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コミュニケーション技術

この記事はアピリッツの技術ブログ「DoRuby」から移行した記事です。情報が古い可能性がありますのでご注意ください。

コミュニケーションは「伝わらないが大前提」 今回は少しでも伝えるためのコミュニケーション技術についてのお話です。

なぜ伝わらないのか?

「話し手が考えていること」と「聞き手が考えていること」
果たして同じでしょうか?
それぞれの生い立ち、言語、文化、常識、年齢etc
人間100人いたら100種類の人生があるはずです。
話し手と聞き手の思考がまったく同じなんてことはほぼないと言っていいでしょう。
そのため、伝えたい内容と伝わる内容は根本的に同じではなくなり伝わらないといったことが起きます。

ラポールを意識しよう

人間関係は信頼関係です。
人間関係の深さは必ずしも関わった時間に比例しないというのはなんとなく理解してもらえるかと思います。
それでは何で決まるのか?相手との信頼関係です。
そしてなんと信頼関係の構築は技術で習得できます。
具体的にはどうするのか?
「ラポールを確立させる!」ことが重要です。

ラポールってなに?

互いに信頼し合い、安心して感情の交流を行うことのできる関係が成立している、心的融和状態を指します。
「親近感」や「信頼感」といった言葉が近いと思います。

実際にどうやるの?

これには様々な方法があります。
主に「同調」「傾聴」「自己開示」といった非言語行動を使用し、
コミュニケーションをすることで生まれると云われています。
今回は「同調」について少し掘り下げます。

同調の手法

ミラーリング

主に身体の使い方を合わせる同調手法になります。
合わせるのは姿勢、座り方、手振り、態度、表情などです。
ピシッとした姿勢に対してだらっとした姿勢、
笑った顔に対して真顔などされると話しづらいですよね。
相手と合わせることで各段に話しやすくなります。
ただし、手振りなどはやりすぎると気付かれて逆に不愉快にさせてしまうこともあるので注意が必要です。

ペーシング

これは相手の話し方や状態、呼吸などのペースを合わせることです。
合わせるのは声の調子、高低、大小、リズム、スピードなどです。
さらに感情の起伏や場の空気などに注意し、合わせてあげることが出来ると
相手と一体感が生まれてきて、同時に相手は安心して話すことが出来るようになると思います。

バックトラッキング

いわゆる「オウム返し」です。
事実を反復、感情を反復、確認を入れるなどになります。
相手の話をちゃんと聞いていることを示すこと、相手に自分が発した言葉を再確認してもらうことが目的です。そのため、一語一句同じでなくてはならないというわけではありません。
相手の使った表現に適していれば相手は自分の話がよく理解され受け入れられているという感覚を持ちます。

まとめ

少しでもコミュニケーションを上手くするために、
今回は代表的な同調の手法として
・ミラーリング
・ペーシング
・バックトラッキング

以上3点をご紹介しました。
良ければぜひ試してみてください。
他にもラポールを確立させるための手法は沢山あります。
今後また機会がありましたら他の手法についてもご紹介します。

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