この記事はアピリッツの技術ブログ「DoRuby」から移行した記事です。情報が古い可能性がありますのでご注意ください。
CentOSでのデフォルトゲートウェイの設定方法について手順をまとめます.
0. 環境について
バージョン: CentOS 6.5
1. ルーティングテーブルの確認
routeコマンドを実行して,
Destination項目がdefaultの, Gateway項目で現状のデフォルトゲートウェイを確認する.
[VM:~] $ route
Kernel IP routing table
Destination Gateway Genmask Flags Metric Ref Use Iface
10.0.2.0 * 255.255.255.0 U 0 0 0 eth0
192.168.56.0 * 255.255.255.0 U 0 0 0 eth1
default 10.0.2.2 0.0.0.0 UG 0 0 0 eth0
2. 設定の変更
設定ファイルを編集する
[VM:~] $ sudo vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
※ ifcfg-eth0 の部分は対象のNICのものを指定
以下のGATEWAY項目を追加もしくは修正
----
GATEWAY=XXX.XXX.XXX.XXX
----
3. 設定の適用
以下のコマンドで, ネットワークを再起動して設定を適用させる.
このとき, 特に注意することとして, 一時的にネットワークが切断されるため,
フェイルオーバのための監視等を行っている場合,
異常と検知されて, フェイルオーバが発生してしまう可能性がある.
そのため, 事前にフェイルオーバが起こらないようにしておくこと.
[VM:~] $ sudo /etc/rc.d/init.d/network restart
変更後に適用されていることを確認(defaultのGatewayの値が, 設定ファイル内で設定した項目になっていること)
[VM:~] $ route
Kernel IP routing table
Destination Gateway Genmask Flags Metric Ref Use Iface
10.0.2.0 * 255.255.255.0 U 0 0 0 eth0
192.168.56.0 * 255.255.255.0 U 0 0 0 eth1
default XXX.XXX.XXX.XXX 0.0.0.0 UG 0 0 0 eth0
4. デフォルトゲートウェイを経由して、外部に接続する際のグローバルIPの確認方法
以下のコマンドにより, 接続するグローバルIPを返却してくれるサービスを利用する.
[VM:~] $ curl http://httpbin.org/ip
{
"origin": "xxx.xxx.xxx.xxx"
}