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    データポータルを使って検索クエリを1,000件以上取得する方法

    この記事はアピリッツの技術ブログ「DoRuby」から移行した記事です。情報が古い可能性がありますのでご注意ください。

    ウェブサイトの自然検索流入において、ユーザーがどんな検索クエリを利用しているかを知ることはユーザーニーズを理解する第一歩です。その検索クエリを調べる方法がサーチコンソール(旧ウェブマスターツール)の検索アナリティクスにありますが、機能制限として1,000件までしか取得できない仕様となっています。実は、Googleデータポータルはこんなところでも活躍するんです。

    この記事でまとめられていること

    こんにちは。株式会社アピリッツでアナリストをしているssekiです。
    今回の記事では、Googleデータポータルを用いることで、サーチコンソールの機能「検索アナリティクス」の検索クエリを『簡単』かつ『最速で』1,000件以上取得する方法についてご紹介いたします。

    サーチコンソールとは

    突然ですが、あなたはどんな方法でこのDorubyのサイトを訪問しましたか?

    TwitterやFacebookなどのSNS、他社サイトからの外部リンク、はたまた事前に登録したお気に入りなど、様々な流入元(チャネル)が考えられますが、おそらく多くを占めるのはGoogleやYahooの検索エンジンを使った自然検索流入かと思います。

    同様に多くのサイトでは自然検索による訪問が主となっているため、SEO(検索エンジン最適化)と呼ばれる検索順位を上げる施策がセッション数を増加するために重視されています。

    ところで、訪問してくれたユーザーがどんなニーズを持ってページを見つけてくれたのか・・・、気になりますよね。

    ユーザーのニーズは検索に用いたキーワード、つまり検索クエリに表れます。その検索クエリを調べる方法がGoogleの提供するサーチコンソール(の検索アナリティクス)です。

    サーチコンソールの制限

    検索クエリを知ることのできるすごいツール!と感じるかもしれませんが、サーチコンソールはそこまで万能ではありません。
    検索クエリを調べるための機能である検索アナリティクスだけに関しても、次のような制限があります。

    • フィルタなどカスタムした内容を保存しておけない。
    • 用意されているフィルタ以外で、自由にフィルタリングすることができない。
    • 一回に1000件以上の検索クエリを取得することができない。

    下の画像では、「999行中」となっている通り、1000件以上の検索クエリを表示できていません。もちろん、ダウンロードしても999件しか取得できません。

    enter image description here

    そのため、必要な検索クエリを調べるために膨大な時間が必要になったり、そもそも取得するのが不可能だったりするというのがサーチコンソールの面倒なところです。

    Googleデータポータルで制限を解除

    これらの制限ですが、Search Consoleで用意されたAPIを用いれば制限を超えて検索クエリを取得可能です。
    しかし、APIを利用するにはプログラミング知識やツール開発をするための工数が必要になるため、技術的・時間的に難しい側面があります。

    それでは、簡単に制限以上の検索クエリを取得する方法はないの?ということですが、
    実は、GoogleデータポータルではSearch ConsoleのAPIからデータを取得しており、かつ連携することを想定した設計がされているため、Googleデータポータルを使えばとても簡単に解決することができるんです!

    データポータルで検索クエリを1000件以上取得する方法

    方法は簡単です。サーチコンソールをデータポータルに連携し、検索クエリをディメンションに設定した表を作成するだけ。
    まずは、サーチコンソールとの連携からやってみましょう。
    enter image description here
    上の画像のように、データソースの追加からSearch Consoleを選択すると、連携可能なサイトが表示されます。
    サイトを選択すると、「サイトのインプレッション」と「URLのインプレッション」という表を選択できます。
    今回はどちらを選んでも検索クエリを取得することが可能ですが、この2つの違いは以下の通りです。

    – サイトのインプレッション:サイト全体を見るデータ。平均掲載順位を評価可能。
    – URLのインプレッション:URL単位で見るデータ。ランディングページのURLを評価可能。

    表を選んで接続が完了したら、次にレポート画面で表を作成します。ここでディメンションにQuery(検索クエリ)、指標にClicks(クリック数)を選ぶと検索クエリごとのクリック数を取得できます。
    enter image description here
    上の画像をみると、右下に「/23653」とありますね。これは23,653件の検索クエリを取得したということを表しています。

    以上のようにデータポータルを使ってサーチコンソールの検索クエリを簡単に1,000件以上取得することができました。

    まとめ:この機能はどんな人におすすめか

    ウェブサイトを運営している方々にとって、サーチコンソールはなくてはならないツールです。
    そのため、今回の機能を用いることで、これまでサーチコンソールでの検索クエリ探しに時間をかけていたウェブマスターの業務を大幅に短縮でき、より多くの検索クエリを見つけることでロングテールなニーズにこたえるサイト運営がしやすくなると考えられます。

    また、今回は検索クエリの1,000件制限に焦点を当てましたが、Googleデータポータルを用いることでフィルタリングのかけ方などを保存しておくことも可能です。

    サーチコンソール連携で有用なフィルタリングについて、今後記事にまとめていこうかなと考えていますのでご期待ください。