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「教えすぎないことを心掛けている」徳永 広樹インタビュー
 

「教えすぎないことを心掛けている」徳永 広樹インタビュー

アピリッツに入社して約18年。現在はフルスタックサービス部で多くの案件に携わり、お客様と現場との重要な橋渡し役を担っている徳永へプロジェクトを進める上で大事にしている事や入社直後と現在のアピリッツの変化を聞きました。(取材2023年10月)

新卒から変わらずずっとIT業界ですね

ーー徳永さんはアピリッツへ2005年に中途入社されていますが、それまでのキャリアをお聞かせください。

大学を卒業して新卒で自動車整備会社向けのシステムを制作している会社に入社しました。とにかく営業の力が強い会社で社員の半分くらいが営業職でした。自分はその中でプログラマーとしてシステム開発部門にいました。
地元福岡で就職活動したのですが、上京したい思いがあり研修後、東京にある部署への配属を希望しました。

ーーそこから東京で働き始めたんですね。

そうです。その会社はトータルで3年ほど勤めました。
ですが、会社の不祥事で業績が悪くなり、システム部門全体が関連会社に出向する形になったり、お給料も下がってしまったり、という事が重なり退職しました。

ーーそのあとアピリッツへ?

いいえ、その会社を退職した後は紹介会社経由で仕事を紹介してもらい、個人事業主として1年間ほどプログラマーとして働きました。
その1年は同じ会社で働いていましたが、自宅と職場の距離が遠く、通勤が苦痛になってきたので、別の仕事を紹介してもらおうとしたのですが、紹介が滞ってしまい、それを機に個人事業主ではなく、正社員で働く事を決意しました。それで入社したのがアピリッツでした。

ーーアピリッツには何故入社しようと思ったんですか?

当時は、面接したときにほぼ内定の感じで話を進めていただいたのでそこで決めました(笑)
応募したのも1社目で、求人サイトを見ていてたまたま目に留まったのですぐ書類を送りました。
選考のスピードが早いおかげでこっちも即決できたので有難いですね。

ーー今も選考スピードは他社に比べると早めですが、さすがに面接その場で話を進めていくなんて事、今では考えられないです…!

写真は苦手とおっしゃってましたが、無事撮影許可いただきました。

複数の案件を同時並行で

ーー現在所属されているフルスタックサービス部(通称:FS部)では、どのような案件に携わられているのですか?

直近だとカプコンさんの40周年記念サイト( https://captown.capcom.com/ja )が一番大きな案件です。
現在も追加開発、保守運用で継続中です。他にも求人系システムの案件等にも携わっていて、今は複数の案件を同時並行で進める事が増えました。

ーー「今は」という事は入社当初は少し違ったのでしょうか?

そうですね。当時は1つの案件に加わり集中して対応していました。
一番最初はリリースしたばかりの求人サイトの保守を担当し、次に保守をしていた案件と同じ会社から別の求人サイトをリニューアルしたいと言われ、PL(プロジェクトリーダー)としてサイト構築に参加しました。

その後、エンタメ系、メディア系、情報解析系、求人系など様々なシステムでPM、PL、PGとして参画しました。段々と案件自体も増えてきて色々な業界に携わることができました。

アピリッツの印象の変化

ーー入社当初、といってもかなり前ではありますが、入社直後と今とで感じるアピリッツの変化についてどんなものがありますか?

やっぱり一番の変化は会社全体がすごく大きくなった事ですかね。入社当初は社員が30名強で、その頃から若い人が多い印象でした。
その割に業界最大手の求人サイトなどを開発していて不思議な感じがしたのを覚えています。
まだ会社自体も若いのに大手の仕事を請け負っていて凄い会社だなと思っていました。

現在は社員の数も500名近くにもなり、組織全体がしっかりしたというイメージを持っています。
それこそ新卒採用を毎年積極的に行い、ベテランのしっかりした部分と新人の若い力の両方を持てるようになったと感じています。

ーー反対に変わっていない部分はあったりしますでしょうか?

