この記事はアピリッツの技術ブログ「DoRuby」から移行した記事です。情報が古い可能性がありますのでご注意ください。
こんにちは、たろちゃんです。Mac OSXではなかなか良い多段ランチャーに出合ったことがありません。なので、いっその事Dockを多段ランチャーにしてみました。
みなさんはMac OSXでランチャーは何を使っているでしょうか?僕は普段はQuick Silverを使っています。このランチャーはキーボードのみでさくっとアプリケーションを開いたりタスクを実行したりできるため、非常に便利です。
しかしながら、Quick Silverでも欠点があります。それはアプリケーション名を覚えていないと使いづらいという点です。アプリケーションの名称を駆使するため、どうしてもこういう状況になってしまいます。
僕自身はWindowsを使っている場合はキーボードタイプのランチャーの他に、CLaunchというソフトを併用しています。このソフトはいわゆるボタン型のランチャーで、アプリケーションをカテゴリごとに分けられるので非常に便利です。
そこで、この手のソフトを探してみたのですが、そもそもDockがあるので需要がないのか、ほとんど見つかりません。見つかったとしてもSnow Leopard対応されていないもののようなので、あまり使いたくはありません。なので、Dockに一工夫をしてボタン型のランチャーっぽいものを作ってみました。
まず初めにアプリケーションのエイリアスを格納するためのフォルダを作成します。今回は以下のようにフォルダを作成しました。
- $HOME/ショートカット/ユーティリティ
- $HOME/ショートカット/ネットワーク
- $HOME/ショートカット/画像系
そして、アプリケーションフォルダにあるアプリケーションをFinderで選択してメニューから「エイリアスを作成」もしくはCommand + Lを選択してエイリアスを作成します。
作成したエイリアスは先程作成したフォルダの中にコピーをして、ファイル名で「 のエイリアス」を削除します。
あとは、これはおまけになりますが、フォルダのアイコンを変更しておきます。まずは変更先のアイコンをアプリケーションのプレビューを使って表示をして、Command + Aで選択した上で Command + C でコピーをします。そして、Finderでフォルダを選択して、メニューから「情報を見る」もしくは Command + I を選択して情報のWindowを表示し、左上のアイコンを選択した状態で Command + V を押して画像を貼りつけます(図1参照)。アイコンの変更方法の詳しいやり方はAppleのドキュメントを参考にしてください。なお、フリーのアイコンはdeviantArtなどで探すと良いでしょう。
これで準備が完了しました。あとはフォルダごとDockのTime Machineの箇所から下の方へドラッグをします。するとフォルダがDockに登録されます。
しかしながら、これだけだとフォルダのアイコンではなく、中身のアイコンが表示されてしまいます。そこでDockのフォルダを選択して右クリックを押し、表示形式でフォルダを選択します(図2)。
これで作業は完了です。どのようになったのか見てみましょう。
まず、Dockが下にあるパターンです。下の図の場合は内容の表示形式でファンを選んだ時の表示です。さっとアイコンが並ぶので結構かっこよいと思います。
次はDockを左に置いたパターンです。この場合は内容の表示形式でファンが選べません。下の図は内容の表示形式がグリッドを選んだ時の表示です。
このように簡単な作業でランチャーを作成する事ができました。標準的なしくみを使っているので、メジャーバージョンが上がっても同じテクニックが使えると思います。