この記事はアピリッツの技術ブログ「DoRuby」から移行した記事です。情報が古い可能性がありますのでご注意ください。
こんにちわ marumoru です。
今回監視ツールとしてcactiのインストールについてご紹介します。
サーバ監視をWEBブラウザで視覚的(グラフ等)にて確認できるものです。
他の監視ツールに比べると拡張性が優れているかと思います。
が、他監視ツールより初期導入がちょっとだけ大変かもしれません。
動かす為に必要なもの
Apache 1.3以降
PHP 4.1以降(4.3.6以降を推奨)
RRDTool 1.0.49以降
MySQL 3.23以降(4.0.20d以降を推奨)→別DBにできないことはない
Net-SNMP 最新版がなるべくよい
cactiをCentOS5にインストール
前提としてApache,PHPはインストール済みとします・・・・。yum –enablerepo=rpmforge install cacti
MySQLにcacti用のデータベースを作成mysqladmin -u root -p create cacti
mysql -u root -p cacti < /var/www/cacti/cacti.sql
mysql -u root -p mysql
GRANT ALL ON cacti.* TO cactiuser@localhost IDENTIFIED BY ‘cactiuser’;
flush privileges;
他PCからの閲覧を許可する場合には、以下を変更vi /etc/httpd/conf.d/cacti.conf
Alias /cacti/ /var/www/cacti/
<Directory /var/www/cacti/>
DirectoryIndex index.php
Options -Indexes
AllowOverride all
order deny,allow
deny from all
allow from 127.0.0.1
allow from XXX.XXX.XXX.XXX 許可したいIP追加
AddType application/x-httpd-php .php
php_flag magic_quotes_gpc on
php_flag track_vars on
</Directory>
cacti側へMySQL設定を反映/var/www/cacti/include/config.php
→作成したDBにアクセスできるように編集する
WEBブラウザで設定
http://(インストールしたサーバアドレス)/cacti/ にブラウザアクセス
NEXT >>を選択
NEW Install >>を選択
SNMP Utility Version NET-SNMP 5.x
RRDTool Utility Version RRDTool 1.2.x を選択
FINISHをクリック
ログインしてみる http://(インストールしたサーバアドレス)/cacti/index.php
ログイン画面にて、admin/adminを入力
パスワード変更を要求してくるので新パスワードを入力
これで、監視サーバの設定は完了です。
→yumでインストールした場合には、データ収集のcronは設定済みとなります。 /etc/cron.d/cacti
*/5 * * * * cacti php /var/www/cacti/poller.php &>/dev/null
Patchやプラグイン等により色々と拡張可能ですので
今回は、最低限のインストール方法でしたが
次回は、patchやプラグイン追加と監視先サーバへのSNMPインストールを紹介できればと思います。