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この記事はアピリッツの技術ブログ「DoRuby」から移行した記事です。情報が古い可能性がありますのでご注意ください。
よしだです。
『前回の記事』では、エレコマのインストール手順を紹介しました。
今回はインストール後の初期設定について書いていきたいと思います。
■ 概要
今回はエレコマはインストール後に行う必要最低限な設定を紹介します。
主な設定は以下の3つになります。
1. 管理者ユーザの登録
2. ショップ情報の登録
3. 商品情報の登録
それでは早速設定操作に移りましょう。
■ 1. 管理者ユーザの登録
エレコマに販売したい商品を登録するには、管理画面へアクセスする必要があります。
この管理画面にアクセスするためのユーザを管理者ユーザと呼びます。
エレコマインストール直後は、管理者ユーザが登録されていない状態なので、新しく登録します。
a. エレコマディレクトリへ移動
前回の記事でエレコマをインストールしたディレクトリに移動します。
% su - ec
ec% /usr/local/elecoma
b. 管理者ユーザ ID、パスワードの変更
管理者ユーザの ID とパスワードを任意の物に変更します。
デフォルトの ID とパスワードは admin、pass となっています。
ec% vim test/fixtures/admin_users.yml
c. 管理者ユーザの登録
下記のコマンドでデータベースに管理者ユーザの情報を登録します。
ec% rake db:fixtures:load FIXTURES=admin_users RAILS_ENV=production
d. 登録確認
登録できたことを確認するために、管理画面へのログイン画面から実際にログインします。
ログイン画面へは http://(サーバの IP アドレス)/admin からアクセスできます。
(ログイン画面です)
(正常にログインできると管理画面にアクセスできます)
無事にログインできれば次のステップに進みます。
■ 2. ショップ情報の登録
商品を登録する前に、ショップ情報を入力しておきます。
ショップ情報が入力されていないと一部のページが機能しなくなるので注意が必要です。
ショップ情報を登録するには、管理画面のメニューから「店舗情報」⇒「SHOPマスタ」と辿って下さい。
登録画面で社名や住所、メールアドレスなどの必要な情報を入力します。
(ショップ情報を入力して登録します)
■ 3. 商品情報の登録
いよいよ商品情報の登録に移ります。
エレコマでは、[商品]+[規格]の組み合わせをひとつの商品情報として扱っています。
- ◎[商品]には、商品名や画像、紹介文が関連づけることができます。
- ◎[規格]には、たとえば同名商品の「色違い」を赤、青、緑の分類として関連づけることができます。
まず[規格]の登録方法から紹介します。
a. [規格]の登録
規格登録画面は「商品管理」⇒「規格登録」からアクセスすることができます。
ここでは例として、色違いの商品を表現するための規格と分類を登録していきます。
- 規格名に「色」入力して登録します。
- 登録した規格と同行にある「分類登録」リンクへ飛びます。
- 規格分類名にそれぞれ「赤」「青」「緑」と入力した3つの分類を登録します。
これで[規格]の登録は完了です。
b. [商品]の登録
商品登録画面は「商品管理」⇒「商品登録」からアクセスすることができます。
ここから商品名や画像、紹介文などを順番に入力していきます。
すべて入力し終えたら登録を済ませます。
c. [規格]+[商品]を組み合わせる
最後に先ほど登録した[規格]と[商品]を組み合わせて、ひとつの商品情報に仕上げます。
- 「商品管理」⇒「商品マスタ管理」から先ほど登録した商品を探します。
- 対象商品の行にある「規格」リンクにアクセスします。
- 赤、青、緑の規格のうち、有効にしたい規格にチェックを入れ、商品コードや価格を入力します。
あとはこれを登録するだけで商品情報が完成します。
できあがった商品は、「商品マスタ管理」の「確認」リンクから販売サイト視点で確認することができます。
■ 最後に
前回と今回で、エレコマのインストールから初期設定までを簡単に紹介しました。
説明が荒削りになっている部分もあるかとは思いますが、少しでも参考になれば幸いです。