この記事はアピリッツの技術ブログ「DoRuby」から移行した記事です。情報が古い可能性がありますのでご注意ください。
ホストOS(Win)からゲストOS(CentOS5)にSambaで接続して、
Win側からはTortoiseSVN1.8で管理したかったのですが、
Subversion1.6ではうまくいかなかったので、rpmで1.8をインストールしました。
yumでインストールしようとすると1.6が入ってしまいますが
それぞれのバージョンを合わせないと共存できないようです。
1.7以降であれば大丈夫な気がしつつも、
今回はEclipseでSVNクライアント1.8を選択したいので
1.8にしました。
▼作業コピーが1.6のフォーマットだと、「作業コピーをアップグレード」が完了するまで更新やコミットができない。
▼「作業コピーを新しい1.8形式にアップグレード」を選択してフォーマットが最適化されると、
TortoiseSVNでは更新等が可能になるが、ゲスト側では更新ができなくなってしまう。
$ svn up
svn: The path '.' appears to be part of a Subversion 1.7 or greater
working copy. Please upgrade your Subversion client to use this
working copy.
■ やりたいこと
Sambaで接続したゲストOS(CentOS5)にアクセスして、
ホストOS(Win8.1)側からはTortoiseSVN1.8で管理できるようにしたい。
(さらにWin側ではEclipseでSVNクライアント1.8を入れて開発できるように)
■ 環境
ホストOS | Windows8.1 | TortoiseSVN1.8 |
---|---|---|
ゲストOS | CentOS5.11(VirtualBox) | Subversion1.8 |
■ 手順
1. インストール済みのSubversionがあればアンインストールしておきます
# yum remove subversion
# yum remove apr
2. 適当な場所に保存
# wget http://opensource.wandisco.com/rhel/5/svn-1.8/RPMS/x86_64/subversion-1.8.10-6.x86_64.rpm
# wget http://opensource.wandisco.com/rhel/5/svn-1.8/RPMS/x86_64/apr-1.5.0-1.WANdisco.2.x86_64.rpm
# wget http://opensource.wandisco.com/rhel/5/svn-1.8/RPMS/x86_64/apr-util-1.5.3-2.WANdisco.8.x86_64.rpm
# wget http://opensource.wandisco.com/rhel/5/svn-1.8/RPMS/x86_64/serf-1.3.4-1.x86_64.rpm
# wget http://opensource.wandisco.com/rhel/5/svn-1.8/RPMS/x86_64/apr-util-ldap-1.5.3-2.WANdisco.8.x86_64.rpm http://opensource.wandisco.com/rhel/5/svn-1.8/RPMS/x86_64/apr-util-pgsql-1.5.3-2.WANdisco.8.x86_64.rpm http://opensource.wandisco.com/rhel/5/svn-1.8/RPMS/x86_64/apr-util-sqlite-1.5.3-2.WANdisco.8.x86_64.rpm
3. 保存したパッケージをインストール
# rpm -ivh apr-1.5.0-1.WANdisco.2.x86_64.rpm
# rpm -ivh apr-util-1.5.3-2.WANdisco.8.x86_64.rpm apr-util-ldap-1.5.3-2.WANdisco.8.x86_64.rpm apr-util-pgsql-1.5.3-2.WANdisco.8.x86_64.rpm apr-util-sqlite-1.5.3-2.WANdisco.8.x86_64.rpm
※まとめないと依存関係でおこられます
# rpm -ivh serf-1.3.4-1.x86_64.rpm
# rpm -ivh subversion-1.8.10-6.x86_64.rpm
4. バージョン確認
# svn --version --quiet
1.8.10
これでWin側からもCentOS側からもsvnで管理できるようになりました。