目次
4月16日にサクラステージのオフィスにある運動室にて、長谷さんによる『PMナビゲーターDay03』が開催されました。今回はより実践的なテーマで講義を行っていただきました。今回も講師を務められた長谷さんへのインタビュー形式で、当時の勉強会の様子をレポートしたいと思います!
なぜ今「論点の整理」が重要なのか
──今回のPMナビゲーターday03の開催の背景を教えてください。
ここ最近は、かつてのように「お客様から依頼されたものを形にする」だけでは通用しない、大型かつ複雑化したプロジェクトのご依頼が増えており、
お客様のビジネスモデル、業務、ステークホルダー、外部システム、品質基準までを含めて捉えているかどうかが、プロジェクトの質を高めるためにより重要になってきています。
私自身もエンジニアの方々と一緒にお客様との定例ミーティングに参加する機会も最近は増えているのですが、
そこで強く実感するのは、「高度な交渉スキル」の前に、情報を整理して「論点・合意形成のポイント」を理解するだけで、
プロジェクトの理解度やお客様とのコミュニケーションがよりスムーズになる、ということでした。
──長谷さんの実体験が今回のDay03の内容とも関わっているのですね。
逆に言えば、技術的には理解できていても、プロジェクトの目的、スコープ、責任分担、意思決定者、
変更時のプロセスなどが整理されていないと、お客様とのコミュニケーションの土台すら築くことができません。
だからこそ今回の『PMナビゲーターDay03』では、PMだけでなく、営業、ディレクター、デザイナー、エンジニアも含めたプロジェクトに関わる全員にとって、
お客様との対話を成立させるための「共通言語」を作りたいという思いで、「お客様と何をすり合わせておくべきか」という実践的なテーマを設定しました。


──今回の勉強会で、長谷さんが一番伝えたかったことは何ですか。
要件定義の本質は「画面や機能を決める作業」ではなく、「後工程を守るために、お客様と合意を形成する重要なプロセス」だということですかね。
プロジェクトで起こり得る問題の多くは、決してコードを書き始めた瞬間に始まるものではなく、もっとプロジェクトの序盤から積みあがっていきます。目的やスコープ、責任分担、判断者、受入条件、変更管理といった重要な要素が曖昧なまま進行し、そのズレがプロジェクトの後半になって顕在化するケースがほとんどです。ですので、PMの方々には特に、お客様との会議に向けた資料作成や会議進行役に徹するのではなく、「合意の対象は誰なのか」「エビデンスは担保されているのか」「未合意のまま進めていることはないか」も意識していただきたいです。
──IT人材としてのスキルの土台にもなる内容ですね。
はい、今回の勉強会で整理した『お客様と合意すべき10項目』は、PMだけに限った話ではなく、プロジェクトに関わる全てのメンバーに共通して必要な観点です。お客様との交渉や調整と聞くと、難しい話に聞こえてしまうかもしれませんが、プロジェクトに関わるメンバー全員が、「何が決まっていて、何が決まっていないのか」「次に誰と何を決めるべきなのか」を整理できているだけでも、お客様とのコミュニケーションや社内での連携がスムーズになります。
結果的にプロジェクトのスピードや質も大きく向上する場面が多く、今回のDay03では、そうした現場で実践できる「論点の見方」や「お客様と合意すべき項目の型」を少しでも持ち帰ってもらえたら、ありがたいですね。
AI利活用の時代だからこそ本質的な人間同士の合意やそれに至るコミュニケーションは重要であると改めて感じました。


──ここで、実際に勉強会に参加したメンバーにも感想を聞きました!
要件定義段階から細かく合意を取ることは大事だということは理解していたつもりでしたが、「合意を取れないと、どの工程でどのようなリスクが発生するのか」今回の勉強会でより解像度が上がりました。計画書やドキュメントを通じて、お客様と責任範囲を明確に定義することが、プロジェクトをより円滑に進めるための鍵であることを再確認できました。
組織内で基準が仕組み化・見える化されていくことで、メンバー全員がプロジェクトの現状を把握して行動することができるので、こういった具体例をベースにしたナレッジの共有は、非常に勉強になります!
──最後に、次回「Day04」ではどのような内容を予定されているのか教えてください!
次回のDay04は、今回のDay03で扱った『お客様と合意すべき10項目』を、実際の現場でどう運用していくかを学ぶ回にしたいと考えています。
概念だけを解説して終わるのではなく、実際にPMやテックリードを担当しているメンバーを招き、
「社内で開催しているプロジェクトの品質管理会議で何を報告し、どこを指摘され、そこからプロジェクトをどう改善していったのか」といった実体験を聞きながら、
PMナビゲーターで学んだ内容をどう実務に落とし込んでいくかをお伝えしていきます。
こういったプロジェクトマネジメントのノウハウや知見は、テキストや資料を読むだけでは身につくものではありません。
プロジェクトで実践しているメンバーの話を聞きながら、「自分の案件にどう持ち帰るか」をご自身で考えるきっかけにしたいですね。


──長谷さん、ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。次回Day04の内容についてもアピスピで掲載して参りますので、ぜひ楽しみにしていてください!
▼PMナビゲーター過去回はこちら
・【WBCカレッジ】PMナビゲーターDay02~話せる構造がチームを救う~
・【WBCカレッジ】PMナビゲーターDay1 ~動いてこそ意味があるー社内全員がミニPM~
▼【参加無料!】社外の方もご参加いただけるイベントはこちら
【水曜19時】プロジェクトを成功に導くサービスデザイン談話室


【(株)アイスリーデザイン様コラボ企画】シン・ユーザビリティテスト:ユーザビリティテスト環境の再設計


【(株)MFS様コラボ企画】~人間中心設計×AI~新規プロダクトにデザイナーはどう挑むか





























