この記事はアピリッツの技術ブログ「DoRuby」から移行した記事です。情報が古い可能性がありますのでご注意ください。
こんにちは。いくたです。
日々の業務ではまだまだ覚えることが多くてあっぷあっぷしています。
知らないことばかりで新しい言葉がどんどん目の前に現れるのですが、そのほとんどが英語をルーツとしたカタカナ言葉や英単語だったりします。
初見では意味不明で「???」状態ですが、ググったり人に聞いたりしてその言葉の指す意味を徐々に覚えています。
しかし、知らない言葉は「おまじない」のように扱ってしまうので、その言葉の本来の意味を知らずに今日までなんとなくで使ってきたものがちょこちょこありました。
ということで今回は、日常的に使っているしその言葉が指す意味も知っているけれど、言葉本来が持つ意味を知らない単語の意味を調べてみました。
以前コマンドラインから英和-和英辞書を引くプログラムを作ったので、せっかくですからこれを使うことにします。ちなみに大元の情報源は英和辞典・和英辞典 – Weblio辞書を使っています。
1. デプロイ(deploy)
デプロイはプログラムを実際に動く状態にすることです。さっそく辞書を引いてみます。
$ lib deploy
展開する、配置する
なるほど、展開するという意味だったんですね。展開してユーザーが使える状態にするというイメージでしょうか。deploy=展開する
がなんだかしっくりこないのでちょっと踏み込んで語源も調べてみました。
de: 否定
ploy: 折る
折られていたものを広げて展開する
【動】展開する、配置する、〈コンピュータ〉デプロイする
参考: Gogengo! (ゴゲンゴ) – 英単語は語源でたのしく
なるほどなるほど、ploy
が「折る」だったんですね。それの否定で「展開する」ということですね。
2. ターミナル(terminal)
macに標準で入っているTerminal.appがありますが他のアプリケーションも一般的に「ターミナル」と呼んだりしています。
$ lib terminal 終わりの、末端の、終末の、終点の、終着駅の、末期の、悲惨な、破滅的な、たいへんな、一定期間(中)の
なんだかネガティヴな言葉が沢山出てきましたが、今言いたいterminalは「末端の」が合っていそうです。
調べてみるとつまりは「端末」のことのようです。
なるほど回路の電極のようなデータの入出力をする末端部分のイメージですね。
3. レンダリング(render)
Railsではテンプレートの呼び出しをするときにrenderを使います。
$ lib render (…に)する、する、与える、(…に)差し出す、提出する、(法廷で)言い渡す、下す、(…に)翻訳する、(文・絵で)(…を)表現する、描写する
言葉の意味の幅が広いですが一番イメージに近いのは「(文・絵で)(…を)表現する、描写する」あたりでしょうか。
Weblioの語源の欄を見てみるとさらにこのような意味がありました。
【語源】 ラテン語「返す」の意; 名詞 rendition
なるほど、Railsのリファレンスを読むと、指定したRHTMLを「返す」
とあります。
語源そのままの意味なんですね。
4. asc/desc
SQLやプログラムで昇順・降順を指定するときに使います。時々どっちがどっちかわからなくなりますね。
asc
= ascending = 昇順desc
= descending = 降順
$ lib ascending
のぼっていく、上昇的な
$ lib descending
下ってゆく、降下的な、下向きの
MySQLでテーブルに設定されている列の情報を desc {テーブル名}
で表示することができます。
自分は最初、降順のdesc
と混同していました。
しかし、列情報の表示の方はDESCRIBE
の略語です。
$ lib DESCRIBE (…を)言葉で述べる、記述する、描写する、(…を)(言葉で)説明する、(…を)(…と)評する、みなす、言う、描く、描いて運行する
なるほど、同じ略語でも全くの別物だということがよく分かりますね。
まとめ
普段業務をこなす分には今回紹介したような言葉の意味は知らなくてもいいかもしれません。
しかし、言葉の意味を知っておくことでより自分の身に染み込む気がします。
新しい言葉を覚えるときはその本来の意味も一緒に調べるとより早く覚えられるかもしれません。
それでは、今日はこの辺で。
読んでいただき、ありがとうございました。