この記事はアピリッツの技術ブログ「DoRuby」から移行した記事です。情報が古い可能性がありますのでご注意ください。
LiferayのTIPS(小技)を3つご紹介します。
前提
Liferay 6.2 CE GA2のTIPSとなります。
ログレベル変更
Liferay全体のログレベルを変更するには、portal-log4j-ext.xmlを作成して配置する必要があります。
まず、以下のディレクトリを作成します。
{LIFERAY_HOME}/tomcat-7.XXXXX/lib/ext/META-INF
次にそのディレクトリに以下のファイルを作成します。
portal-log4j-ext.xml
<?xml version="1.0"?>
<!DOCTYPE log4j:configuration SYSTEM "log4j.dtd">
<log4j:configuration xmlns:log4j="http://jakarta.apache.org/log4j/">
<category name="com.liferay.portal">
<priority value="ERROR" />
</category>
<category name="my.portlet.soccer">
<priority value="DEBUG" />
</category>
</log4j:configuration>
com.liferay.portal の priority の値を変更することで、ログレベルを変更することができます。
Tomcatを再起動すれば反映されます。
Forward does not existエラー
IPアドレスでLiferayにアクセスしている場合、 Forward does not exist というエラーが発生する場合があります。
これは、対象のIPアドレスへのリダイレクトが許可されていないためです。
設定ファイルに許可するIPアドレスを追加します。
{LIFERAY_HOME}/portal-setup-wizard.properties
redirect.url.security.mode=ip
redirect.url.domains.allowed=
redirect.url.ips.allowed=127.0.0.1,[許可したいIPアドレス]
Tomcatを再起動すれば反映されます。
データ移行
Liferayにアップした画像やドキュメントはデフォルトではサーバ上の {LIFERAY_HOME}/data/document_library に保存されます。
サーバを冗長化するなどして、クラスタリング構成を組む場合、このデータをDBに移行することができます。
この機能はLiferayの管理画面から使用できます。
※事前にLiferayのストアタイプをDBStoreに変更しておいてください。設定されているDBに対してデータが移行されます。
ブラウザでLiferayにログイン→システム管理→コントロールパネル→サーバ管理→データ移行→
新しいリポジトリフックを選択してください。
dl.store.impl:com.liferay.portlet.documentlibrary.store.DBStore
[実行]
実行後、自動で再起動されます。