アピリッツのオンラインゲーム『ゴエティアクロス(ゴエクロ)』のデザインをもっと知ってもらいたい!ということで始まったゴエクロデザイン連載。第二回は、2020年9月に登場した「暁天書エル」のデザインから現在にいたるまでゴエクロのキャラクターデザインで活躍中のイラストレーター”enomi”氏に話を聞きました。作業環境のこと、デザインに込めたもの、存分に語ってもらいます! (取材 2021年12月)
作業環境はこんな感じ!
私がふだんデザインで使用している機材は次のようなものです。
PC:TSUKUMO BTOPC
ディスプレイ:EIZO FlexScan EV2450-BKR 23.8インチ
目が疲れにくく、発色もいいのでモニターはずっとEIZOのものを使っています。
高さや角度調整も細かくできるので便利!
液晶タブレット:Cintiq 13HD DTK-1300/K0
学生のときから使っている液晶ペンタブレットです。コンパクトで小回りが効くので、紙に近い感覚で描けて使いやすいんです。
「雪華輝晶グレモリ」メイキング
ゴエティアクロスで12月より登場している魔神「雪華輝晶グレモリ」はenomi氏がデザインしました。そのメイキング動画をアピスピ用に提供してもらいました! いろんな工程をへて生まれる「 雪華輝晶グレモリ 」、かわいいです!
「雪華輝晶グレモリ」はこんな思いを込めて描きました
メイキングとあわせて、「雪華輝晶グレモリ」のデザインについてenomi氏が込めた思いやコンセプトを語ってもらいます。
まず衣装についてお話しますね。「雪華輝晶グレモリ」は、現代のクリスマスデートをコンセプトに制作を依頼されました。「現代の」ということで、衣装デザインも過去に描かせいただいたものよりも、より現実世界に即したデザインに仕上げました。
それでハイネックのリブニットなんですね!
そうです。デートと言っても、あまりカッチリした衣装ではなく「私服感」を大事にして、より身近にグレモリを感じてもらえるようにしました。
街にいそう~。構図も「こっちに来て!」って感じで、優しい雰囲気ですよね。
はい。グレモリはお姉さんタイプのキャラクターなので、デートでも優しくエスコートしてくれそうだなと思いました。なので、ユーザーへ手を差し伸べている構図にしました。リアルにキャラクターと交流を楽しんでもらえるように心がけました。
あと、腕にも注目してもらいたいですね。今回、あえて異形化した腕をユーザー側に差し伸べています。これってグレモリが相手を信頼しているからこそできることだと思うんです。ですから、この構図からユーザーとグレモリの強い信頼関係や、心を開いているさまを感じてほしいなと考えました。
じーん。
実際、ユーザーでもそう感じ取ってくれている方がいて、うれしかったです。
デザイナーの思いがユーザーに伝わったんですね。よかった~!
第三弾もお楽しみに!
シリーズ企画「ゴエクロデザイン」を語ろう、今回はenomi氏の作業環境と「雪華輝晶グレモリ」への思いについてお伝えしました。今後もメイキング動画をご紹介していきます。どうぞお楽しみに~!
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