この記事はアピリッツの技術ブログ「DoRuby」から移行した記事です。情報が古い可能性がありますのでご注意ください。
KBMJのアクセス解析チームの中林です。
今日は第一回目ということでアクセス解析の基礎部分である
アクセス解析用語を紹介していきたいと思います。
PV とは
PV数(ページビュー数、アクセス数)とは、ユーザーがページを閲覧した回数です。ページごとのアクセス数を把握することで、Webサイトのどのページやコーナーにユーザーの注目が集まっているのかを知ることができます。
セッション(訪問者、ビジター) とは
セッションとは、サイトにアクセスして来た訪問の回数を表しています。
同一の訪問者が一定の時間内に同じページを開いても新たな訪問者数とはカウン
トされません。
サイト内でどのページが人気があるのかを計る指標として役立ちます。
ユニークユーザー(UU) とは
「ページビュー」「アクセス数」が、同じ人の複数回のアクセスもすべてカウントするのに対し、純粋な訪問者数を把握するのに用いられる指標が「ユニークユーザー」です。
ユニークユーザーでは、期間内に訪れた重複のない実際の人数を表しています。
ユニークユーザーの算出は主に3つのパターンがあります。
※cookieの受け入れを拒否する利用者や、検索エンジンのロボットなどもあり、正確なカウントはやや困難である。
※ブラウザ単位のカウントであるため複数のコンピュータ、ブラウザからアクセスする人の重複を性格に測定することはできない。
※cookieに基づく①の方法でのカウントよりもユーザーの特定は正確である。
しかしモニターの数値の拡大推計をとったものであるので、実勢値をここから推測することは難しい。
その登録データとのマッチングによってアクセスしたユーザーを算出する方法をとることがある。
セッションとユニークユーザーの違い
セッション(訪問)は、同じユーザーがサイトを訪れてからサイトを出て
行くまでの行動の単位のことをいいます。一定間隔(世界標準では30分以上)があくとセッション(訪問)終了とみなされ、同じユーザーのアクセスであっても別の訪問としてカウントされます。
セッションが一連の行動であり、一定時間が過ぎたあとのアクセスが別カウントされるのに対し、
ユニークユーザ(UU)は、一定間隔が空いても訪問終了とはみなされず、1人とカウントされます。
同じ人が何回訪れても ユーニークユーザーは1となります。
直帰・離脱 違い
直帰 とは
サイトに訪れたユーザーが、最初にアクセスから、別のページを見ることなく
ブラウザを閉じる、セッション切れを起こす、外部サイトへ移動した場合のことです。
つまり、サイトを訪れたユーザーが1ページしか見なかった場合は「直帰」となります。
そのページのアクセス総数から直帰したユーザーの割合を算出したものを直帰率といいます。
離脱 とは
直帰率とよく似た指標に「離脱」があります。
サイトを訪れたユーザーが、2ページ以上サイトを閲覧したのちに
ブラウザを閉じる、セッション切れを起こす、外部サイトへ移動した場合に「離脱」と言います。
そのページのアクセス総数から「離脱」したアクセス数の割合を「離脱率」といいます。
※一般的にコンテンツの目標ページやリンク集で離脱率が高くなる。
しかし、普通のページで「離脱率」が高くなっている場合
該当するコンテンツになにかユーザーを離脱させてしまっている原因があると分析できる。
コンバージョン とは
ECサイトであれば商品購入や資料請求、ポータルサイトならば会員登録など、
サイト運営者が意図している目標にサイトを訪れたユーザーが達することを
コンバージョンと言います。
※日本では、conversionは「転換」と訳すが、
コンバージョンをきっかけに「訪問者」から「顧客」へ変化する。
コンバージョン率という表現をされることが多い、下図参照。
上記図で100人ユーザーが訪れて、最終的に目標に40人訪れた場合、
コンバージョン率は40%であると言えます。
今週はごくごく基礎的なアクセス解析用語でした。
次回は、2/28の更新予定です。
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