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Burp Suiteを日本語化する方法

この記事はアピリッツの技術ブログ「DoRuby」から移行した記事です。情報が古い可能性がありますのでご注意ください。

今まで困難だった、Burp SuiteのメニューとUIの日本語化と、一般的な日本語利用設定をWindows、Mac、Linuxで行います。Burp Suiteは、PortSwigger社が開発を行っているプロキシツールで、脆弱性診断などに使われます。

はじめに

今回Burp SuiteのメニューとUIの日本語化は、Belle(Burp Suite 非公式日本語化ツール)を利用して行います。ツール開発元サイトとその注意事項の確認をお願いします。
Windows、macOS、Kali linuxに導入した、Burp Suiteに対して行っています。Kali Linuxの日本語化については、別投稿を確認してください。

レスポンス内容の文字化け解消

レスポンス内容の文字化けに対応させます。
初期状態ですと、Burp SuiteのProxy機能で表示される、日本語を含むレスポンスの内容が文字化けを起こしています。
「User options Display HTTP Message Display」の「Change font」から日本語表示を可能なフォントに変更してください。
また、Look and feelで、UIの見栄えを変更する事も可能です。

Burp Suiteの日本語化(Windows)

例は、Windows10へインストーラー版のFree Editionを導入したものです。
インストールされているフォルダ、特に変更していない場合は、
「C:\Program Files\BurpSuiteFree」へ、手順に沿って下記の3ファイルを配置します。

  • javassist.jar
  • belle.jar
  • ja.txt

管理者権限でメモ帳などを起動してインストール先にある、「BurpSuiteFree.vmoptions」を編集します。

# Enter one VM parameter per line
# For example, to adjust the maximum memory usage to 512 MB, uncomment the following line:
# -Xmx512m
# To include another file, uncomment the following line:
# -include-options [path to other .vmoption file]
-Xmx12257m
# 以下の行を追記
-javaagent:belle.jar

Burp Suiteの日本語化がされてます。

Burp Suiteの日本語化(macOS)

例は、macOS Sierraへインストーラー版のProfessional Editionを導入したものです。
Finderのメニューから移動アプリケーションを選択してください。
Burp Suiteのappファイルを選択し、control + クリックで「パッケージの内容を表示」を選択してください。
必要な3ファイルをBurp Suiteのjarがあるパス「java/app」に設置します。

続いて「vmoptions.txt」を編集します。

MacでもBurp Suiteの日本語化がされてます。

Burp Suiteの日本語化(Linux)

例は、Kali Linux(2016.2)のxfceを利用、デフォルトで導入されているBurp Suiteの日本語化を行います。
必要な3ファイルを適当な場所に設置します。(例: /root/.burp/)

メニューから起動する場合のファイルを編集します。

vi /usr/share/applications/kali-burpsuite.desktop

場合によって、編集するファイルは、こちらかも知れません。
「/usr/share/kali-menu/applications/」

Execの行を下記のように変更します。

[Desktop Entry]
Name=burpsuite
Encoding=UTF-8
Exec=sh -c "java -javaagent:/root/.burp/belle.jar -jar /usr/bin/burpsuite"
Icon=kali-burpsuite.png
StartupNotify=false
Terminal=false
Type=Application
Categories=03-webapp-analysis;03-06-web-application-proxies;
X-Kali-Package=burpsuite

Kali LinuxでもBurp Suiteの日本語化がされてます。

まとめ

各OSで、Burp Suiteの日本語化がある程度可能になりました。
日本語になったことで親しみやすくなると同時に、各項目の意味が直感的に理解できるようになります。
日本語化ツールBelleを作成公開してくださったことに感謝します。

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脆弱性診断サービスなど

弊社、アピリッツではセキュリティ診断サービスを行っております。

下記リンクから内容の確認と、問い合わせが可能です。

http://security.appirits.com/

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