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    【成果発表会】「5年後、ディレクターになる計画」新卒エンジニアがディレクターになるまで
     

    【成果発表会】「5年後、ディレクターになる計画」新卒エンジニアがディレクターになるまで

    今回は社内の成果発表会「P-Review ’19」にて発表した、エンジニア 伊藤 駿一さんの資料を紹介します。
    ※この記事は個人の研究発表であり、会社としての見解ではございません。

    伊藤 駿一
    2019年4月コンテンツデザイン部にエンジニアとして入社
    入社後は主に受託ゲームのプロジェクトに携わる。

    伊藤Preview19_shuito

    (※挨拶省略)

    前置き

    今回は「同期向け、先輩社員などからロールモデルを選び、その能力を分解する。その先輩に近づくためにどんな努力をいつまでにするのか計画を立てる。」 というのが発表テーマの大分類です。

    当たり前なんですが、これはディレクターをやっている人が「ディレクターになるためにはこういうことしたらいいよ」という発表ではなく、ディレクターを目指している自分が先輩に話を聞き、最後に自分の立てた計画を発表します!

    テーマの経緯

    僕はこの会社の面接で、自分がどう成長していきたいかを聞かれました。
    あまりイメージが湧かなかったので、この時は「色んな技術を身に付けたい」とすごくふわふわしたことを言いました。

    面接後のフィードバッグで「エンジニアは大きく分けて2つの成長の方向がある。 ”スペシャリストとジェネラリスト”この2つに別れるよ。君はどっちの方向で成長していきたい?」って言われたんですよ。

    スペシャリスト:もうこの分野に特化した人、めちゃくちゃ凄いエンジニア

    ジェネラリスト:広範囲の知識や技術を有する人、将来的には管理職とかの方向に進んでいく人

    自分はなんとなくジェネラリストの方が合ってるような気がしたので、そっちの方向で成長していきたいと答えました。
    ですが…ここで止まっていました。

    新卒から少し経った今「自分の目指す先にはどんな仕事があるんだろう」と調べてみたところ、ディレクターという仕事に興味を持ちました。

    ディレクターの仕事

    ディレクターの仕事は簡単にいうと、コンテンツの全体を把握してプランナー・エンジニア・デザイナーに作業の依頼を出すゲーム品質の責任者という役割です。
    僕は作業を与えられてこなしていく側より、ゲームを面白くするためにどうするかを考えてチームを引っ張っていくような存在になりたいと思いました。

    ですが、エンジニアの仕事からは遠い存在のように感じました。
    落胆していたところ、社内にエンジニアからディレクターになり、現在GM(グループマネージャ)という立場にいるコンテンツデザイン部の大金 翔吾さんを見つけました。

    大金さんと話せば、エンジニアからどうやってディレクターになったのか話を聞けるかもしれない!
    僕は大金さんから話を聞くことにしました。

    ディレクターを知る

    ディレクターは普段どんな仕事をしているのか、それにはどういった能力が必要なのか?
    大金さんにまず、仕事の流れを聞いてみました。

    初めに、ターゲット定義・分析を行い、そのターゲットに何を体験させるか考える
    そして何が必要なのか、最後にどう実装するのかを考えることがディレクターの一連の仕事の流れです。

    これだけだと僕には難しかったので、大金さんが実際に既存のゲームにイベントを実装した時のことを例として教えてもらいました。

    主にイベントを遊んで欲しい人達を決め、どのようにゲームをプレイしているかの調査。
    そのターゲットに“コツコツプレイして、ある一定のハードルを超えた時の達成感”を味わってほしいと考えた。そのために一ヶ月イベントを実施。
    画面要素や難易度などを考慮し、それを各職種が作業できるように落とし込んでいきました。

    つまり、これらの仕事をするにあたって「ターゲットを定義能する力」「市場を分析する力」「論理的な思考」「シミュレーション能力」「課題解決能力」という能力が必要だったのです。

    この分析によって僕は気づきました。
    今の僕は流れの一番最後、「どう実装するかを考える」という振られた作業をこなしていく人なんだと。
    ディレクターに必要な能力は全然備わっていない…と改めて痛感しました。

    目指すものを明確にすることで、現在の自分と理想の差がどのくらいあるのか見えてきたんです。

    「やっぱり、エンジニアからなれないのか?」
    知れば知るほど、エンジニアからかけ離れているように感じる…。
    諦めかけたその時、大金さんは「エンジニアだからこその強み」を教えてくれたんです。

    ディレクターに必要な能力を学ぶには

    必要とされている「論理的思考」と「シミュレーション能力」はエンジニアの業務でも鍛えられる。

    え?そうなの?って思ったんですが…ここで能力の説明です。

    論理的な思考
    問題を要素に分けて整理して、結論を導き出す能力です。
    例えばなんかある実装をする時に、どういった処理が必要でそれを実装するためにどういうクラス・メソッド・変数が必要になってくるか要素に分けて考えてるんですよね。

    シミュレーション能力
    問題点がないか、改善できることはないかを常に考える能力です。
    これも例えば、ゲームの動作が重くなった時とか一度原因考えてみて、本当にこれが原因か?とか色々考えますよね。

    先ほど紹介した通り、ディレクターの仕事は作りたいものをどう実現させるかを考えることです。
    これはエンジニアが普段実装したい機能をどう実装するかを考えることと思考は同じで、エンジニアの論理的な思考は、ディレクターとしての業務の基礎となるんです!!

