんなとき、「とりあえず資格を取ってみる」ことが結構役立つかもしれません。

資格受験の良さ

  • 理解できなくても、とりあえず進められる

プログラミングを始めて勉強する人がまずつまずくのが、「参考書の意味わからなさ」だと思います。読んでもわからない、でも理解しなきゃ先に進めない…というところで本を閉じ、あなたのプログラマ人生は幕を閉じます。
その点資格勉強となると、「とりあえず丸暗記して、点数が取れればいいや」と割り切れるので、パッパと前に進むことができます。わからなかったところも、勉強を進めていくうちに「ああ、あの時のあれはこういうことだったのか」と腹落ちすることが多いです。

  • 参考書が意外とわかりやすい

これが意外だったんですが、資格の参考書は初心者が読んでもわかりやすいです。今まで「たのしいRuby」を読んで勉強していたのですが、それよりも「Ruby技術者認定試験合格教本」のほうがずっと勉強しやすかったです。解説も割と親切で、この本から勉強を始めても良かったかもな、とさえ思いました。

  • 「憶えよう」と思える

参考書を読んで、その通りにプログラムを書いて、アプリケーションが一つできた。「やった!」と思うのですが、結局頭の中に残っているのはぼんやりとした文法と構造のみ。本に書いてあるまま書き写しただけだからです。数あるメソッドの中で頭に残っているのは僅かではないでしょうか。
その点資格勉強では、憶えなければ点が取れないので取り合えず暗記します。これが結構役に立ちます。
本当なら「プログラムを沢山書いているうちに自然と憶える」のが理想なのかもしれませんが、とりあえず全部憶えてしまうことで参考書に書いてあるプログラムが読み取れるようになったり、自分でプログラムを書き出すことができるようになります。知識を得るとだんだんとプログラミングが楽しくなってくると思います。

  • 締め切りがある
    独学で辛いのが、勉強の目標となる締め切りが無いこと。「この日までは頑張ろう!」と思うことで、めんどくさい勉強も耐えることができます。
  • 金が絡むと必死になれる
    これが一番大きい。プログラミング言語の資格は往々にして受験料が高いので、一度落ちると高級焼肉3回分くらいのお金をドブに捨てることになります。お金が絡まなきゃ本気になれない人には、資格受験を強くお勧めします。

ちなみに私は今回ruby silverを受験したのですが、プログラミング初心者(rubyや他の言語に全く触ったことが無い人)でも100時間程度本気で勉強すれば受かるかな、という印象でした。
もちろん多くの方が言う「プログラミングは書いて憶えろ」は本当に役に立つ正攻法だと思いますが、それでは太刀打ちできなかったという方はぜひ一度「とりあえず」資格を受けてみてはいかがでしょうか。

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