この記事はアピリッツの技術ブログ「DoRuby」から移行した記事です。情報が古い可能性がありますのでご注意ください。
データ管理やチェック表を作るときはExcelで作成するが、何も考えずにやると「あれ、上手くいかない・・・」 「こうしたいんだけど・・・」となることがいくつかある。今回はそれをいくつか紹介する。
チェック表の例
今回はチェック表の一例から紹介する。(データ管理については直接説明しないが、大体同じようなことに気を付ければいい。)
↓の画像はキャラクターのスキルの演出チェック用の表だ。キャラクターとそのスキル、演出があらかじめ書いてあり、それを〇×でチェックして、×ならどうだめだったかを記入する形式となっている。
チェック表の項目
先ほどの画像のようなチェック表を作るとき、まずは要素として必要な項目を挙げておく。
今回ならキャラクター、スキル、演出の3つだ。簡単のために今回はこれしか挙げていないが、最近のゲームなら利き手の項目が必要なことも多いし、演出は味方側と敵側でハッキリ分けたほうがいい。他にもゲームによって必要な項目は変わるので、要素はよく考える必要がある。
ウィンドウ枠の固定
表示タブに「ウィンドウ枠の固定」というものがある。
これを先ほどのチェック表のA2(エリック)や、2行目を選択した状態で適用すると、Excelを下にスクロールしても1行目が常に一番上に表示されるようになる。
簡単だが、「あれってどうやるの・・?」とならないように覚えておきたい。適用すると↓の画像のように、下にスクロールしても1行目が常に表示される。
折り返して全体を表示する
チェック表の例では、4行目のスキル「乱打」の演出の説明文は幅に収まらず、2行分の高さになっている。こうするには、シート全体にホームタブの「折り返して全体を表示する」を適用する。
もしこれを使わない場合、長い説明や備考があると、それだけで見にくくなるし、印刷して使用する場合に大きな影響が出てしまう。それぞれの項目は必要そうな分だけ幅を取るようにしよう。
なお、「折り返して全体を表示する」には1つ注意点がある。結合したセルにはうまく働かないのだ。↓の画像を見てほしい。
一見問題無さそうだが、D5~E5の結合セルには「あいうえおかきくけこさしすせそ」が入力されている。「折り返して全体を表示する」は全体に適用しているが、結合セルである「あいうえおかきくけこさしすせそ」ではうまくいっていないことが分かる。折り返す可能性がある部分には結合セルを使わないようにしたい。
まとめ
いかがだっただろうか。他にもチェック部分に条件付き書式で×だったら色付けするなど、
工夫の余地はたくさんある。試行錯誤を繰り返して良い表を作るようにしたいところだ。