    続いて「ターゲット定義/市場分析能力」「課題解決能力」の鍛え方も聞いてみました。

    売れているゲームに対して考えたり、実際にカジュアルゲームを作ってみる。
    ただ作るだけでなく「ターゲット定義/市場分析能力」「課題解決能力」を意識してやってみるのがいい。そして作業の依頼を出すことも仕事なので、他の職種の人たちとも積極的にコミュニケーションを取るのが大事。

    これを聞いてから僕は、様々なことを意識して考えながら業務をするようになりました。

    ディレクターになるためのマインド

    続いて、僕が一番気になっていたこと。

    エンジニアからどうやってディレクターになったのか。聞いてきました。

    アピリッツへ「演義シリーズ」の移管の話が持ち上がった時、誰がディレクターをやるか決まっていなかったタイミングで立候補をしました。
    ディレクターが決まっていなかったというチャンスに手を挙げてチャレンジし、ディレクターにチェンジという3Cの実践をしていたんです。
    ※チャンス、チャレンジ、チェンジ、『3Cの実践』です。

    「演義シリーズ」の画像検索結果
    2019年2月より
    スマートフォン向けゲーム「関ヶ原演義」「繚乱三国演義」「疾風幕末演義」の3タイトルの運営主体をアピリッツへ移管しました。

    そして、大金さんが新人の頃から意識していたことも聞いてみました。

    ・ジェネラリストの方が自分にあっていると感じた。
    ・出世をしたい。
    ・色んな職種のスペシャリストと仕事をしたい。

    大金さんは自分がどうなりたいかという理想、ビジョンがあったからこそチャンスを見逃さなかった。
    だからチャレンジができた。

    それに共感した僕は、計画を立てました。

    自分の計画(ビジョン)

    まず、エンジニアとして業務をこなして「論理的思考」と「シミュレーション能力」を鍛えていきます。

    随時、人気を維持しているソーシャルゲームを遊んでみて、ターゲットは誰で、どのように解決したから売れたのかも考え「ターゲット定義/市場分析」「課題解決能力」を鍛えます。

    なぜソーシャルゲームなのかというと、今アピリッツではスマホゲーム中心であり、電車でも手軽に分析できるためです。
    そして、他職種の人たちと積極的にコミュニケーションをとっていくことを意識します。

    2年後

    2年ほどエンジニアとして業務をこなしていけば知識や技術、そして論理的思考やシミュレーション能力がレベルアップしているはずです。

    それに加えてゲーム分析によって「ターゲット定義/市場分析」「課題解決能力」もレベルアップしていると思うので、それらを活かして意識をしながらカジュアルゲームを作っていき、さらに各能力を伸ばしていこうと考えています。

    5年後

    5年後には、 「論理的な思考」「シミュレーション能力」「ターゲット定義/市場分析」「課題解決能力」の4つはエンジニアとしての業務や、ゲーム分析とカジュアルゲーム制作によって身についていると思います。
    そして、他職種の人たちとも積極的にコミュニケーションをとっていたことにより、信頼も得られているんじゃないかと思います。

    これでチャレンジができる状態になったので、あとはチャンスを見逃さないようにディレクターへチェンジしていきます!

    以上が、5年後にディレクターになるための僕の計画です。

    最後に

    業界を知ることで、その役割にはどんな能力が必要なのかが明確に見えてきます。
    自分が欲しいと思った能力を持つ先輩達へ「どうやってそのスキルを会得したのか」などトレーニング方法を聞いて、計画を立てましょう!

    そして、業界研究や先輩と話したことによって知り得たトレーニング方法を、みんなで共有できたらもっと高め合えるんじゃないかと思います。

    目標は高く、みんなでレベルアップしていきましょう!!

    親し気に話す伊藤氏と大金グループマネージャ

    伊藤さんの5年後が楽しみですね!
    アイコも目標定めて、先輩といっぱいお話します。

    伊藤さんが尊敬する「大金さん」へ質問

    大金さんは新人の頃、どんなことを意識していたんですか?

    とにかくチャンスを逃さないようにすることは心がけていました。
    多少難しい課題であっても、チャンスと感じたなら挑戦するようにしていたら視野が広がりました。

    伊藤さんの発表でも出てきた3Cの実践ですね!
    大金さんが次に目指すものを教えてください。

    現在は部長という立場になったので、部に武器となる強みを作りたいと思っています。
    方向性としてはゲーム単体で終わってしまうようなものではなく、ゲーム発でWebサービスにも流用できるようなものを作り、会社全体としてのシナジーを向上させたいです。

    今注目されている「様々な要素をゲームの形にする」ゲーミフィケーションですね。
    ぜひ次回、その取り組みについてインタビューをさせてください!
    最後に新人たちへ一言いただけますか?

    失敗を恐れずとにかく挑戦してほしい。
    ただし同じ失敗は起こさない用に注意しながら。
    出来る時に出来ることをするという観点からも、新人の頃が一番失敗をしやすい環境にあるので、そのチャンスを逃さないでほしいです。

    新人に大金さんの印象を聞いて回りましたがとにかく優しいと評判でした。

    自分の理想を明確にしている人はチャンスを見逃さない。
    アイコも大金さんの様に、後輩から慕われる先輩になりたいです!

    弊社では、成長に前向きな新人たちが伸び伸びと仕事ができるように、日々のコミュニケーションを大切にしています。
    アピリッツが気になった方は コチラの採用情報 もチェックしてみてくださいね。