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UXデザイナーと人間中心設計スペシャリストに聞いてみた。「HCD(人間中心設計)の活用法とは」
 

UXデザイナーと人間中心設計スペシャリストに聞いてみた。「HCD(人間中心設計)の活用法とは」

今回は、HCD基礎検定100名超えを記念して、「HCD基礎検定に合格したけど、その後、具体的に業務にどう生かせばいいの?」という疑問に、アピリッツのUXデザイナー・Webコンサルタントの藤崎 光さん、人間中心設計(HCD)スペシャリストの五十嵐 有理さんにお話をお伺いしてきました。HCD基礎検定に合格された方やこれからHCD基礎検定を受検される方、受検を迷われている方はぜひ最後までご覧ください!(2025年12月取材)

お客様と同じ目線で会話をする。「ユーザー視点」という武器。

ーー本日はよろしくお願いいたします!まずは、簡単にお二人から自己紹介をお願いします!

藤崎です。アピリッツにはWebデザイナーで入社して6年目になります。元々大学でUXデザインやHCDについて学んでいて、Webデザイナーからディレクション、マーケティングや営業など、色々なキャリアを歩んできました。(➤詳しくはこちら)今は、Webコンサルタントや開発案件のPMO、営業等、幅広く担当しています。

Webデザイナーの五十嵐です。アピリッツには入社して5年目になります。普段は、Webデザインのディレクションから、デザイン業務、最近はWebデザイン関連の営業活動も行っています。先日人間中心設計スペシャリストの資格を取得しました!

ーーお二人とも普段からクライアントワークとして、Webサービス開発やWebサイト制作の要求整理や要件定義等、上流工程を担当されることが多いようですが、お客様のニーズやリクエストを引き出すために普段から意識されていることはありますか?

まずはお客様の相談が何を考えての相談なのかしっかり聞くことを意識しています。「そもそもお客様はなぜ実施したいんだろう」に対して「どういう事ができれば、ユーザーは喜んで使うだろう」と、HCD(人間中心設計)的な観点で考えて提案していることが多いですね。

自分自身がユーザーに近づくことを意識しています。実際にユーザーに使ってもらうためにも、まずは自分自身がユーザーの立場に立って体験すると、意外なところに発見があるので、お客様とのイメージや解釈のずれも発生しづらいと思います。

実際のプロジェクトでも、お客様と「ユーザー目線で何ができれば目標を達成できるのか」を共通言語・共通の視点にすることで、イメージの齟齬を最小限にして動いていました。アピリッツではこのノウハウを生かして、開発に入る前の要求整理やRFP作成等のプロトタイピングをはじめとする、UXデザインプロセスで整理する支援も行っています(➤詳しくはこちら

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HCD基礎検定に合格したその先は?あらゆる現場で活きるHCDの観点

ーー普段からHCDの考え方をベースにお仕事されているんですね!HCDを業務に取り入れることで、どのようなメリットがあると思いますか?

お客様と制作側の間の認識の齟齬をなくすために、HCDという考え方はやはり有効だなと感じます。HCDを学んでおくと「お客様から依頼されてないけど、こういう機能があるといいんじゃないか」と、お客様との認識の食い違いが起こる前に、こちら側から提案することができるんですよね。お客様と制作側が同じ目線を向いて、同じ理想像を追って何かを作り続ける方法の一つとして、HCDは役に立つんじゃないかなと思います。

意外と細かい作業にも、HCDが関わっていることが多いと思います。『このボタンは何色にすべきか』を考えるときに、まずはユーザーの目線に立って考えたりとかですね。だから、全てのプロジェクトでHCDの考えを取り入れることができると思います。

ーーHCDの関連資格はどういった人におすすめしたいですか?

営業やコンサルタント、PMの方はもちろんですが、エンジニアの方にもおすすめしたいです。「HCDの考えを基に、営業やコンサルタントがこうやって動いているんだ」「この段階でこういう動きが出来ればいいんじゃないか」みたいな気付きや会話のきっかけになればいいなと思います。

プロジェクト全体でHCDの考え方があまり浸透していないと、巻き戻しが発生するリスクもあるので、一部のメンバーだけがHCDの考え方を理解していてもあまり効果がないと思います。HCDという言葉を使っていなくとも、普段からHCDの考え方を考慮した提案や会話がプロジェクト全体でできていればサービスの質自体も違ってくると思います。

ーー最近だと、アピリッツからHCD基礎検定合格者が100名を超えるニュースもありましたが、組織全体でHCDの考え方が浸透してきていると感じます。HCDの関連資格は、HCDの考え方を知るきっかけにもなりそうですね!

HCD基礎検定100名超の裏側についてはこちら

HCDを切り口に転ばぬ先の杖を手に入れよう。アピリッツの「サービス談話室」とは?

ーー昨年から、人間中心設計専門家のウメムラさんも交えて、サービスデザイン談話室という取り組みを始められたとお伺いしましたが、内容について教えてください。

『サービス』や『デザイン』等をキーワードに、皆さんの悩んでいることや困っていることを、カジュアルな雰囲気の中で相談できる場所が、サービスデザイン談話室です。例えば、「新規事業を考えたが、なんだか上手くいってない」「Webサイトのリニューアルを依頼されたが、何から手を付けたらいいか分からない」等、社内で相談できる相手がいない方向けに、アピリッツの人間中心設計専門家やスペシャリスト、UXデザイナーが壁打ち相手としてお話をお伺いしています。

ーー当日は具体的にどのような流れで進んでいくのでしょうか。

最初に参加者の方のお悩みや今日聞きたいことを付箋に書いてペタペタ貼って、一つ一つ深掘りしていき、参加者の抱える本当の課題を見つけて解決の糸口を一緒に探していきます。お話の内容によっては、別室に分けて1on1のような形態もとりますが、そうでない場合は会議室に参加者全員が集まって、参加者同士でも壁打ちをしていきます。

色々な企業や職種の方とお話ができますし、他の人が書かれていた悩みが意外と自分にも共通していたり、悩みに対して新しい切り口が見つかることもあったりと、毎回色々な発見があります!

ーー「サービスデザイン談話室」は、職種や企業の垣根を越えて、対話をしながら思考を整理できる場所なんですね。ぜひ、HCDの資格取得を迷われている方や、HCDの資格を取ったその先について、気になる方にもご参加いただきたいですね!お二人とも本日はありがとうございました!

▼次回のサービスデザイン談話室のご案内

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