この記事はアピリッツの技術ブログ「DoRuby」から移行した記事です。情報が古い可能性がありますのでご注意ください。
こんにちは。アクセス解析チームの大山です。
ユーザビリティに配慮したWebサイトとはどのようなサイトでしょうか。
・ナローバンドユーザ等に使い勝手の良いテキスト主体のサイト?
・Flashをはじめとする音声/動画などのリッチコンテンツは使っちゃいけない?
そんなことはありません。
テキスト主体では逆に分かりづらいことだってあるし、どんな最新技術であっても使い方しだいではユーザビリティを高める効果を発揮するのです。
ユーザビリティの最終目的は、単純に使いやすくするためのものではなく、信頼感や安心感をもたせて顧客満足を上げるといったサービスの向上のお手伝い をすることです。
SEOがユーザをサイトに招くものにあることに対し、ユーザビリティは招かれたユーザをもてなすためにあるのです。
どんなページからでもユーザをもてなそう
ユーザビリティを考えたとき、まずトップページから考えていませんか?
もちろんトップページはサイトの顔であり、多くのユーザは迷ったらトップページに戻るでしょうし、とても重要なページです。しかし、検索キーワードを入力した後、検索結果に出るページは必ずしもトップページではなくなりつつあります。今やサイトのすべてのページがサイトへの入口ページであるのです。
ユーザがどのページを訪問しても、ユーザの望む情報にたどり着け、ユーザの目的を達成できる道筋が用意されているページにする。そのためには、何のサイトで、何ができて、自分が今どこにいるのか、目的のページに行くにはどうすればいいのかを、ユーザが把握しやすいようなデザインが求められています。
SEOとユーザビリティの関係
SEOができるのは検索結果の上位に特定のページを表示させることです。集客はサイトにとって大事なものであることはアクセス解析の活用教室にてお分かりいただけるかと思います。しかし、たとえSEO対策が成功してユーザがサイトに訪れたとしても、ユーザビリティが低ければせっかくのユーザも引き返してしまいます。ユーザビリティはページをわかりやすく見せ、他のコンテンツへの移動手段があり、なによりもWebサイトそのものに対する興味や信頼感を高めるために役立つのです。
SEO対策だけに力を入れたところで、訪問者数のアップの効果は見込めるものの、最終目的である売上や登録者数アップに直接つながるものではありません。サイトに訪れたユーザが優良顧客(リピーター)になること、利用ユーザの満足度をアップさせることが最終目的までに必要な段階であることは言うまでもありません。サイトを成長させるためにはSEOとユーザビリティと合わせて考えることが大切なのです。
また、好感のもてるサイトに成長すれば、ユーザが個人のブログに自発的にリンクが張ってくれたり、口コミサイトで紹介され、自然と被リンクが高まる可能性もあります。SEO対策効果が高いと考えられる被リンクの増加で、ユーザの支持と検索エンジンからの支持により、レベルの高いサイトになるかもしれません。
ユーザ思いのサイトを作ることは、サイト作りにおいて最も基本にあることをお分かりいただけたでしょうか。
次回、実際にどうすればユーザビリティが高まるのかを考えていきます。
週末スノボに行ったら親指を突き指してしまいました。
固定しているので身動きとれず。
「無くして気づく○○の大切さ」という感じで、私生活にて親指の大切さに気づかされる毎日です。
親指カムバック。
ではまた。
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