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この記事はアピリッツの技術ブログ「DoRuby」から移行した記事です。情報が古い可能性がありますのでご注意ください。
リスティング広告は一般的に費用対効果が高いと言われている。そこで本記事ではリスティング広告の費用対効果が高い理由と、特に高い費用対効果が期待できる企業の特徴を3つ紹介する。
リスティング広告の費用対効果は高いと一般的に言われているが、あなたはその理由をご存知だろうか。本記事では、なぜリスティング広告は費用対効果が高いのかの理由について解説し、さらに特に高い費用対効果が期待できる企業が持つ3つの特徴について紹介していく。
リスティング広告の費用対効果が高い理由1:高精度のターゲティングが可能
リスティング広告はGoogleやYahoo!等の検索結果の上部にある広告枠に掲載される。検索結果はユーザーがキーワードで検索した際に表示されるものだが、リスティング広告では管理画面上で「どのキーワードに広告を出すか」「どの時間帯・曜日に広告を出すか」「どの地域に広告を出すか」など、さまざまな条件を絞り込むことができる。そのため、商品が売れやすかったり、問い合わせが得られやすい”条件にだけ”広告を出すことができるのだ。
例えば、ターゲティングの条件には以下のようなものがあるが、それぞれを高精度で絞り込むことができる。
- キーワードターゲティング:どのキーワードに広告を出すかを設定できる
- 時間帯・曜日ターゲティング:どの時間・曜日に広告を出すか設定できる
- 地域ターゲティング:どの地域・都道府県・市区町村に広告を出すか設定できる
- 性別・年齢ターゲティング:どの年齢層・性別に広告を出すか設定できる
- リマーケティング:サイトに訪問したユーザー等特定条件を満たした場合に広告を出すか設定できる
上記のターゲティングを組み合わせて使うことによって、本当にコンバージョン(商品購入・問い合わせ)が発生するところ”だけ”を狙って広告を打つことができるため費用対効果が高い。
リスティング広告の費用対効果が高い理由2:少ない広告費用でも効果が期待できる
マス向けの広告では費用対効果を計測することが難しいことが多く、実際に見られているのか、効果に繋がっているのかを調査するにはある程度分析スキルや環境が必要になる。
一方で、リスティング広告をはじめとするネット広告では理由1の高精度なターゲティングもあり、効果の高い条件だけに絞り込むことができるため、少ない費用からでも効果が出やすい。
また、アナログではなくデジタルな世界のため「どれだけ広告が見られたのか」「広告を経由して発生した商品購入はどれぐらいあるのか」「収益にどれだけインパクトがあったのか」などをリアルタイムに数値で確認することが簡単にできる。そのため、高い費用対効果を維持しやすいのである。
リスティング広告の費用対効果が高い理由3:広告設定チューニングで費用対効果の改善が可能
リスティング広告は、広告を打てば打つほどデータが蓄積する。その蓄積したデータをもとに、どういった条件の時に商品が売れやすいのか。問い合わせが得られやすいのかを把握することができる。そのため、以下のような設定をチューニングすることによって、コンバージョン率(商品購入されやすい・問い合わせされやすい)条件にだけ広告を出稿することができる。
1.キーワードで絞り込む
リスティング広告はどんなキーワードで検索されたときの検索結果に広告を出したいかを選ぶことができる。そこで、各キーワード別にコンバージョン率やクリック率が高いキーワードに”だけ”広告を絞り込む設定をすることによって費用対効果が改善する。
2.時間帯・曜日を絞り込む
管理画面やレポートでどの時間帯・曜日のコンバージョン率・クリック率が高いかも知ることができる。こちらも同様に効果の高い時間帯や曜日に”だけ”広告を絞り込むことで費用対効果が高まる。
3.地域で絞り込む
リスティング広告では地域・都道府県・市区町村など、かなり細かに広告出稿対象のエリアを設定できる。そこで、特定の地域に根付いたビジネスをしていたり、特定のエリアにだけ広告を出したい場合なども可能だ。広告効果の高い地域に”だけ”広告を絞り込むと費用対効果が改善する。
