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この記事はアピリッツの技術ブログ「DoRuby」から移行した記事です。情報が古い可能性がありますのでご注意ください。
Googleアナリティクスのなかでも使用頻度が高く重要な機能にアドバンスセグメントがあります。このアドバンスセグメントではWebサイトを分析する上で「スマートフォンのデータだけ見たい」「検索から来たユーザーのデータだけ見たい」などを叶えるすばらしい機能なのですが、一括削除機能がありません。そこで今回は私がアドバンスセグメントを削除し続ける中で、おそらく一番早いのではないかな。という削除方法をご紹介いたします。
アドバンスセグメントの作成制限
アドバンスセグメントを消していくまえに、前提として作れる最大の個数を知っておきましょう。アドバンスセグメントはアカウントごとに1,000個まで作成することができます。そのため、もしも1,000個に達してしまった場合は「削除する」か「新しいアカウントを作る」の2通りしか方法がありません。今すぐに大量のアドバンスセグメントを作りたいという方は、ご自身が普段使っているアカウントから、権限を付与したアカウントをつくることでアドバンスセグメントが0個(未設定)のアカウントをつくることができます。
アドバンスセグメントの削除方法
一般的にアドバンスセグメントを消す方法を調べると、レポート画面からの消し方を紹介されます。以下に掲載している画像のように、レポート画面の上部にあるセグメントをクリックし、プルダウンで削除を選ぶ方法です。
Googleでもセグメントの削除方法についてのヘルプページを用意しています。セグメントを適用、削除する – アナリティクス ヘルプ
しかし、このページでも効率の良い消し方までは掲載されていないため、アドバンスセグメントを1つ1つ消すたびにレポートが読み込まれ、100個単位で消すとなると1時間以上の時間を費やすことになります。
たぶん一番早いアドバンスセグメントの消し方と3つのポイント
私はこの消し方で1時間30分ほどで500個のアドバンスセグメントを消すことができました。ぜひ、アドバンスセグメントを効率よく消す機会のあるかたは試してみてください。
1.管理画面からセグメントを消す
実は、ホーム・レポート・カスタム・管理とGoogleアナリティクスの画面上部にならんでいる「管理」からセグメントの一覧ページにいくことができます。画像の赤い個所がセグメント一覧画面になります。
これがセグメントの一覧ページです。
この画面ではレポートの読み込みが発生せず、スムーズにセグメントを消すことができます。
2.表示する行数を10行にする
セグメントをこれから消すぞ!というときに表示する行数を一番少ない10行にしましょう。ページを読み込む際のデータ量がすくないため、最も早くページが読み込まれます。
3.画面が切り替わる前に”アクション”の位置にカーソルをあわせておく。
ページ読み込み速度がレポート画面よりも早いとはいえ、Googleアナリティクスは読み込み時間が少なからずかかります。その間に、”アクション”の位置にカーソルをあわせておきます。すると画面が切り替わった瞬間にセグメントを消すことができ、非常に効率的です。
まとめ
今回はアドバンスセグメントを効率よく削除する方法をご紹介させていただきました。本音をいうと一括削除機能がほしいですが、アドバンスセグメントが1,000件を超えるアカウントは稀だと思います。そのため今後も実装があまり期待できません。ご紹介した削除方法がお役に立てば幸いです。