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自分が頑張れば、自分に返ってくる環境
アピリッツでは資格取得支援制度をどんどん拡充させています。社長の和田がかつてインタビューで「(アピリッツを)”自分が頑張れば、自分に返ってくる環境”としたい」と答えていましたが、その環境を実現するためのステップのひとつです。
AWS認定をすべて取ったら100万円出します
たとえば、アピリッツは2021年の6月にAPN表彰手当を定めました。これは「AWS認定をすべて取ったり、社内外への技術発信に取り組んでAPNから表彰されたら会社から手当を出します!応援しています!」という施策です。最大で100万円以上出ます。
この「APN表彰手当」が社内に与えた効果は抜群で、AWS認定を取得するエンジニアがもりもり増え、AWS認定コンプリートまでリーチがかかっている社員も数名います(マネージャー陣曰く「想定以上のペースでみなさん勉強して取得しています」とのこと)。
社内Slackでも試験勉強について活発に情報交換がされています。
IPA資格保持手当も始まったよ
エンジニアも、デザイナーも、アナリストも、マネージャーも、みんなが勉強する環境であるならば、バックオフィスのメンバーも勉強したっていいんじゃない? ってことで、広報の私も、まずは情報処理推進機構(IPA)の資格のうち、基本のキである「ITパスポート」を取ってみることにしました。こちらはアピリッツが最近定めた「IPA資格保持手当」の対象資格にも入っています。
エンジニア以外のメンバーにも、IT企業で働く上での基礎知識を身に着けてほしい……そんな意図もあって、ITパスポートもIPA資格保持手当のラインナップに加わりました。
ITパスポート試験の受験料や合格基準は?
ITパスポートの受験料は7500円(2023年2月時点)で、合格すれば経費精算できます+報奨金ももらえます。
試験の仕組みはとても単純で、合格基準点に達すれば誰でも合格です。つまり入学試験のように倍率やライバルを心配しなくていいので気がラク。
また、日本のあちこちで毎日のように試験が開催されています。だから受験までの予定が立てやすくてありがたかったです(ただ、都内は1ヶ月先くらいまで試験会場が埋まりがちでした。やると決めたらとっとと申し込むことをオススメします!)。
自分にあったスケジュールと試験会場を選んで受験申込をすれば、あとは勉強するだけです。
やっててよかった試験対策
極端に苦手な分野は作らないほうがいいよ
ITパスポートの合格基準は2つあり、2つとも満たす必要があります。
まず、総得点が60%を超えていること。
そして、ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系と3つの分野ごとに用意された合格基準点を超えていること。
後者の合格基準があるため、「ストラテジ系だけで一点突破してやるぜ!」みたいな勉強法はおすすめしません。とはいえ、易しい問題から難しい問題までいろいろあります。各分野の易しい問題だけでも必ず得点できるようにしておけば、合否ラインに豪快に引っかかることもなさそうですし、落ち着いて試験に臨めるのではと個人的には思います。
過去問がウェブ上で公開されてる
試験対策が必要かどうか? は、人によります。
まず己の実力を測るために過去問をやってみましょう。
参考書もたくさん売っていますが、それらを買う前にWebで過去問をちょっとやってみて、ざっくりと得点率を把握して、自分の勉強スタイルを決めるとよさそうです(たぶんこれで「自分ノー勉でいける」とわかる人もいるはず)。
私は、「勉強しないと合格は難しそうだな~」という際どい模試結果だったので、ウェブ上の過去問(大量)と参考書で試験対策をしました。とくに実際の試験もPCで回答していくのでPCで過去問を解きまくるのが個人的には一番合っていました。
とくにこちらのサイトのお世話になりました。
過去問道場では、過去問を試験回や分野で指定して解きまくれます。1000本ノックとかできちゃう。で、解きながら「当てずっぽうで答えてしまえ」だとか「なんだこれ?」と思った出題があれば、そこが自分の弱点なので、参考書や過去問サイトの解説を丁寧に読んで、出題の意図や傾向を理解していきました。
参考書はこちらを買いました。
理由はタヌキがかわいかったからです。あと技術評論社がなんとなく好きだったから。休みの日や朝の出勤前にソファに座ってブツブツ声に出して読んでいました。紙はパソコンの画面と違って目が疲れにくいのが利点。あとどこにいてもパッと本を開いて読める。
試験当日はこんな感じ
試験時間は2時間。ただし帰りたきゃさっさと帰ってよし
電卓や時計は持ち込めません。紙とペンは試験会場で提供されますので、暗算できない計算はその紙を使って解きましょう。
また、試験時間は2時間用意されています。正直「え!なっが!」と思いましたが、大丈夫。あなたの帰りたいタイミングで帰れます。解き終わって、気になるところを見直して「これでよし!」と思ったら、採点結果を見ましょう。己の試験結果を見終わったら、さっさと立ち去っていいです。マイペースに行きましょう。
ちなみに試験会場には老若男女いろんな人が集まっていました。試験直前までテキストを読み込む人、自作の勉強ノートを大事そうに抱えている人、ぼんやり窓の外を見ている人、いろいろでした(私はテキストを読み返していました。とくに2進数が苦手です)。
勉強はおもしろい
合格してもしなくても、とりあえず勉強するのは何歳になってもいいもんだな~と思いました。社内でエンジニアや営業のメンバーが何気なく口にしている単語の意味がわかったり、何が大事なのかが少しつかめるからです。社内でのコミュニケーションがラクになります。手当も当然うれしいけれど、こういった手応えが実は一番うれしかったりします。仕事と地続きの勉強のおもしろさとメリットを再確認しました。
ということで、次はGAIQとAWSのクラウドプラクティショナーを勉強中です。がんばりまーす。