この記事はアピリッツの技術ブログ「DoRuby」から移行した記事です。情報が古い可能性がありますのでご注意ください。
はじめまして もっぱらJava開発の方が多い marumoruです。
今回は、「JRuby」について、導入方法(OS:Windows)を書きたいと思います。
そもそもJRubyとは?
JavaVM上でRuby言語を動作可能にするもので
Javaの処理速度、安定性と、Ruby,Railsの生産性のいいとこどりを狙っているらしい
RubyからJava / JavaからRubyの呼び出しが可能らしい
↑イマイチ分かったようでよくわからん為、インストールしてみる
インストール方法
1.JDKインストール (JDKインストール方法は省略・・・ 注Java SE 1.4.2以降で)
2.JRubyダウンロード (今回は、ver1.0.1 を選択)
3.ダウンロードしたJRubyファイルを解凍し、任意の場所におく
4.環境変数にJRuby(解凍したファイル)内のbinフォルダをパスに通す
以上で完了!
ざっくりと書きましたが、以外と簡単!
バージョン確認
コマンドプロンプトにて>jruby -v
Rubyのバージョンが表示されれば、成功です。
動かしてみる
おきまりの「こんにちは!世界!(直訳)」をやってみる
jruby、jirbコマンドを使って、java,ruby記述でそれぞれ書いてみる
・jruby (rubyコマンドみたいなもの)
任意の場所に以下を記述したファイルを作成 (ファイル名:hello.rb)puts ‘Hello World!!’
コマンドプロンプトより、作成したファイルがあるディレクトリへ移動し以下を実行jruby hello.rb
・jirb (rubyでいうとこのirbコマンドみたいなもの)
コマンドプロンプトにて
>jirb
irb(main):001:0> require ‘java’
=> true
irb(main):002:0> import ‘java.lang.System’
=> [“java.lang.System”]
irb(main):003:0> System.out.println(‘Hello World!!’)
Hello World!!
=> nil
Java,rubyでそれぞれ記述してみたが、ほほうって感じ
Railsを入れてみる
続いて、jrubyにrailsをインストールしてみます。
rubyには、”gem”というパッケージ管理コマンドがありますが
jrubyについても同様にコマンドが存在します。jruby -S gem install rails –version 1.2.6 –include-dependencie
(今回は、ver1.2.6を指定)
RoRアプリの作成方法についても、railsとほぼ同じです。jruby -S rails test_jruby
→今回「test_jruby」というアプリ名となります。
コマンドプロンプトより、作成されたtest_jrubyフォルダ内に移動し以下のコマンドを実行jruby script\server
ブラウザにて、以下のURLを入力し、ページが表示されることを確認http://localhost:3000/
Welcome aboard のページが出たら成功です。
触ってみての感想
Java、Rubyをやったことがある人には、非常にとっつきやすそうというのが素直な感想でした。
ただ色々調べていて、まだまだ発展途上であるようです。(verからもわかるとおり・・・)
しかし、Ruby,Javaのいいとこどりは、魅力的でもあります。
今回は導入のみで初歩的なことのみでしたが
次回には、実際にTomcat上で、Railsアプリの動作させる方法等を
ここに書けたらと思います。(いつになることやら)