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ゲーム業界の常識!売上に響く4つの基本KPI
 

ゲーム業界の常識!売上に響く4つの基本KPI

この記事はアピリッツの技術ブログ「DoRuby」から移行した記事です。情報が古い可能性がありますのでご注意ください。

ゲーム業界ではいったいどんなKPIが使われているのでしょうか?
今回は商品としてゲームを制作・運営するには避けては通れない「売上」に注目し、
「DAU」「ARPU」「DPU」「ARPPU」の4つのKPIをご紹介します。

KPIとは何か

KPI(Key Performance Indicator)とは、目的を達成するための過程を計測するための中間目標のことを指します。重要業績評価指標とも呼ばれていますね。
最終的なゴールとなる目標を定量的に示すものはKGI(Key Goal Indicator/重要目標達成指標)と言います。

KPIはKGIを達成するために、その構成要素を分解し、最終目標までどれくらい達成できているのか、達成できそうなのかを評価するために用いられます。

「売上」を分解!~ゲーム業界のKPI~

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ゲーム業界ではいったいどんなKPIが使われているのでしょうか?
今回は商品としてゲームを制作・運営するには避けては通れない「売上」に注目したいと思います。
※本記事ではKPIを扱うことの多いソーシャルゲームについてのお話になります。

分解方法① 「売上」 = DAU × ARPU

最も基本的な分解方法は顧客数×顧客単価とすることです。
ゲーム業界では、日ごとのKPIを追うことが多いため、顧客数を一日の利用者数、顧客単価を一日の利用者一人当たりの売上としています。
以下で各KPIについて詳しく見ていきます。

DAU(Daily Active Users)

DAUとは、一日当たりに一回以上活動のあったユーザ数のことを指します。
要は「ゲームで遊んでくれている人はどれくらいいるのか」ってことです。

活動とは、ゲームにログインしただけといった場合も含まれています。
必ずしもゲームをプレイしているわけではないという点、注意が必要です。

ARPU(Average Revenue Per User)

ARPUとは、活動のあった一ユーザ当たりの支払い金額のことを指します。
今回は日次で見ているので一日当たりの指標になりますね。

分解方法② 「売上」 = DPU × ARPPU

もう一つの方法として課金者数×課金者一人当たりの顧客単価に分解する方法があります。
基本プレイが無料のゲームではユーザを課金者と非課金者と分けて捉えることもあるため、こういった捉え方もあるのです。
こちらも各KPIについて詳しく見ていきましょう。

DPU(Daily Paid Users)

DPUとは、一日当たりにお金を支払ったユーザ数のことを指します。
これは「有料で遊んでくれている人はどれだけいるのか」ってことですね。

このゲームにお金を支払う価値があると思ってくれている人数とも取れるので個人的にはかなり重要度の高い指標だと思っています。

ARPPU(Average Revenue Per Paid User)

ARPPUとは、お金を支払った一ユーザ当たりの支払い金額のことを指します。
つまり「有料で遊んでくれている人は平均どれだけお金を使っているのか」ということです。

ARPUと間違えやすいのでエーアールピーピーユーではなくきちんと意味を覚えておいた方が混同せずに済むでしょう。

まとめ

今回ご紹介したゲーム業界で使われているKPIは
「DAU(Daily Active Users)」
「ARPU(Average Revenue Per User)」
「DPU(Daily Paid Users)」
「ARPPU(Average Revenue Per Paid User)」

以上4つになります。
そう、基本を知るだけでは足りないのです。「どう活用するのか」が重要になります。
今後また機会ありましたらこれらのKPIをどう活用していくのか?といった記事も書きたいと思います。続くかも?

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