ホーム インタビュー ベトナムBunbu社がジョイン。ギア社長が生涯をもって叶えたい夢とは。オフショア開発体制の裏側に迫る!
ベトナムBunbu社がジョイン。ギア社長が生涯をもって叶えたい夢とは。オフショア開発体制の裏側に迫る!
 

ベトナムBunbu社がジョイン。ギア社長が生涯をもって叶えたい夢とは。オフショア開発体制の裏側に迫る!

2025年8月29日、ベトナム法人Bunbu Joint Stock Company(以下、Bunbu)が、株式会社アピリッツの完全子会社になりました。代表取締役社長 レー・ヴァン・ギア(以下、ギア社長)への独占インタビューの内容をお届けいたします。
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アピリッツへのジョインを決めた背景

ーーこの度はアピリッツへのジョイン下さり、非常に嬉しく思っています。ギア社長がアピリッツと仕事をしようと決意されたきっかけってありますか?

8年間ほどオフショア開発を行っている中で、営業の強いパートナーを探そうと考えていました。色んな会社に話を聞きましたが、自分の得意なプログラミング言語との親和性もあった事、あとは一番営業力があると感じたのがアピリッツだったんです!

ーーそうだったのですね!初めてベトナムのオフィスでアピリッツの和田社長や経営陣と面談した際、どんな話があったのですか?

アピリッツの目標や夢を聞かせてもらいました。「ギアさんは会社を大きくしたいのか強くしたいのか」「それだとアピリッツはBunbuへこういう内容が提案ができる」「Bunbuへこういう事を期待したい」等、自分の夢や目標をお伝えした上で、実現するためのより具体的な協力体制のイメージまでお話頂きました。

(頷く間山)僕自身も”エンジニアとして開発する事が最終目標ではなかったです。その先に相手がいて、自分が考えるその人の幸せを実現する事が好き”で、それを叶えられるのがコーディングという方法だったから、今もこうして開発を続けています。
Bunbuのジョインは、アピリッツとしてもグローバル展開へ向けた第一歩を踏み出しているので、製造力の視野が広がることを期待しています。チャンスがあれば自律してアーキテクチャを出してくれるメンバーがいるという意味で技術力が高いと感じますね。目の前にあるタスクだけお仕事をするというのではなくて、クライアントへ目線を向けてどうやっていくとより良いのかを話せるチーム体制や関係性を築いていきたいと思っています。

間山部長は、Bee2B株式会社の代表を務め2024年5月にアピリッツへジョイン。ベトナム出身のメンバーも在籍していてブリッジを組んだ開発実績を多く持っている。

ギア社長がBunbuを設立して「叶えたい夢」

ーーBunbuの設立は2017年12月だと思いますが、どういう経緯で起業する事を決めたのですか?

ベトナムの教育背景として、高校の時から学べる数学のレベルが高い傾向にあります。大学に進むと選べる専門性の幅が広く、データベースやプログラミング等のスキル的な部分を習得する事ができるので、起業するにあたって足りないのは仕事上の経験だけだと確信がありました。13年前に慶応大学を卒業した後、企業へ就職して務めて「もっと成長したい」という想いが強くなり辞める決意をしました。
最初はフリーランスで日本の企業から仕事をもらっていましたが、2019年に現COOのハーさんとチームを作って起業しました。
日本の教育は基本的な事から勉強する仕組みがあると思います。だから設計力が強い印象を持っています!

ベトナムのエンジニア平均年齢が25歳前後、開発も設計も経験を積めば必然とさらに強くなると考えています。
(根底にある原動力として)ギア社長はじめお話をしていて感じるのは「アニマルスピリッツ」ですね。
自分の夢があるから、そのために何としても実現してやるという熱量と勢いを感じました。
主語が「自分」じゃなくて「周り」が喜んでくれるために自分は何ができるのかっていう気持ちが強いですよね。

COOであるハーさんも「事業で成功して両親が自慢できる人になりたい」という想いがあり、一緒にチームを組む時も今も良くお互いの夢の話をしますね。ゆくゆくは自分がNO1になりたいっていう意欲を常に燃やしていますよ!僕のハノイ工科大学出身の同期も28~30歳で目標をもって起業して、社長になっている人が多いですね。

ーーずばり、ギアさんの夢は何ですか?

自分の地元であるハイフォンの地域は、優秀な学生はたくさんいますし経済的に発展はしていますが、ITの大企業はあまりありません。そういう人はハノイに出て働く事が多いです。だから将来は、”ハイフォンに会社を作って地元で仕事をしてほしい。そんな環境を自分が作りたいんです。” そのためには今後、Bunbu社員は100名の体制まで大きくしたいですね。それにAI台頭という動きもあるので、出身の大学でAIに関して研究している先生と連携して開発のノウハウを活かす動きも今後取り組んでいきたいと思っています。

故郷を大事にしたいという想いが今のベトナムにはカルチャーとして残っていて、それがギアさんが仕事をする上での原動力になっているんですね。

はい。だから常に今できる簡単な仕事より難しい仕事へ挑戦したいと思っていますね。エンジニアとしてはフルスタックエンジニアを目指していて、成長実感を持って仕事がしたいですし、色んな事に挑戦して仕事を増やして報酬原資も増やしていきたいと思っています。

ギア社長の夢を聞いて、心が熱くなる児山執行役員。

Bunbuのジョインで開発体制をより強化していくアピリッツ

インタビューではご自身の夢や事業拡大への目標を語ってくださったギア社長。
その夢を実現するためには、それぞれ異なる最終目的地を持ちつつも同じ方向を向いて高め合えるハーCOOの存在や、社員メンバーとの強力なチーム体制があるんですね。

今回のジョインは、単なる協業ではなく、これまで築いてきた信頼関係を新しいステージへ進化させる一歩です。
アピリッツとBunbuは、若いメンバーが中心となって挑戦を楽しみ、前向きに成長していく文化がとても技術スタックやカルチャーの面でも非常に親和性が高いと感じています。ギア社長自身も慶応大学出身として日本の開発現場を深く理解し、クライアントと直接対話しながら上流から価値を作り出してきた経験を持つ方です。その姿勢は、まさにアピリッツが目指す「要件定義から課題解決まで伴走する開発」に重なります!
今回のジョインを通じて、「ベトナムの優秀なエンジニアの力 × アピリッツの提案・営業・上流力」を実現させ、クライアントにより寄り添った“良い仕事”を、もっと多く生み出していきましょう!

ベトナム式の乾杯音頭があるの皆さんご存知ですか??行きますよーーー「Một, hai, ba, dô! (モッハイバーヨ!)」 

(アピスピ記者のぼやき)~遊び心を忘れないアピリッツ~

調印式はBunbuの拠点であるベトナムのハノイで行いました。ベトナムとの時差は日本の2時間遅れという事もあって、ジェットラグ無く到着。
そして当日はベトナム独立記念80周年でもあり、花火やパレードで街が祝福モードに。現地の方は国旗のTシャツを着てお祝いしていたそうで、アピリッツ経営陣も郷に入っては郷に従えという事で着用しました。スポーツ観戦の時もそうですがユニフォームを着ると一体感が出て高まりますよね。遊び心を忘れないアピリッツでした。現場からは以上です!

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