強いて言えば、自分のタスクをしっかりこなせば文句は言われない風土ですかね。
昔のほうがより緩い印象ですが、今は節度を持った緩さになったかなと個人的には感じています。

コミュニケーションで心掛けていること

ーー長年同じ会社に在籍しているとメンバーの入れ替わりも多くあると思うのですが、その変化の上で何か心掛けている事はありますか?

これは昔からですが、「教えすぎない事」を心掛けています。
具体的には1つの答えを提示するのではなく、様々なやり方があるという事を伝えています。
そこから先は自分で調べてもらい、考えさせる。分からない事があっても一度は自力で解決できるよう促す、という事を意識しています。

若手のメンバーから質問された際は今まで自分が培ってきた経験、知識を活かして今の技術がどう成り立っているかを伝えますね。

ーーフレンドリーなイメージがありますが、メンバーには積極的に話しかけにいかれるんですか?

いえ、真逆です(笑)人見知りしてしまうので、自分から話しかける事は少ないですね。

ーー意外でした(笑)

ただ、興味を持つ範囲が広いのでいろいろな人と話せるという点に関しては強みかなと思っています。
人から聞いて自分が知らない分野だとしたら一回は調べます。
それで深くまで知っていくのか、自分の知識として理解できるレベルまでに留めるかはその時次第ですね。

ーー息子さんとも仲良しだとか。

息子は高校3年生なので、いろいろと将来について話したりはしますね。さすがに一緒に遊んだりはしませんが(笑)

休日はバスケをしたりしてリフレッシュしています。
休みの日はしっかり仕事を休む、普段の日も常に100%で取り組むのではなく、ある程度余裕を持たせる事で視野を広く保つ事ができています。

お客さんと現場開発者の間に立つ重要さ

ーープロジェクトを進める上で大事にしている事を教えてください。

どのプロジェクトでもバランスを大切にしようと意識しています。お客さんと開発側の両方が納得できるものを作るという部分に重きを置いています。

時にはお客さんの要望などで「実現が難しい」、「工数が合わない」といった部分が出てくる事もありますが、単純に「無理」と断るのではなく、お客さんの立場に立って代替え案を提示するなどで何とか対応できないか試行錯誤しています。

ーーお客さんの要望をくみ取りつつ、開発側にも大きな負担にならないようなバランスですね。

はい。ですが、上手く調整できずに開発側から「実現厳しい」と怒られる時もありますし、お客さんからの要望で明らかに難しいものは「出来ない」としっかり伝える事も大事だと思っています。
自分がエンジニア上がりという事もあるので、出来る・出来ないの線引きはある程度判断はできていると思っています。

ーー実際に実現が難しいような要望は多いのでしょうか?

多いか少ないかで聞かれると難しいですが、やはり無謀であったり工数があまりに多すぎて不可能な案件もあります。
どうにかすれば実現できるけれど、お客さんがそのシステムを結局ほとんど使わないといったケースになりそうな時は、お客さんに運用方法などを提案して開発したシステムが決して無駄にならないようにする事を心掛けています。

若手メンバーの育成

ーー最後に、FS部が求めるのはどのような人材でしょうか。

素直に足りていないと感じるのは、マネージャークラスです。案件はあるけれど、お客さんとコミュニケーションを取って、企画・要件定義など仕様を詰められる人材が足りないと思っています。

また、若手メンバーの技術力向上に対する課題もあると感じます。なんとなくで進めてしまっている部分も正直あるので、そこを今後部署全体で改善していければなと考えています。

ーーありがとうございました!

終わりに

アピリッツは、平均年齢31.7歳と若いながらも、中堅からベテランのメンバーも大いに活躍しています。(データで見るアピリッツ:https://recruit.appirits.com/environment
年齢関係なく共に成長し、力を合わせてより一層発展していきたいと考えています!

皆様のエントリーも心よりお待ちしております!

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