目次
この記事はアピリッツの技術ブログ「DoRuby」から移行した記事です。情報が古い可能性がありますのでご注意ください。
Google Analyticsで特定のディレクトリのデータを取得する方法
アクセス解析チーム中林です。 サイトを運営していると一つのドメインで企業サイト、ECサイトを運営していることもあるかと思います。 そういった場合にGoogle Analyticsではプロファイルにフィルタを設定することで、特定のディレクトリのアクセスだけのデータを取得することが可能です。本日紹介するのは、 『特定のディレクトリ(サブディレクトリ)のアクセスだけを計測したい』 といった場合に、GoogleAnalyticsで特定のディレクトリのデータだけを取得するための設定方法を紹介します。
特定ディレクトリのデータ取得にはフィルタを使用
特定のディレクトリを計測するためには、プロファイルの編集によってプロファイルにフィルターをかける必要があります。
Google Analyticsで特定ディレクトリのデータ取得の流れ
今回の例では、 http:www.kbmj.com/service/ というURLが有った場合に「service」ディレクトリのデータだけを取得してみます。 ①Google Analyticsにログインしてプロファイルの「編集」
②プロファイルに適用したフィルタから「+フィルタを追加」を選択
③「プロファイルに新しいフィルタを追加」にチェックを入れます。Google Analyticsに新しいプロファイルを追加する
④フィルタ名は任意のものを入力 ※仮にフィルタ名前は「serviceディレクトリ」と設定します。 フィルタの種類は「サブディレクトリへのトラフィックのみを含める」
サブディレクトリには取得したい特定のディレクトリを入力してください ※今回は「^/service/」を入力
■ポイント■
「^」を先頭に入力することがポイントです。「^」を入力しないと、 http://www.kbmj.com/service/ のディレクトリだけでなく http://www.kbmj.com/hogehoge/service/ というディレクトリが有った場合に上記のアクセスについてもデータを取得してしまいます。
GoogleAnalyticsのフィルタで特定のディレクトリのデータ取得設定
これで「変更を保存」すれば、指定したディレクトリへのアクセスのみGoogle Analyticsのデータで取得することができます。
IPアドレスを除外をする前に
今回の作業をする場合、Google Analyticsのプロファイルから特定のディレクトリのみデータを取得するフィルタをかけた場合特定のディレクトリ以外のアクセスについては、フィルタを設定したプロファイルからは2度と取得することができません。 マスターとなるプロファイルは残しつつ、プロファイルは別途作成して、今回紹介したようなサブディレクトリを取得するフィルタをかけることが無難ですね。 今週は以上となります。
■アクセス解析関連記事■
*関連コンテンツのサイトを作る場合のドメインの使い分けについて