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この記事はアピリッツの技術ブログ「DoRuby」から移行した記事です。情報が古い可能性がありますのでご注意ください。
はじめまして。
アクセス解析チーム、コンサルタント見習いの大山です。
ユーザビリティ・アクセシビリティに強いコンサルタントを目指しています。
どうぞよろしくお願いします。
■「【アクセス解析×ユーザビリティ】おこしやす!アクセス解析」ってどんなブログ?
本ブログでは、「アクセス解析」の話題を
「ユーザビリティ・アクセシビリティを高める」というテーマに視点を置き、
解析結果から問題点を洗い出し、とるべき施策・その効果までを書かせていただきます。
具体的には、
・そもそもアクセス解析とは?
・分析したけど、データの活かし方がわからない・・・
・Webサイトに対するユーザの行動心理って?
・ゴールまで到達しないのはなぜ?
・サイトの回遊を促したい・・・
などなど
自身の勉強も兼ねて、少しでも解析のお役に立てるものを掲載していきたいと思います。
まだまだ見習いですので、至らない部分は多々あると思いますが、
温かい目で見守っていただければ幸いです。。。
■そもそもアクセス解析はどうして必要なの?
Webサイトを運営するに当たって欠かせないアクセス解析。
いざ、アクセス解析ツールを導入したははいいものの、
ツールはデータの収集にすぎないので、次にとるべきアクションを教えてはくれません。
使い方によっては無意味なものになることだってあります。
そもそもアクセス解析はなぜ、近年において重要視されているのでしょうか?
アクセス解析が重要視される背景として、
消費者行動の移り変わりが理由の一つとして挙げられます。
・AIDMAの法則からAISCEASの法則へ
「AIDMA(アイドマ)の法則」をご存知ですか?
学校の授業やテレビ等で一度は耳にしたことがあるかと思います。
AIDMAとは・・・
1920年代にアメリカ合衆国の販売・広告の実務書の著作者であった
サミュエル・ローランド・ホールが著作中で示した広告宣伝に対する
消費者の心理のプロセスを示した略語です。
AIDMAの法則では、消費者がある商品を知って購入に至るまでに
次のような段階があるとされる。
- Attention (注意)
- Interest (関心)
- Desire (欲求)
- Memory (記憶)
- Action (行動)
(Wikipediaより)
ほとんどの消費者プロセスはAIDMAによって説明付くものだと思います。
しかし、近年ではインターネットを通して物を購入することが多くなり、
消費者の行動場所が現実からパソコンの中へと移り変わりつつあります。
商品の価格比較や口コミなど、実店舗ではなかなか得られない情報を
ボタン一つで簡単に得られることが、理由の一つとして挙げられます。
そんな新しい消費者行動モデルとして、
近年、「AISCEAS(アイシーズ)の法則」((有)アンヴィコミニケーションズの商標)が提唱されています。
AISCEASとは次のような消費者行動を指します。
- Attention (注意)
- Interest (関心)
- Search (検索)
- Compare (比較)
- Examination (検討)
- Action (行動)
- Share (共有)
行動は細分化され、ユーザがインターネットを使い慣れてきたことが伺えます。
・AISCEASの法則からわかること
近年の細分化された消費者行動によりわかること、
それはユーザの行動履歴がインターネット上に増え続けていることです。
つまり、自身のWebサイトへ訪れたユーザの行動履歴を知ることで
より戦略的なサイト作りに欠かせない情報を得られるのです。
・自身のサイトへどのようなキーワードでSearch (検索)したのか
・Compare (比較)やExamination (検討)の対象となるページ毎の
閲覧時間やPV数、ゴールページまでにたどり着く確立、等
・ユーザが自身のサイト内でとるAction (行動)
を、アクセス解析では見ることができます。
アクセス解析結果には、Webサイトに対するニーズやユーザの動向を知るヒントが多く存在します。
Webサイトの最適化、最大化は多くのWeb担当者の目標ではないでしょうか。
近年、激化するインターネット時代において、
Webサイトの目標を達成のための施策を打つには、
アクセス解析はなくてはならないものであると考えられます。
今回は、 アクセス解析が必要な理由を簡単に書かせいていただきましたが、
次回以降、データの収集後に次にとるべきアクションの具体策などを掲載していこうと思います。
しかし、予定は未定ですのであしからず・・・
では、また。