4.リマーケティング(RLSA)で絞り込む
リマーケティング広告という言葉を聞いたことがないだろうか。この機能は上記の3つと比べると少し難易度が高いが、WebページにJavaScriptのソースコード(いわゆるタグ)を埋め込んでおくことで、サイトに訪問したことがあるユーザーをリストに登録することができる。これがリマーケティングリストだ。
リマーケティングリストを活用したリスティング広告をRLSA(リマーケティング・フォー・サーチ・アド)といい、つまりリスティング広告にリマーケティングリストを使うことができる。これはとても革新的なことで、自社のサイトに興味を持って、サイトを訪問したことがあるユーザーは商品購入率や問い合わせ率が高い傾向にある。そういったユーザーだけに絞り込んで費用対効果を高めることができる。
5.性別・年齢(DFSA)で絞り込む
デモグラフィックという言葉がある。これはユーザーの性別や年齢層のデータを示している。リスティング広告の中でこちらも新しめの機能だが、ユーザーの性別や年齢層を設定できるDFSA(デモグラフィック・フォー・サーチ・アド)がある。この機能を活用することによって、効果の高い特定の性別や年齢層に絞り込むことができるため費用対効果を高めることができる。
特に費用対効果が期待できる企業の3つの特徴
リスティング広告には相性が良い企業特徴というものが存在する。以下の3つの特徴を持っている企業の場合は、比較的高い費用対効果が期待できる。
企業ブランド・商品ブランドが既に認知されている
リスティング広告とブランド力はとても相性がいい。なぜならブランドが認知されていると”検索される”からである。ブランドが認知されていればされているほど検索ボリュームが多くなり、いわゆる”ブランドキーワード”つまりブランド名を名指しで検索しているワードに対してリスティング広告を打てば、高い費用対効果が期待できる。
SEO(自然検索経由)流入で既にコンバージョンしている
SEO、つまり広告枠ではなく、自然な検索でサイトへ訪問したユーザーが既にコンバージョンしているケース。この場合はSEOで効果が高いキーワードにリスティング広告を打つことで、最初から高い費用対効果が期待できる。
中には、SEOで既に1位や2位のキーワードに、リスティング広告を打つ意味があるのか?と思われるかもしれないが、実際にPCやスマホの検索結果を見てほしい。リスティング広告をはSEOの自然検索枠よりも”上”に表示される。これは特にスマホでは画面の大半を占めることになる。そのため競合よりも自社のサイトに訪問してもらうために、SEO・リスティング広告の両面で上位を獲得することには意味がある。
1コンバージョンあたりの売上・利益が高い
例えば転職・求人サービス等のように紹介単価の高いサービスであったり、ある程度単価の高い商品を取り扱っているECサイト等の場合は1つのコンバージョンを手に入れるために、使える広告予算が高い。そのため、データの蓄積が容易であるため、絞り込みの精度が高くなりやすく、リスティング広告と相性が良い。
最後に
リスティング広告は基本的には費用対効果が高い集客施策として知られている。しかし、上記の費用対効果を改善する体制やノウハウが無く、あまり良い効果を得られていないケースもあるかもしれない。そういった場合はまずこの記事に書かれている項目について設定の改善を試みてほしい。
また、効果が期待できる3つの特徴に当てはまっているが今現在リスティング広告を導入していない場合は、ぜひ費用対効果の高いチャネルの1つとして検討してみてほしい。
■アピリッツのリスティング広告出稿代行サービス
弊社アピリッツでは、上記をふまえたリスティング広告出稿代行サービスを行っています。
現在のリスティング広告の効果に満足できていない。もっと改善する余地があるのではないか。
また、これからリスティング広告を導入したいが、高い費用対効果に向けて取り込んでいきたいと考えている担当者様。
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