目次
この記事はアピリッツの技術ブログ「DoRuby」から移行した記事です。情報が古い可能性がありますのでご注意ください。
こんにちは。今回はセッションの定義についてです。 よく話題に出るので改めてまとめておこうと思います。
公式からのセッション定義に関するアナウンスは
2011年8月にGoogle Analytics Solutionにアップされています。
Google アナリティクスのセッションの定義変更について
http://analytics-ja.blogspot.jp/2011/08/update-to-sessions-in-google-analytics.html
Googleアナリティクスでのセッション定義
セッションが切れる条件は下記の3つです。
1:30分以上ユーザー行動がない場合
30分以上ユーザー行動がない場合タイムアウトになり、新たなセッションになる
Aさん30分もどこに行ってたのでしょうか。
2:日付が変わるタイミング
その日の終わり日付が変わるタイミングで自動的にセッションが新たなセッションになった
Aさん夜更かしですね。
3:特定のデータ情報が変わるとき
以下のトラフィック示すデータのどれかが変わったとき
utm_source、utm_medium、utm_term、utm_content、utm_id、utm_campaign、gclid
決済や申込フォームでありがちな遷移です。
utm_source、utm_mediumは流入元情報を指すデータです。
要は、流入元が変わるタイミングでもセッションは再定義されます。
各パラメータについては以下の通りです。
- 広告関連のパラメータ
- utm_source …参照元
- utm_medium …メディア
- utm_term …キーワード
- utm_content …コンテンツ
- utm_campaign …キャンペーン
- Adwordsで生成されるID
- gclid
- 任意のID
- utm_id
流入元が変わる際のセッション定義の例外
1:クロスドメイン設定を行っている場合
異なるドメイン間のセッション情報を引き継ぎ、解析するために
クロスドメイン設定している場合は当然、セッションは切れません。
▼クロスドメインの設定方法はこちら▼
クロスドメイン設定の落とし穴【Googleタグマネージャー/Googleアナリティクス】
→Googleタグマネージャーのクロスドメイン設定方法(通常時)
2:参照元除外を行っている場合
外部サービスのカートやフォーム等、
予め、サイトの遷移途中に外部サイトに遷移することが分かっていれば、
参照元除外設定に対象外部サイトのドメインを設定しておくことをお勧めします。
参照元除外設定をすると、外部サイトとは認識されずにセッションも切れません。
▼参照元除外方法はこちら▼
クロスドメイン設定の落とし穴【Googleタグマネージャー/Googleアナリティクス】
→【クロスドメイン設定の落とし穴#2】異なるドメイン間でセッション情報が分断される!
補足
2011年8月11日以前のデータはブラウザを閉じた時にセッションが切れましたが、
現在はブラウザを閉じることは一切セッションに影響しません。
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