ホーム デザイナー 2Dデザイナー 現場に馴染めるか、という不安を乗り越えて活躍する2Dデザイナー(2Dデザイナー 塩谷千春さん)
現場に馴染めるか、という不安を乗り越えて活躍する2Dデザイナー(2Dデザイナー 塩谷千春さん)
 

現場に馴染めるか、という不安を乗り越えて活躍する2Dデザイナー(2Dデザイナー 塩谷千春さん)

常駐型で働くゲームクリエイターにとって、常駐先の人や環境に慣れることは大切なことの一つですが、なかなか苦手意識がある人も多いのではないでしょうか。
周囲の人や働く環境について、2Dデザイナーの塩谷さんに話を聞きました。

■ 簡単に自己紹介をお願いします

塩谷千春です。2Dデザイナーをしています。ゲーム内に表示するバナーやアイテムのアイコンやパーツ を作成したり、UIの組み込みを担当したりしています。

■ 2Dデザイナーになったきっかけは何だったんですか?

アピリッツへはアルバイトで入社して、UIパーツ作成やドットのキャラクターを作成したりしていました。慣れてきた頃、部署の異動をきっかけにして、社員登用してもらいました。
もともとはキャラクターやIPに関わったり、絵を書く仕事につけたらいいなーという軽い気持ちで入社したんですが、実際ゲーム制作に携わってみたら思ったよりも大変だったと思ったのを覚えています。

最初の仕事のオーダーが「アイテムのアイコンを量産してください」というものだったんですが、絵を書くだけじゃなくて、必要なアイコンの分だけアイデアを出して、イラストにして、フィードバックを受けながら修正してゲームとして完成させていくというところまで対応するというのは思ったより大変な仕事でした(笑)

※ 社内研修のワークショップにて

■ 今まで携わった仕事はどんな内容について、もう少し詳しく教えていただけますか?

プロジェクトによって様々なのですが、最初の案件では、アイテムアイコンの量産を担当していました。

次に携わったプロジェクトでは、ドットのキャラクターチップの作成をしました。他にも、キャラクターの衣装をたくさん作成したりなんかもしました。キャラクターが可愛かったので、結構楽しかったですね(笑)

■ そういうの大事ですよね(笑)

「めちゃめちゃテンションが上がってその時だけ頑張ってた」というわけじゃないですけどね(笑)

そのプロジェクトが終わった後で、社外に常駐して仕事をしてみないか、と提案されました。正直、最初は不安でした。自分自身、新しい人の中に飛び込んでいくということに、かなり苦手意識がありましたし、スキルの面からも他の会社でもやっていけるのか、という事についてはとても不安でした。

■ でも結果的には、最初の常駐先に1年半弱くらいいることになりましたよね

最初の常駐先が割と小さな会社で、全部で20人くらいの会社だったんです。デザイナーも4〜5人くらいで。雰囲気がアットホームというか(笑)業務についても丁寧に教えてくださったので、わりと慣れることができたのかなと思います。

仕事の内容としても、アイコンの作成だけでなく、UIの設計やUnityを使ってパーツの組み込みまでを担当させていただいたり、私の作成したゲームタイトルのロゴを採用してもらったりもして、とてもいい経験になりました。


■ ゲームのロゴ作らせてもらったのは大きな経験でしたね!
 少し話は戻るのですが、今の現場に移った時も結構慣れるまで大変でしたか?

今のところに来てからは、少し開きなおる事ができたような気がしています。「どうしよう、どうしよう」と考え過ぎてもしょうがないかな、と(笑)以前ほど迷ったり悩んだりしている時間が少なくなって落ち着いて仕事ができるようになったと思いますね。

■ 自分のスキルや仕事の進め方にも少しずつ自信がついてきたのかもしれないですね

■ 最近塩谷さんの雰囲気が変わってきたなと思います。
 月イチのヒアリングに行った時に待ち合わせのやり取りをチャットでしていて、それまでと変わった感じがしたんですよね(笑)

あーなるほど。それは、今の常駐先でのチャットのやりとりの雰囲気が明るい感じなので、それに影響されたのかもしれないですね(笑)
私、周囲の人に影響されやすいのかもしれないです。

■ 今の周囲の人ってどんな感じなんですか?

今は、砕けた感じの人が多いですね。でも、仕事はきちきちとやっていくみたいな。バランスの良い人が多い気がします。そういう意味での、働きやすさは感じています。

最近、席の配置も変わったりしたので、近くにいる人に聞いてみたりするハードルがだいぶ下がったりもしました。そういうところも改善がされていたりして有難いなって思います。

■ 常駐で働き始めて2年ほど経ちますが、自分自身の成長を感じることはありますか?

今まで、業務で携わったことのなかったことをやらせてもらえたのは大きかったように感じます。Unityを使った作業だったり、タイトルロゴを作ったりとか。

他にも「新しい環境に慣れる」ということも学んだように思っていて、そのおかげで楽な気持ちで働けるようになったように思います。

■ 今後どんなデザイナーになっていきたい、みたいなのってありますか?

自分の得意分野をはっきりさせられるといいな、と思いますね。新しいことにも挑戦しつつ、自分にあっている分野を見つけていきたいです。

今の所、UI周りの制作やバナーとかが得意な分野かな、と思っているんですが、実は、最近手直しが多くなってしまっていて…「もっと力をつけていかなきゃな」と感じています。


多分、仕事を振ってくれる方がイメージしているものが出せていないから、手直しが入るんだろうな、と思うんですよね。

■ それってどうやっていったらいいんでしょうね

結局、その人が作ったものを見て傾向とかを分析するとか?これまで直されたところとかから想像するか…とか。直接聞いてみるっていう方法もありそうですが…

その辺りが、今後の課題かもしれないですね。

■ いいですね!その辺りは難しそうですが、いい課題だと思います。

 引き続き、もっと成長していけるように頑張りましょうね!

月に一回、サポートメンバーがヒアリングに来てくれるのですが、すごく向上心のあるアドバイスを貰えるんですよね。私にとっては、緩みがちなところをキュッとしてもらえる感じがしています(笑)

引き続き、頑張っていきたいと思います。

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