今回は前回の記事で紹介したアピリッツ人気Webブラウザゲーム「かくりよの門」の 歴代のプランナーである三原さんと村田さんのお二人に、思い出に残るエピソードや裏話を教えてもらいました!(→前回の記事はコチラ)
2014年6月からサービスが開始し約6年も続いたゲームですが……
思い出に残るエピソードを教えてください!
–(村田)
キャラクターへの質問などの問い合わせを多くいただいていて、「髪飾りは何の花をモチーフにしていますか?」などのお問合わせも多く、ユーザーからキャラクターが愛されていることが伝わってきましたね。
こういったお問い合わせは式姫担当のイラストレーターにも共有していて、実は頂いたお問い合わせにイラストレーターから直接お返事させていただくこともありました!
確かに髪飾りまで可愛い……!
–(三原)
吉備校長の立ち位置は正式サービスが始まった頃には、まだふわっと決まった段階で、具体的にどうしようかは決まっていませんでした。
諸々決まったのは尾張のシナリオをリリースした頃です!当時、関ケ原の澄姫戦の調整をしていたので「早っ!でもちょっと待って!」と思っていました。(笑)
関ケ原リリース後に改めてチェックして、「あー……そういう形ねー……」と納得したので、ほぼ今の形になりました。(いつ頃に正体を出すなどはその後、調整しました。)
ゴーサインを出した数年後にタンコを連れて式姫として実装するとは当時は全く思っていませんでしたね。
なるほど!最初からストーリーが決まっていたわけではないんですね!
今だから言える裏話
–(村田)
当初、繰り返し敵と戦うイベントでは、戦ったあとキャラクターのHPMPが回復しない仕様でした。回復するときには一度学園に戻らないといけなかったんです。
そして、1回1回戻るのは面倒だと、イベントではHPMPを回復するオブジェクトを置くことに……
でも、オブジェクトを触って回復するのは「かくりよらしくないよねー」というところで、文ちゃんに回復を担当してもらうことになりました!
–(三原)
「駿河蟲毒の社」で一部の移動ポイントが無限ループ化しているのは、最初は単純な設定ミスによる不具合でした。
でも、当時のシナリオ担当がそれを知った直後に「雰囲気出てるからそのままがいい」とMTGで熱く訴えたので仕様としました。(お知らせでは何も言ってなかったと思います。)
サービス開始初期の「伊豆網代漁村」のフィールド構造が異様に長いのは開発期間中に認識していました。なので同フィールドの開発と同時に「転送の陰陽玉」の開発も進行しており、同時実装の予定でしたが開発都合で延期してしまいました。「転送の陰陽玉」が実装されるまでは本当に申し訳なかったです。自分も個人アカウントでプレイした時、文字通りボス戦一歩手前で時間切れになりました。
関ケ原の澄姫戦の設計は、(記憶にある限りでは)2回挫折しかけましたね……。
また、当初の想定では、遠征地は全国網羅する予定でしたが、両面宿儺(飛騨シナリオ)実装頃には四国シナリオに着手し始めた為、出来なくなってしまいました。
2回行ったゴエティアとのコラボイベントで、アスモデウスとファラをコラボユニットとしてゴエティアの方に実装されたが、選定はゴエティアチームが行いました。
基本的には誰でも問題ないと思っていましたが、アスモデウスが最初に選ばれたのか謎。チョイスした人も謎です……。(※三原目線)
かくりよの門では主に戦闘系のBGMを色んな方に外注させて頂きましたが、シナリオ担当や三原が決めたのではなく、サウンド担当の趣味と人脈によるチョイスが多かったです。
意外なエピソードや裏話をありがとうございました!あらためまして、ユーザーの皆さま、「かくりよの門」に携わった運営チームの皆さん、約6年間ありがとうございました!そしてお疲れ様でした!!