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ゲーム会社のデザイナー職で正社員になる方法:実録編

アピリッツのエクスペリエンスデザイン部に所属するかめです。アピリッツのデザイナー職で、アルバイトとして入社し、数カ月後に正社員となりました。「どうやってなったの?」と質問されることがあったので、お話したいと思います。

前編はこちら「ゲーム会社のデザイナー職で正社員になる方法:素養編」

やったこと1「正社員の仕事を手伝いまくった」

アルバイトとして入社した時、隣の席にいた私の上司(正社員)がとても忙しそうにしていました。見たところ、他の人でもできそうな内容の仕事をしていたので、「その仕事、XXさんがやるのおかしくないですか? 私がやりますよ!教えてください!」と仕事を進んで手伝うようになりました(仕事を取った、ともいいます)。

ここで教えていただいた開発ツールの覚えが早かった、出来そうな範囲を把握してどんどん仕事を貰っていった事が結果的には社員への近道になったかと思います。

私自身が正社員となった今は、忙しすぎる時期に入ると当時の私のようにアルバイトのメンバーに手伝ってもらうことがあります。ここで活躍してくれる人は、やはり正社員になる可能性が上がっています!

やったこと2「正社員になりたい」と宣言した

正社員の仕事をどんどん手伝うことで、今までの仕事では目に留まらなかった方々にも自分の業務を見ていただく機会が増えていきました。

これらがある程度評価されてから、上司に私は正社員になりたい意思がある事を伝えました。全てのアルバイトの方が正社員になりたがっているわけではないので、これは伝える必要があるかなと思います。

私の場合はこの他に業務・業務外問わず様々な社員の方と関わりをもっていたので、私の人柄を知ってくれている人は部内に多く、これも後押しになったかなと思います。これはリモートワーク中だと少し難しいことかもしれません。

ただ、リモートワーク中でも、直属の上司との関係構築は問題なく築けるはずです! 現在アピリッツではリモートワーク中のアルバイトスタッフも多くいますが、その人達の仕事のクオリティや姿勢を、社員はちゃんと見ています。それらが評価されれば正社員への道も見えてきます!

やったこと3 イラスト以外のスキルを身に着けた(みんな絵を描きたがる)

デザイナー職を志す人の多くは「絵を描きたい」人です。ただ、ゲーム会社のデザイナー職は絵を描くだけが仕事じゃないんです。エフェクト、モーション、UI、3D……いろんな仕事があります。

だからイラストだけがめちゃめちゃ上手くて正社員になる人は、アピリッツではごくわずかです。というのも、イラスト制作はイラスト専門会社にお願いすることが多いですし、フリーランスで活躍する優秀な方も大勢いらっしゃいます。そんな人達と業界で渡り合えるくらいの高い技術を持っていない限り、「イラストがいいから採用!」とはなりません。

私は背景イラストをメインで描いていましたが、背景イラストは描ける人が少なく、部の需要とちょうど合わさっていたようです。そこに合わせてアルバイト入社後に新しく開発ツールを勉強していきました。

正社員を目指すなら、イラスト以外のスキルも身につけることをおすすめします。

(でもイラストを描きたい気持ちはよくわかりますよ!)

正社員になって大きく変わったこと

私の場合は正社員になるとアルバイトの頃とまるっきり業務内容が変わりました。主にイラストを自分で書くことは少なくなり、代わりに他のアルバイトさんが作成した物の監修をするようになります。自分の下に作業者が付いて、進行管理やクオリティ管理をするようになりました。

他にも開発ツールでの作業がメインとなり、よりプロジェクトに深い部分にふれるようになります。受けた指示をこなすだけではいられなくなっていきました。

アルバイトの時に、自分の上司がしてくれていた仕事を自分がするようになる、というのが 分かりやすいかもしれません。

デザインの仕事をするうえで、プロジェクトやデザイン制作物に愛を込めるのは必須のことです。ただ、その愛が深すぎて周囲が見えなくなってしまう人は、苦労する場面が多いかもしれません。

正社員になるには推薦制

以上が私の正社員になるまでのお話です。仕事を積極的にたくさん引き受けたり、正社員になりたい!とアピールしたり。ずっと絵を描いているだけでは、たぶん正社員になるまでに数年かかっていたと思います。

正社員に上がるときには必要な技術はもちろんですが、上の社員からの推薦が必須かなと思います!社員にする話が出た際に話題に上がりやすく目を向けてもらえる可能性が増えるので、チャンスが多くなります!

多くの人に仕事と人柄共に信頼されているほうが一緒に働きたいと思ってもらい、推薦してもらえる可能性が増えるので、仕事を頑張る、新しい仕事にもどんどん挑戦するのが一番の近道かもしれませんね。

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