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この記事はアピリッツの技術ブログ「DoRuby」から移行した記事です。情報が古い可能性がありますのでご注意ください。
どうも。
アクセス解析チームのバッチです。
本日はSEOに有効な(X)HTMLのコーディング、主にタグの効果について、いくつかチョイスして解説しようと思います。
■SEOに有効なタグ
<title>タグ
読むとおりページタイトルをあらわす非常に重要なタグとなります。
ブラウザや検索エンジンのSERP(検索結果ページ)に影響し、ユーザーがページ内容を把握する手段にもなります。
<meta name=”keyword”>タグで指定したキーワードを含めてタイトルを決めることで検索エンジンが内容を把握しやすくなります。
また、タイトルを指定する際にはサービス、キーワード名を前におき、サイト名は後ろに配置することで検索されたワードに対して検索結果が上位表示されやすくなります。
Googleであるなら全角20文字程度、Yahoo!であれば全角40文字程度が表示限界とされているので、できるだけ文字制限数以内で表現することがユーザーが把握することからも望ましいですね。
<meta name=”keyword”>タグ
ページにおいて、重要なキーワードを定義するタグです。ここで定義したキーワードは<title>タグ、<meta name=”description”>、 ページ全体、において重要なワードであると解釈され、検索エンジンがページ内容を把握するための指標となります。7つ前後が使用限度であるといわれ、 多く設定するとキーワード一つ一つの重みが弱くなり、キーワードとしての役割を果たしにくくなってしまいます。
<meta name=”description”>タグ
ページ内容を表す文書を記述するタグです。キーワードを混ぜながら80文字程度で説明文を記述するのが理想とされています。
ここで記述した内容はSERP(検索結果ページ)において、スニペットとして表示されるので、ユーザーがサイト、ページ内容を把握する際にチェックする可能性が高いです。
設定しない場合はKWIC形式で表示され、キーワードを含む文脈が抜き出され表示される形となります。(場合によってはこちらのほうがいいこともありますが)
また、Yahoo!で検索した場合、カテゴリ登録をしてあるならばそちらに登録したサイト説明文が優先されるので、キーワードを含んだものを設定しておく必要があります。
<hx>タグ
よく言われる見出しタグですね。<h1>から<h6>まで存在し、それぞれ重要度が変わってきます。
<h1>はページのテーマを定めるものであり、1ページにつき一度のみ使えます。何度も使ったり、別のタグなどを間にはさむことを行うと検索エンジンの評価が落ちるので注意してください。
<h2>からは使用回数に制限はありませんが、構造体の深度に注意して使用してください。
<h2>より先に<h3>を使用したりすることで検索エンジンの評価が下がってしまいます。
<p>タグ
文書の存在を検索エンジンに認識させるためにも<p>タグでくくりましょう。
<br/>タグは<p>タグの中で改行する際に用いてください。
また<br/>タグを連続で配置すると文法的にエラーになるので、<p>タグで行間調整を行うことが望ましいです。
<acronym>タグ
あまり見ないタグかもしれませんが、頭文字の略語を表す際に使うタグです。
例えばSEOという言葉ですが、本来は”SearchEngineOptimization”という言葉です。
通常であれば表記ゆれで記述に悩むところですが、<acronym title=”SearchEngineOptimization”>SEO</acronym>と書くことで SEOとはSearchEngineOptimizationの略ということを検索エンジンに説明できます。
また、マウスポインタを当てることでユーザーにもポップアップで説明可能となります。
<address>タグ
主に住所や電話番号などの連絡先を示すものであり、URLなどをくくったりもします。
<address>タグで住所をくくった場合、住所を交えた検索結果において上位表示されやすくなります。
<strong>タグ
強調タグであり、<b>タグが見た目の強調であるのに対して、「重要なワードである」という意味での強調なので、 検索エンジンにも効果があり、キーワードと交えて記述することが重要です。
使用限度はないですが、あまりにも多く使うと効果が下がりますので、重要な部分やワードのみにしておくべきです。
<table>タグ
テーブル、つまり表を生成するタグです。あくまでも表なので<table>タグでWebサイト全体を構築することは構造体的に間違っています。
また、Webサイト全体を構築するとなると、レイアウトを作成する際に複雑な入れ子状になってしまい、HTMLソースが検索エンジンに正しく解釈されないという障害もあります。
何よりも重要なソースの読み込む順番を変更できなかったり、ファイルサイズが大きくなるといったデメリットがあります。
間違ってしまいがちですが、<table>タグを表に用いる分には全く問題ありません。
正し、summary要素をつけ何の表なのかということを検索エンジンにアピールする必要があります。
などなど、いくつか簡単に説明させて頂きました。
論理構造体と視覚構造体を分けてWebサイトを作るということですね。
簡単にいえば検索エンジンとユーザー、それぞれに合った手法でWebサイトを構築するということです。
注意しなければならないことは、どちらか一方のみに絞ったWebサイト構築です。
SEOのためにユーザーが見えない部分に大量のテキストを挿入したり、 デザインのために<table>タグのみでレイアウトを作るなどといった行為は良いWebサイトと認識されにくくなります。
いいWebサイト作成の参考になれば幸いです。
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